【2024年6月マスターデュエル環境】流行りの最強デッキランキング【Tierランキング】

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【2024年6月マスターデュエル環境】流行りの最強デッキランキング【Tierランキング】

はじめに

リリースから早2年を迎え、累計6000万以上ダウンロードもされているマスターデュエル。

カードプールも新たに更新され、環境の変化が生まれています。

こちらの記事では、ゲーム『遊戯王マスターデュエル』流行りの最強デッキを紹介していきます。

どのようなデッキがあるのか、早速見ていきましょう!

2024年5月の環境はこちら!

目次

先月からのカードプールの変化

6月7日にセレクションパック『ロード・オブ・ディメンション』が発売されました。

新セレクションパック『ロード・オブ・ディメンション』では【炎王】【覇王】などの新規カードに加え、【ヴァルモニカ】などのテーマが登場しました。

6月7日同日には新リミットレギュレーションが施行されました。

この改訂で《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》が禁止カード。

《スネークアイ・エクセル》《"罪宝狩りの悪魔"》が制限カードに指定されました。

《スネークアイ・エクセル》《"罪宝狩りの悪魔"》は5月の準制限カード指定に続いてさらに厳しい規制をかけられました。

しかし、【スネークアイ】デッキの最終盤面に影響が及ばない規制のされ方であったため、環境にはまだ姿を見せています。

また【スネークアイ】と、セレクションパック『ロード・オブ・ディメンション』で強化された【炎王】との混合デッキ、【炎王スネークアイ】は動いた後のリソースの太さ、最終盤面の強固さから、現在のマスターデュエル環境でTier上位に位置づいています。

「最強」の定義

 本記事では最強デッキを「遊戯王マスターデュエル環境での相対的な強さ」と定義します。

 Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、ランクマッチで持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。

 Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、ランクマッチでも一定数いると予想されるデッキ」です。

 Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。

Tier1

【R-ACE】Tier1


【R-ACE】は、「R-ACE」カードとして扱う魔法・罠カードをサポートとして駆使しながら戦うテーマです。

《R-ACEタービュランス》が起動効果で「R-ACE」魔法・罠カードをフィールドに4枚もセットできるという、とても豪快かつ強力な効果を持っています。

この《R-ACEタービュランス》の効果で伏せられるカードも、墓地から「R-ACE」モンスターの手札回収や蘇生などのリソース回収、モンスター効果無効や破壊などの妨害、とこちらも強力なカードです。

