【2022年6月環境】流行りの最強デッキランキング【Tierランキング】

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【2022年6月環境】流行りの最強デッキランキング【Tierランキング】

はじめに

遊戯王OCG環境では、環境を大きく変えたレギュラーパック『POWER OF THE ELEMENTS』の発売後、『デュエリストパック-輝石のデュエリスト編-』が発売されたことによって再び環境が動きました。

5月からどのような変化があったか、今はどのようになっているのか、早速見ていきましょう!

目次

「最強」の定義

 本記事では最強デッキを「遊戯王環境での相対的な強さ」と定義します。

 Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。

 Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。

 Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。

また現環境では様々なデッキが活躍しているためTierの変化も激しく、流行や地域差にも左右されるので、あくまで指標として捉えてください。

先月からのカードプールの変化

先月からのカードプールの変化として、5月21日に『デュエリストパック-輝石のデュエリスト編-』が発売されました。

このパックで登場した、アニメ遊戯王でイシズ・イシュタールが操るカードをリメイクした《現世と冥界の逆転》をサポートするカード群によって、【ティアラメンツ】とこれらを混ぜた【イシズティアラメンツ】が流行しています。

この【イシズティアラメンツ】は、『POWER OF THE ELEMENTS』発売直後から環境トップだった【スプライト】に迫る勢いで流行し、分布数・入賞数ともにほぼ肩を並べるほどになっています。

また、6月12日(日)に新リミットレギュレーションの発表がされましたが、今回は現時点のリミットレギュレーション内容でご紹介します。


Tier1

【スプライト】Tier1


※2022年7月1日からはリミットレギュレーションの変更により《餅カエル》は使用出来ません。

【スプライト】はレベル2モンスターを多用するテーマと相性が良いので様々な構築がありますが、ここでは現在の分布・入賞数の多い「ガエル」ギミック採用の構築を紹介します。

【スプライト】は、レベル2・ランク2・リンク2モンスターを活用して戦うデッキです。

メインデッキの「スプライト」モンスターは、レベル2かランク2モンスターが自分フィールドに存在していると手札から特殊召喚できる効果を持っています。

《スプライト・ブルー》と《スプライト・ジェット》はサーチ効果、《スプライト・レッド》と《スプライト・キャロット》は妨害効果を持っています。

このレベル2「スプライト」モンスターを使い、ランク2モンスターである《ギガンティック・スプライト》をエクシーズ召喚します。

《ギガンティック・スプライト》の効果でデッキからあらゆるレベル2モンスターをリクルートできるので、「スプライト」モンスターや、混合させたテーマのギミックであるカード、紹介している構築では《鬼ガエル》などを特殊召喚することができます。

テーマ内のリンク2モンスターである《スプライト・エルフ》の効果も強力で、墓地のレベル2モンスターを蘇生することができます。

《スプライト・エルフ》の効果によって《鬼ガエル》を複数回召喚・特殊召喚することで墓地に《粋カエル》を含むモンスターを送っておき、《鬼ガエル》《粋カエル》を素材にすることで《餅カエル》をエクシーズ召喚します。

《スプライト・エルフ》の効果は相手メインフェイズにも発動でき、相手モンスターが存在する場合ランク2・リンク2モンスターを蘇生することもできるので、一度使用した《餅カエル》を蘇生することで効果を再び使用することもできます。

【スプライト】は先攻展開するにあたって、手札から特殊召喚して展開するので《灰流うらら》《エフェクト・ヴェーラー》《無限泡影》などの手札誘発を持っていても1枚だけでは展開が止まりにくいです。

また場合によっては《スプライト・レッド》《スプライト・キャロット》の効果で相手の手札誘発をケアしながら動くことも可能であり、この2体も相手ターンに妨害となるため、展開を許すと強力な盤面を形成されがちです。

そして【スプライト】デッキ自体には自由枠が多いため、手札誘発を大量投入しやすいのもデッキの強さに拍車をかけています。

『POWER OF THE ELEMENTS』発売直後から各地で結果を残していて、分布・入賞数ともに多いのでTier1の位置付けとしています。

【ティアラメンツ】Tier1


ここでは【ティアラメンツ】の中でも分布数・入賞数の多い、【ティアラメンツ】に《現世と冥界の逆転》をサポートするカード群のギミックを混ぜた【イシズティアラメンツ】を紹介します。

【ティアラメンツ】は、墓地肥やしを行い墓地に送られた場合の効果を活用する融合召喚テーマです。

メインデッキに入る闇属性の「ティアラメンツ」モンスターは共通して、効果で墓地に送られた場合に、墓地の自身を含む手札・フィールド・墓地のモンスターをデッキボトムに戻して融合召喚を行える効果を持っています。

