はじめに
読者の皆さま、こんにちは。かもめ先生です。
「アニメVRAINSに登場した”あの”キャラクターのデッキを使いたい!」「他のデッキとは違った、トリッキーなテーマを使ってみたい!」
今回はそんな方に向けて、『SELECTION10』で収録された新テーマ【サンアバロン】デッキの解説記事です。
この記事では、テクニカルな戦術を得意とする【サンアバロン】デッキの特徴や展開例、相性の良いカードについて、じっくりと解説していきます。
また、デッキを組みたくなった方はそのまま【サンアバロン】関連カードをまとめて購入して頂くこともできます!
この記事をお読みになって、「【サンアバロン】デッキって面白そうだな」とか「これなら試しに組んでみようかな」とお思いになられた方は是非とも一度、組んでみてくださいませ!
目次
【サンアバロン】デッキの特徴
【サンアバロン】は地属性・植物族モンスターを中心としたリンクテーマで、アニメ『遊☆戯☆王VRAINS』における登場人物の一人、スペクターが使うカード群です。
デッキの核となる通常モンスター《聖種の地霊》を用いてリンク召喚を行い、《聖蔓の社》を始めとした【サンヴァイン(聖蔓)】カードを使って、植物族リンクモンスターを大量に展開して戦っていきます。
大樹の姿をしたリンク3以下の【サンアバロン】リンクモンスターは自身が攻撃対象とならない効果を持っており、戦闘・効果ダメージをトリガーにEXデッキから【サンヴァイン】モンスターを特殊召喚する効果を持っています。
これらの特殊召喚を用いて、高打点アタッカーとなる《聖蔓の剣士》やダメージを半減しながらバトルフェイズを終了させる《聖蔓の守護者》、ライフ回復を行う《聖蔓の癒し手》といったリンク1の【サンヴァイン】モンスターを、状況に合わせてフィールドに展開していきます。
また、【サンアバロン】リンクモンスターは攻撃力0ではありますが、効果で高い打点となりやすい《聖蔓の剣士》や永続罠《聖天樹の開花》の効果を用いることで、爆発的に打点を強化することができます。
これらの【サンアバロン】【サンヴァイン】カードを使って継続的に展開しながら、相手の攻撃をうまく躱したり盤面をじわじわと削ったりして、最後は一気に高打点モンスターを並べて一気に勝負を決めてしまいましょう。
【サンアバロン】デッキレシピ
初手からの展開例
【使用カード】
- 《イービル・ソーン》
- 《予想GUY》
- 《BF-精鋭のゼピュロス》
- 《破壊輪》
- 《聖蔓の社》
【結果】
- 《聖天樹の大精霊》
- 《聖天樹の大母神》
- 《聖蔓の剣士》
- 《聖蔓の社》
- 手札に《聖蔓の乙女》
- 墓地に《六花のひとひら》
- セットカードに《聖天樹の開花》
- セットカードに 《聖天樹の大精霊》
この盤面まで完成すると、リンク4の《聖天樹の大母神》が存在するので《聖天樹の開花》の発動時に相手モンスターすべての効果を無効化、《聖天樹の大精霊》によるモンスター除去+バーンダメージに加え、《聖天樹の大精霊》による効果でさらに「サンヴァイン」モンスターを展開することができます。
また手札に《聖蔓の乙女》が存在するので、【サンアバロン】モンスターが相手の効果の対象になった際にその効果を無効化して特殊召喚し、さらに表側表示の【サンアバロン】【サンヴァイン】魔法・罠カードを守ることができます。
しかも攻撃力4000となっている《聖蔓の剣士》を残して自分ターンが返ってくれば、そのまま4000打点の《聖蔓の剣士》と、《聖天樹の開花》の効果で《聖天樹の大精霊》の攻撃力4000にできるので、そのままライフ8000を削りきることができます。
【手順】
- 手札から《予想GUY》を発動し、デッキから《聖種の地霊》を特殊召喚
- 《聖種の地霊》1体を素材に、EXデッキから《聖天樹の幼精》をリンク召喚
- 《聖天樹の幼精》のリンク召喚時の効果を発動し、デッキから《聖蔓の交配》を手札に加える
- 手札の《BF-精鋭のゼピュロス》を墓地へ送り、手札から《聖蔓の社》を発動し、墓地から《聖種の地霊》を特殊召喚
