殿堂解除前後は脳みそを使わずに今回のカードを決められて楽
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
以前ないない言っていた《 サッヴァーク-MAX 》ですが、所用で名古屋に行った際についに調達しました。これでやっとこさデッキが作れます。
……と思ってたんですが、余りに手に入らない期間が長すぎて組もうとしてたデッキのレシピを完全に忘れていることに気付きました。28枚しか思い出せねえ……!
皆さんもこんなことにならないように、DECK MAKERで自分の記憶をアウトソーシングしておきましょう。自分のことを信じるよりもリスクが低くてすみますからね。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《邪神M・ロマノフ》
(殿堂カード) 【 進化クリーチャー(Mデッキ進化) 】
種族 ゴッド / ダークロード / ナイト / 文明 火 / パワー3000+ / コスト5
Mデッキ進化-自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。表向きにした残りのカードを自分の墓地に置く。表向きにしたカードの中にクリーチャーが1枚もない場合、このクリーチャーを手札に戻し、表向きにしたカードをすべて墓地に置く。メテオバーン - このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、火か闇のコスト6以 下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分のマナゾーンから唱える。G・リンク《邪神R・ロマノフ》または《邪神C・ロマノフ》の左横。
DMC-58「マッド・ロック・チェスター」で登場した、デッキの看板カードの一枚です。
どちらかと言えば、「ついこないだプレ殿から帰ってきたやつ」と言った方が通りがよさそうですね。
設定的には「ロマノフ家の創始者『キングロマノフ』が魔銃『マッド・ロック・チェスター』の呪いで三つに引き裂かれて煉獄に封印された姿(の一体)」だとかなんとか。
じゃあ《 邪眼皇ロマノフⅠ世 》は創始者じゃないのかよ……と思いきや、そもそもロマノフ家自体が「このキングロマノフが煉獄から力と「ロマノフ」という名前を与えられた存在の総称」とのことです。
で、Ⅰ世とかⅡ世とかは要するに「この力を与えられた奴らに与えられる通し番号」。
つまり、別にロマノフってついてるやつら同士に血縁関係はありません。自分から名乗ってる《 邪眼皇弟アウグストIII世 》との血縁はあるかもしれないけど……。
《 邪眼皇ロマノフⅠ世 》 が見た感じナイトと関係なさそうな「邪眼財閥」なるよくわからん組織の筆頭だったのも、「たまたま元から財閥を率いていた邪眼陣営のナイトにキングロマノフから力と名前が与えられた」とするとつじつまが合いますね。
突然社長が銃を持ち出して「俺は今日からロマノフって名乗るから!」と言い出して戦国武闘会に参加を決めた時の財閥の皆さんの表情を考えたりすると、時間を有意義に無駄にできておすすめです。
閑話休題。《邪神M・ロマノフ》の話でしたね。
なんでこいつがプレミアム殿堂入りしたか……を考える前に、このカードについてどうしても話したいことが一個だけあるので先にやっときます。
なんで残りの二枚と組ませようと思った?
いやまあ、《 邪神C・ロマノフ 》についてはカード単体として見ればそこそこグッドデザインだと思うんですよ。
《 邪眼皇ロマノフⅠ世 》から墓地肥やしを省いた(あと、メテオバーンで回数制限が発生)代わりに墓地進化でタイムラグをなくして、リンクしてると踏み倒し範囲の文明が広がって追加のメテオバーン元が増える。進化ゴッドにしかできないデザインでⅠ世をいい感じにリメイクできてるじゃないですか。
それに引き換え《 邪神R・ロマノフ 》は、このデッキで普通に使うと左右の人らの燃料タンク以上のこと何もできませんからね。しかも8マナて。
一応超無限墓地進化という当時唯一無二だった能力を活かして「《 ロイヤル・ドリアン 》で退化して進化元を一斉展開」っていうコンボもあったんですが、退化の裁定変更で概ね死にましたし。めちゃくちゃ下にカード敷いた《 神核アトム 》でも作るか?
で、このスペックの2体にくっつくのが「他のパーツより2マナも軽い5マナで」「Mデッキ進化という専用能力で高確率で登場が可能で」「Cみたいに文明制限も事実上なく」「自身のコストより重い6マナの呪文を」「マナという邪魔されにくく確実に置いとける場所から踏み倒す」《 邪神M・ロマノフ 》。
えーとね。全部おかしいです。あまりにもゴッドとしての自覚がなさすぎる!
何があれってこいつを最初に出して殴ってる時点でまあ他の2枚がなくてもだいたい勝てるんですが、マナから呪文踏み倒す関係でこいつが活躍すればするほど他の2体を出すチャンスが遠のくんですよ。
例えば「もし6マナなら」「もし普通のデッキ進化だったら」「もし火文明のみという文明制限があったら」「もしマナ以外から踏み倒してたら」など、つまみ(カードテキストの調整できる範囲のこと)をいくらかいじるだけでだいぶ真っ当なカードになる道はあったと思うんですが……。
でも、そうはなりませんでした。だから、この話はここでお終いです。
……まあ、そうなったから《 邪神R・ロマノフ 》の話を擦り続けてるんですけど。むしろこっちを5マナにしろよ!
ともあれ、「5マナで6マナ呪文が使える」という大暴れを見せたこのカードも時を経てついに殿堂復帰。
ふがいない自身の2/3のパーツや全然使われなかったどっかの「極限」のついたそっくりさんの雪辱を晴らすべく、環境でも活躍してくれることでしょう……
「5マナで7マナ呪文を使えるやつら」さえいなければの話ですが。
どう考えてもバウライオンとは釣り合ってないだろ
というわけで、《 邪神M・ロマノフ 》でした。
なんだかんだ言ってますが、実は個人的には「進化ゴッドという新たなギミックで、ロマノフという人気キャラクターを表現する」っていうコンセプトはかなり好みだったりします。
「真ん中の一番目立つやつは実は魔銃の残弾リロード担当にすぎない」っていうデザインも意外性があって悪くないとは思いますし。
ただ、実装だけがちぐはぐだったのが本当に残念です。
もうすぐ始まる「邪神の歴史」とやらで、彼らが最高の形で復活することも……ほんのちょっとだけ期待しておきます。
さて、次回予告のコーナーです。
弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。
というわけで、次回のカードはこれです。各自予習していってください。
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それでは、次の記事で。北白河でした。