はじめに
マスターデュエルもリリースから1年を迎えました。
カードプールも新たに更新され、環境の変化が生まれています。
こちらの記事では、ゲーム『遊戯王マスターデュエル』流行りの最強デッキを紹介していきます。
どのようなデッキがあるのか、早速見ていきましょう!
目次
先月からのカードプールの変化
2月6日には新リミットレギュレーションが施行されました。
このリミットレギュレーション適用内容で《餅カエル》《ユニオン・キャリアー》が禁止となり、【スプライト】が使用すると予想されるカードが事前に規制される形となりました。
また《隣の芝刈り》《センサー万別》《ディメンション・アトラクター》などのTier上位のデッキで使用率の高いカードが準制限となりました。
2月14日には新セレクションパック『スプライツ・オブ・ミラクル』『ニューステップ・フォー・デュエリスト』が追加されました。
『ニューステップ・フォー・デュエリスト』では、禁止から制限に緩和された《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》《焔征竜-ブラスター》《心変わり》が収録された他、《Into the VRAINS!》などの新規カードも収録されました。
『スプライツ・オブ・ミラクル』には、【スプライト】【ネオス】【D(ディフォーマー)】を中心とした新規カードが収録されました。
また【エクソシスター】【P.U.N.K.】を大幅に強化する《エクソシスター・マルファ》《No-P.U.N.K.ディア・ノート》などの新規カードも収録され、環境に影響を与えています。
特にOCGでも環境を席巻していた【スプライト】はマスターデュエル環境でも多大な影響を与えています。
「最強」の定義
本記事では最強デッキを「遊戯王マスターデュエル環境での相対的な強さ」と定義します。
Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、ランクマッチで持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。
Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、ランクマッチでも一定数いると予想されるデッキ」です。
Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。
Tier1
【スプライト】Tier1


【スプライト】は、レベル2・ランク2・リンク2モンスターを活用して戦うデッキです。
メインデッキの「スプライト」モンスターは、レベル2かランク2モンスターが自分フィールドに存在していると手札から特殊召喚できる効果を持っています。
《スプライト・ブルー》と《スプライト・ジェット》はサーチ効果、《スプライト・レッド》と《スプライト・キャロット》は妨害効果を持っています。
このレベル2「スプライト」モンスターを使い、ランク2モンスターである《ギガンティック・スプライト》をエクシーズ召喚します。
【スプライト】は先攻展開するにあたって、手札から特殊召喚して展開するので《灰流うらら》《エフェクト・ヴェーラー》《無限泡影》などの手札誘発を持っていても1枚だけでは展開が止まりにくいです。
また場合によっては《スプライト・レッド》《スプライト・キャロット》の効果で相手の手札誘発をケアしながら動くことも可能であり、この2体も相手ターンに妨害となるため、展開を許すと強力な盤面を形成されがちです。
【スプライト】デッキ自体には自由枠が多いため、手札誘発を大量投入しやすいのもデッキの強さに拍車をかけています。
【神碑(ルーン)】Tier1


【神碑(ルーン)】は「デッキ破壊」を勝ち筋とした魔法カード中心のテーマです。
【神碑】のデッキタイプとして「閃刀姫」型、「召喚獣」型、など多くの型がありますが、今回は流行りの「永続罠」型を紹介していきます。
まずテーマの大半を占める「神碑」速攻魔法について。
「神碑」速攻魔法には以下の共通効果があります。
・このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
・発動後、次の自分バトルフェイズをスキップする。
・2つの効果から1つを選択して発動する。
・1つ目が『○○する。その後、相手のデッキの上からカードをX枚除外する。(Xはカードによって異なる)』という効果。
・2つ目が『EXデッキから「神碑」モンスターをEXモンスターゾーンに特殊召喚する。』という効果。
選択できる1つ目の効果によって何かしらのアクションをしつつデッキ破壊を行います。
《輝く炎の神碑》や《凍てつく呪いの神碑》などは相手の妨害をしつつデッキ破壊ができるので、デッキ破壊が完了するまでの時間を稼いでくれます。
選択できる2つ目の効果によってEXデッキから「神碑」モンスターを特殊召喚できます。
特に《神碑の翼フギン》は【神碑】デッキの軸となるフィールド魔法《神碑の泉》をサーチできます。
フィールド魔法である《神碑の泉》は、「神碑」速攻魔法をデッキに戻すことで毎ターン最大3枚ドローできる他、「神碑」速攻魔法を相手ターンにも発動できるようになります。
これによって毎ターン手札を補充しつつデッキ破壊を行うデッキとなっています。
しかしそれだけではパワーが足りないので、相性のいいテーマやギミックと組み合わせることが環境で戦うためのセオリーとなっています。
今回紹介した「永続罠」型は、【神碑】がモンスターに頼らず魔法カードで戦うテーマであることを利用し、モンスターに影響を与える永続罠を採用して相手をさらに妨害し、デッキ破壊を決める型となっています。
【斬機】Tier1