- 墓地の《BF-精鋭のゼピュロス》の効果を発動、場の《聖蔓の社》を手札に戻して自身を特殊召喚し、400のダメージを受ける
- 《聖天樹の幼精》の効果を発動、400のライフを回復してEXデッキから《聖蔓の癒し手》を特殊召喚
- 《聖蔓の癒し手》の効果を《聖天樹の幼精》を対象に発動、ライフを300回復
- 《聖天樹の幼精》と《聖蔓の癒し手》の2体を素材に、EXデッキから《アロマセラフィ-ジャスミン》をリンク召喚
- 《アロマセラフィ-ジャスミン》の効果を発動、《BF-精鋭のゼピュロス》をリリースしてデッキから《六花のひとひら》を特殊召喚
- 《六花のひとひら》の効果を発動、デッキから《六花精プリム》を加える
- 《六花のひとひら》1体を素材に、EXデッキから《聖天樹の幼精》をリンク召喚
- 《聖種の地霊》1体を素材に、EXデッキから《聖蔓の癒し手》をリンク召喚
- 《聖蔓の癒し手》の効果を《聖天樹の幼精》を対象に発動、ライフを300回復
- ライフが回復したので《アロマセラフィ-ジャスミン》の効果を発動、デッキから《聖蔓の乙女》を手札に加える
- 手札から《イービル・ソーン》を召喚
- 《イービル・ソーン》をリリースして効果を発動、相手に300のダメージを与え、デッキから《イービル・ソーン》2体を特殊召喚
- 《アロマセラフィ-ジャスミン》と《イービル・ソーン》の2体で、EXデッキから《聖天樹の大精霊》をリンク召喚
- 手札から《聖蔓の交配》を発動し、《聖蔓の癒し手》をリリースして墓地から《アロマセラフィ-ジャスミン》を特殊召喚
- 《聖天樹の幼精》と《イービル・ソーン》の2体で、EXデッキから《聖天樹の精霊》をリンク召喚
- 《聖天樹の精霊》と《アロマセラフィ-ジャスミン》の2体で、EXデッキから《聖天樹の大母神》をリンク召喚
- 《聖天樹の大母神》のリンク召喚時の効果を発動、デッキから《聖天樹の開花》を手札に加える
- 手札の《六花精プリム》を墓地へ送り、手札から《聖蔓の社》を発動し、墓地から《聖種の地霊》を特殊召喚
- 《聖種の地霊》1体を素材に、EXデッキから《聖蔓の剣士》をリンク召喚
- 《聖蔓の剣士》のリンク召喚時の効果を《聖天樹の大母神》対象に発動、自身の攻撃力を3200アップ
- 手札から《聖天樹の開花》をセット
- 手札から《破壊輪》をセット
【サンアバロン】デッキの3つの魅力
1.非常に高い展開力を使っての連続リンク召喚!
【サンアバロン】は通常モンスターである《聖種の地霊》をはじめとした、レベル4以下の植物族モンスターに関するさまざまなサポートカードを持っています。
植物族の通常モンスターがいれば手札から特殊召喚できる 《聖種の影芽》や、召喚・特殊召喚時に墓地の植物族の通常モンスターを蘇生できる《聖種の天双芽》、起動効果で墓地から植物族の通常モンスターを蘇生できる名称指定のターン1でない永続魔法《聖蔓の社》といったものがあります。
これらのカードを使って何度も《聖種の地霊》を特殊召喚して、連続でリンク召喚を行って展開していきます。
また《聖天樹の幼精》をはじめとした【サンアバロン】リンクモンスターは、戦闘・効果でダメージを受けた際に、その数値分だけライフを回復しながらEXデッキから「サンヴァイン」モンスターを特殊召喚をすることができます。
これらのリンクモンスターを場に出して《Emトリック・クラウン》や《BF-精鋭のゼピュロス》、《ワンチャン!?》といったカードを使ってダメージを受けることで、展開やサーチをしながらさらにリンクモンスターを展開していくことができます。
また【サンアバロン】は植物族の通常モンスター《聖種の地霊》を使うため、【通常モンスター】や【植物族】といった、展開力の高いギミックを活用することができます。
デッキから通常モンスターを特殊召喚できる《レスキューラビット》や《予想GUY》、植物族を代表するリクルーターである《ローンファイア・ブロッサム》や展開の要となる《アロマセラフィ-ジャスミン》と非常に豊富なサポートカードが存在するので、安定して展開することができます。
2.連続リンク召喚から一気に高打点モンスターを並べられる!
