ばにら所長のデュエマだべり部、略してデュべり部!
モガーモガー(デュエマの小ネタや豆知識、懐かしトークから妄想デッキまで、雑多な話題をゆるーくお届けします)
お相手は僕、ばにら所長と
フンガー(ベアデッド・ドラゴンのコテツでお送りいたします)
記事の後半では、宿題としてクイズを出題!
フンスフンス(最後まで、ごゆっくりお楽しみください)
前回の答え合わせ
ガサゴソ……
モガー?(何やってんの?)
新しい動物を飼い始めたから、そのメンテナンス
フンガー(また動物ふやしてる……)
カードを広げるスペースがない
モゲー(何してんの)
フンガフンガ(とりあえず、こないだの答え合わせしよう)
前回の問題はこれだったね
「Dustmoss/Yarunoca先生が3パターンのアートを手掛けたカードはどれ?」
- 《 デス・スモーク 》
- 《 アクア・サーファー 》
- 《 フェアリー・ライフ 》
- 《 ソーラー・レイ 》
正解は 1. 《デス・スモーク》!
DM-01基本セット・DM-06『闘魂編』・DM-10『聖拳編』で登場しているよ
モゲー(シリーズの節目で登場してるんだね)
そう!闇の基本カードとして位置づけられていたんだろうね
フンガフンガ(他の文明にもあるの?)
《スパイラル・ゲート》が同じペースでの再録を果たしてるよ
モガーモガー(どっちも、DM-06では色替えアートになってるんだ)
色やエフェクトを変えたカードは数多くあるけど、通常セットでの再録でやってるのはちょっと珍しいね
モガーモガー(その後、どっちも聖拳編では大きく毛色が変わったわけか)
特に聖拳編版の《デス・スモーク》は、シンプルかつ恐ろしさとコミカルさが同居したフレーバーテキストが印象に残ってる人も多いんじゃないかな
フゴフゴ(ぱっくりもぐもぐ)
デュエプレでも初期から称号に据えられてるあたり、きっと多くのプレイヤーの共通認識のはず!
モンガモンガ(そもそもコモンの除去呪文だから、当時のプレイヤーはよく使ってたのかもね)
よく使ってました!
古参プレイヤーの印象に残ってるカードだろうし、ツインパクト化されないかなあ
フガーフガー(そういえば、《デス・スモーク》効果のツインパクトって出てないんだっけ)
S・トリガーつきの《世紀末ハンド》はあるけど、《デス・スモーク》と完全に同じ効果はないね
モンガー(そのうち作られたりするのかなあ)
往年の名カードだし、クリーチャー面も過去の渋いところが来てほしいなあ
フガフガ(……これ《デス・スモーク》回をやる日のためにとっておくべき話題だったのでは?)
今回のカードは…?
ガサゴソガサゴソ
モガモガ(あ、また動物の世話に戻ってる……)
いつもエプロンして霧吹きかピンセット持ってるから、さっちんから「爬虫類ショップで見る光景だ」って言われる
フンガフンガ(今度は何飼い始めたんだっけ?)
カメ
というわけで今回のカードはコレ!
《カーメルイス》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火 / パワー1000 / コスト3
■キリフダッシュ [ff02](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを [ff02]支払って召喚してもよい)
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
モガーモガー(導入が雑すぎるんだよ!)
他にヘビやトカゲモチーフのクリーチャーでも同じネタが使えるな!
