【OCG】2024年 ジェネクスデッキ 入門書【古より蘇りしS召喚コンボ!連続召喚でフィールドを完全制圧せよ!】

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【OCG】2024年 ジェネクスデッキ 入門書【古より蘇りしS召喚コンボ!連続召喚でフィールドを完全制圧せよ!】

はじめに

読者の皆さま、こんにちは。かもめ先生です。

「デュエルターミナルで活躍したテーマデッキを組みたい!」「展開力の高いS召喚のテーマで戦いたい!」

今回はそんな方に向けた、連続S召喚を得意とするジェネクス】デッキの解説記事です。

この記事では、新規カードの登場で非常に高い展開力を獲得した【ジェネクス】デッキの特徴や展開例、相性の良いカードについて解説していきます。

目次

【ジェネクス】デッキレシピ


このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼

【ジェネクス】デッキの特徴

【ジェネクス】デッキとは?

【ジェネクス】デッキはアーケードゲーム『DUEL TERMINAL』で登場した、機械族モンスターを主軸としたS召喚テーマです。

さまざまな属性のモンスターで構成されており、テーマのSモンスターには属性を参照する効果を持っています。

テーマ内で魔法・罠カードが存在せず、モンスター効果でサーチや特殊召喚をしながら展開することを得意としています。

また【レアル・ジェネクス】や【A・ジェネクス】といった、【ジェネクス】から派生したカテゴリも存在しています。

背景ストーリーとしての関連性もあり、それぞれが【ジェネクス】をサポートする効果を持っています。

《ジェネクス・コントローラー》を中心としたストーリーも脈々とつながっており、新たに登場した《リペア・ジェネクス・コントローラー》についてもどのように関わってくるのか、これからも注目といったところですね。

【ジェネクス】デッキの特徴

【ジェネクス】デッキには、《ジェネクス・パワー・プランナー》《ジェネクス・ウンディーネ》といったサーチャーが豊富に存在しています。

それらはいずれも「自身の召喚成功時」に発動するものとなっているので、どちらかと言えば連続展開よりも、毎ターン継続的に展開するという動きを得意とするテーマとなっていました。

しかしながら「自身の召喚成功時」ことも相まって、すべてのモンスター効果に「名称ターン1使用」の制約がないことも特徴です。

しかし新たに登場したLモンスター《リペア・ジェネクス・コントローラー》によって、効果によって召喚を何度も行う事が可能となり、一気に展開力が底上げされることとなりました。

そちらの効果で【ジェネクス】モンスターのサーチやサルベージ効果をトリガーとして召喚を行うことができ、一気に大量展開が可能となりました。

ゲームスピードが加速している現代遊戯王においても、トップレベルの展開力を獲得したといっても過言ではないでしょう。

【ジェネクス】デッキの戦い方

【ジェネクス】デッキは、《ジェネクス・パワー・プランナー》《レアル・ジェネクス・ターボ》といったサーチ効果を持った【ジェネクス】モンスター1体から展開することができます。

それらのサーチ効果を使用した後に《リペア・ジェネクス・コントローラー》をL召喚してサルベージ効果を発動、その処理後に手札に戻したサーチャーを召喚してさらに展開に必要となる【ジェネクス】モンスターをサーチしていきます。

【ジェネクス】サーチャーはレベル1・2・3・4の【ジェネクス】モンスターをそれぞれをサーチすることができ、《リペア・ジェネクス・コントローラー》の召喚効果と併せることでさまざまな【ジェネクス】モンスターをサーチしながら展開することができます。

とは言え、強力な効果を持つ《リペア・ジェネクス・コントローラー》には「【ジェネクス】チューナーをS素材としたS召喚でしかEXデッキからモンスターを特殊召喚できない」という制約が課されています。

