【2025年1月マスターデュエル環境】流行りの最強デッキランキング【Tierランキング】

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【2025年1月マスターデュエル環境】流行りの最強デッキランキング【Tierランキング】

はじめに

リリースから早1000日以上が経ち、累計7000万以上ダウンロードもされているマスターデュエル。

カードプールも新たに更新され、環境の変化が生まれています。

こちらの記事では、ゲーム『遊戯王マスターデュエル』流行りの最強デッキを紹介していきます。

どのようなデッキがあるのか、早速見ていきましょう!

noteやtwitterで活動中の、東海地方で活躍する強豪プレイヤー。独自のチューンの【ヴァレット】デッキ使いとして知られる。

【主要な戦績】
YCSJ OSAKA 2024 ベスト32
WCS2009 Jrファイナリスト
エリアチャンピオンシップ(YACS) in Tokaiベスト6
第1回翔CS優勝
つくよ杯同率3位
ほか入賞複数

2024年12月の環境はこちら!

目次

先月からのカードプールの変化

1月9日に新リミットレギュレーションが施行されました。

この改訂では《天盃龍チュンドラ》《盃満ちる燦幻荘》がそれぞれ制限カードに。

環境トップであった【天盃龍】の安定性が落ちる形の規制となりました。

同日1月9日には新セレクションパック『ドラゴンズ・リインカーネーション』が発売されました。

このセレクションパックでは新テーマ【灰滅】や、【ドライトロン】の新規カード、そして新たな手札誘発「マルチャミー」カードなどが収録されました。

「マルチャミー」カード効果の性質上、【天盃龍】が「マルチャミー」カードを扱いやすいデッキの一つであるため、【天盃龍】は規制後も環境に残っています。

2025年1月のマスターデュエル環境は、規制後もなお環境に居座る【天盃龍】、そのほか安定性の高いデッキである【粛声】や先攻展開が強力な【ユベル】など様々なデッキが入り乱れる環境となっています。

「最強」の定義

 本記事では最強デッキを「遊戯王マスターデュエル環境での相対的な強さ」と定義します。

 Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、ランクマッチで持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。

 Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、ランクマッチでも一定数いると予想されるデッキ」です。

 Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。

Tier1

【天盃龍】Tier1


【天盃龍】は、炎属性・ドラゴン族で統一された、バトルフェイズに真価を発揮するシンクロ召喚テーマです。

「天盃龍」モンスターはそれぞれ以下の共通効果があります。

・バトルフェイズ中にシンクロ召喚を行う効果
・戦闘を行う際に適用される効果

を備えています。

これにより連続で相手に攻撃を行い、炎属性・ドラゴン族シンクロモンスターである《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》《燦幻超龍トランセンド・ドラギオン》《トライデント・ドラギオン》を駆使し、後攻でのワンターンキルを狙います。

また《天盃龍パイドラ》は「燦幻」魔法・罠カードをサーチするかフィールドにセットする効果を持っています。

「燦幻」魔法・罠カードは「天盃龍」モンスターを強力にサポートしてくれる効果を備えています。

《盃満ちる燦幻荘》は、メインフェイズ1の間に炎属性・ドラゴン族が相手の発動した効果を受けない効果、「天盃龍」をサーチする効果、ドラゴン族Sモンスターの攻撃力を倍にする効果、と強力な複数の効果を持っています。

《燦幻開門》は2つの効果がありますが、バトルフェイズ中に発動すれば両方の効果を適用でき、即座に「天盃龍」モンスターを展開できます。

Tier2

【粛声】Tier2


【粛声】は、《粛声の祈り手ロー》を鍵とする儀式召喚テーマです。

《粛声の祈り手ロー》はデッキから「粛声」永続魔法・永続罠カードを表側表示で置く効果を持っているので、《粛声なる結界》を置くことで「粛声」カードのサーチへと繋げます。

