【2021年10月環境】オリジナル最強デッキランキング【過去環境記事】

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【2021年10月環境】オリジナル最強デッキランキング【過去環境記事】

はじめに

 「禁断龍VS禁断竜」環境、本格始動。

 王来篇第3弾のリリースから2週間が経ち、オリジナル環境の「強いデッキ」はある程度の落ち着きを見せています。

 第2弾「禁時王の凶来」のようにほとんど全ての環境デッキが入れ替わるような大番狂わせを見せるコンセプトは登場していないものの、R以下のカードやキングマスターを中心に、独自の強みで既存デッキを強化・ステップアップさせたカードが登場しています。

 今回も、「禁断龍VS禁断竜」で次のステージへと進んだオリジナル環境の「今」について詳しく解説していきたいと思います!

 

目次

「最強」の定義

 本記事では最強デッキを「デュエル・マスターズ競技環境での相対的な強さ」と定義します。

 Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。

 Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。

 Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。

前回からの環境の変化

 最大のトピックスは、なんといっても王来篇第3弾「禁断龍VS禁断竜」のリリース。

 他のデッキのカード選択に関わるほど直接的な変化をもたらしたカードは主に3枚。

 《霊宝 ヒャクメ-4》、《ベイB セガーレ》、そして《月砂 フロッガ-1》です。

 ご覧の通り、VR以上のカードはなし。

 これは王来篇を通して言えることですが、今期はノーマルカードが本当に強いですね!

 では、順にご紹介していきましょう。

①《霊宝 ヒャクメ-4》によるササゲール戦術の隆盛とビートダウンデッキの衰退

トリガーでブーストとハンデスができるブロッカー、ササゲール4のおまけ付き。

【 クリーチャー 】
種族 パンドラボックス / アーク・セラフィム / ディスタス / 文明 光/闇/自然 / パワー4000 / コスト6

■S・トリガー
■ブロッカー
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■このクリーチャーが出た時または相手に選ばれた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■ササゲール4(ディスペクターを召喚する時、コストを4少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)

 ……《フェアリー・ギフト》の2倍軽減できるササゲール4は、おまけと呼ぶにはあまりに苛烈ですね。

 《霊宝 ヒャクメ-4》は、中途半端にビートダウンしてくるデッキに対しては文字通り踏ませれば勝ち。あまりに理不尽なS・トリガーとしてその名を馳せています。

 マナゾーンにカードが2枚もあれば、《霊宝 ヒャクメ-4》は返しのターンにも《砕慄接続 グレイトフル・ベン》を呼び出し、そのままマナから蘇ってハンドをもう1枚奪いながら次なるササゲールの準備へと入ります。

 当然ながら、横にはEXライフ付き《砕慄接続 グレイトフル・ベン》のおまけ付き。どちらもブロッカーで、無視しての殴り勝ちはほぼ無理筋です。

 もし本体自体を踏まずとも《ヘブンズ・ゲート》や《ディスタス・ゲート》、《灰燼と天門の儀式》などを介してどこからでもわらわらと湧いてくるため、呪文メタやトリガーロックなしで踏まないことはもはや困難です。

 このカードの隆盛以降、一気に6打点を揃えずに順次殴りかかっていくデッキは、必然的にその勢いを大幅に削がれることとなりました。

②《ベイB セガーレ》・《月砂 フロッガ-1》の登場と、《超英雄タイム》の再評価

 強力なメタクリーチャーが毎弾追加されていく王来篇ですが、「禁断龍VS禁断竜」も例に漏れませんでした。

 《ベイB セガーレ》が環境に及ぼしたインパクトは、打点の形成を革命チェンジや各種踏み倒しに依存しがちなオリジナルでこそ顕著。

【 クリーチャー 】
種族 ミルクボーイ / 文明 自然 / パワー6000 / コスト1

■このクリーチャーは攻撃できない。
■相手が、自身のマナゾーンのカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを出す時、相手はそれをかわりにマナゾーンに置き、その後、自分はこのクリーチャーをマナゾーンに置く。

