こんにちは、神結です。
ここ2回は《龍覇 グレンモルト》、《龍素記号Sr スペルサイクリカ》と直近でデュエプレに実装されたスーパーカードたちのデッキを紹介してきたんですよ。
でもそれはそれとして、もう1枚……というかもう1人、どうしても紹介しておきたいものがあるんですよ。
《「祝」の頂 ウェディング》をご存じでしょうか?
【 クリーチャー 】
種族 アンノウン / ゼニス / 文明 ゼロ / パワー13000 / コスト11
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、相手はバトルゾーンの自分のクリーチャーまたは自身の手札から合計4枚選び、新しいシールドとして裏向きにし、自身のシールドゾーンに加える。
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを自身の手札に加えるかわりに墓地に置く。
T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)
エピソード2で登場した「ゼニス」と呼ばれる種族になります。背景ストーリー的な話をすると、ゼニスは複数体いますがそれぞれがめちゃめちゃ強い大型クリーチャーで、感情はなく「ゼロの世界」を作るために活動しています。
で、話は《「祝」の頂 ウェディング》に戻るのですが、このウェディング様はデュエプレで大変素敵なデザインで登場しています。
【3周年まであと1日】
— デュエル・マスターズ プレイス【公式】 (@dmps_info) December 17, 2022
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大変お美しゅう、なんだよな……。
そしてメインストーリーはかなりシリアスなんですけど、19話とか20話では熱い演出も用意されていて、ストーリーを読んでいると自然と好きになってしまうキャラでもあります。
気付けば「課金→シク版ゲット→デッキを作りたい……!」となっていること間違いなしです。
というわけでいまはウェディング様のことしか考えられないので、ウェディング様を使ったデッキを紹介していきましょう。
「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。
今回は【トリーヴァゼニス】です。
目次
本日の名作デッキ紹介
自由の象徴、トリーヴァゼニス
というわけで今回の名作デッキはエピソード期から活躍しているビッグマナのうち、【トリーヴァゼニス】になります。
今回は《龍素記号Sr スペルサイクリカ》登場後なので、2014年頃のリストになります。だいたいこんな感じ。
だいたいこんな感じと書きましたが、これは本当に大雑把に理解してもらった方がいいです。
というのもこのリストについても、特にテンプレでもなんでもなく、当時のリストから「トリーヴァゼニスに採用されているカード」というふんわりした概念を集合させて、私がいまここで組み上げたリストになります。
なんでそんなことになっているのかというと、トリーヴァのビッグマナは自由に使える枠が比較的多いからです。
(これは同系統のデッキである白刃鬼との明確な差別点になります)
そもそもの話なんですが、《「祝」の頂 ウェディング》をフィニッシャーとしたデッキとして紹介していますけど、このウェディングの枠すら自由ですからね。
わかりやすい例を挙げると、個人的に好きなトリーヴァデッキの中に、19年度日本一のセキボンさんが組み上げた【野菜トリーヴァ】というのがあるので、それも貼っておきます。
なんかもう全然違うじゃないですか。ちなみにこのデッキはトリーヴァ界の傑作の1つだと思っていて、他のトリーヴァでは中々実現出来ない「マナから有色ドラゴンを手軽に回収」というのを《ビクトリー・アップル》で実現。
そしてその《ビクトリー・アップル》や《龍素記号Sr スペルサイクリカ》といったカードも、マナに置いておいた《アラゴト・ムスビ》でバトルゾーンから回収可能。これによって黒ビマナ系の《ロスト・ソウル》などに対応出来ます。
ちょっと話は逸れましたが、トリーヴァというデッキがかなり自由で、以前紹介したトリーヴァMASについては、採用カードは近しいながらもビッグマナではなくビートダウンのデッキだと(私も作成者も)思っています。
最初に提示したリストについても、真っ直ぐにゼニスを目指すならば《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》などを2~3採用することでよりビッグマナらしくなります。
ビッグマナ的に動くなら刃鬼でいいじゃんと思っているタイプなので、トリーヴァであれば刃鬼では採用出来ないようなカードを増やしてゲームを広く持ちたいですね。