そのため展開の中で何度かは、【ジェネクス】チューナーを展開することで、制約回避とS召喚の展開を同時に行っていく必要があります。

《リペア・ジェネクス・コントローラー》の制約が存在する以上、必然的に【ジェネクス】デッキはSモンスターのみで戦うこととなります。

新たに登場したエースモンスター《A・O・G リターンゼロ》や、汎用的に用いられる大型Sモンスター《フルール・ド・バロネス》《深淵の神獣ディス・パテル》を展開して、盤面を制圧していきましょう。

【ジェネクス】カードの解説

新たに登場した【ジェネクス】モンスター

《リペア・ジェネクス・コントローラー》

【 リンクモンスター 】
星 1 / 闇 / 機械族 / 攻200 /

【リンクマーカー:←】
レベル4以下の「ジェネクス」モンスター1体
自分は「リペア・ジェネクス・コントローラー」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
①:このカードがL召喚した場合に発動できる。自分の墓地から「ジェネクス」モンスター1体を手札に加える
②:「ジェネクス」モンスターがドロー以外の方法で自分の手札に加わった場合に発動できる(同一チェーン上では1度まで)。
「ジェネクス」モンスター1体の召喚を行うこのターン、自分は「ジェネクス」チューナーをS素材としたS召喚でしかEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

新しい【ジェネクス】デッキの核となるリンク1の【ジェネクス】モンスター。

①:このカードがL召喚した場合に発動できる。自分の墓地から「ジェネクス」モンスター1体を手札に加える。

《リペア・ジェネクス・コントローラー》の①の効果

②:「ジェネクス」モンスターがドロー以外の方法で自分の手札に加わった場合に発動できる(同一チェーン上では1度まで)。
「ジェネクス」モンスター1体の召喚を行う。このターン、自分は「ジェネクス」チューナーをS素材としたS召喚でしかEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。

《リペア・ジェネクス・コントローラー》の②の効果

①の効果でL召喚成功時に【ジェネクス】モンスターをサルベージしつつ、処理後に②の効果を発動して、そのまま【ジェネクス】モンスターを召喚することができます。

いずれの効果も名称ターン1の制約がなく(特殊召喚制限によって①の効果は実質的には実質ターン1回のみ)、発動条件を満たせば何度でも発動することができます。

後述する【ジェネクス】モンスターは召喚成功時にサーチしたりバウンスして自己特殊召喚したりすることができるため、それらの処理後に②の効果を誘発させることで、効果の召喚による大量展開が可能です。

その効果の特性上、「【ジェネクス】モンスターの召喚時効果→②の召喚効果→【ジェネクス】モンスターの召喚時効果……」という形で連鎖的に展開していくこととなります。

言い換えれば、召喚時効果でサーチ・サルベージができなかったりモンスターゾーンが埋まっていたりして展開できなくなると、そこで展開が止まってしまいます。

②の効果は強力である反面、制約として【ジェネクス】チューナーを用いたS召喚しかEXデッキから出せなくなるので、チューナーの出力やコンボが途切れた際のケアなど、今後の盤面をきちんと踏まえながら展開していくようにしましょう。

《A・O・G リターンゼロ》

【 シンクロモンスター 】
星 10 / 闇 / 機械族 / 攻3100 / 守2950

闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:相手がモンスターの効果を発動した時、属性がそのモンスターと同じとなるモンスター1体を自分の墓地から除外して発動できる
(このターン、このカード名のこの効果を発動するために同じ属性のモンスターを除外できない)。
その発動を無効にし破壊する
②:1ターンに1度、自分の墓地・除外状態の「ジェネクス」モンスターを6体まで対象として発動できる(同じ属性は1体まで)。そのモンスターをデッキに戻す。
その後、その数まで魔法&罠ゾーンのカードを破壊できる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【ジェネクス】の新たなエースモンスターである、レベル10の闇属性Sモンスター。

①:相手がモンスターの効果を発動した時、属性がそのモンスターと同じとなるモンスター1体を自分の墓地から除外して発動できる
(このターン、このカード名のこの効果を発動するために同じ属性のモンスターを除外できない)。
その発動を無効にし破壊する。

