はじめに
こんにちは、はみるとんです!
久々に「デッキビルドTips」のコーナーです!
このコーナーでははみるとんが普段デッキを組んでいて「こんな情報がまとまっていたら便利だな」「こういうデッキを組む時にどういう風に組んだら良いんだろう」と自分で感じたり、誰かに聞かれたりすることの多い内容を紹介していこうと思います!後から何度でも見返せる長期にわたって有益な記事にしていくつもりなので是非ともブックマークしておきましょう!!!
というわけで今回は「通常モンスター」特集です!勇者トークンの実装で今アツいバニラの世界。サポートが色々あるという印象があると思いますが、実際の所どんなカードがあるのか網羅していますか?
ここでは絶対に外せないメジャーなカードから、ちょっとマイナーだけど使いどころを選べばめちゃくちゃ強いピーキーなカードまで、通常モンスターのポテンシャルを引き出せる様々なカードや戦術を紹介していきます!
目次
通常モンスターって何?
通常モンスターとは効果を持たないモンスターのことで、「バニラ」などとも呼ばれたりします。
昔は「効果を持たない分、同じレベルのモンスターに比べて攻撃力や守備力のステータスが高い」というのが特徴でしたが、昨今では「通常モンスター限定のサポートカード」がかなり質の高い物が多いことから、自分自身が効果を持たずとも実質的に内包している価値の高いカード群となっています。
通常モンスターを主体とする事の強み
現代遊戯王における殆どのデッキは効果モンスターの効果をゲームメイクの主軸としています。
よって「モンスターの効果を止める」タイプの妨害は非常に重要視されており、汎用的な妨害カードとしても採用率が高いです。
これらのカードを「モンスターの効果を使わない」ことによって回避する事ができるのは大きな強みといえます。
また通常モンスターは同じレベル帯の中でも攻撃力が高い事が多いため、特殊召喚やエクストラデッキからの展開を経由せずとも打点での解決が見込める事から、そういった展開の過程を止めるタイプの妨害をすりぬけやすいです。
例えば《ライオウ》を出してエクストラからの展開を止めようとしている相手に《ヴェルズ・ヘリオロープ》を召喚してそのまま殴って突破する、といった感じです。
こういったメタのすりぬけを上手く活かせれば実質的な相手の手数を減らす事が出来るので、残り少なくなった相手の有効札を《幻煌龍の戦渦》や《悪魔への貢物》などの通常モンスターサポートとなる妨害できっちり止める事でアドバンテージ的に優位に立つことが出来ます。
通常モンスターにアクセスする方法
まずは主軸としたい通常モンスターにアクセスするためのカードを見ていきましょう!
レベル指定無し
【 効果モンスター 】
星7 / 闇属性 / 魔法使い族 / 攻1500 / 守2450
このカードは通常召喚できない。
手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、効果モンスター以外のモンスター1体を墓地へ送った場合に特殊召喚できる。
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの攻撃力は、このカードを特殊召喚するために墓地へ送ったモンスターのレベル×200アップする。
②:自分フィールドの効果モンスター1体をリリースして発動できる。
手札・デッキから通常モンスター1体を特殊召喚する。
レベル7以上の通常モンスター
【速攻魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はモンスター1体でしか攻撃できない。
①:自分フィールドの効果モンスター1体をリリースし、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送る。
その後、手札・デッキからレベル7以上の通常モンスター1体を自分フィールドに特殊召喚する。
《受け継ぎし魂》は場に効果モンスターをコストとして要求するものの、発動したターンにかかる制約が攻撃宣言のみと緩く、デッキから直接特殊召喚しながら除去もこなす優秀なカードです。
特定の通常モンスターが場にいる事を前提として戦うデッキでかなり重宝するでしょう。
レベル5以上の通常モンスター
【通常魔法】
①:デッキからレベル5以上の通常モンスター1体を手札に加える。
レベル5以上の場合は《予想GUY》のようにノーコストで直接場に出せるカードは存在しませんが、《召喚師のスキル》によってサーチする事が出来ます。
手札に加えたのち、P召喚など何らかの方法で場に出していくのがメインとなります。
レベル4以上の場合
【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 水 / 海竜族 / 攻2000 / 守2000
レベル4モンスター×2
①:このカードがX召喚に成功した場合、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
自分のデッキ・墓地からレベル4以上の通常モンスター1体を選んで手札に加える。
②:このカードが通常モンスターをX素材としている場合、以下の効果を得る。
●自分の墓地の通常モンスターまたは「魔鍵」モンスターのいずれかと同じ属性を持つ相手モンスターとこのカードが戦闘を行うダメージステップ開始時に、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手はそのモンスターを墓地へ送らなければならない。
4×2というゆるい縛りでレベル4以上の通常モンスターにアクセスする事が出来ます。
【魔鍵】ギミック自体が通常モンスターと非常に相性が良いため、テーマ単位で取り込む事も可能です。【魔鍵】については後述します。
レベル4以下の場合
【通常魔法】
①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
デッキからレベル4以下の通常モンスター1体を特殊召喚する。
【通常魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキからレベル4以下の通常モンスター1体を墓地へ送り、その同名モンスター1体をデッキから手札に加える。
【 効果モンスター 】
星4 / 地属性 / 獣族 / 攻300 / 守100
「レスキューラビット」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードはデッキから特殊召喚できない。
①:フィールドのこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル4以下の同名の通常モンスター2体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。
レベル4以下の通常モンスターはかなりアクセス手段に恵まれていて、基本的にはこれらのカードを使って初ターンから安定して任意の通常モンスターを軸に展開していく事が出来ます。
レベル3以下
【 効果モンスター 】
星4 / 地属性 / 獣族 / 攻1100 / 守2000
①:自分の墓地から魔法・罠カードを3枚まで裏側表示で除外して発動できる。
除外したカードの数と同じレベルの通常モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
《トレジャー・パンダー》は墓地の魔法カードをコストとして要求するものの、ターン1制限がないため大量に展開していく事が出来ます。特にレベル1モンスターを主体とする場合はコストの用意も簡単なので良い選択肢になるでしょう
レベル2以下
【 効果モンスター 】
星3 / 闇属性 / サイバース族 / 攻1400 / 守1200
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
手札・デッキからレベル2以下の通常モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
《ドラコネット》は手札・デッキどちらからでも特殊召喚できるので通常モンスターをピン刺しの場合でもギミックが腐りづらく、《サイバネット・マイニング》でサーチ可能なため展開札として非常に優秀です。
通常モンスターを展開するカード
【通常魔法】
①:自分の墓地のレベル2以下の通常モンスター3体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
レベル2以下限定ですが、3体ものモンスターを蘇生する事が出来るという《ソウル・チャージ》のような強力なカードです。
昔はここから出来る事があまり強くなかったのですが現代遊戯王ではリンク召喚から無限に展開を伸ばしていく事が出来ます。
【通常魔法】
800ライフポイントを払う。
自分のデッキの上からカードを4枚めくり、その中のレベル3以下の通常モンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
それ以外のカードはデッキに戻してシャッフルする。
下準備無しでモンスターを大量展開!ただし4枚から捲らないといけないので結構な枚数の通常モンスターを積んでおく必要があります。
昔は通常モンスターが多いデッキは事故率が高くなりがちでしたが、今では《リンク・スパイダー》によって展開したり、通常モンスターのペンデュラムモンスターを採用したりと様々な方法でデッキとして成立させやすくなりました。
【 リンクモンスター 】
星1 / 地属性 / サイバース族 / 攻1000 / 守2
通常モンスター1体
①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札からレベル4以下の通常モンスター1体をこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
通常モンスターを素材として《リンク・スパイダー》を出す事でさらなる通常モンスターに繋げる事が出来ます。これによってリンク2を出す事が出来、通常モンスターのチューナーを絡めていれば《水晶機巧-ハリファイバー》にもなれる等、通常モンスターが被った際に出来る事が非常に増えました。
レベル4以下の通常モンスターを主体とするデッキならとりあえず1枚は積んでおいて良いでしょう。また、効果モンスターであることを素材指定している強力なリンクモンスターを出したい場合、このカードを経由する事で通常モンスターを実質素材とする事が出来る点も非常に便利です。
【通常魔法】
フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して墓地へ送り、手札からレベル4以下の通常モンスター1体を特殊召喚する。
特殊召喚と除去を同時に行える優秀なカードです。
【 効果モンスター 】
星1 / 風属性 / ドラゴン族 / 攻400 / 守400
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのリンク状態のモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをリンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。
墓地から除外する事で通常モンスターを蘇生する事が出来ます。レベル1ドラゴンなので色々な方法で絡めやすく、前半の効果を妨害の乗り越えに使った後でも蘇生が出来る便利なカードです
通常モンスターを強化するカード
【装備魔法】
通常モンスターにのみ装備可能。
装備モンスターよりレベルの高いモンスターと戦闘を行う場合、装備モンスターの攻撃力はダメージ計算時のみレベルの差×500ポイントアップする。
このカードが墓地へ送られた時、このカードをデッキの一番上に戻す事ができる。
【 効果モンスター 】
星 6 / 水 / 魔法使い族 / 攻1200 / 守3000
①:自分の通常モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に、手札のこのカードを相手に見せて発動できる。自分の手札を1枚選んで捨て、その自分のモンスターはその戦闘では破壊されない。
②:このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に、手札の通常モンスター1体を相手に見せて発動できる。自分の手札を1枚選んで捨て、その相手モンスターを破壊する。
通常モンスターは基本的に打点が高いのですが、更に格上の相手とも戦闘で打ち勝てるようにする打点補助カードもいくつか存在します。
特に《下克上の首飾り》は相手がシンクロや融合を主体としている場合とてつもない火力を叩き出せるカードなので、通常モンスターでの戦闘に重きを置いているデッキならぜひ採用してみてください!