《粛声の祈り手ロー》は戦士族・ドラゴン族で光属性の儀式モンスターを儀式召喚する際にこのモンスター1体で儀式召喚のリリースとできるので、《粛声の竜賢姫サフィラ》 《粛声なる祈り》 などを使い儀式召喚を行います。

儀式召喚先として特に強力なのが《粛声なる守護者ローガーディアン》です。

《粛声の祈り手ロー》をリリースされた時の効果でフィールドに特殊召喚しておくことで、《粛声なる守護者ローガーディアン》の妨害効果と《粛声なる結界》の強固な耐性効果を得ることができます。

「粛声」テーマ内などでのサーチ手段も豊富に用意されていて、《粛声なる守護者ローガーディアン》や《粛声なる結界》によるサーチで毎ターンのリソースも途切れにくくなっています。

【ギミック・パペット】Tier2


【ギミック・パペット】は、相手にモンスターを送りつけ、それを破壊することでバーンダメージを与え、ワンターンキルを狙うエクシーズモンスター主体のデッキです。

《RUM-アージェント・カオス・フォース》からランクアップできる《CNo.40 ギミック・パペット-デビルズ・ストリングス》や《CX ギミック・パペット-ファナティクス・マキナ》などを活用し、相手にバーンダメージを与えます。

《地獄人形の館》はサーチ、モンスター効果への耐性、相手フィールドへの送りつけを備えている他、《ギミック・パペット-テラー・ベビー》《ギミック・パペット-ビスク・ドール》は相手からの妨害の耐性をつけることができるため、手札誘発をケアしながらワンターンキルすることも多々あります。

ワンキルできない手札でも、《傀儡遊儀-サービスト・パペット》《CX ギミック・パペット-ファナティクス・マキナ》での相手ターンの妨害を用意しておくこともできます。

【ユベル】Tier2


【ユベル】は、戦闘破壊されず戦闘ダメージを0にする「ユベル」モンスターを軸として戦うデッキです。

《ユベル》及び「ユベル」モンスターをサポートするカードによって展開していき、盤面を制圧します。

最終盤面には《破械神ラギア》《ファントム・オブ・ユベル》《召命の神弓-アポロウーサ》などが並び、多くの妨害を構えることができます。

展開途中で簡単に特殊召喚の条件を満たせる《ファントム・オブ・ユベル》は手札誘発ケアにも、相手ターンの妨害にもなってくれるため非常に優秀なカードです。

「ユベル」関連のカードで特に強力なのが永続魔法《ナイトメア・ペイン》です。

毎ターンのサーチ効果に加えて、相手モンスターと「ユベル」モンスターを強制戦闘させる効果、相手モンスターと「ユベル」モンスターとの戦闘によって発生するダメージを相手に受けてもらう効果を備えています。

「ユベル」モンスターはモンスターとの戦闘によって発生する自分へのダメージを0にするため、《ナイトメア・ペイン》の効果で相手プレイヤーに一方的にダメージを与えることができます。

【ティアラメンツ】Tier2


【ティアラメンツ】は、墓地肥やしを行い墓地に送られた場合の効果を活用する融合召喚テーマです。

メインデッキに入る闇属性の「ティアラメンツ」モンスターは共通して、効果で墓地に送られた場合に、墓地の自身を含む手札・フィールド・墓地のモンスターをデッキボトムに戻して融合召喚を行える効果を持っています。

この効果によって《ティアラメンツ・カレイドハート》《ティアラメンツ・ルルカロス》《捕食植物ドラゴスタペリア》などの妨害持ち大型融合モンスターを展開し、盤面を制圧していきます。

