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こんにちは、たけっしーです。
今回は11/29(土)に大阪で開催された『第4回 帝龍杯 3人チーム戦』の大会結果と環境考察の記事になります!
『デュエルサポート』が年に2回開催する64チーム(192名)規模の関西最大級の大会となっており、他県からの遠征プレイヤーも多く集まった大会となっています。
当日はYouTubeでも対戦が配信されており、実況解説付きとなっているので気になる方はそちらも是非チェックしてみてください。

僕自身も今回はゲストチームとして、『マスターデュエル』にて大活躍しているたすく選手とmagu6o選手のお二人と共に参加しました。
3人でのインタビュー動画もいくつか撮っていただいたので後日『デュエルサポート』のYouTubeチャンネルから挙がる予定です!
それでは早速、予選のデッキ分布から見ていきましょう👇
予選デッキ分布


烙印ドラゴンテイル⋯33 (マギストス型4、純1)
ヤミー⋯28 (スミス18、純9、スネークアイ1)
巳剣⋯20(純6、スミス8、ライゼオル6)
M∀LICE⋯19
閃刀姫⋯9
エルフェンノーツ5
VSK9⋯5
絢嵐⋯5
白き森エルフェンノーツ⋯4
サイバードラゴン⋯4
月光⋯4
烙印⋯4
K9⋯3
エクソシスター⋯3
磁石アダマシア⋯2
オノマトライゼオル⋯2
テラナイト⋯2
K9ジェムナイト⋯2
以下分布1
リジェネシス
60GS
VSK9エルフェンノーツ
天盃龍
イビルツインスミス
滅びK9
破壊剣
オルフェ
メメント
DD
BF
シャドール
HERO
K9クリストロン
リシド
キラーチューン
原石青眼
以上、57チーム 171名参加
トップシェアは【烙印ドラゴンテイル】となりました。
ここ2〜3週間で使用者が大幅に増えており、注視しているプレイヤーは多かったように思います。
中には「マギストス」ギミックを組み込んだ構築も見られ、各ギミックの配分は個人差がありますが《白き竜の落胤》からのくっつきとして《アルバスの落胤》《烙印融合》《The Fallen&The Virtuous》を採用したタイプが大半を占めている印象です。
続いて【ヤミー】【巳剣】【M∀LICE】の分布が多く、現在の競技シーンの環境を表した結果となりました。
【ヤミー】【巳剣】はどちらも「デモンスミス」の採用が最も多く、関西では人気の構築となっています。
低い展開要求値から今期強力な妨害役である《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》を着地させることが可能な点で評価しているプレイヤーが多い印象です。
【閃刀姫】【エルフェンノーツ】【絢嵐】といった環境2〜3番手のデッキも一定のシェアが見られました。
中でも【閃刀姫】は安定して勝ち切れる使用者こそ限られていますが、個人的に環境トップのデッキ達と肩を並べるポテンシャルがあると感じています。
171名が参加していることもあり、他にも様々なデッキの使用者が見られました。
直近で発売した『TERMINAL WORLD3』のカードの中からは【テラナイトセイクリッド】【シャドール】が活躍していますね。
それでは予選6回戦を勝ち残り決勝トーナメントに進出したデッキを見ていきましょう👇
決勝トーナメントデッキ分布

巳剣⋯7(純2、デモンスミス型3、ライゼオル2)
烙印ドラゴンテイル⋯6(マギストス入り1)
ヤミー⋯5 (純3、デモンスミス型2)
閃刀姫⋯2
M∀LICE⋯1
以上、7チーム 21名進出。
決勝トーナメントには環境上位とされるデッキ以外は全滅する結果となりました。
予選では19名だった【M∀LICE】が1名のみ残っており、多くのプレイヤーがメタである《アーティファクト・ロンギヌス》をマストで採用している影響を受けているような気がします。
【ヤミー】も予選では「デモンスミス」入りが多かったものの、決勝トーナメントには純構築が多いのも見どころでしょうか。
残念ながら僕のチームは予選落ちしてしまいましたが、
準決勝からの配信ではゲストとして僕とmagu6o選手で対戦の実況解説してるので気になる方は是非そちらもチェックしてください✨
それでは入賞レシピを見ていきましょう👇
🥉ベスト4🥉【ヤミー】【烙印ドラゴンテイル】【烙印ドラゴンテイル】
ベスト4は【ヤミー】【烙印ドラゴンテイル】【烙印ドラゴンテイル】となりました。
それではレシピを見ていきましょう👇

ベスト4 1人目の【ヤミー】になります。
純構築となっており、ネーム以外の初動には「閃刀」ギミック2枚と《金満で謙虚な壺》が採用されています。
自由枠には無効系の手札誘発を多く採用されています。
《屋敷わらし》《聖王の粉砕》は【烙印ドラゴンテイル】が台頭してからは主流の採用となっていますが、《無限泡影》も最近採用率が上がっている印象を受けます。
環境に雑多な展開系のデッキが増えたことや、《禁じられた一滴》で対応しにくい場面が目立つようになってきたことで無効系で停止を狙うプランに切り替えるプレイヤーも増えているようです。