【斬機】は、EXモンスターゾーンに関する効果を持った「斬機」カードを中心とし、サイバース族特有の展開力を生かして盤面を形成するデッキです。
《斬機サーキュラー》が強力な効果を持っていて、コストとしてデッキから「斬機」モンスターを墓地に送り自身を特殊召喚、他の「斬機」モンスターが召喚・特殊召喚された場合に「斬機」魔法・罠カードをサーチします。
《斬機サーキュラー》でサーチできるカードで特に強力なのが《斬機超階乗》です。
墓地の「斬機」モンスターを特殊召喚し、シンクロ召喚またはエクシーズ召喚できる効果を持ち、この効果で《斬機ダイア》をエクシーズ素材とした《塊斬機ラプラシアン》をエクシーズ召喚します。
《塊斬機ラプラシアン》を相手ターンに出すことで、相手の手札をハンデス、相手フィールドのモンスターを墓地に送る、相手フィールドの魔法・罠カードを墓地に送ることができます。また《斬機ダイア》をエクシーズ素材としたターンに《塊斬機ラプラシアン》はカードの効果を無効にする効果を得るので、《斬機超階乗》1枚から最大4妨害を作ることができます。
サイバース族リンクモンスターには《アクセスコード・トーカー》《デコード・トーカー・ヒートソウル》《スプラッシュ・メイジ》《アップデートジャマー》などの優秀なカードが多く、展開力や打点にも長けています。
Tier2
【デスピア】Tier2


【デスピア】には「勇者」ギミック採用と不採用の構築がありますが、ここではOCG環境でも分布数の多かった「勇者」ギミック採用の構築を紹介します。
【デスピア】は《氷剣竜ミラジェイド》や《ガーディアン・キマイラ》などの強力な融合モンスターを駆使して戦うデッキです。
《烙印融合》が一度通れば《神炎竜ルベリオン》を融合召喚でき、融合素材にする《悲劇のデスピアン》などの効果でアドバンテージを稼ぎつつ《神炎竜ルベリオン》の効果で《氷剣竜ミラジェイド》を融合召喚できます。
《氷剣竜ミラジェイド》の効果の発動コストとして墓地に送ることができる《烙印竜アルビオン》が「烙印」魔法・罠カードをサーチかフィールドにセットできるので、後続の《烙印融合》や《赫の烙印》などをサーチまたはセットすることができます。
《赫の烙印》の効果でも融合召喚ができるので、相手ターンに《赫の烙印》を発動し、そこから《ガーディアン・キマイラ》を融合召喚、効果が発動できるので《赫の烙印》は妨害としても機能します。
《烙印融合》《赫の烙印》は「烙印」カードなので《デスピアの導化アルベル》でサーチができます。そして《デスピアの導化アルベル》は《烙印開幕》からリクルートもできるので、「烙印」カードへのアクセスが豊富に用意されています。
弱点は初動の《烙印融合》を《灰流うらら》などで止められる、《赫の烙印》を《墓穴の指名者》《屋敷わらし》などで止められると展開がかなり弱くなってしまうところです。
それを解決するために《墓穴の指名者》《抹殺の指名者》はもちろんのこと、《流離のグリフォンライダー》の効果であらゆる妨害を止めるため「勇者」出張セットが入っている構築をよく見かけます。
【エクソシスター】Tier2