《A・O・G リターンゼロ》の①の効果

①の効果で墓地の同属性のモンスターを除外し、相手モンスターの効果発動を無効にすることができます。

同じ属性は1ターンに1度しか無効にできませんが、属性さえバラければ複数回の無効を発動することができます。

またコストで除外するモンスターは【ジェネクス】でなくても良いため、展開中にさまざまな属性の汎用Sモンスターを取り込むことで、無効可能な属性の範囲を拡げることも可能となっています。

②:1ターンに1度、自分の墓地・除外状態の「ジェネクス」モンスターを6体まで対象として発動できる(同じ属性は1体まで)。そのモンスターをデッキに戻す。
その後、その数まで魔法&罠ゾーンのカードを破壊できる。

《A・O・G リターンゼロ》の②の効果

②の効果は、墓地・除外の【ジェネクス】モンスターを6体までデッキに戻しながら、魔法・罠ゾーンのカードを破壊する効果です。

展開の途中で除外した【ジェネクス】モンスターや自身の①の効果で除外した【ジェネクス】モンスターをデッキに戻してリソース回復を行いながら、魔法・罠カードの除去を行うことができます。

またこの効果処理は前後に分かれているので、魔法・罠カードがフィールドになくても発動して、【ジェネクス】モンスターをデッキに戻す処理だけを行うこともできます。

新しい【ジェネクス】デッキは1ターンでの大量展開こそ得意なものの、デッキリソースを大きく消費してしまうので、ゲームが長引く場合はこの効果でしっかりリソース回復しながら戦うように心がけると良いでしょう。

《レアル・ジェネクス・ウンディーネ》

【 効果モンスター 】
星 4 / 水 / 水族 / 攻1700 / 守1100

①:1ターンに1度、自分の墓地から「ジェネクス」モンスター1体を除外して発動できる。
このカードの属性は、そのモンスターと同じ属性としても扱う。チューナーを除外して発動した場合、さらにこのカードをターン終了時までチューナーとして扱う事ができる。
②:自分フィールドに「ジェネクス」Sモンスターが存在する場合、このカードを含む自分の墓地の「ジェネクス」モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
このターン、自分の墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《ジェネクス・ウンディーネ》のリメイクとなる、新しいレベル4の【ジェネクス】モンスターです。

①:1ターンに1度、自分の墓地から「ジェネクス」モンスター1体を除外して発動できる。
このカードの属性は、そのモンスターと同じ属性としても扱う。チューナーを除外して発動した場合、さらにこのカードをターン終了時までチューナーとして扱う事ができる。

《レアル・ジェネクス・ウンディーネ》の①の効果

①の効果で、墓地の【ジェネクス】モンスターを除外することで属性コピーやチューナー化をすることができます。

闇属性チューナーにして《A・O・G リターンゼロ》のS素材としたり、闇属性・光属性に変換して《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》のS素材としたりと、さまざまな活用が可能です。

②:自分フィールドに「ジェネクス」Sモンスターが存在する場合、このカードを含む自分の墓地の「ジェネクス」モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
このターン、自分の墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。

《レアル・ジェネクス・ウンディーネ》の②の効果

②の効果は、自身を含む【ジェネクス】モンスター2体をサルベージする効果です。

効果の制約によって使用後のカードは除外されてしまうものの、《リペア・ジェネクス・コントローラー》の②の召喚効果を誘発させることができるため、展開手段のひとつとして活用することができます。

また除外されてしまっても《A・O・G リターンゼロ》の効果でデッキに戻すこともできるので、そこまで重く捉えなくとも良いでしょう。

展開の軸となる【ジェネクス】モンスター

《ジェネクス・パワー・プランナー》

【 効果モンスター 】
星 1 / 光 / 魔法使い族 / 攻300 / 守200

このカードが召喚に成功した時、自分のデッキからレベル3の「ジェネクス」と名のついた効果モンスター1体を手札に加える事ができる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《レアル・ジェネクス・ターボ》