 パワー6000というサイズで生半可な火力除去では破壊されず、ガッチリと相手の動きをシャットアウトしながら自分のマナを伸ばします。

 使い切りということもあってか、他のメタカードよりも「ターンを取るため」に使う場面が多く、うまく伝わるかはわかりませんが筆者の個人的な感想では「クリーチャー限定マナブースト付き《「本日のラッキーナンバー!」》」というような使用感でした。

 採用できるデッキこそ《ベイB セガーレ》より少ないものの、《月砂 フロッガ-1》も強力なメタカード。

【 クリーチャー 】
種族 デューンゲッコー / ディスタス / 文明 火 / パワー2000 / コスト2

■相手の進化ではないクリーチャーは、出たターン、攻撃できない。
■ササゲール1(ディスペクターを召喚する時、コストを1少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)

 スピードアタッカーはもちろんマッハファイターの攻撃まで止めるため、このカードで止まってしまうデッキはある程度意識して対処する必要が出てきます。

 これら2枚の共通点は、《Disノメノン》で上から取られてリソース損をしない点。

 特にメタクリーチャー除去を《Disノメノン》に一任していたうえにどちらのメタ能力もそれなりに刺さる【シータRX閃】には影響が大きく、これらのカードを同時に・スマートに対処できるカードとして白羽の矢が立ったのが《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》でした。

 パワーに依存しないコスト除去で幅広いメタカードに対応しつつ、大流行中の《希望のジョー星》に対しても明確なカウンターパート。

 これまでは環境次第でトリガーを持つ《メッチャ映えタタキ》が優先されることも少なくありませんでしたが、パワーの高いメタクリーチャーの登場で、今後は《超英雄タイム》が定番カードとして採用されていくことになりそうです。

Tier1

【ジョー星ゼロルピア】Tier1


 オリジナルでも【ジョー星ゼロルピア】は強い!!!

 コンボ自体の強さはもはや語り尽くしましたが、アドバンスに引き続いて1コスメタクリーチャー+《∞龍 ゲンムエンペラー》のパッケージが加入し、以前の構築よりもさらに隙が小さくなっています。

 【ジョー星ゼロルピア】は《希望のジョー星》の強力なメタ性能を存分に使える点がコンボデッキとして非常に強力でしたが、その裏返しに《希望のジョー星》の間に合わない3ターン目のビッグアクションを苦手としていました。

 【赤単我我我ブランド】の先行3ターン目のWブランドしかり、各種【ドギラゴン閃】系デッキの《“龍装”チュリス》+《蒼き守護神 ドギラゴン閃》しかり。

 しかし、「禁断龍VS禁断竜」で手に入れた《ベイB セガーレ》が、それらの弱点を緩和しています。

 メタ能力は1度きりしか機能しないものの、同時にマナ加速が発生するため、きっちりマナを伸ばしてからコンボへと突入するアナカラー基盤の方針と相性が抜群。

 さらにはコスト1のクリーチャーということで、サブフィニッシャー・《∞龍 ゲンムエンペラー》をムゲンクライムするための頭数としても文句なしです。

 弱点をカバーする強いメタカードとしてだけでなく、デッキ自体との噛み合わせも非常に良好。まさに今弾をもって「完成」したデッキであると言えるでしょう。

 そのほか、細かい部分では、自分のクリーチャーの登場時能力を再利用する役割のカードを《アクア忍者 ライヤ》から《へームル・エンジオン》に変更している構築が増加気味。

 オリジナルではもちろんGR召喚できないため、どちらも自分のクリーチャーを手札に戻せるだけのカードです。

 それでもなお《ヘームル・エンジオン》を優先するプレイヤーがいるのは、おそらく「バウンス能力が強制か任意か」という点にあるでしょう。

 この差が顕著に現れるのは、サブプランとして《∞龍 ゲンムエンペラー》の着地を狙いに行く場合。

 《アクア忍者 ライヤ》は1マナながら必ず自分のクリーチャーを手札に戻さなければならないのに対し、《ヘームル・エンジオン》は任意能力であるため、2マナで単純に頭数を1つ増やせます。