この《R-ACEタービュランス》にアクセスするための手段も豊富に用意されています。

「R-ACE」モンスターをサーチする《R-ACEハイドラント》。

「R-ACE」モンスターをデッキから特殊召喚し、使い方によっては相手の妨害を避けることもできる《EMERGENCY!》。

そして《EMERGENCY!》などをサーチする《R-ACEエアホイスター》、《R-ACEハイドラント》に触ることのできる「罪宝」ギミックなど。

《R-ACEタービュランス》に繋げるカードには事欠きません。

【R-ACE】は《R-ACEタービュランス》を通したことによって構えられたリソースと妨害でアドバンテージに差をつけて戦うデッキとなっています。

【スネークアイ】Tier1


【スネークアイ】は、モンスターを永続魔法化することにより展開・妨害する炎属性中心のデッキです。

《スネークアイ・エクセル》《スネークアイ・オーク》は自身を含む表側表示のカード2枚を墓地に送ることでデッキから別の「スネークアイ」モンスターを特殊召喚できます。

これにより《蛇眼の炎龍》などを特殊召喚することにより展開につなげます。

《蛇眼の炎龍》は自分・相手のフィールドか墓地のモンスターを自分ターンに永続魔法化し、相手ターンに永続魔法化しているモンスターを自分フィールドに特殊召喚できます。

この効果により自分ターンに《I:Pマスカレーナ》などを自分の墓地から永続魔法化、相手ターンに特殊召喚し妨害とすることもできます。

また《蛇眼の炎龍》の墓地に送られた場合の蘇生効果も強力で、リンク値を伸ばして展開やリソース確保につなげることができます。

炎属性テーマでもあるので、《賜炎の咎姫》を使いこなしやすいのも強みの一つです。

【炎王スネークアイ】Tier1


【炎王スネークアイ】は、破壊をトリガーに効果を発動していく【炎王】と、炎属性レベル1をサポートする【スネークアイ】の2テーマを混合させた炎属性中心のデッキです。

《真炎王 ポニクス》を初動として《炎王の聖域》をサーチし、《炎王の孤島》をフィールドに置きます。

《炎王の孤島》の効果で《聖炎王 ガルドニクス》をサーチすることによって、《聖炎王 ガルドニクス》の特殊召喚効果が起動。

手札・デッキ・フィールドの中から獣族・獣戦士族・鳥獣族の炎属性モンスターを破壊できるため、《炎王神獣 キリン》《炎王獣 ガネーシャ》を破壊し、展開や妨害、リソース確保に繋げます。

破壊をトリガーとして途切れにくいリソースと妨害を作り続けるのが【炎王】の特徴です。

《スネークアイ・エクセル》《蛇眼の炎燐》を初動とした展開で《原罪宝-スネークアイ》に触れ、《真炎王 ポニクス》にアクセスすることにより「スネークアイ」「炎王」双方のギミックに触れることができる展開が強力です。

Tier2

【覇王魔術師】Tier2


【覇王魔術師】は、ペンデュラムテーマである「覇王門」と「魔術師」を組み合わせた展開系のデッキです。

「覇王門」と「魔術師」を繋ぐカードが《覇王門の魔術師》です。

「覇王門」と「魔術師」どちらの名称も持っているため、《覇王眷竜ダークヴルム》《EMドクロバット・ジョーカー》などからのアクセス手段を豊富に持ち合わせています。

《覇王門の魔術師》は特殊召喚効果やサーチ効果を持っているので、このカードを軸にしてペンデュラム系デッキが得意なモンスターの展開を伸ばしていきます。

最終盤面には《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》《召命の神弓-アポロウーサ》《ヴァレルロード・S・ドラゴン》《時空のペンデュラムグラフ》など多くの妨害が用意できます。

【烙印】Tier2


【烙印】は《氷剣竜ミラジェイド》や《深淵の獣ルベリオン》などの強力な融合モンスター・「烙印」関連のモンスターを駆使して戦うデッキです。

《烙印融合》が一度通れば《神炎竜ルベリオン》や《烙印竜アルビオン》を融合召喚できます。

《烙印融合》は、融合素材にする《悲劇のデスピアン》などの効果でアドバンテージを稼いだり、《深淵の獣ルベリオン》を融合素材にしてその後の展開に繋げたりもできます。

《神炎竜ルベリオン》や《烙印竜アルビオン》の効果で《氷剣竜ミラジェイド》を融合召喚することで、盤面の制圧とリソースの確保を同時に図ります。

《氷剣竜ミラジェイド》の効果の発動コストとして墓地に送ることができる《烙印竜アルビオン》が「烙印」魔法・罠カードをサーチかフィールドにセットできるので、後続になる《烙印断罪》や妨害としても機能する《烙印追放》などを構えることができます。

《烙印融合》は「烙印」カードなので《デスピアの導化アルベル》でサーチができます。そして《デスピアの導化アルベル》は《烙印開幕》からリクルートもできるので、「烙印」カードへのアクセスが豊富に用意されています。

強力な「烙印」永続魔法・罠カードにアクセスするため「深淵の獣」モンスターも採用されています。

また、「深淵の獣」モンスターは光・闇属性の墓地利用メタにもなっています。

【斬機】Tier2


【斬機】は、EXモンスターゾーンに関する効果を持った「斬機」カードを中心とし、サイバース族特有の展開力を生かして盤面を形成するデッキです。

《斬機サーキュラー》が強力な効果を持っていて、コストとしてデッキから「斬機」モンスターを墓地に送り自身を特殊召喚、他の「斬機」モンスターが召喚・特殊召喚された場合に「斬機」魔法・罠カードをサーチします。