《レアル・ジェネクス・ターボ》

【 効果モンスター 】
星 4 / 風 / 機械族 / 攻1500 / 守1300

このカードが召喚に成功した時、自分のデッキからレベル1の「ジェネクス」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【ジェネクス】モンスターをサーチする効果を持った下級モンスターたちです。

このカードが召喚に成功した時、自分のデッキからレベル3の「ジェネクス」と名のついた効果モンスター1体を手札に加える事ができる。

《ジェネクス・パワー・プランナー》の効果

このカードが召喚に成功した時、自分のデッキからレベル1の「ジェネクス」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。

《レアル・ジェネクス・ターボ》の効果

《ジェネクス・パワー・プランナー》《レアル・ジェネクス・ターボ》は、それぞれが召喚成功時に【ジェネクス】モンスターを持っています。

《リペア・ジェネクス・コントローラー》がいればサーチ効果の処理後に②の召喚効果を誘発させることができるため、そのままサーチした【ジェネクス】モンスターを召喚してサーチ効果を連鎖させることができます。

またこれらのサーチ範囲はいずれも指定したレベルの【ジェネクス】モンスターとなっており、「《レアル・ジェネクス・ターボ》《ジェネクス・パワー・プランナー》《A・ジェネクス・バードマン》」といった感じでサーチしていくこととなります。

フィールドが埋まってしまったりデッキのサーチ先が切れてしまったりしない限りモンスターを展開することができるので、展開ルートをいろいろ試しながら、自分の最適な着地点を探していきましょう。

《A・ジェネクス・バードマン》

《A・ジェネクス・バードマン》

【 チューナーモンスター 】
星 3 / 闇 / 機械族 / 攻1400 / 守400

自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を手札に戻して発動する。このカードを手札から特殊召喚する。この効果を発動するために手札に戻したモンスターが風属性モンスターだった場合、このカードの攻撃力は500ポイントアップする。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

自分のモンスターを手札に戻すことで展開できる、汎用としても使われることが多いレベル3の【ジェネクス】チューナーです。

自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を手札に戻して発動する。このカードを手札から特殊召喚する。この効果を発動するために手札に戻したモンスターが風属性モンスターだった場合、このカードの攻撃力は500ポイントアップする。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。

《A・ジェネクス・バードマン》の効果

召喚権を使わずに展開できるレベル3チューナーとしてとても扱いやすく、こと【ジェネクス】デッキにおいては《リペア・ジェネクス・コントローラー》の効果に頼らず展開できる【ジェネクス】チューナーとして非常に重宝します。

盤面が埋まってしまって展開できなくってしまっても、モンスターをバウンスして《A・ジェネクス・バードマン》を特殊召喚してS召喚を行ってフィールドを空けつつ、さらにS召喚したモンスターでサルベージを行って《リペア・ジェネクス・コントローラー》の召喚効果を誘発させる、といった使い方が主になるでしょう。

展開に必要となるSモンスター

《超重剣聖ムサ-C》

《超重剣聖ムサ-C》

【 シンクロモンスター 】
星 5 / 地 / 機械族 / 攻300 / 守2300

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードはルール上「超重武者」カードとしても扱う。
①:このカードがS召喚に成功した時、自分の墓地の機械族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
自分の墓地に魔法・罠が存在する場合、このターン自分はそのモンスター及びその同名モンスターを召喚・特殊召喚できない。
②:このカードは表側守備表示のままで攻撃できる。
その場合、このカードは守備力を攻撃力として扱いダメージ計算を行う。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《超重剣聖ムサ-C》は【超重武者】モンスターでありながら、【機械族】のサポート効果を持ったレベル5のSモンスターです。