 《希望のジョー星》+《ゼロ・ルピア》下ではコスト1も2もどちらも等しく0マナ。

 コンボ中の使い勝手では変わりないため、そうでない場合に柔軟性のある《ヘームル・エンジオン》に軍配が上がっています。


【シータRX閃】Tier1


 【ジョー星ゼロルピア】の対抗馬として最も有力なのがこの【シータRX閃】でしょう。

 高速ビートダウンからボードコントロールまでなんでもござれの万能デッキとして「禁時王の凶来」から常に環境の最前線に居座り続けるデッキ。

 「禁断龍VS禁断竜」での強化を受けていないながらも、なお余りあるデッキパワーでTier1にランクインです。

 ある程度自由枠が多く環境とともに変遷の見られる【シータRX閃】ですが、今期のトレンドは「メタクリーチャー抜き・《超英雄タイム》多投」。

 先ほども述べましたが、フィールド除去はもちろんのこと、《Disノメノン》では取りこぼしてしまう《ベイB セガーレ》や《月砂 フロッガ-1》などの新鋭メタクリーチャーを無理なく処理できる点が「禁断龍VS禁断竜」リリース後の環境にマッチしています。

 2マナという軽さも重要で、3マナ《フェアリーの火の子祭》→2マナで《超英雄タイム》+3マナで《“龍装”チュリス》や《Disノメノン》といったような2アクションでメタクリーチャーの対処後に即攻撃に転じられます。

 このルートのように、「メタのメタ」である《超英雄タイム》は、どちらかといえば攻撃的に振る舞うのに都合のいいカードです。

 《霊宝 ヒャクメ-4》デッキや《ベイB セガーレ》の増加を受けてか、環境全体を通してビートダウンが息苦しくなってきた現環境。

 メタカードの枠がメタのメタへと差し代わったことは、【シータRX閃】が相対的に攻撃側に回ることが多くなった、という環境速度・立ち位置の変化の表れなのかもしれません。


Tier2

【赤単我我我ブランド】Tier2


 新弾リリースに伴う新戦力の実入りがかなり多かった【赤単我我我ブランド】。

 《月砂 フロッガ-1》は《こたつむり》と似たテキストながらマッハファイターすら止める優秀なストッパーです。

 特にメタクリーチャーにありがちな「《Disノメノン》に上から踏まれてリソース稼がれ丸損」という展開が起こらないのがとても嬉しいですね。

 《斬斬人形コダマンマ GS》はまだ定番化はしていないものの、同型をはじめ殴り勝ちを狙ってくるデッキ相手に常にワンチャンスを生み出しうるカード。

 「【赤単】には受けがない」というイメージが強く、できる限りゲームを引き伸ばさないようにジャスキルで突貫してくる場面は数多くあり、そこに対してG・ストライクの1点ストップは痛烈に刺さります。

 《カンゴク入道》と枠を争うかと思いきや、リソースカードを合計8枚採ってより果敢に立ち回る構築も登場しています。

 このように戦力の補充は十分なのですが、いかんせん《霊宝 ヒャクメ-4》+《ヘブンズ・ゲート》+《ディスタス・ゲート》のパッケージを採るディスペクター系のデッキに対して手も足も出ないのが大きな向かい風です。

 これら3種全てが採用されたデッキには、踏んだ時点で大幅に厳しくなるトリガーが10〜12枚採用されていることになります。これらが1枚でもシールドに埋まっている確率はおよそ80%かそれ以上。つらい。

 Tier1に挙げた2つのデッキとは五分以上に立ち回れるため、周囲のメタ次第では十分に強力なデッキですが、今現在は厳しい立ち位置にいると言わざるをえません。


【4c天門ディスタス】Tier2


 「踏んだ瞬間ほぼ負け」の圧倒的インパクトで直線的なビートダウンデッキを淘汰しつつある《霊宝 ヒャクメ-4》。

 このカードを採用するデッキとして最も支持を集めているのが【4c天門ディスタス】です。

 《禁断竜王 Vol-Val-8》が採用されているため厳密には5文明全てが含まれており、【5cコントロール】と混同されることも多いですが、当記事では、

  • 《フェアリー・ミラクル》を採用しておらず、火文明のカードを1種類しか採用していない
  • 《霊宝 ヒャクメ-4》以外のディスタスが複数採用されており、《ディスタス・ゲート》による展開が視野に入っている
  • 特定対面でのサブフィニッシャーとして《水上第九院 シャコガイル》を採用している