ですのでどう動くのかと言えば序盤のブーストは変わらないんですけど、《パクリオ》の連打で相手を妨害しながら《フェアリー・シャワー》、《龍素記号Sr スペルサイクリカ》、《ドンドン吸い込むナウ》で自分のカードを使い回して(念のためですが、紙の吸い込むは自分のクリーチャーをバウンス出来ます)いくわけです。
途中に《超次元ホワイトグリーン・ホール》を上手く使ってマナを回収していき、頃合いをみて《アポカリプス・デイ》でリセット。最後に《「祝」の頂 ウェディング》が出てきてゲームセット、というのがデッキの流れになります。
ここが残念、ウェディングさん
さて、肝心の《「祝」の頂 ウェディング》なんですが、デュエプレで実装されたキャラクターとしては、もちろん好きです。
ただ大変申し上げにくいのですがカードとして信頼を置けるかというとかなーーーーーーり微妙だと思っていてですね。
だからこそビマナのフィニッシャーとしては《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》とかの方が好まれてきたわけでなんですよね。
いやーーーー……強いんですよ? でもウェディングって結構色んな問題がありまして。
「絶望を祝福する」というデザインなだけあって、盾を大量に増やしてからの焼却効果というのはかなりフレーバー的に上手いと思うんですよ。
でもこれが結果として「長い」。
例えば10マナで《「智」の頂 レディオ・ローゼス》を出してハンデスを決めたあとに、11マナでウェディングを出したとするじゃないですか。盤面の処理が出来て、相手の盾が8枚になったとしましょう。
この時点でゲームとしては“ほぼ勝ち”じゃないですか。誰もこの状況から相手側に座りたいと思う人はいない筈です。
しかしこことから勝つまでには3ターンくらい掛かっちゃうんですよね。
で、道中どっかで《ドンドン吸い込むナウ》とか《ガンヴィート・ブラスター》とかツモられると滅茶苦茶面倒くさいんですよ。
そのままゲームに負ける訳では当然無いですし、有利は変わらないんですが、「またやり直しか……」みたいになってくるじゃないですか。
それが嫌だから「じゃあ戦慄とか1枚くらい入れたVANナイン型にしようか」ってなってくるのもわかる話です。
ちなみにGP1stのベスト8だったと思うんですけど、この問題を解決するために《ロジック・キューブ》+《天頂秘伝ゼニス・レクイエム》を採用しているリストがありましたね。
【 呪文 】
文明 ゼロ / コスト12
アタックチャンス-ゼニス(自分のゼニスが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい)
このターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体のパワーは+50000され、「ワールドブレイカー」を得、「このクリーチャーがバトルに勝った時、そのクリーチャーをアンタップしてもよい」を得る。(「ワールド・ブレイカー」を得たクリーチャーは、相手のシールドをすべてブレイクする)
あとウェディングももう1つの問題点として、結構ケア出来ちゃうって部分もあると思います。
これはゼニスそのものの弱点でもあるんですが、結構着地ターンって簡単に予想付くじゃないですか。例えば相手のマナが6だったら、一度《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》挟んで2ターン後かな? とか。
だからそれまでにケアする準備が出来るんですよ。具体的には手札を数枚キープしながら盾を削っておくことで、ウェディング着地ターンを手札で耐えて、返しに打点を通し切って勝つという。
実際デュエプレでウェディングが実装された直後、子どもの頃ボコボコにされたウェディングに負けるシーンがかなり減った、という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
……と、ウェディング様の残念な部分を書いてはみましたけど、それを補って余りある美しさを持っていらっしゃる方であるのも事実。
本能が「使いたい」と思ったら、特に気にせず使っていきましょう。
私は大地ヴィルヘルムのフィニッシャー枠として、1枚デッキに入れています。
おわりに
「DM歴代名作デッキ」、第70回は私の大好きな《「祝」の頂 ウェディング》を使った【トリーヴァゼニス】でした。
是非次のデュエプレコラボデッキでは、ウェディング様のイラストの《「祝」の頂 ウェディング》を、あわよくばしれっと強化カード入れてくれると嬉しいものです。
というわけで、今回はここまで。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。
ちなみに恐縮ですが、来週はGPとか色々あって休止とさせていただいてます。
そんなわけで、また再来週お会いしましょう。