①:このカードがS召喚に成功した時、自分の墓地の機械族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
自分の墓地に魔法・罠が存在する場合、このターン自分はそのモンスター及びその同名モンスターを召喚・特殊召喚できない。

《超重剣聖ムサ-C》の①の効果

①の効果で自身のS召喚成功時に、墓地の機械族モンスターを手札に加えることができます。

この効果で《リペア・ジェネクス・コントローラー》の効果を誘発させることができるので、【ジェンクス】ではフィールドを空けつつ展開を補助するSモンスターとして活用することができます。

また【超重武者】モンスターの共通項かである「墓地に魔法・罠カードが存在する(しない)」ことによるデメリットをもっていますが、魔法・罠カードをあまり採用しない【ジェネクス】ではその影響を受けにくいというのもシナジーしている部分と言えるでしょう。

《氷結界の虎王ドゥローレン》

《氷結界の虎王ドゥローレン》

【 シンクロモンスター 】
星 6 / 水 / 獣族 / 攻2000 / 守1400

チューナー+チューナー以外の水属性モンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するカードを任意の枚数手札に戻す事ができる。このカードの攻撃力はこのターンのエンドフェイズ時まで、この効果で手札に戻したカードの枚数×500ポイントアップする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【ジェネクス】と同じくターミナル出身でもある、レベル6のSモンスター。

1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するカードを任意の枚数手札に戻す事ができる。このカードの攻撃力はこのターンのエンドフェイズ時まで、この効果で手札に戻したカードの枚数×500ポイントアップする。

《氷結界の虎王ドゥローレン》の効果

起動効果で1ターンに1度、フィールドのモンスターを手札に戻して自身の攻撃力をアップさせることができます。

重要なのはやはりセルフバウンスできるという部分で、Sモンスターを展開しつつ《リペア・ジェネクス・コントローラー》の効果を誘発させて再展開できるという部分にあります。

S素材に水属性の非チューナーモンスターを要求しますが、《レアル・ジェネクス・ウンディーネ》や《ジェネクス・ウンディーネ》は展開に繋げやすいモンスターでもあるので、自然と用意することができるでしょう。

【ジェネクス】デッキと相性が良いカード

《古聖戴サウラヴィス》

《古聖戴サウラヴィス》

【 儀式モンスター 】
星 7 / 光 / ドラゴン族 / 攻2600 / 守2800

「精霊の祝福」により降臨。
①:自分フィールドのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。
その発動を無効にする
②:相手がモンスターを特殊召喚する際に、フィールドのこのカードを持ち主の手札に戻して発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを除外する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【ジェネクス】デッキの展開では最もメジャーな手札誘発である《灰流うらら》はそこまで重くありませんが、《リペア・ジェネクス・コントローラー》に《エフェクト・ヴェーラー》《無限泡影》といった無効カードを撃たれてしまうと途端に動けなくなってしまいます。

そのためそれを防ぐ手段として最も有力なのが、この手札誘発効果をもった儀式モンスター《古聖戴サウラヴィス》となります。

《エフェクト・ヴェーラー》や《夢幻泡影》はどんな環境においても一定数の採用がなされているので、こうした展開デッキでは手札誘発メタのカードを採用しておく必要があると言えるでしょう。

《スモール・ワールド》

《スモール・ワールド》

【 通常魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札のモンスター1体を相手に見せる。
見せたモンスターの種族・属性・レベル・攻撃力・守備力の内、1つのみが同じモンスター1体をデッキから選んで確認し、手札から見せたモンスターを裏側表示で除外する。
さらに確認したカードと種族・属性・レベル・攻撃力・守備力の内、1つのみが同じモンスター1体をデッキから手札に加え、デッキから確認したカードを裏側表示で除外する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【ジェネクス】デッキにはサーチャーが豊富にいますが、それでも初手に必ず引けるかと言えばそうとは言い切れません。