《斬機サーキュラー》でサーチできるカードで特に強力なのが《斬機超階乗》です。

墓地の「斬機」モンスターを特殊召喚し、シンクロ召喚またはエクシーズ召喚できる効果を持ち、この効果で《斬機ダイア》をエクシーズ素材とした《塊斬機ラプラシアン》をエクシーズ召喚します。

《塊斬機ラプラシアン》を相手ターンに出すことで、相手の手札をハンデス、相手フィールドのモンスターを墓地に送る、相手フィールドの魔法・罠カードを墓地に送ることができます。また《斬機ダイア》をエクシーズ素材としたターンに《塊斬機ラプラシアン》はカードの効果を無効にする効果を得るので、《斬機超階乗》1枚から最大4妨害を作ることができます。

サイバース族リンクモンスターには《アクセスコード・トーカー》《デコード・トーカー・ヒートソウル》《スプラッシュ・メイジ》《アップデートジャマー》などの優秀なカードが多く、展開力や打点にも長けています。

また、《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト》により、自分ターンと相手ターンにEXデッキから《サイバース・ディセーブルム》《メレオロジック・アグリゲーター》を墓地に送ることで複数妨害を作ることができます。

【ラビュリンス】Tier2


【ラビュリンス】は、通常罠をサポートする効果を持つ「ラビュリンス」カードを駆使して罠で相手を妨害しつつ、高打点の「ラビュリンス」モンスターで攻めていくデッキです。

「ラビュリンス」モンスターの中でも特に強力なモンスターが《迷宮城の白銀姫》です。

《迷宮城の白銀姫》は特殊召喚条件の緩さ、破壊・対象耐性、通常罠をデッキからセットできる効果のどれも強力です。

特に通常罠をデッキからセットできる効果は、好きな通常罠カードにアクセスできるため、《天龍雪獄》《ドラグマ・パニッシュメント》《次元障壁》《魔砲戦機ダルマ・カルマ》など、状況や相手のデッキに応じた通常罠を持ってくることができます。

《迷宮城の白銀姫》を含む「ラビュリンス」モンスターは《ウェルカム・ラビュリンス》《ビッグウェルカム・ラビュリンス》でリクルートもできます。

《ビッグウェルカム・ラビュリンス》には条件付きの妨害効果も備わっています。

「ラビュリンス」魔法・罠カードは《白銀の城の召使い アリアンナ》《白銀の城の火吹炉》《白銀の城の竜飾灯》などのテーマ内カードでアクセスも容易です。

【ピュアリィ】Tier2


【ピュアリィ】は、「ピュアリィ」速攻魔法を駆使して戦うエクシーズ召喚主体のテーマです。

「ピュアリィ」速攻魔法には共通効果で以下の効果があります。

『①:○○する(○○は固有効果)。さらに、以下の効果を適用できる。●自分の手札を1枚選んで捨て、デッキからレベル1の「ピュアリィ」モンスター1体を特殊召喚する。②:このカードを素材として持っている「ピュアリィ」Xモンスターは以下の効果を得る。(以降は固有効果)』

この共通効果のおかげで「ピュアリィ」速攻魔法は初動及びデッキの要となる《ピュアリィ》《ピュアリィ・リリィ》にアクセスすることが可能となっています。

《エピュアリィ・プランプ》の効果で素材を補充し、《エクスピュアリィ・ノアール》を成立させる盤面を目指します。

《エクスピュアリィ・ノアール》はエクシーズ素材を5つ以上持っていると相手が発動した効果を受けず、相手ターンにも使えるデッキボトムバウンス効果も備えているので強力な妨害にもなります。

また永続魔法《ピュアリィ・マイフレンド》の存在も大きいです。

毎ターンの「ピュアリィ」速攻魔法のサーチに加えて、「ピュアリィ」Xモンスターを除去されると墓地から「ピュアリィ」速攻魔法を3種類まで回収できるので、盤面を崩されても立て直しやすいです。