ベスト4 2人目の【烙印ドラゴンテイル】になります。

ギミック面では《The Fallen&Virtuous》が2枚採用されているのが特徴的です。
素引きが優秀でターンは跨ぎますがコストで墓地に送った《烙印竜アルビオン》を経由して《烙印融合》にアクセスできるため妨害・捲りと準初動的な役割を兼ねており、1枚目から2枚目を継続して構えることも出来ることから2枚採用しているといったところでしょうか。
メインには「マルチャミー」3種が投入されており、《増殖するG》と合わせてドロー系を10枚採用されています。
小粒な手札誘発で止め切るのが難しいことからドロー系の重ね打ちで展開を牽制し、【ドラゴンテイル】のギミックで捲るプランですね。
サイドデッキには《シャドール・ビースト》の採用が特徴的です。
主に先攻時にメインデッキに大量投入されている「マルチャミー」との入れ替え枠で、融合素材に混ぜることでデッキの回転を加速させる用途でしょうか。
後攻でもメインで腐るカードが多くサイドから投入できるカードが少ない対面では投入候補になりそうですね。

ベスト4 3人目の【烙印ドラゴンテイル】になります。
デッキの基盤は2人目同様で、差異としては《マルチャミー・ニャルス》の枠が《屋敷わらし》になっている点ですね。
サイドの《冥王結界波》の採用が特徴的です。
【ヤミー】を筆頭に展開系デッキに対して1枚多面干渉出来る捲り札として採用されているようです。
流行している「デモンスミス」ギミックの《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》に対する解答にもなりますね。
🥉ベスト4🥉【マギストス烙印ドラゴンテイル】【M∀LICE】【ヤミー】
同率ベスト4は【マギストス烙印ドラゴンテイル】【M∀LICE】【ヤミー】となりました。
それではレシピを見ていきましょう👇

同率ベスト4 1人目の【マギストス烙印ドラゴンテイル】になります。
メインはムラが少なくリターンが高い手札誘発に採用を絞り、「マギストス」ギミックを組み込んだ形になります。
《アルバスの落胤》《烙印融合》《The Fallen&Virtuous》といったカードは不採用で「烙印」側のギミックは薄い代わりに、質の高い初動である《白き竜の落胤》を3枚採用されています。
《白き竜の落胤》から《絶火の魔神ゾロア》に繋げて「マギストス」のギミックに繋がるためギミック同士の繋がりが強いですね。
また《黒き竜のエクレシア》は《白き竜の落胤》のコスト用と正規召喚する用の2枚採用なのも特徴的です。

同率ベスト4 2人目の【M∀LICE】になります。
ギミック面では《M∀LICE〈P〉March Here》が1枚、《M∀LICE〈C〉TBー11》の不採用、《闇の誘惑》の採用辺りが特徴的でしょうか。
メインデッキの《The Fallen&The Virtuous》の採用が特徴的です。
ベスト4の【烙印ドラゴンテイル】同様に1枚目から《烙印竜アルビオン》を経由して2枚目を確保出来るため2枚採用されており、最近は「烙印」関連以外のデッキにも採用されている汎用パッケージですね。
後攻プランはメインから多く組み込んでいることから、サイドからは数枚の投入となっており半分以上は先攻用のカードで占めています。
【M∀LICE】のサイド後の負け筋になる《アーティファクト・ロンギヌス》やドロー系には汎用札で耐えることを意識されていますね。

同率ベスト4 3人目の【ヤミー】になります。
ベスト4の【ヤミー】同様に純構築で、初動16枚の内訳には「閃刀」ギミックに加え《ピリ・レイスの地図》が採用されています。
サイドからは捲り札を中心に先攻札を兼ねた《三戦の号》の採用が目立ちます。
【M∀LICE】専用メタとなる《アーティファクト・ロンギヌス》は採用せず幅広い対面に有効なカードを重視していますね。
🥈2位🥈【巳剣】【デモンスミス巳剣】【閃刀姫】
2位は【巳剣】【デモンスミス巳剣】【閃刀姫】となりました。
それではレシピを見ていきましょう👇

2位 1人目の【巳剣】になります。
かなり完成されており、お手本のような構築だと思います。
サイドデッキには主に【ドラゴンテイル】のメタとなる《応戦するG》の採用が特徴的です。
【巳剣】は適用下でも動くことが出来る上、レベル4であるためランク4から《キングレムリン》で初動に繋がるのも相性が良いですね。