フンガフンガ(《百万面相 トカゲ丸》回が来るやつだ)
で、今回のカメなんだけど
モゲモゲ(ほいほい)
今回新たにお迎えしたのはミツユビハコガメっていう種類のカメで、北アメリカ大陸に生息するアメリカハコガメ、いわゆるアメハコって呼び名でマニアに知られるグループの中でもペットとして人気のある種類の一つだね、これは名前の通り後肢の指が三本なのが特徴なんだけれど不思議なことにあくまで三本指の個体が多いというだけであって絶対に三本ではないという進化の不思議遺伝の謎がついて回るあたり生き物の面白さだと思うし知られざる爬虫類の魅力だと思うんだよね、名前といえばハコガメっていう名称から察せるだろうけどこの仲間は甲羅に首や手足を引っ込めた後でお腹側の甲羅、腹甲って呼ばれるんだけどその腹甲を折り曲げてフタを閉じることができるっていう面白い性質を持ってるんだよね、ただこれ意外とやってくれなくてウチの子は掴むとむしろ首や手足を伸ばして抵抗するから何のための防御機能なのか意味わからんくて笑っちゃうんだけどそうそうハコガメといえば国内にも西表島にヤエヤマセマルハコガメが生息しててこれは特別天然記念物だから捕獲や飼育はおろか触れるのもNGなんだけど子供の頃に西表島を訪れて野生個体を見たことがあってめちゃくちゃ感動したのをよく覚えててさ、ハコガメを飼うならセマルハコガメの近縁種のチュウゴクセマルハコガメがいいなと思ってたんだよねこっちは飼育しても問題ない種類だからさ、まあ結局諸々の事情でミツユビを選んだわけなんだけど、ちなみにこのセマルハコガメはイシガメ科に分類されるから分類上はイシガメやクサガメに近いんだけどミツユビハコガメの方はドロガメ科に分類されるミシシッピアカミミガメに近い生き物になってて同じフタをできるカメでも別々の仲間が収斂進化しているっていうのは興味深い現象だよね繰り返しになるけどこういう気付きや学びが変わった生き物を飼育する醍醐味だっていうのは伝えていきたいところだよねあっミシシッピアカミミガメといえばとうとう特定外来への指定が為されて法規制されちゃうわけなんだけどこれペットショップで在庫されてる個体とかどうするんだろうね投げ売りみたいなことするわけにもいかないしそれこそ適当に飼われて捨てられたりしたら目も当てられないわけじゃん単純に法規制すればいいってわけじゃない気もしてきちゃうよね難しい問題だよこれカメ自体は本当にペットとして良い生き物だし不幸にならない着地点が見つかってほしいと切に願うよ
フガー!(デュエマの話をしろ!!)
キリフダッシュ持ちのスピードアタッカーだよ
モンガー(こいつテキストを読み上げて終わりよった)
名前は金メダル9個を獲得したアメリカの誇る短距離走の名ランナー、カール・ルイス選手から取られてるね
モゲー(チーム切札で見られる、偉人モチーフか)
チーム切札のもう一つのモチーフ・昔話から『うさぎと亀』要素の方が大きいと思うけどね
流石に存命人物ネタは使わない気がするし……
フンガフンガフンガ(《メイプル超もみ人》《松苔ラックス》《ザパンプ》)
すまんかった
存命の人物を偉人ネタとして弄んねえだろうなと思ってたわ……
モゲー(だいじょぶそ?序盤からボケにキレがないよ?)
あとぶっちゃけこのアート、赤い帽子にヒゲの某配管工が踏んだり蹴ったりするザコ敵のアイツがモチーフだよねたぶん
ノコノコ(それ以上いけない)
生まれた時から苦労人
モンガモンガ(んで実際カードとしてはどうなのよ)
キリフダッシュって能力とスピードアタッカーは相性良いよね、追加打点を作れるわけだし
フゴーフゴー(確かに、ましてキリフダッシュコストが軽いもんね)
ただ、キリフダッシュ2で出せるスピードアタッカーだと、手札交換もできる《新導バット》がいて、
自身こそスピードアタッカーじゃないけど味方を再攻撃させられる《カダブランプー》も存在してるんだよね
モガーモガー(パワーもこいつらは4000あるね)
しかもこの2枚、それぞれ十王篇のスタートデッキと十王篇1弾で登場してて
フゴフゴ(《カーメルイス》は?)
十王篇1弾の後に出された『Wチームドッキングパック』
モゲモゲ(あれ?シンプルな効果の《カーメルイス》の方が後から出たんだ)
そんなわけで、生まれた時から割と逆境だったと思うんだよね《カーメルイス》
フンガフンガ(かわいそう)
結局のところ「たまに軽くなる《解体屋ピーカプ》」だからねえ
モガーモガー(ジョーカーズ種族を活かすって観点――も、それ《新導バット》《カダブランプー》でいいのか)
マジで逆境に生まれすぎなんだよ《カーメルイス》
うさぎとかめ
ところが!《カーメルイス》にも唯一無二の武器が!