この効果によって《捕食植物ドラゴスタペリア》や《ティアラメンツ・カレイドハート》などの妨害持ち大型融合モンスターを展開し、盤面を制圧していきます。

また「ティアラメンツ」モンスターのほとんどはデッキからカードを墓地に送る効果も備えており、融合召喚する効果を起動しやすくなっています。

相性のいいカードとして、《現世と冥界の逆転》をサポートするカード群が挙げられます。

《古尖兵ケルベク》《古衛兵アギド》などの効果で墓地肥やしを行い、「ティアラメンツ」モンスターの墓地に送られた場合の効果で融合召喚を狙える点で相性が良いです。

現在では【ティアラメンツ】は【スプライト】と分布数や入賞数ともにあまり変わりないためTier1の位置付けとしています。

  


Tier2

【エルドリッチ】Tier2


【エルドリッチ】は《黄金卿エルドリッチ》を主軸のモンスターとしています。

罠モンスターとして特殊召喚されて《黄金卿エルドリッチ》がいることで妨害効果が追加で使える「黄金郷」カード、《黄金卿エルドリッチ》をフィールドに出すための「エルドリクシル」カードを活用して戦う罠カード主体のデッキです。

「黄金郷」「エルドリクシル」カードは墓地で発動できる効果もあり、「黄金郷」カードは「エルドリクシル」カードを、「エルドリクシル」カードは「黄金郷」カードをデッキからセットできます。

この墓地効果によってリソースを半永久的に確保できます。

【エルドリッチ】の強みとして《スキルドレイン》をはじめとした強力な罠が採用しやすいという点があります。

《虚無空間》《サモンリミッター》などの各種永続罠は【エルドリッチ】デッキ自体にはあまり影響がないので採用しやすいです。

また【エルドリッチ】はEXデッキを積極的に使うデッキではないため、初動の確保・強い罠を引き込むために《強欲で金満な壺》《金満で謙虚な壺》を採用できるのも強みの一つです。

  


【エクソシスター】Tier2


【エクソシスター】は、メインデッキの「エクソシスター」モンスターが相手の墓地のカードが墓地から離れることをトリガーに、強力な「エクソシスター」Xモンスターに変身して戦うデッキです。

メインデッキに入る「エクソシスター」モンスターの共通効果として、

『自分・相手の墓地のカードが相手によって墓地から離れた場合に発動できる。「エクソシスター」Xモンスター1体を、自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。』

といったテキストがあります。

この効果によって「エクソシスター」Xモンスターを展開し、相手の墓地に関する効果を中心とした妨害をしながら戦う、といった特徴があります。

「エクソシスター」魔法・罠には強力なカードが多く、サーチや妨害、展開などをこなすカードがあり、元々のステータスが貧弱な「エクソシスター」モンスターをサポートしてくれます。

  


Tier3

今期は【スプライト】【ティアラメンツ】の分布が圧倒的で、Tier3に該当するデッキは分布数が少なくほとんど差異がないです。

しかしTier3に該当するデッキは数多く存在し、ここでは全てを紹介しきれないので、前期活躍したデッキを中心にピックアップして紹介します。

【デスピア】Tier3


※2022年7月1日からはリミットレギュレーションの変更により「《烙印融合》は2枚」「《烙印開幕》は1枚」までしか使用出来ません。

【デスピア】には「勇者」ギミック採用と不採用の構築がありますが、ここでは「勇者」ギミック採用の構築を紹介します。

【デスピア】は《氷剣竜ミラジェイド》や《ガーディアン・キマイラ》などの強力な融合モンスターを駆使して戦うデッキです。

《烙印融合》が一度通れば《神炎竜ルベリオン》を融合召喚でき、融合素材にする《悲劇のデスピアン》などの効果でアドバンテージを稼ぎつつ《神炎竜ルベリオン》の効果で《氷剣竜ミラジェイド》を融合召喚できます。

《氷剣竜ミラジェイド》の効果の発動コストとして墓地に送ることができる《烙印竜アルビオン》が「烙印」魔法・罠カードをサーチかフィールドにセットできるので、後続の《烙印融合》や《赫の烙印》などをサーチまたはセットすることができます。

《赫の烙印》の効果でも融合召喚ができるので、相手ターンに《赫の烙印》を発動し、そこから《ガーディアン・キマイラ》を融合召喚、効果が発動できるので《赫の烙印》は妨害としても機能します。

《烙印融合》《赫の烙印》は「烙印」カードなので《デスピアの導化アルベル》でサーチができます。そして《デスピアの導化アルベル》は《烙印開幕》からリクルートもできるので、「烙印」カードへのアクセスが豊富に用意されています。

弱点は初動の《烙印融合》を《灰流うらら》、展開後の相手ターンの《赫の烙印》を《墓穴の指名者》《屋敷わらし》などで止められると妨害が弱くなってしまうところです。

それを解決するために《墓穴の指名者》《抹殺の指名者》はもちろんのこと、《流離のグリフォンライダー》の効果であらゆる妨害を止めるため「勇者」出張セットが入っている構築をよく見かけます。

 以前までは環境トップであった【デスピア】ですが、【スプライト】の登場により数を減らしました。

  