装備魔法なので《聖騎士の追想 イゾルデ》からアクセスしやすかったり、召喚権を使わない【勇者トークン】で《アームズ・ホール》と併せて採用したりするのがオススメです。
通常モンスターを主体とするデッキタイプ
ここまで「通常モンスター」全般が受けられるサポートカードを見てきましたが、さらに特定のテーマに寄せたり特定の条件(種族など)に寄せる事でさらに強力なサポートを受ける事が出来ます。
【魔鍵】&儀式軸
【 チューナーモンスター 】
星 4 / 光 / 悪魔族 / 攻1600 / 守1600
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できず、このカードをS・X召喚の素材とする場合、「魔鍵」モンスターのS・X召喚にしか使用できない。
①:自分フィールドに「魔鍵」モンスターが存在する場合、手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、「魔鍵」モンスター1体を召喚できる。
②:このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル4以下の、通常モンスターまたは「魔鍵」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
【魔鍵】は通常モンスターに関連した効果を多数持ったテーマで、特に《大魔鍵-マフテアル》による展開&蘇生が非常に強力です。
また【魔鍵】に必然的に入ることになる儀式ギミックについても、《高尚儀式術》や《高等儀式術》など通常モンスターを絡める事の出来る動きがあり、全体的に通常モンスターと好相性です。
《おもちゃ箱》軸
【 効果モンスター 】
星1 / 光属性 / 機械族 / 攻0 / 守0
このカードが破壊され墓地へ送られた場合、デッキから攻撃力または守備力が0の、カード名が異なる通常モンスター2体を表側守備表示で特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターはシンクロ素材にできず、次の自分のエンドフェイズ時に破壊される。
「おもちゃ箱」の効果は1ターンに1度しか発動できない。
【 効果モンスター 】
星1 / 闇属性 / 魔法使い族 / 攻0 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の「プリンセス・コロン」のX素材を1つ取り除いて発動できる。
自分の墓地から攻撃力か守備力が0の通常モンスターを2体まで選び、闇属性・レベル8モンスターとして守備表示で特殊召喚する。
②:自分のXモンスターが、X素材としている通常モンスターを取り除いて効果を発動した場合、そのXモンスター1体と相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターを破壊し、対象のXモンスターのランク×300ダメージを相手に与える。
攻守のどちらかが0の通常モンスターは《おもちゃ箱》によってリクルートする事ができ、レベルを調整して様々なランクのエクシーズを出す事が出来ます。
このステータスを満たすモンスターにはチューナーやペンデュラムモンスターなど様々な通常モンスターがいるため、そこから派生して色々な召喚方法に繋げる事が出来ます。
昆虫族軸
【フィールド魔法】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:ダメージ計算時に発動できる。
その戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージを0にし、自分のデッキからレベル4以下の昆虫族モンスター1体を墓地へ送る。
この効果で通常モンスターが墓地へ送られた場合、さらにその同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から任意の数だけ選んで特殊召喚できる。
②:自分フィールドのモンスターが相手の効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の墓地から昆虫族の通常モンスター1体を選んで特殊召喚する。
【 効果モンスター 】
星3 / 地属性 / 昆虫族 / 攻1000 / 守1200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからレベル4の昆虫族モンスター1体を手札に加える。
この効果で通常モンスターを加えた場合、さらにそのモンスターを手札から特殊召喚できる。
その後、この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つ、フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。
レベル4昆虫族の通常モンスターは《G・ボールパーク》と《ゴキポール》によってサポートされています。
特に《G・ボールパーク》は最大3体の昆虫族通常モンスターを展開する事が出来、トリガーもダメージの発生という非常に緩いものなので使いやすいです。
《ゴキポール》はどこから墓地へ送られても良いので《甲虫装機 ピコファレーナ》など昆虫系のギミックから繋げる事が出来ます。
シンクロやリンクなどの素材にしていく事を主体として運用する場合にオススメです。
《幻煌の都 パシフィス》軸
【フィールド魔法】
このカードのカード名はルール上「海」として扱う。
このカードの効果を発動するターン、自分は効果モンスターを召喚・特殊召喚できない。
①:1ターンに1度、自分が通常モンスター1体の召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。
デッキから「幻煌龍」カード1枚を手札に加える。
②:自分フィールドにトークンが存在せず、相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した場合に発動できる。
自分フィールドに「幻煌龍トークン」(幻竜族・水・星8・攻/守2000)1体を特殊召喚する。
【通常罠】
フィールドに「海」が存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
①:自分フィールドのモンスターが通常モンスターのみの場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターが装備可能な自分フィールドの全ての「幻煌龍」装備魔法カードをその通常モンスターに装備する。