【エクソシスター】は、メインデッキの「エクソシスター」モンスターが相手の墓地のカードが墓地から離れることをトリガーに、強力な「エクソシスター」Xモンスターに変身して戦うデッキです。
メインデッキに入る「エクソシスター」モンスターの共通効果として、
『自分・相手の墓地のカードが相手によって墓地から離れた場合に発動できる。「エクソシスター」Xモンスター1体を、自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。』
といったテキストがあります。
この効果によって「エクソシスター」Xモンスターを展開し、相手の墓地に関する効果を中心とした妨害をしながら戦う、といった特徴があります。
「エクソシスター」魔法・罠には強力なカードが多く、サーチや妨害、展開などをこなすカードがあり、元々のステータスが貧弱な「エクソシスター」モンスターをサポートしてくれます。
Tier3
【ふわんだりぃず】Tier3


【ふわんだりぃず】デッキは、「ふわんだりぃず」モンスター共通効果である『召喚成功時に鳥獣族モンスターを召喚する効果』を駆使して、大型の鳥獣族モンスターを召喚して盤面を制圧していくアドバンス召喚主体のデッキです。
下級の「ふわんだりぃず」モンスター共通効果として、
- 『このカードが召喚に成功した場合に発動できる。○○する(モンスターの種類によってこの部分は異なります)。その後、鳥獣族モンスター1体を召喚できる。』
- 『表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。』
- 『このカードが除外されている状態で、自分フィールドに鳥獣族モンスターが召喚された場合に発動できる。このカードを手札に加える。』
この3つの共通効果があります。
1の効果で連続召喚をして上級の鳥獣族モンスター召喚へと繋げ、2の効果で除外された「ふわんだりぃず」モンスターを3の効果で回収することで、アドバンス召喚の弱点であった、召喚権の不足問題とアドバンス召喚のリリースによるリソース切れ問題を解決するテーマとなっています。
盤面の制圧力も高く、《ふわんだりぃず×えんぺん》の単体での妨害と、《ふわんだりぃずと夢の町》《ふわんだりぃずと謎の地図》によって相手ターンに《烈風帝ライザー》を召喚して妨害することができます。
またこのデッキは召喚自体はするものの特殊召喚は滅多にしないので、シングル戦であるランクマッチにおいて採用率が高い《増殖するG》を一方的に腐らせることができるのも魅力の一つです。
弱点としては召喚成功時の効果で、さらに召喚という形をとるので《無限泡影》《エフェクト・ヴェーラー》などの効果無効系カードを通すとそれ以降の展開が難しくなるところ。
後攻になったときに攻める手数が、通常の召喚権と《ふわんだりぃずと謎の地図》くらいしかないので相手が少ない妨害でターンを返してきても突破できないという場面もそれなりに存在するところです。
《ふわんだりぃずと旅じたく》の登場により、初動の確保による安定性の向上、さらには《無限泡影》《エフェクト・ヴェーラー》などの効果無効系カードにこのカードをチェーンすることによって効果無効を回避することもできるようになりました。
【@イグニスター】Tier3


【@イグニスター】は、持ち前の展開力で《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》をリンク召喚することを目標としたデッキです。
《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》の高打点と完全耐性によって、相手に突破手段を与えずに打点で押し切ることができます。展開途中で《ダンマリ@イグニスター》を墓地に送ることができるので、相手の《アクセスコード・トーカー》や《ヴァレルソード・ドラゴン》などの効果を無効化し突破手段を封じることもできます。
展開手段として《イグニスターAiランド》と、それをサーチする《ダークインファント@イグニスター》があります。
《イグニスターAiランド》の効果で連続して展開、リンク召喚を行い、《ダークナイト@イグニスター》の効果で「@イグニスター」モンスターを大量蘇生、《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》へとつなげます。
テーマ内にサーチカードが多く、1枚初動も多いため、安定性が高いのも強みの一つです。
【相剣】Tier3