また「ティアラメンツ」カードのほとんどはカードを墓地に送る効果も備えており、融合召喚する効果を起動しやすくなっています。

墓地にカードを送る手段として相性の良い「ホルス」などと混合させた構築をよく見かけます。

Tier3

【炎王スネークアイ】Tier3


【炎王スネークアイ】は、破壊をトリガーに効果を発動していく【炎王】と、炎属性レベル1をサポートする【スネークアイ】の2テーマを混合させた炎属性中心のデッキです。

《真炎王 ポニクス》を初動として《炎王の聖域》をサーチし、《炎王の孤島》をフィールドに置きます。

《炎王の孤島》の効果で《聖炎王 ガルドニクス》をサーチすることによって、《聖炎王 ガルドニクス》の特殊召喚効果が起動。

手札・デッキ・フィールドの中から獣族・獣戦士族・鳥獣族の炎属性モンスターを破壊できるため、《炎王神獣 キリン》《炎王獣 ガネーシャ》を破壊し、展開や妨害、リソース確保に繋げます。

破壊をトリガーとして途切れにくいリソースと妨害を作り続けるのが【炎王】の特徴です。

《スネークアイ・エクセル》《蛇眼の炎燐》を初動とした展開で《原罪宝-スネークアイ》に触れ、《真炎王 ポニクス》にアクセスすることにより「スネークアイ」「炎王」双方のギミックに触れることができる展開が強力です。

【烙印】Tier3


【烙印】は《氷剣竜ミラジェイド》や《深淵の獣ルベリオン》などの強力な融合モンスター・「烙印」関連のモンスターを駆使して戦うデッキです。

《烙印融合》が一度通れば《神炎竜ルベリオン》や《烙印竜アルビオン》を融合召喚できます。

《烙印融合》は、融合素材にする《悲劇のデスピアン》などの効果でアドバンテージを稼いだり、《深淵の獣ルベリオン》を融合素材にしてその後の展開に繋げたりもできます。

《神炎竜ルベリオン》や《烙印竜アルビオン》の効果で《氷剣竜ミラジェイド》を融合召喚することで、盤面の制圧とリソースの確保を同時に図ります。

《氷剣竜ミラジェイド》の効果の発動コストとして墓地に送ることができる《烙印竜アルビオン》が「烙印」魔法・罠カードをサーチかフィールドにセットできるので、後続になる《烙印断罪》や妨害としても機能する《烙印追放》などを構えることができます。

《烙印融合》は「烙印」カードなので《デスピアの導化アルベル》でサーチができます。そして《デスピアの導化アルベル》は《烙印開幕》からリクルートもできるので、「烙印」カードへのアクセスが豊富に用意されています。

強力な「烙印」永続魔法・罠カードにアクセスするため「深淵の獣」モンスターも採用されています。

また、「深淵の獣」モンスターは光・闇属性の墓地利用メタにもなっています。

【R-ACE】Tier3


【R-ACE】は、「R-ACE」カードとして扱う魔法・罠カードをサポートとして駆使しながら戦うテーマです。

《R-ACEタービュランス》が起動効果で「R-ACE」魔法・罠カードをフィールドに4枚もセットできるという、とても豪快かつ強力な効果を持っています。

この《R-ACEタービュランス》の効果で伏せられるカードも、墓地から「R-ACE」モンスターの手札回収や蘇生などのリソース回収、モンスター効果無効や破壊などの妨害、とこちらも強力なカードです。

この《R-ACEタービュランス》にアクセスするための手段も豊富に用意されています。

「R-ACE」モンスターをサーチする《R-ACEハイドラント》。

「R-ACE」モンスターをデッキから特殊召喚し、使い方によっては相手の妨害を避けることもできる《EMERGENCY!》。

そして《EMERGENCY!》などをサーチする《R-ACEエアホイスター》、《R-ACEハイドラント》に触ることのできる「罪宝」ギミックなど。

《R-ACEタービュランス》に繋げるカードには事欠きません。

【R-ACE】は《R-ACEタービュランス》を通したことによって構えられたリソースと妨害でアドバンテージに差をつけて戦うデッキとなっています。

【斬機】Tier3


【斬機】は、EXモンスターゾーンに関する効果を持った「斬機」カードを中心とし、サイバース族特有の展開力を生かして盤面を形成するデッキです。

《斬機サーキュラー》が強力な効果を持っていて、コストとしてデッキから「斬機」モンスターを墓地に送り自身を特殊召喚、他の「斬機」モンスターが召喚・特殊召喚された場合に「斬機」魔法・罠カードをサーチします。