Tier3

【VS(ヴァンキッシュ・ソウル)】Tier3


【VS(ヴァンキッシュ・ソウル)】は、フィールドと手札の「VS」モンスターを入れ替えて戦う、コントロール系のデッキです。

「VS」モンスターは共通で、自分・相手ターンに手札のモンスターを相手に見せ、そのモンスターの属性に対応した効果を適用できます。

また上級の「VS」モンスターは、手札にいる場合にフィールドの「VS」モンスターを手札に戻して特殊召喚する効果があります。

これにより状況に応じた「VS」モンスターを出し、妨害効果やドロー効果で手札誘発を引き込むなどしてフィールドをコントロールします。

属性・種族が散らばっているので、《スモール・ワールド》《センサー万別》などが使いやすいのも強みの一つです。

【幻影騎士団】Tier3


【幻影騎士団】は展開に長けた墓地活用デッキです。

レベル3モンスターが多いため、レベル3モンスターを墓地に送れる《彼岸の黒天使 ケルビーニ》との相性が良く、レベル3モンスター2体を起点に展開を伸ばすことができます。

《彼岸の黒天使 ケルビーニ》の効果はレベル3モンスターであればなんでもデッキから墓地に送れるので、「勇者」ギミックの核となる《アラメシアの儀》をサーチすることができる《聖殿の水遣い》も墓地に送ることができます。

そして「幻影騎士団」のギミック内で《幻影霧剣》《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》《幻影騎士団サイレントブーツ》からアクセスできる妨害となる罠カードでもあります。

《幻影騎士団ブレイクソード》や《天霆號アーゼウス》といった後攻から捲りにいけるカードも多いので、先攻でも後攻でも戦いやすいデッキとなっています。

また展開した後も墓地で効果が使えるリソースが残るので、展開した盤面を捲られても次のターン再展開する、といったことも可能です。

【クシャトリラ】Tier3


【クシャトリラ】は、レベル7のテーマモンスターを中心として、相手のカードを裏側除外しながら戦うテーマです。

レベル7の「クシャトリラ」モンスターには、

  • 『自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。』
  • 『自分メインフェイズに発動できる。デッキから「クシャトリラ」〇〇(モンスター・魔法・罠のいずれか)カード1枚を手札に加える。』
  • 『このカードの攻撃宣言時、または相手がモンスターの効果を発動した場合に発動できる。〇〇する(相手のカードを裏側で除外する効果)。』

といった共通効果があり、この効果を持つうちの《クシャトリラ・フェンリル》《クシャトリラ・ユニコーン》が多く採用されています。

このレベル7の「クシャトリラ」モンスターのサーチ効果を駆使し展開、裏側除外効果によって妨害していきます。

また「クシャトリラ」ランク7モンスターである《クシャトリラ・シャングリラ》は相手のカードが裏側除外されると相手のカードゾーンを封鎖するという効果を持っています。

そして《クシャトリラ・アライズハート》は、《クシャトリラ・シャングリラ》が効果を使用したターンに「クシャトリラ」モンスターの上に重ねてエクシーズ召喚でき、墓地に送られるカードが除外される永続効果、カードが除外されるたびに除外から素材を補充する効果、素材を取り除いてフィールドのカードを裏側除外する除去効果を備えています。

この強力な効果を持つ《クシャトリラ・アライズハート》と優秀なメインデッキの「クシャトリラ」モンスターで盤面を妨害・制圧していきます。

環境のまとめと今後の展望

2024年6月のマスターデュエル環境は、【R-ACE】【スネークアイ】【炎王スネークアイ】などの炎属性中心のテーマがTier上位に君臨し、環境が動いています。

炎属性以外のテーマも、《ピュアリィ・プリティメモリー》が緩和された【ピュアリィ】や、新規カードが追加された【覇王魔術師】などが環境に食い込んでおり、活躍を見せています。

6月はWCS2024予選もあるので、どんなデッキがWCS2024予選を勝ち上がってくるのか、注目です!

おわりに

遊戯王マスターデュエルの6月の環境について解説いたしました。

この記事が皆さんのデッキ構築・環境への理解の手助けとなっていれば幸いです。

それでは7月の環境解説記事でまたお会いしましょう!

OCG環境はこちら!


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