【相剣】デッキは、レベル4チューナーの「相剣トークン」を「相剣」カードの効果で特殊召喚し、高レベルシンクロモンスターをシンクロ召喚して戦うデッキです。
《相剣師-莫邪》《相剣師-泰阿》《相剣軍師-龍淵》が主に採用されるメインデッキの「相剣」モンスターです。
このうち《相剣師-莫邪》は召喚成功時に手札の幻竜族モンスターか「相剣」カードを相手に見せることで、《相剣師-泰阿》は起動効果で幻竜族モンスターか「相剣」カードを墓地から除外することで「相剣トークン」を生成し、どちらもレベル4モンスターなのでそのままレベル8シンクロモンスターへと繋げることができます。
《相剣大師-赤霄》をシンクロ召喚すれば、シンクロ召喚成功時のサーチ効果を使うことで後続確保またはさらなる展開へと繋げることも可能です。
《相剣軍師-龍淵》は他の2体とは違いレベル6モンスターなので、レベル4の「相剣トークン」とシンクロ召喚することでレベル10のシンクロモンスター《相剣大公-承影》や《フルール・ド・バロネス》などになれます。
そしてデッキの自由枠が多いのも魅力の一つです。
「手札誘発を大量に積む」「『天威』ギミックを採用する」「罠カードを多めに積む」「『D-HERO』ギミックを出張させる」などの構築の選択肢の幅が広くプレイヤーの構築の好みが出るデッキでもあります。
弱点としては、《相剣師-莫邪》《相剣師-泰阿》《相剣軍師-龍淵》が単体では完全な1枚初動でないため手札事故が発生しやすいことが挙げられます。
マスターデュエルはシングル戦のため、ピンポイントメタである《トークンコレクター》が採用しにくい環境であり、《トークンコレクター》という弱点をほぼ克服しています。
【エルドリッチ】Tier3


【エルドリッチ】は《黄金卿エルドリッチ》を主軸のモンスターとしているデッキです。
罠モンスターとして特殊召喚されて《黄金卿エルドリッチ》がいることで妨害効果が追加で使える「黄金郷」カード、《黄金卿エルドリッチ》をフィールドに出すための「エルドリクシル」カードを活用して戦う罠カード主体のデッキです。
「黄金郷」「エルドリクシル」カードは墓地で発動できる効果もあり、「黄金郷」カードは「エルドリクシル」カードを、「エルドリクシル」カードは「黄金郷」カードをデッキからセットできます。
この墓地効果によってリソースを半永久的に確保できます。
【エルドリッチ】の強みとして《スキルドレイン》をはじめとした強力な罠が採用しやすいという点があります。
《センサー万別》《群雄割拠》《御前試合》などの各種永続罠は【エルドリッチ】デッキ自体にはあまり影響がないので採用しやすいです。
また【エルドリッチ】はEXデッキを積極的に使うデッキではないため、初動の確保・強い罠を引き込むために《強欲で金満な壺》《金満で謙虚な壺》を採用できるのも強みの一つです。
【幻影騎士団】Tier3


【幻影騎士団】は展開に長けた墓地活用デッキです。
レベル3モンスターが多いため、レベル3モンスターを墓地に送れる《彼岸の黒天使 ケルビーニ》との相性が良く、レベル3モンスター2体を起点に展開を伸ばすことができます。
《彼岸の黒天使 ケルビーニ》の効果はレベル3モンスターであればなんでもデッキから墓地に送れるので、「勇者」ギミックの核となる《アラメシアの儀》をサーチすることができる《聖殿の水遣い》も墓地に送ることができます。
そして「幻影騎士団」のギミック内で《幻影霧剣》が《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》《幻影騎士団サイレントブーツ》からアクセスできる妨害となる罠カードでもあります。
《幻影騎士団ブレイクソード》や《天霆號アーゼウス》といった後攻から捲りにいけるカードも多いので、先攻でも後攻でも戦いやすいデッキとなっています。
また展開した後も墓地で効果が使えるリソースが残るので、展開した盤面を捲られても次のターン再展開する、といったことも可能です。
【電脳堺】Tier3