【サンアバロン】唯一のアタッカー《聖蔓の剣士》は特殊召喚時に自分フィールドの【サンアバロン】リンクモンスターを対象として、自身の攻撃力をそのモンスターのリンクマーカーの数×800アップさせることができます。
リンク4の《聖天樹の大母神》を対象に発動することで、元々の攻撃力800+800×4=4000の攻撃力とすることができます。
また永続罠《聖天樹の開花》の効果をリンク4の《聖天樹の大母神》に適用すれば、《聖天樹の大母神》の攻撃力をリンク先に存在するモンスターすべての攻撃力の合計分アップさせることができ、《聖蔓の剣士》を複数体並べておけば攻撃力8000以上とすることも可能となっています。
《聖天樹の灰樹精》
【 リンクモンスター 】
星 3 / 地 / 植物族 / 攻0 /
リンクモンスターを含む植物族モンスター2体以上
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。自分の墓地から「聖種の地霊」1体を選んで特殊召喚する。
②:このカードは攻撃対象にされない(この効果が適用されたモンスターしか自分フィールドに存在しない状態での相手の攻撃は自分への直接攻撃になる)。
③:1ターンに1度、このカードのリンク先の自分の「サンヴァイン」リンクモンスター1体を対象として発動できる。このターン、そのモンスターは自分フィールドの「サンアバロン」リンクモンスターの数まで攻撃できる。
【LINK-3:左/上/右】
また《聖天樹の灰樹精》のリンク先に《聖蔓の剣士》を出して効果を発動すれば、その《聖蔓の剣士》は複数回の攻撃が可能となります。
この《聖天樹の灰樹精》自体もリンク3となっているので、《聖蔓の剣士》の打点強化の対象とするればその攻撃力を3200にした上で複数回攻撃が付与できるので、それだけで相手のライフを一気に削ることができます。
3.植物族テーマのサポートによって、さまざまな恩恵が受けられ、拡張性が高い!
【サンアバロン】は前述したように、さまざまな【植物族】のサポートを活用することができます。
【植物族】の汎用としては、チューナーモンスターで自身を特殊召喚する効果を持った《スポーア》や《バラガール》や、手札・墓地の植物族モンスターをコストに自己再生ができる《にん人》などのモンスターが存在しています。
これらのモンスターは【植物族】展開の補助としても非常に優秀なものですが、チューナーとしてのシンクロ召喚ギミックや、レベル4のエクシーズ召喚ギミックとしても活用することができます。
【サンアバロン】はメインデッキのカード枠がそれほど多くはないので、さらにシンクロ召喚やエクシーズ召喚に寄せて【アロマ】や【六花】といったテーマデッキと併せて構築することも可能です。
こうしてさまざまなテーマやギミックを取り入れられることから分かるように、かなり拡張性の高いテーマとなっています。
【サンアバロン】デッキの回し方〜概要〜
デッキの回し方①:《聖種の地霊》から【サンアバロン】の連続展開の準備に繋げよう
このデッキの核となるのは、やはり《聖種の地霊》です。
《レスキューラビット》や《予想GUY》を使って《聖種の地霊》をフィールドに出し、《聖天樹の幼精》をリンク召喚するところから【サンアバロン】の展開は始まります。
《聖種の地霊》を素材としてEXモンスターゾーンに《聖天樹の幼精》がリンク召喚された場合、デッキから【サンヴァイン】魔法・罠カードをサーチできます。
この効果によって墓地からレベル4以下の植物族モンスターを毎ターン蘇生できる永続魔法《聖蔓の社》を手札に加えて手札1枚をコストとして発動し、墓地から《聖種の地霊》を蘇生する準備を整えておきましょう。
その後は植物族の汎用リンクモンスターである《アロマセラフィ-ジャスミン》をリンク召喚し、更なる展開に繋げていくことができます。
《アロマセラフィ-ジャスミン》を用いた展開
ゲーム序盤の基本的な動きは、《聖種の地霊》を含む植物族モンスター2体+モンスター1体を場に出して展開していきます。
この展開は《レスキューラビット》+《星遺物を継ぐもの》+手札コスト1枚や《イービル・ソーン》+《予想GUY》+手札コスト1枚などから行うことができます。
条件:《レスキューラビット》+《星遺物を継ぐもの》+手札コスト1枚
- 手札から《レスキューラビット》を召喚
- 《レスキューラビット》を除外して効果を発動、デッキから《聖種の地霊》2体を特殊召喚
- 《聖種の地霊》1体を素材として、《聖天樹の幼精》をリンク召喚
- 《聖天樹の幼精》のリンク召喚時の効果を発動し、デッキから《聖蔓の社》を手札に加える
- 手札からカード1枚を墓地へ送って《聖蔓の社》を発動
- 《聖種の地霊》と《聖天樹の幼精》の2体を素材として、《アロマセラフィ-ジャスミン》をリンク召喚
- 《聖蔓の社》の起動効果で、墓地から《聖種の地霊》を《アロマセラフィ-ジャスミン》のリンク先に特殊召喚
- 手札から《星遺物を継ぐもの》を発動し、墓地から《聖天樹の幼精》を《アロマセラフィ-ジャスミン》のリンク先に特殊召喚