ホゲ?(お?)
「本体が3コストであること」
モガーモガー(キリフダッシュしてないときでも出しやすいとか?)
それ!
もちろん、そこだけだと押しに欠けるんだけど「コスト3以上から侵略」と組み合わせて使うなら素出ししやすさも大事じゃないかな
フンガー(キリフダッシュが達成できなかった時に、素が4マナだと動けなくなっちゃうわけね)
あと素のコストが3であることからもう1つ、
モガモガ(ほいほい)
コイツ、マジボンバーとの組み合わせを考慮してデザインされてるんじゃないかなと
フンガフンガ(出た!デザイン意図を憶測で語るいつものムーブだ!)
まあ聞いとくれよ
モゲーモゲー(急におばあちゃん口調になるな)
マジボンバー3は登場初期から、比較的選択肢が多かったのじゃ
しかしマジボンバー3を活かそうとすると、デッキ内がコスト3のカードだらけになる
そうすると、たとえば5マナある時点で「コスト3のカードを使って2マナ余る」みたいな事態が訪れる
フガーフガー(あー、そこで「2マナで出せるコスト3」である《カーメルイス》は相性が良い、と)
そゆこと
モゲーモゲー(「十王篇は他チームの能力を組み合わせられるように作ってる」ってのは前にも言ってたもんね)
ギャラクダッシュオシオキ鬼タイムーン!
フガーフガー(これ、バカの作ったデッキって感じのネーミングがすごい)
ほっとけ
あと、マジボンバーとの組み合わせ推奨してたんだろうなって話には、もうひとつ根拠があって
モンガモンガ(ほいさほいさ)
軽量マジボンバー持ち、うさぎ
フンガ(バカな)
イラストでも左奥で《U・S・A・ELEKI》が昼寝してるし
モゲーモゲー(『うさぎと亀』モチーフ→ウサギと組ませよう→チームボンバーと好相性、ってデザインだったと……?)
可能性としてはあるかなと
フンガフンガ(なんでカメの方からウサギに歩み寄る真似をしているんだ)
むしろ元ネタの童話、からかいとはいえウサギがカメにスピード勝負をふっかけてるの意味わからんからな……
防御力で競え
モガーモガー(どう競うの、《地獄万力》でも食らわせるつもりか)
……
宿題!!!
「『うさぎと亀』に登場するカメの種類は?」
- ホウシャガメ
- タバスコクジャクガメ
- カブトニオイガメ
- ヘルマンリクガメ
フンガフンガフンガ!(出た!デュエマなんも関係ない雑学問題だ!)
諸説ありますが、「イソップの活動地域からおそらくコレ」と言われてる選択肢を答えてくださいね
モガー(正気か?)
トリビアみんな好きだろ!「へー」ってなるだろ!
エンディング
ばにら所長のデュエマだべり部!今回は《カーメルイス》をお送りした。
このコーナーではこれからも、カメに関する豆知識や懐かしトーク、小ネタをゆるーく紹介していくぞ。
感想やリクエストはぜひ #デュべり部 でツイートしてね!
今回の宿題、「『うさぎと亀』に登場するカメの種類は?」
- ホウシャガメ
- タバスコクジャクガメ
- カブトニオイガメ
- ヘルマンリクガメ
の答えも大募集だ!
ばにら所長のデュエマだべり部、略して「デュべり部」は、毎週土曜20時更新!土曜の夜は、一緒にデュべろう!
モゲー(もしかしてご主人、飼ってる動物が増えるたびにこういうネタやる気では?)
こないだカエルを飼い始めたよ
バカ!!!!(バカ!!!!)
来週土曜につづく!
参考書籍
冨水明『ビバリウムガイドNo.98』エムピージェー,2022
鶴田賢二・小畑敬済『爬虫類飼育完全マニュアルVol.5』笠倉出版社,2021
富沢直人『カメの飼い方・楽しみ方BOOK』成美堂出版,2019
松井正文・疋田努・太田英利 監修『小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類』小学館,2020
鯨川リョウ『秘密のレプタイルズ(2)』小学館,2017