【天威勇者】Tier3


※2022年7月1日からはリミットレギュレーションの変更により《水晶機巧-ハリファイバー》は使用出来ません。

【天威勇者】は、《水晶機巧-ハリファイバー》のリンク召喚から《幻獣機アウローラドン》をリンク召喚し、展開することで盤面の制圧を狙うデッキです。

特徴としては、《幻獣機アウローラドン》をリンク召喚したあとの展開から《源竜星-ボウテンコウ》をシンクロ召喚し、「竜星」モンスターと「天威」モンスターを絡めて展開するという点です。

また、最終的な盤面に並ぶのは《フルール・ド・バロネス》や《相剣大師-赤霄》などの優秀な妨害の他、《竜星の九支》がサーチされている状態で《幻竜星-チョウホウ》も並ぶため、《幻竜星-チョウホウ》を破壊して《竜星の九支》の発動無効+《幻竜星-チョウホウ》が破壊された場合に《灰流うらら》などのチューナーモンスターをサーチする、というスキのない盤面を形成することができます。

弱点としては、展開系デッキであるため《増殖するG》をもらうと展開を止めざるを得ないこと、また《灰流うらら》《無限泡影》など各種手札誘発をもらった場合に展開が止まってしまい、妨害を敷けない場合があることです。

しかしデッキに採用されている「勇者」ギミックの《流離のグリフォンライダー》で相手の妨害を無力化させることもできるので、そのまま展開を決めてしまうことも容易です。

《聖殿の水遣い》《アラメシアの儀》の制限カード指定により「勇者」ギミックを直接引いてくることが難しくなりました。

そのため最近では「P.U.N.K.」ギミックを出張させ《彼岸の黒天使 ケルビーニ》を出すことで「勇者」ギミックに触れやすくしている構築が増えています。


【ふわんだりぃず】Tier3


※2022年7月1日からはリミットレギュレーションの変更により「《ふわんだりぃずと謎の地図》は2枚」までしか使用出来ません。

【ふわんだりぃず】デッキは、「ふわんだりぃず」モンスター共通効果である『召喚成功時に鳥獣族モンスターを召喚する効果』を駆使して、大型の鳥獣族モンスターを召喚して盤面を制圧していくアドバンス召喚主体のデッキです。

下級の「ふわんだりぃず」モンスター共通効果として、

  1. 『このカードが召喚に成功した場合に発動できる。○○する(モンスターの種類によってこの部分は異なります)。その後、鳥獣族モンスター1体を召喚できる。』
  2. 『表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。』
  3. 『このカードが除外されている状態で、自分フィールドに鳥獣族モンスターが召喚された場合に発動できる。このカードを手札に加える。』

この3つの共通効果があります。

1の効果で連続召喚をして上級の鳥獣族モンスター召喚へと繋げ、2の効果で除外された「ふわんだりぃず」モンスターを3の効果で回収することで、アドバンス召喚の弱点であった、召喚権の不足問題とアドバンス召喚のリリースによるリソース切れ問題を解決するテーマとなっています。

盤面の制圧力も高く、《ふわんだりぃず×えんぺん》の単体での妨害と、《ふわんだりぃずと夢の町》《ふわんだりぃずと謎の地図》によって相手ターンに《烈風帝ライザー》を召喚して妨害、そして鳥獣族である《烈風の結界像》を置いておくことで特殊召喚封じもすることができます。

またこのデッキは召喚自体はするものの特殊召喚は滅多にしないので、メインデッキでの採用率が高い《増殖するG》を一方的に腐らせることができるのも魅力の一つです。

弱点としては召喚成功時の効果で、さらに召喚という形をとるので《無限泡影》《エフェクト・ヴェーラー》などの効果無効系カードを通すとそれ以降の展開が難しくなるところ。

後攻になったときに攻める手数が、通常の召喚権と《ふわんだりぃずと謎の地図》くらいしかないので相手が少ない妨害でターンを返してきても突破できないという場面もそれなりに存在するところです。

しかし《無限泡影》《エフェクト・ヴェーラー》などの効果無効系カードは《ふわんだりぃずと旅じたく》でケアできる場面も多く、隙のないデッキとなっています。

【スプライト】の登場までは環境での分布も多かったのですが、【ふわんだりぃず】の苦手とする複数の効果無効妨害を【スプライト】が構えてくるため現在のTierは下位の方になります。


環境のまとめと今後の展望

『デュエリストパック-輝石のデュエリスト編-』によって強化された【ティアラメンツ】は、【スプライト】と変わらないほどに数を増やしています。

6月環境の遊戯王OCGは【スプライト】と【ティアラメンツ】の2強状態とも言えるでしょう。

また、先日発表された7月1日施行のリミットレギュレーションでは【スプライト】で使用されていた《餅カエル》や様々なデッキで活躍を見せていた《水晶機巧-ハリファイバー》が禁止カードに指定されました!

他にも様々なカードが規制や緩和を受けているので、今後の遊戯王OCG環境は大波乱が起こること間違いなしです!

おわりに

遊戯王OCGの6月の環境について解説いたしました。

この記事が皆さんのデッキ構築・環境への理解の手助けとなっていれば幸いです。

それでは7月の環境解説記事でまたお会いしましょう!

マスターデュエル環境はこちら!


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