- 《聖種の地霊》1体を素材として、《聖蔓の癒し手》をリンク召喚
- 《聖蔓の癒し手》の特殊召喚時の効果を《聖天樹の幼精》を対象に発動し、ライフを300回復
- ライフが回復したことで《アロマセラフィ-ジャスミン》の効果を発動、デッキから植物族モンスターをサーチ
このように展開すれば、植物族モンスター1体をデッキからサーチしながらフィールドに《 アロマセラフィ-ジャスミン 》と《聖天樹の幼精》、《聖蔓の癒し手》を残しているので、さらに《 アロマセラフィ-ジャスミン 》の効果を使ってデッキから植物族モンスターをリクルートしたり、手札に加えた植物族モンスターを使って展開したりすることができます。
デッキの回し方②:「サンシード」「サンアバロン」モンスターを利用して、更なる展開に繋げよう
【サンアバロン】のメインデッキに入る【サンシード】モンスターは、展開につながるさまざまな効果を持っています。
特に《聖種の影芽》はその中でも使いやすく、自分フィールドに植物族の通常モンスター(《聖種の地霊》)がいれば、自身を手札から特殊召喚する効果を持っています。
さらにリンク召喚などの素材に使った後でも、このカードを墓地から除外することで、リンク状態となっている【サンアバロン】【サンヴァイン】リンクモンスターと同名カードをEXデッキから特殊召喚することができます。
また《聖種の影芽》以外にも、EXから特殊召喚された《聖天樹の幼精》などを守りながら展開できる《聖蔓の乙女》や、召喚・特殊召喚時に《聖種の地霊》を蘇生できる《聖種の天双芽》などもあるので、状況に合わせてそれらも活用していきましょう。
【サンシード】モンスターの効果一覧
《聖種の影芽》 | 植物族の通常モンスターがいれば手札から特殊召喚 墓地に存在する【サンアバロン】【サンヴァイン】と 同名となるモンスターをEXデッキから特殊召喚 |
《聖蔓の乙女》 | EXから出た植物族モンスターが対象になった場合、 手札から特殊召喚してその効果を無効化 自身の魔法・罠カードを効果の対象にできなくする |
《聖種の天双芽》 | 召喚・特殊召喚時に植物族の通常モンスターを蘇生 墓地から植物族リンクモンスターを蘇生 |
さらにここからリンク3以下の【サンアバロン】モンスターを使って、次なる展開に繋げていきます。
《聖天樹の幼精》《聖天樹の精霊》《聖天樹の大精霊》は、自身が戦闘に対象にならない効果と、戦闘・効果でダメージを受けた際に【サンヴァイン】リンクモンスターをEXデッキから特殊召喚する効果を持っています。
モンスターのバトルで発生した戦闘ダメージや《Emトリック・クラウン》や《破壊輪》によって発生した効果ダメージを利用して、その場の状況に応じてEXデッキから【サンヴァイン】リンクモンスターを特殊召喚することができます。
【サンヴァイン】リンクモンスターの効果一覧
《聖蔓の剣士》 | 特殊召喚成功時に【サンアバロン】を対象に発動 そのリンクマーカー数×800、自身の攻撃力アップ 戦闘破壊した相手モンスターを自分の場に蘇生 |
《聖蔓の守護者》 | 自身に発生する戦闘ダメージを半分にする 自身が戦闘破壊されたら、バトルフェイズを終了する |
《聖蔓の癒し手》 | 特殊召喚成功時に【サンアバロン】を対象に発動 そのリンクマーカー数×300、自分のライフ回復 相手に戦闘ダメージを与えた場合、ライフを600回復 |
また【サンアバロン】リンクモンスターは、リンク素材に【サンアバロン】リンクモンスターを要求しているので、基本的な展開では常に《聖天樹の幼精》をフィールドに残しながら展開するように心がけておきましょう。
気づいたら「フィールドに【サンアバロン】リンクモンスターがいなくて展開できない!」ということもままあるので、フィールドやリソースの管理には十分注意して展開しましょう。
デッキの回し方③:《聖天樹の大母神》と《聖天樹の開花》を使って、相手ターンの妨害を構えよう
ここまでの動きでリンク展開が整ったら、リンク4の《聖天樹の大母神》をリンク召喚しながら【サンアバロン】の盤面を固めていきます。
《聖天樹の大母神》はリンク召喚成功時にデッキから【サンアバロン】魔法・罠カードをサーチできる効果を持っており、自身が攻撃対象にならない効果と相手による効果破壊を免れる効果、さらに起動効果で対象に取らない複数枚のカード破壊効果を持った【サンアバロン】のエースモンスターです。
そして《聖天樹の開花》は【サンアバロン】における唯一モンスター効果無効が可能な永続罠カードで、カードの発動時にリンク4以上の植物族モンスター(《聖天樹の大母神》)が存在すれば、その時に存在する相手モンスターの効果をすべて無効化することができます。
さらに《聖天樹の開花》には植物族モンスターが戦闘するダメージ計算時に、そのリンクモンスターの攻撃力をリンク先のモンスターの攻撃力の合計分アップする効果を持っています。
これによって攻撃力0の《聖天樹の大母神》であっても、リンク先に《聖蔓の剣士》を並べたり、マーカー先に相手モンスターが存在するように出しておくことで、一気に攻撃力を上昇させながら攻撃することが可能となります。