【通常罠】
フィールドに「海」が存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
①:自分フィールドのモンスターが通常モンスターのみの場合、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力・守備力が1000ダウンし、効果が無効化される。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの通常モンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・墓地から「幻煌龍」装備魔法カード1枚を選んでその通常モンスターに装備する。
《幻煌の都 パシフィス》は効果モンスターを出せなくなる代わりに1枚でトークン生成→罠のサーチ→妨害という一連の動きが出来る単体で完結した非常に優秀なカードです。
相手の効果の発動にあわせてトークンを出してサーチが出来るほか、通常モンスターを入れておくことで自分のターンにも召喚から罠を構える事が出来るので、通常モンスターを主体として戦うテーマと一緒に使う事が出来ます。
このカードを用いる場合、通常モンスターを素材として展開するのではなく、通常モンスターを出してそのまま戦う戦い方となるため、通常モンスターが場にいるときに強いカードなどと組み合わせて構築するのがオススメです。
【天威】軸
【 効果モンスター 】
星4 / 炎属性 / 幻竜族 / 攻600 / 守1500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:効果モンスター以外の自分フィールドの表側表示モンスターを対象とする相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札・墓地のこのカードを除外して発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
【 効果モンスター 】
星4 / 風属性 / 幻竜族 / 攻800 / 守1000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:効果モンスター以外の自分の表側表示モンスターが相手の表側表示モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に、手札・墓地のこのカードを除外して発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで1500ダウンする。
【天威】モンスターは場に効果を持たないモンスターが存在する場合にそのモンスターをサポートできる効果を持っており、特定の通常モンスターを場に残して戦うデッキと相性が良いです。
また、【天威】モンスターは1体で《天威の拳僧》になることができるので、「通常モンスター」ではなく「効果を持たないモンスター」という指定でデッキを組む際にそちら側の役割も同時に満たす事が出来ます。
恐竜族軸
【フィールド魔法】
①:恐竜族以外のフィールドのモンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする。
②:1ターンに1度、恐竜族モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。
相手フィールドに「ジュラエッグトークン」(恐竜族・地・星1・攻/守0)1体を守備表示で特殊召喚する。
③:相手フィールドにトークンがある限り、相手はトークン以外のフィールドのモンスターを効果の対象にできない。
④:1ターンに1度、フィールドの通常モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにその数だけ自分の手札・デッキの恐竜族モンスターを破壊できる。
【通常罠】
①:フィールドの通常モンスターを全て破壊し、破壊した数までデッキからレベル4以下の恐竜族モンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの恐竜族モンスター1体と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
恐竜族には《ロストワールド》と《生存境界》によって通常モンスターを場にキープしながらデッキの《ベビケラサウルス》を破壊して展開していく型があり、《レスキューラビット》から出る《エヴォルカイザー・ラギア》や《エヴォルカイザー・ドルカ》が強力な事も相まって非常に安定した強い動きが可能です。
場に通常モンスターを維持して戦うような戦法を取る場合も《幻創のミセラサウルス》の存在から場持ちが良いのも特徴です。
通常モンスター主体のデッキを組む際に気を付ける事
通常モンスターが場に存在する事を条件とするカードを主体とする場合、除去によって通常モンスターを場から退かされてしまうのが欠点となり、さらに【壊獣】の場合は「効果モンスターが場に存在しない」などの条件も強制的に満たせなくされてしまうのでとても相性が悪いです。
こういった状態で打てるカードがなくなってしまわないよう、デッキに採用するカードのすべてを場に通常モンスターがいる事などを前提とするのではなく、汎用的ないつでも打てる妨害も併せて採用する事で隙を埋めるようにするのが良いでしょう。
また、「効果モンスターが存在しない」ことを条件としたデッキを組む際は、《LANフォリンクス》などを採用して相手に意図せず送り付けられた効果モンスターを場から消せるようにしておくと良いでしょう。
終わりに
というわけで、今回は「通常モンスター」に絞って様々な戦術や相性の良いカードを紹介していきました!
昨今の「勇者トークン」の登場や【魔鍵】などのテーマの中に通常モンスターが含まれるようなテーマの登場だったり、通常モンスターの強化機会は非常に多いです。
また種族サポート、テーマのサポートなど様々な戦術を取り入れてデッキを構築できる自由度の高さは使っていて非常に楽しいので、ぜひ皆さんもお気に入りの通常モンスターを見つけてデッキを組んでみてください!
(ちなみにはみるとんのお気に入りの通常モンスターは《幻獣王ガゼル》です)
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!