 以上の特徴を持つデッキを構築のデッキをコンセプト上区別して【4c天門ディスタス】と呼称します。ご了承ください。

 「ササゲール」のコスト軽減を介した召喚と《ヘブンズ・ゲート》による踏み倒しの2つのプランで《砕慄接続 グレイトフル・ベン》を押し付けられることにより、通り一遍の対応が難しいのが強み。

 受けも堅牢かつあらゆる角度からトリガーでのカウンターを狙えるため、一気に打点を並べずにこまめにシールドをブレイクする、いわゆる「刻む」タイプのビートダウンデッキはまさにカモです。

 一方で戦術自体は大型ディスペクター一辺倒で柔軟性も低め。ハンデスなどの妨害手段はやや重いカードに限られるため、真っ直ぐに突き進んでくるコンボデッキにやや弱いのが難点と言えるでしょう。


【5cコントロール】Tier2



 《霊宝 ヒャクメ-4》の登場を受け、【5cコントロール】は大きく2つの型に分裂しました。

 一つは防御能力に優れた《ヘブンズ・ゲート》や《霊宝 ヒャクメ-4》で《砕慄接続 グレイトフル・ベン》・《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》の早期着地を狙いつつ、《フェアリー・ミラクル》や《ドンドン火噴くナウ》といったパワーの高いカードで脇を固める【天門ディスペクター】型。

 もう一つは「最速4ターンでの大型ハンデス」に強みを見出し、《ナウ・オア・ネバー》+《龍風混成 ザーディクリカ》のパッケージを最大枚数採用した【ネバーザーディ】型。

 【天門ディスペクター】型の特徴として、《獅子王の遺跡》の採用が復帰傾向。

 一気に8マナまで伸ばせるのが強いのはもちろん、単純にトリガーブーストの枚数が増えるため、トリガーを踏ませた返しのカウンター性能を高い水準で維持できます。

 【ネバーザーディ】型の大型ハンデスは、《ロスト・ソウル》《悪魔龍 ダークマスターズ》のどちらにも一長一短あり。

 《ロスト・ソウル》は手札から召喚した《龍風混成 ザーディクリカ》で唱えると1ドローと5500火力をついでにもらいやすいのが強みですが、4ターン目の大型ハンデスは《ナウ・オア・ネバー》+《龍風混成 ザーディクリカ》+《ロスト・ソウル》の3枚コンボを揃える必要アリ。

 《アルカディアス・モモキング》下で唱えられないことも、【シータRX閃】が大活躍中の現在では重要なポイントでしょう。

 対して《悪魔龍 ダークマスターズ》は《ナウ・オア・ネバー》との2枚コンボで4ターン目に大型ハンデスを叩き込めるのが強み。

 しかしながら《龍風混成 ザーディクリカ》から直接プレイできず、再利用には《ナウ・オア・ネバー》か《灰燼と天門の儀式》が必要になります。

 また、《ロスト・ソウル》は《ソーシャル・マニフェストⅡ世》を追加で採用してマナからもプレイできますが、《悪魔龍 ダークマスターズ》はそういったオプションを採用しづらいのも差別化点でしょうか。

 【ネバーザーディ】型の再興ということで、今回のサンプルデッキでは《ナウ・オア・ネバー》と直接的に相性のいい《悪魔龍 ダークマスターズ》を採用しています。

 強みの方向性が全く異なる2つのデッキですが、現在の環境には【ネバーザーディ】型の強みがマッチしていると筆者は考えています。

 苦手とする【ジョー星ゼロルピア】をはじめ、コントロール・コンボデッキに対しての明確な勝ちパターンである「最速の大型ハンデス」を狙いやすいのは、ビートダウン減少・受け&コンボデッキ増加傾向の環境にジャストミート。