【サンアバロン】デッキと相性が良いカード
《六花のひとひら》
【 効果モンスター 】
星 1 / 水 / 植物族 / 攻0 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。デッキから「六花のひとひら」以外の「六花」モンスター1体を選び、手札に加えるか墓地へ送る。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は植物族モンスターしか特殊召喚できない。
②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、または自分フィールドのモンスターが植物族モンスターのみの場合、相手エンドフェイズに発動できる。このカードを特殊召喚する。
《六花精プリム》
【 効果モンスター 】
星 4 / 水 / 植物族 / 攻800 / 守1800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのモンスターがリリースされた場合に発動できる。このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。
②:自分フィールドの植物族モンスターを2体まで対象として発動できる。そのモンスターのレベルをターン終了時まで2つ上げる。
《六花のひとひら》と《六花精プリム》はその名称の通り、【六花】の主となるモンスターたちです。
《六花のひとひら》は、緩い条件で相手エンドフェイズに自身を墓地から特殊召喚できる効果を持っており、さらに起動効果でデッキから【六花】モンスターを手札に加えることができます。
《六花精プリム》は《六花のひとひら》でサーチ可能な星4の植物族モンスターで、《聖蔓の社》のコストとして用いたり、《ローンファイア・ブロッサム》などのリリースをトリガーに自身を手札から特殊召喚したりと、さまざまな使い方が可能です。
毎ターン手札特殊or墓地回収の効果を持っている《バラガール》と、相手エンドフェイズに毎ターン自己再生できる《六花のひとひら》を併せることで、毎ターン手札・フィールドに植物族モンスターを供給するギミックとして活用することができます。
《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》
【 リンクモンスター 】
星 2 / 闇 / 植物族 / 攻500 /
効果モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターはターン終了時まで闇属性になる。
②:2000LPを払い、「融合」通常・速攻魔法カードまたは「フュージョン」通常・速攻魔法カード1枚をデッキから墓地へ送って発動できる。この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
【LINK-2:左下/右下】
《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》は、本来【融合】デッキをサポートする汎用リンクモンスターですが、【サンアバロン】では単に「植物族のリンクモンスター」として採用しています。
【サンアバロン】のリンクモンスターは、リンク素材に植物族モンスターやリンクモンスターを要求するので、《Emトリック・クラウン》や《BF-精鋭のゼピュロス》といった植物族でないモンスターをリンク展開に絡める際に活用することができます。
《星遺物を継ぐもの》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをフィールドのリンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
【サンアバロン】は、リンクモンスターを中心としたデッキなので、《星遺物を継ぐもの》を2枚目以降の《死者蘇生》として使うことができます。
【サンアバロン】リンクモンスターは、コンセプトの都合上リンクマーカーが自分のメインモンスターゾーンに向いているものばかりなので、基本的にこのカードが使えないという状況は起こらないでしょう。
【サンアバロン】デッキをカスタムするおすすめカード
「アロマ」関連カード
《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》
【 シンクロモンスター 】
星 6 / 光 / 植物族 / 攻2200 / 守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「潤いの風」「渇きの風」「恵みの風」のいずれか1枚を手札に加える。
②:自分のLPが相手より多く、このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの植物族モンスターは相手の効果の対象にならない。