《斬機サーキュラー》でサーチできるカードで特に強力なのが《斬機超階乗》です。

墓地の「斬機」モンスターを特殊召喚し、シンクロ召喚またはエクシーズ召喚できる効果を持ち、この効果で《斬機ダイア》をエクシーズ素材とした《塊斬機ラプラシアン》をエクシーズ召喚します。

《塊斬機ラプラシアン》を相手ターンに出すことで、相手の手札をハンデス、相手フィールドのモンスターを墓地に送る、相手フィールドの魔法・罠カードを墓地に送ることができます。また《斬機ダイア》をエクシーズ素材としたターンに《塊斬機ラプラシアン》はカードの効果を無効にする効果を得るので、《斬機超階乗》1枚から最大4妨害を作ることができます。

サイバース族リンクモンスターには《アクセスコード・トーカー》《デコード・トーカー・ヒートソウル》《スプラッシュ・メイジ》《アップデートジャマー》などの優秀なカードが多く、展開力や打点にも長けています。

また、《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト》により、自分ターンと相手ターンにEXデッキから《サイバース・ディセーブルム》《メレオロジック・アグリゲーター》を墓地に送ることで複数妨害を作ることができます。

【センチュリオン】Tier3


【センチュリオン】は、永続罠となったモンスターをフィールドに出せるのが特徴の、シンクロ召喚主体のデッキです。

メインデッキの「センチュリオン」モンスターは共通効果で、自分・相手のメインフェイズに永続罠カードとなっている自身をモンスターゾーンに特殊召喚できます。

「センチュリオン」モンスターは《スタンドアップ・センチュリオン!》《誓いのエンブレーマ》の効果などで、永続罠扱いとして魔法・罠ゾーンに置くことができます。

《スタンドアップ・センチュリオン!》はモンスターの特殊召喚に反応して「センチュリオン」モンスターを素材に含んだシンクロ召喚を行える効果を持っているので、素材が揃っていれば相手ターンにもシンクロ召喚を行うことができます。

この特徴を活かし、自分ターンに《騎士皇アークシーラ》もしくは《騎士皇レガーティア》、相手ターンに《赤き竜》をシンクロ召喚。

《赤き竜》の効果で相手ターン中に《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》を出し強力な妨害を形成します。

《騎士皇アークシーラ》《騎士皇レガーティア》が相手エンドフェイズにもフィールドに残れば、「センチュリオン」モンスターを再び置くことができ、再展開が可能です。

環境のまとめと今後の展望

2025年1月のマスターデュエル環境は、環境上位デッキのデッキパワーがほぼ横並びになっており、群雄割拠環境となっています。

今月のリミットレギュレーション改訂で【天盃龍】は《天盃龍チュンドラ》《盃満ちる燦幻荘》の制限化という痛い規制を受けました。

しかし新弾『ドラゴンズ・リインカーネーション』での「マルチャミー」モンスターの登場により、相手の行動を実質的に制限しワンターンキルがしやすくなるため、立ち位置としてはあまり変わることなく環境と渡り合えています。

【ユベル】も《終戒超獸-ヴァルドラス》の実装により、先攻盤面に発動無効系の妨害を添えることが可能となったため、より強力な布陣を形成できるようになり、評価を上げています。

来月2月にはマスターデュエルは3周年を迎えます。実装カード次第ではここで大きく環境が変わる可能性もあり得るので、来月の新規実装カードにも期待です!

おわりに

遊戯王マスターデュエルの1月の環境について解説いたしました。

この記事が皆さんのデッキ構築・環境への理解の手助けとなっていれば幸いです。

それでは2月の環境解説記事でまたお会いしましょう!

OCG環境はこちら!


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