 受けも極端に弱いわけではありませんし、呪文メタでトリガーを乗り越えてくるデッキに対して《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》や《界王類邪帝目 ザ=デッドブラッキオ》を採用して切り返す余裕さえ見せます。

 ただし、《ナウ・オア・ネバー》に固執しすぎるとポンと置かれた《ベイB セガーレ》にわからされてしまう点には注意が必要です。

 もちろんビートダウンが多い環境では【天門ディスペクター】型のパワーには目を見張るものがありますので、この辺りは周囲の環境と相談することになるでしょう。

 【ジョー星ゼロルピア】や《アルカディアス・モモキング》の活躍で肩身が狭いデッキタイプではありますが、特有の柔軟性で環境に合わせてコツコツと活躍を積み重ねています。


【ラッカ鬼羅.Star】Tier2


 【ラッカ鬼羅.Star】が「禁断竜VS禁断龍」で手に入れた最高戦力は《キャンベロ<レッゾ.Star>》。

 複数のクリーチャーを使うコンボデッキはもちろん、革命チェンジや侵略をはじめとしたギミックを使うビートダウンに対しても致命的なラグを発生させる「クリーチャーの1ターン1回制限」。

 ほぼ全ての対面で腐らないこの効果を、《キャンベロ<レッゾ.Star>》は「バトルゾーンに出るだけ」というお手軽さで相手に課すことができます。

 このカードを登場させるための進化元として、【ラッカ鬼羅.Star】ではお馴染みの《エヴォ・ルピア》はもちろん、追加で《大爆龍 ダイナボルト》が採用されています。

 《キャンベロ<レッゾ.Star>》の侵略と《大爆龍 ダイナボルト》のアンタップ能力の相性の良さは、【赤青エクス】や【赤白ドギラゴン閃】でご存知の通り。

 コスト4ということで《「正義星帝」<鬼羅.Star>》との相性もよく、《キャンベロ<レッゾ.Star>》なしでも単純に2回殴れるSAとして打点生成に貢献します。

 典型的な「刻む」ビートダウンなので、メタビートながら【赤単我我我ブランド】と同じく《霊宝 ヒャクメ-4》を踏むと一気に苦境に立たされるのがやや苦しいポイント。

 もっとも、このデッキは《奇石 ミクセル》を事前に立てておくことである程度は早期《霊宝 ヒャクメ-4》の被害を緩和できます。

 使用する際には意識しておきたいですね。


【ギャラクシールド】Tier2


 Tier上位のデッキに対するカウンターデッキとして異質な存在感を放っているのが【ギャラクシールド】。

 《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》・《希望のジョー星》といった強力なメタフィールドをフル搭載。

 加えて採用されるのは、《緑知銀 ダッカル》《ブレイン・ストーム》のセットです。

 いわゆる「ダッカルパラノーマル」コンボの中核として強烈な存在感を放っていたコンボですが、今回重要なのはシールド追加能力よりもむしろ《緑知銀 ダッカル》の無色クリーチャー・呪文のコストを+2する能力。

 《ブレイン・ストーム》は序盤のメタカードを引き込みつつ《緑知銀 ダッカル》と相性のいいカード、としての採用に止まっています。

 本来であれば6マナから3マナ+3マナでコンボインする【ジョー星ゼロルピア】に対し、《緑知銀 ダッカル》が1体あれば3マナ+5マナ(《ゼロ・ルピア》1体目)+3マナ(2体目)の11マナ要求。

 《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》除去で処理してのコンボインにしても3マナ(4マナ)+3マナ+3マナの9マナはかかるわけで、このカードを1枚置くだけで相手の展開を一気に鈍らせることができます。

 能動的に《希望のジョー星》を使わないその他のデッキに対しても、そもそもメタカードとして《希望のジョー星》を採用しているため強制的に2マナを追加徴収可能。

 コスト軽減が入らないことで何かと話題になった「ギャラクシールド」のコスト計算ですが、逆に言えばコスト増加の影響も受けないため《緑知銀 ダッカル》+《希望のジョー星》のセットと運用する分にはメリットになってくれます。