2位 2人目の【デモンスミス巳剣】になります。
メインからは《レッド・リブート》の採用が特徴的ですね。
サイドからは「深淵の獣」を多めに採用されており、ミラーマッチや【烙印】【ヤミー】に対しても厚めに見ていることがわかります。
先攻専用のカードは《抹殺の指名者》1枚に留めており、基本はギミックと手札誘発で先後どちらも対応するプランとなっています。

2位 3人目の【閃刀姫】になります。
メインは《増殖するG》すらも採用せず、魔法の手数に特化しています。
《拮抗勝負》は環境全体として通りが良く、【閃刀姫】であれば止めるカードに対しても別の手数で露払いが可能で、通した後の残った妨害に対しても強く出れるため性質にマッチした採用でしょう。
サイドの先攻札は【閃刀姫】が重く受ける伏せ割りに対して強い《次元障壁》《神の宣告》が採用されています。
伏せ割りに対しては《禁じられた聖冠》を自分のモンスターに付与することで確実に延命可能となっており、対応札を引いている場合はリソースをとにかく溜め込むことで返しのターンに捲り返すプランを取ることが出来ます。
🏆優勝🏆【巳剣ライゼオル】【絢嵐閃刀姫】【ヤミー】
優勝は【巳剣ライゼオル】【絢嵐閃刀姫】【ヤミー】となりました。
それではレシピを見ていきましょう👇

優勝 1人目の【巳剣ライゼオル】になります。
【ライゼオル】の基盤に「巳剣」を投入した形で、ギミックのパワーが非常に高いのが今期の強みといえます。
構築全体としてギミックのパワーで押し切るプランとなっており、展開を止めることよりも減らした妨害を手数で捲る意図が見えますね。
サイド後の先攻は《巳剣大祓》を投入することで「巳剣」側のギミックの妨害手段を増やしており、メイン戦は通してしまう【ドラゴンテイル】の融合魔法にも対応出来る形を取っています。
メインに採用しないのは不要牌が増えてしまうことと元から十分な妨害を確保出来ていると判断しているからでしょうか。
使用したプレイヤーの対戦は『デュエルサポート』の配信にて準決勝、決勝の2試合で映っており僕が実況解説に参加しています📸
どちらも見所が多くアツい試合となっているので気になった方はそちらも是非見てください!

優勝 2人目の【絢嵐閃刀姫】になります。
【閃刀姫】の基盤に加え、ドローソースの《絢嵐たる見神》以外にも「絢嵐」ギミックを太めに採用された珍しい構築ですね。
「絢嵐」ギミックから《絢嵐たる権能》を構えることで実質的な万能無効を添えることが出来るのが強みでしょうか。
先攻の盤面の硬さを重視した採用だと思われます。
サイドからはメインの《禁じられた一滴》の嵩増しや《拮抗勝負》、ドローソースの《強欲で貪欲な壺》の採用が特徴的です。
後攻は恐らく手数になりにくくサーチを多用する「絢嵐」ギミックを《強欲で貪欲な壺》と捲り札に入れ替えるプランだと思われます。

優勝 3人目の【ヤミー】になります。
こちらも純構築となっており、手札誘発に振り切った構成と《三戦の号》を軸にしたサイドプランが特徴的です。
特徴的なのは手札誘発として《K9ー17号イヅナ》の採用です。
上手くハマれば《超念銃士ヴァロン》で展開の阻害や前盤面の妨害の処理だけで無く、EXモンスターゾーンにエクシーズ召喚することで《グラビティ・コントローラー》に変換してリンク1を生成しながらセットカードに干渉することが出来るため3つの役割をこなします。
仮想敵としては【ドラゴンテイル】や「K9」ギミックの起動が見込める展開デッキでしょう。
また《ディメンション・アトラクター》の採用は珍しいですね。
主に【ドラゴンテイル】に対して発動してリソースを奪取、ターンスキップを図るといったところでしょうか。
一方でミラーマッチでの捲り札は《幻魔の扉》が採用されています。
関西では「デモンスミス」ギミックが流行していることや《屋敷わらし》の採用率が高いことから《サンダー・ボルト》が優先される傾向にありますが、通った時のリターンの高さを重視しているようです。
入賞レシピの解説は以上となります!
今回のまとめ
今回は11/29(土)に大阪で開催された『第4回 帝龍杯 3人チーム戦』の大会結果と環境考察の記事でした!
大規模な大会であったためこの日のためにデッキの調整に取り組んだプレイヤーも多く、熱意が感じられた日でした。
『帝龍杯』は今後も年に2回開催される予定なので気になる方は是非次回参加してみてください✨
最後に告知になりますが、僕が開催する『Mogi杯』が12/20(土)、1/10(土)、1/24(土)にそれぞれあります!
是非遊びに来てくれると嬉しいです!
それでは👋
今後もガチまとめではホットな話題を取り上げていきますので、ぜひ 公式X(旧Twitter) のフォローをよろしくお願いします!
















































