【電脳堺】はレベルが3の倍数のモンスターでテーマが構成された、持ち前の展開力を駆使して盤面を制圧する展開系デッキです。
メインデッキの「電脳堺」モンスターはレベル3と6のみで、《電脳堺姫-娘々》と《電脳堺嫦-兎々》以外のモンスターは以下の共通効果を持っています。
- このカードが手札に存在する場合、自分フィールドの「電脳堺」カード1枚を対象として発動できる。そのカードとは種類(モンスター・魔法・罠)が異なる「電脳堺」カード1枚をデッキから墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。
- 上記の効果に加えてそのカードによって違う処理を行う。(例えば《電脳堺媛-瑞々》なら「電脳堺」カードのサーチ)
- 「このターン、自分はレベルまたはランクが3以上のモンスターしか特殊召喚できない」という制約がつく。
この効果で次々と「電脳堺」モンスターを特殊召喚し、《電脳堺狐-仙々》《フルール・ド・バロネス》などのシンクロモンスターのシンクロ召喚や《永遠の淑女 ベアトリーチェ》から「勇者」ギミックにアクセスするなどして盤面を制圧します。
「電脳堺」の魔法・罠カードも強力なカードが多いです。
特に《電脳堺門-朱雀》は表側表示のカードを破壊する妨害効果を持っているので、モンスターと罠で妨害が分かれることで相手が対処しづらい盤面を作ることができます。
【シャドール】Tier3


【シャドール】は、リバースした場合と効果で墓地に送られた場合に強力な効果を発揮する「シャドール」モンスターを軸に「シャドール」融合モンスターを融合召喚し、盤面を制圧するデッキです。
【シャドール】には様々な構築がありますが、ここでは《隣の芝刈り》を使用したデッキ枚数60枚の【60シャドール】について紹介します。
「シャドール」モンスターは共通して、効果で墓地に送られた場合にそれぞれ様々な効果を発動することができます。この共通効果は、効果で素材を墓地に送る融合召喚と相性が良く、融合素材で失われる盤面・手札を共通効果によってアドバンテージに変換することができます。
「シャドール」融合モンスターも強力なカードが多いです。《エルシャドール・ネフィリム》は融合召喚成功時にデッキから「シャドール」カードを墓地に送る、《エルシャドール・アプカローネ》は墓地に送られた場合にサーチする、デッキを回す上で欠かせないモンスターです。
《エルシャドール・ミドラーシュ》は1ターンでのお互いの特殊召喚できる回数を1回に縛る効果を持っており、妨害として活用できます。
「シャドール」融合モンスターを融合するカードにも強力なものが多く、《影依融合》は条件を満たせばデッキ融合、《神の写し身との接触》は速攻魔法の融合、《影依の偽典》は墓地融合ができます。
また、デッキ枚数を60枚にしている理由である《隣の芝刈り》が通ってしまえば「シャドール」カードの様々な墓地効果が起動し大量のアドバンテージとリソースを確保することができます。
環境のまとめと今後の展望
現在のマスターデュエル環境は、【神碑】【斬機】【スプライト】を中心にして様々なデッキが活躍しています。
3月1日から適用される新リミットレギュレーションでは《天岩戸》が制限、《破壊の神碑》《凍てつく呪いの神碑》《まどろみの神碑》の3枚が準制限となるので、【神碑】が弱体化されます。
3月の新セレクションパックもあるので、環境がどう変わっていくのか注目です!
また、最近のマスターデュエルの新セレクションパックの登場カードはOCGの登場した順番と異なっており、マスターデュエルならではの環境が生まれる要因の一つとなっています。
今後登場するセレクションパックのラインナップで環境がどう動いていくのか読めない部分もあり、今後もマスターデュエル環境から目が離せなくなっています!
おわりに
遊戯王マスターデュエルの2月の環境について解説いたしました。
この記事が皆さんのデッキ構築・環境への理解の手助けとなっていれば幸いです。
それでは3月の環境解説記事でまたお会いしましょう!