 もちろん【ギャラクシールド】デッキの強みそのものは健在で、妨害されづらい盾追加トリガーに《「雷光の聖騎士」》を添えて防御性能にも優れているため、ビートダウン全般に対して一定の優位を確保しています。

 ただし、メタコントロールの常としてターゲットに見据えた上位Tierデッキ以外に対してガードが低くなりがちなのは注意すべき点。

 ボードを直接除去する能力はそこまで高くないこともあり、《希望のジョー星》を無視して大型のシステムディスペクターを叩きつけてくる【4c天門ディスタス】や【5cコントロール(天門ディスペクター型)】は特に苦手な部類だと言えるでしょう。


Tier3

【赤緑ボルシャック】Tier3


 「20thクロニクルデッキ」で新登場したデッキということもあり、特に追加パーツはなく、良くも悪くもやっていることに変わりなし。

 超高速のブーストから《ボルシャック英雄譚》や《ボルシャック・決闘・ドラゴン》を叩きつけて勝利するこのデッキですが、最大の強みである過剰ブーストを活かそうとすると速度の面で不安を抱え、高速展開の《王来英雄 モモキングRX》に寄せると今度はメタカードがよく刺さるようになりブーストが不安定になるジレンマを抱えています。

 搦め手などはほぼないデッキであるため後手を《メンデルスゾーン》無しで捲るのはかなり難しく、専用デッキならではの柔軟性の低さが足枷になっている印象です。

 環境のポジション次第では十分に活躍できるのですが、苦手な受けるデッキが増加傾向なのもやや向かい風だと言えるでしょう。


【デアリガズ墓地ソース】Tier3


 こちらも《ベイB セガーレ》という新戦力が加入したものの、《鬼札アバクと鬼札王国》への依存度が解消されたわけではなく、今までとやっていることがあまり変わっていないのがネック。

 コンセプト要素が非常に強いデッキであるため自由度が低く、変化する環境に対応していくのがどうしても難しいデッキです。

 しかし、最速で出てくる《暴走龍 5000GT》《大樹王 ギガンディダノス》のフィニッシュ力が非常に高いのも事実。

 このデッキもまた、良くも悪くも今まで通りのデッキだと言えるでしょう。

 最近は受け札兼マナ基盤として《青銅のバンビシカット/「我が力、しかと見よ!」》が採用された構築が一般的になりつつあります。

 12000火力はほぼ確定除去であり、自身も合わせてコスト9以上のカードが19〜20枚採用できるこのデッキでは、ガチンコ・ジャッジの勝率にもかなり期待できます。

 ツインパクトであるためクリーチャーを参照して軽減するカードの邪魔をせず、4ターン《暴走龍 5000GT》着地に必須な火マナ2枚を供給するのにも役立つ、便利なカードです。


【モモキングダム退化】Tier3


 《怒りの影ブラックフェザー》の急激な高騰で一躍話題になったデッキ。

 《禁断英雄 モモキングダムX》は「禁断スター進化」という特殊な能力を持っており、まず進化クリーチャーながら進化元がない状態でバトルゾーンに登場し、そのあと進化ではないレクスターズが出るまで山札を表向きにし、そのレクスターズを進化元とします。

 それでは、デッキに進化ではないレクスターズが存在しなければ?