③:自分のLPが回復した場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動する。そのカードを破壊する。
《恵みの風》
【 永続罠 】
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、植物族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。自分は500LP回復する。
●自分の墓地の植物族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻す。その後、自分は500LP回復する。
●1000LPを払って発動できる。自分の墓地から「アロマ」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
【アロマ】は植物族モンスターを中心としたシンクロテーマです。
自分のライフが回復した場合にカード破壊効果を発動する《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》や、墓地の植物族モンスターをデッキに戻しながらライフを回復できる効果を始めとしてさまざまな効果を持った永続罠《恵みの風》といったカードが存在しています。
【サンアバロン】では【サンアバロン】リンクモンスターのダメージをトリガーにライフ回復しながら展開する効果や、《聖蔓の癒し手》のライフ回復効果をトリガーとして、各【アロマ】カードの効果を活用することができます。
またリンクモンスターを大量に展開する都合上、EXデッキのモンスターが足りなくなることも多いのですが、それを《恵みの風》でリソース回復しやすくなるというのも、地味にうれしいシナジーになっています。
「六花」関連カード
《六花聖ストレナエ》
【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 水 / 植物族 / 攻2000 / 守2000
レベル4モンスター×2
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地の、植物族モンスター1体または「六花」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
②:X素材を持ったこのカードがリリースされた場合に発動できる。自分のEXデッキ・墓地からランク5以上の植物族Xモンスター1体を選んで特殊召喚する。その後、このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材にできる。
《六花聖ティアドロップ》
【 エクシーズモンスター 】
星 8 / 水 / 植物族 / 攻2800 / 守2800
レベル8モンスター×2
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのX素材を1つ取り除き、自分・相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをリリースする。このカードが植物族モンスターをX素材としている場合、この効果は相手ターンでも発動できる。
②:モンスターがリリースされる度に発動する。このカードの攻撃力はターン終了時まで、リリースされたモンスターの数×200アップする。
【六花】は植物族モンスターを中心としたエクシーズテーマです。
【サンアバロン】では、汎用モンスターとして《にん人》や《Emトリック・クラウン》、《BF-精鋭のゼピュロス》といったレベル4のモンスターを採用することも多いので、ランク4の《六花聖ストレナエ》をエクシーズ召喚することができます。
《六花聖ストレナエ》はX素材を使って墓地の植物族モンスターを回収する効果、さらに自身がリリースされた場合にEXデッキから《六花聖ティアドロップ》などの強力な植物族Xモンスターを特殊召喚する効果を持っています。
また《聖蔓の社》などの植物族・通常モンスターに関する効果は《聖種の地霊》だけが指定されているわけでもないので、レベル4でチューナーモンスターでもある《エンジェル・トランペッター》を採用しておけば、さらにランク4エクシーズのギミックとして活用しやすくなることでしょう。
【サンアバロン】デッキのオススメの対戦動画
おわりに
いかがだったでしょうか。
非常に高い展開力と見た目とは裏腹に一撃必殺の攻撃力を持った【サンアバロン】の強さが、読者の皆さまに伝わっていただけたのなら幸いです。
デッキの展開だけでなく花や大樹を模した華麗なイラストも非常に魅力的なテーマとなっていますので、興味を持っていただけたなら、是非とも実際にカードを手に取ってプレイしてみていただければと思います。
ぜひともこの機会にカーナベルでカードを手に入れて、実際に【サンアバロン】デッキで遊んでみてください!
当日15時までのご注文で即日発送、15以降なら翌日発送で【サンアバロン】のデッキパーツをお届けします!