目次
○ごあいさつ
はじめましての方ははじめまして、他の記事を読んでここに来てくれた方はありがとうございます。りんごしゃりしゃりです。
《 D・M 》
突然ですが皆さんはこれ、知っていますでしょうか?ある言葉の略語なのですが、ここ最近、僕はこれに悩まされ続けています。
たぶんこの記事を最後まで読むと、僕と同じようにこれに悩まされる人が現れると思います。
何故って?それはこの言葉が意味するものは無限の可能性だからです。
今回の記事では、そんな可能性の塊《D・M》に取り憑かれた僕による《D・M》による《D・M》の為のお話です。お付き合いください。
○《D・M》ってなぁに?
さて、記事冒頭でいきなり《D・M》について話しましたが、一体こいつはなんなのか。
その答えはある一枚のカードが教えてくれます。
出典:デュエル・マスターズ
デカイ・ムカデ !!
○《D・M》、本当になんでも出来る説
《阿修羅サソリムカデ》
【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー11000 / コスト8
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■スレイヤー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、マフィ・ギャングを2体まで、自分の墓地からバトルゾーンに出す。そのターンの終わりに、自分のクリーチャーを2体破壊する。
出典:デュエル・マスターズ
お待たせしました。こいつが僕を悩ませる《D・M》こと、《阿修羅サソリムカデ》です。「デカイ・ムカデ」で何一つ間違いありません。
その効果は、
山札の上二枚を墓地に送ることで、種族にマフィ・ギャングを持つ好きなクリーチャーを2体、墓地から場に出す
というものなのですが…
このデカイムカデ、何故僕を悩ませるのか。
ちょっと例を挙げてこのムカデの恐ろしさをご紹介します。
例えば :とあるクリーチャーが出したい時
あなたにはAというどうしても使いたいクリーチャーがある。ただそのカードはとてつもなく面倒くさい。コストも重ければ、出しやすいわけでもなく、サポートカードも存在しない。
でも大丈夫!
そんな時でも《阿修羅サソリムカデ》とその仲間達はあなたの味方です!Aが墓地にさえいれば迅速にAをご用意させていただきます。まずは今回の仕事を担当する者たちを簡単にご紹介いたしますね!
《凶鬼07号 ジャバランガ》
【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー6000 / コスト7
■W・ブレイカー
■このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーが破壊された時、それよりコストが1だけ大きい闇のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
出典:デュエル・マスターズ
自分のクリーチャーが死んだらそのクリーチャーよりコストが1高い闇のクリーチャーを出すやつ
《堕魔 ドゥポイズ》
【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / 魔導具 / 文明 闇 / パワー8000 / コスト2
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャーを2体破壊する。その後、相手は自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。
出典:デュエル・マスターズ
場に出たら自分のクリーチャー2体を生贄に相手クリーチャー1体を破壊するやつ
《凶鬼03号 ガシャゴズラ》
【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー3000 / コスト6
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト3以下の進化ではないクリーチャーを3体まで、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
自分のクリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える。
出典:デュエル・マスターズ
出た時に自分の墓地の小さいやつらを三体まで蘇生するやつ
《魔龍バベルギヌス》
【 クリーチャー 】
種族 ドラゴン・ゾンビ / グランド・デビル / 文明 闇 / パワー1000 / コスト7
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、プレイヤーをひとり選ぶ。そのプレイヤーのクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、そのプレイヤーの墓地から、《魔龍バベルギヌス》以外の進化ではないクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出す。
出典:デュエル・マスターズ
場のクリーチャーを破壊し、そのクリーチャーのコントローラーの墓地から好きなクリーチャーを呼べるやつ
今回はこの4名と《阿修羅サソリムカデ》で担当させていただきます!それでは作業に移らせていただきますね!
[スタート条件]・墓地に上記の4名と出したいクリーチャーAが存在する。・《阿修羅サソリムカデ》を出せる状態にある。
①《阿修羅サソリムカデ》を出して、《凶鬼07号 ジャバランガ》と《凶鬼03号 ガシャゴズラ》の2体を呼び出す
②ガシャゴズラの効果を発動し、ドゥポイズを場に出す
③ドゥポイズの効果を発動し、ガシャゴズラとジャバランガ以外のクリーチャー(ここではドゥポイズ)を破壊
④コスト6のクリーチャーの破壊をトリガーにジャバランガの効果を発動、バベルギヌスを場に
⑤バベルギヌスの効果を発動、好きなクリーチャーAをバトルゾーンに
なんとまぁ、Aが現れたではないですか!
このコンボを使うことで、いつでもなんでも好きなクリーチャーが展開できます。
ただ、残念なことにバベルギヌスは非進化クリーチャーしか出すことができません。
が、出したいクリーチャーが進化クリーチャーだったとしても、《FORBIDDEN ~禁断の星~》と最終禁断フィールドを用いることで場に出すことができます。(攻撃が必要になりますが)。現在、デュエルマスターズにはメインデッキに入る全カードの中にパワー99999を超えるクリーチャーは存在しないため、正真正銘どのクリーチャーにも到達できます。
《FORBIDDEN ~禁断の星~》
【 クリーチャー 】
文明 闇/火 / パワー9999+ / コスト9
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体破壊する。
その後、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
■バトルゾーンに自分の禁断フィールドがあれば、このクリーチャーのパワーを+90000し、「T・ブレイカー」を与える。
出典:デュエル・マスターズ
最近では、好きなカードをデッキから何でも墓地へ送れる《伊達人形 ナスロスチャ》が登場。
このクリーチャーはドゥポイズが破壊されることによって発生するジャバランガの効果で無理なく場に出すことができるため、よりこのコンボの成功率が高まっていると言えます。
《伊達人形 ナスロスチャ》
【 クリーチャー 】
種族 デスパペット / 文明 闇 / パワー4000 / コスト3
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札を見て、その中からカードを1枚自分の墓地に置く。その後、自分の山札をシャッフルする。
いやぁ、《D・M》って凄いですね。
○《D・M》の辿り着く先は
さて、ここまで《D・M》とはなんなのか、《D・M》で何が出来るのかをご紹介させていただきました。
ここで、答え合わせをしましょう。このカード、何故ここまで僕を悩ませるのか。
それは…
(ほぼ)全てのコンボがここに帰結するから
です。つまり、《阿修羅サソリムカデ》が出しやすく、汎用性が高いカードであるあまり、コンボを思いついたとしても、それが生半可なコンボでは《阿修羅サソリムカデ》に劣る結果になってしまうのです。皆さんも今日からコンボを思いついた時は《阿修羅サソリムカデ》と比べてみてください。そこそこ困ります。
《D・M》、またの名を「ファンデッキ殺し」。
もし皆さんにとてつもなく使いたいクリーチャーが現れ、どうしてもそれを出す方法が思いつかない…。なんてときは、《阿修羅サソリムカデ》を思い出すといいかもしれません。
以上、僕が取り憑かれて逃がれられない《D・M》についての話でした。
それでは。