 ——《禁断英雄 モモキングダムX》は進化元無しでバトルゾーンに残り続けます。

 この状態で進化元を直接追加するカードを使ってから一番上を剥がせば下のクリーチャーをバトルゾーンに残せる、という寸法です。

 このギミックが既存の【墓地退化】よりも優れている点は大きく4つ。

 まず、踏み倒しなどをほとんど介さず文明依存度0。墓地も活用しないデッキであるため、カードが揃いさえすれば相手のメタカードをほとんど無視できる点。

 次に、コンボパーツである《禁断英雄 モモキングダムX》が相手の能力で選ばれず、パーツの先置きが咎められづらい点。

 そして、スター進化クリーチャーを剥がすだけでいいので、退化にカード除去を必要としない点。

 最後に、闇文明以外のカードをフィニッシャーにできる点です。

 特にメタカードをすり抜けられる利点は大きく、これが強烈な初見殺し性能を後押ししたと考えられるでしょう。

 ただし、【墓地退化】と違ってコンボパーツ3枚全てを手札に揃える必要があり、墓地に逃すことができないため、あらゆる面で非常に要求値が高いデッキになっています。

 各種G・ストライクを採用することである程度受けは確保できるものの極端に硬いわけではなく、パーツを手札に揃えるために単色水文明のサーチを多く採用しながら2ターン目に《禁断英雄 モモキングダムX》を設置するルートも視野に入れたいため、マナベースへの負担も厳しめ。

 手札コンボの常として大型ハンデスを食らってしまえば立て直しは絶望的で、さらに【ジョー星ゼロルピア】のように墓地から召喚できる《Disジルコン》のようなカードがあるわけでもありません。

 そして何より、コンボパーツがコンボパーツ以外の役割をほぼ持っていないのが最大のネックです。

 速度とメタの難しさで注目すべき点はあるものの、同じコンボデッキとしての大先輩である【ジョー星ゼロルピア】の壁が高すぎる、というのが現時点での筆者の感想です。

 目新しいデッキであり、独特の動きをするため愛好家は一定数存在しそうですが、何か強烈なブレイクスルーがない限り、このデッキがTier1まで上がっていくことは考えづらいでしょう。


環境のまとめと今後の展望

 環境の中心は横綱2人の大一番。

 【ジョー星ゼロルピア】と【シータRX閃】の直接対決はほぼ五分で、どちらも環境内の多くのデッキに対して、通しやすさの差はあれど明確な勝ち筋を持っています。

 強いて挙げるのであれば、【ジョー星ゼロルピア】は【4c天門ディスタス】などのトリガーカウンター系のデッキに対して強く、【シータRX閃】は【赤緑ボルシャック】や【デアリガズ墓地ソース】などの独特なビートダウンに対して強い、と言えるでしょうか。

 さらに、環境の形を見るうえで重要な役割を果たしているのが、《霊宝 ヒャクメ-4》を擁する【4c天門ディスタス】や【5cコントロール(天門ディスペクター型)】。

 この記事でも何度も述べている通り、中途半端に刻むデッキはこれらのデッキに対して構造上の不利を強いられます。

 このように、《霊宝 ヒャクメ-4》デッキが虎視眈々と上を狙いながらもTier2〜3のビートダウンに対して睨みを効かせ、2強の土俵をさらに固めているような構図が現在のオリジナル環境だと考えられます。


 環境の上位2デッキが何かに突出したデッキではなく全対応に近いデッキタイプであり、なんだかんだと他のデッキもかなりの数存在するため、上位デッキへの相性どうこうではなく、純粋なデッキパワーが問われる環境へと変化しつつあります。

 そんな中でも共通している項目として、環境内の多くのデッキがハンデス、特に大型ハンデスにそれほど強くありません。カードパワーとハンデスの両立ができれば、環境でも十分に活躍できそうです。

 個人的に注目しているのは、高速大型ハンデス特化の構成が現在の環境にマッチしている【5cコントロール(ネバーザーディ型)】

 ややコンボデッキチックな動きを《天災 デドダム》や《ドンドン火噴くナウ》のリソース力で補うことができ、《霊宝 ヒャクメ-4》ほどの爆発力はないものの受け性能も低くありません。

 ただし、全国的に流行中の《ベイB セガーレ》が《ナウ・オア・ネバー》を介した高速展開を牽制してくる点がかなり厄介で、今後の流行はここを攻略できるかにかかっているかもしれません。

おわりに

 というわけで、10月下旬のオリジナル環境について解説いたしました。

 使ってみたいデッキは見つかりましたでしょうか?

 この記事が皆さんのアドバンス環境に対する理解への一助となれば幸いです。

 それでは次回、10月下旬のアドバンス環境解説記事でまたお会いしましょう!

アドバンス環境はこちら


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