《スモール・ワールド》はレベルや種族を参照することで、さまざまなモンスターをサーチできる通常魔法カードです。

【ジェネクス】デッキはレベルや種族、属性がさまざまに存在しており、後述する【手札誘発】カードも採用していればさらに広範囲のサーチができるため、状況に合わせてサーチ先を柔軟に選ぶことが可能でしょう。

【手札誘発】カード

《灰流うらら》

《灰流うらら》

【 チューナーモンスター 】
星 3 / 炎 / アンデット族 / 攻0 / 守1800

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《増殖するG》

《増殖するG》

【 効果モンスター 】
星 2 / 地 / 昆虫族 / 攻500 / 守200

このカードを手札から墓地へ送って発動する事ができる。このターン、相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はデッキからカードを1枚ドローする。この効果は相手ターンでも発動する事ができる。「増殖するG」は1ターンに1度しか発動できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【ジェネクス】デッキは初動1枚から展開することができるので、空いたスロットには1枚で完結している汎用カードを採用しておくと良いでしょう。

その中でもやはり【手札誘発】カードは、先行展開が得意な【ジェネクス】デッキで後攻を取ってしまった際の防御手段として最も重要な役割を果たしてくれます。

また敢えて後攻から盤面を返せるように、全体除去カードを複数採用するなどといった構築も考えられます。

【ジェネクス】デッキの回し方

《ジェネクス・パワー・プランナー》1枚からの展開例

【使用カード/条件】

  • 《ジェネクス・パワー・プランナー》

【結果】

  • 《リペア・ジェネクス・コントローラー》
  • 《A・O・G リターンゼロ》
  • 《深淵の神獣ディス・パテル》
  • 《フルール・ド・バロネス》
  • 《魔救の奇跡-ドラガイト》
  • 相手2ハンデス
  • 手札に《リサイクル・ジェネクス》《ジェネクス・パワー・プランナー》《レアル・ジェネクス・チューリング》
  • 墓地に4属性(光・火・水・地)

【手順】

展開ルートを見る ▼

【盤面の解説】

《ジェネクス・パワー・プランナー》1枚から《リペア・ジェネクス・コントローラー》の効果を使い倒して展開する一例です。

いつもの3倍くらいの手順の長さになってしまいました。

【ジェネクス】展開の最大限のパワーを活用して、相手2ハンデスと無効効果モンスター4体を並べて完全制圧を実現しています。

《魔救の奇跡-ドラガイト》による魔法・罠無効、《深淵の神獣ディス・パテル》によるモンスター無効、《フルール・ド・バロネス》による何でも無効、そして《A・O・G リターンゼロ》によるモンスター無効となっています。

また《PSYフレームロード・Ω》によって相手の手札を減らしているため、相手ターンドローを含めても4枚から動かなくてはなりませんが、こちらの無効が4枚あるので基本的には何もさせずに完全制圧することが可能でしょう。

【ジェネクス】の展開は《リペア・ジェネクス・コントローラー》の召喚効果に大きく依存しているため、《エフェクト・ヴェーラー》《無限泡影》を受けてしまうとたちまち何もできなくなってしまいます。

《墓穴の指名者》などを持っていればある程度どうにかなることも多いですが、そうでない場合は基本的にどうにもならないことがほとんどでしょう。

純構築ではどうにもできない部分なのでそこは割り切るか、ある程度混ぜ物構築にしてその負担を軽減するなどして対処すると良いでしょう。

また今回は《ジェネクス・パワー・プランナー》からの展開として紹介しましたが、その他の【ジェネクス】サーチ効果をもったモンスターであっても、似たような盤面を形成することができます。

とは言え、展開で重要となる《A・ジェネクス・バードマン》にアクセスするタイミングや回数がブレてしまうので盤面の強度はすこし落ちてはしまいますが、それでも十分な強さを保つことはできるでしょう。

展開デッキの基本的な考え方でもありますが、最大出力の盤面を設定した上でどのくらいの手札でどこまで妥協できる盤面にできるかを考えながら、展開ルートを構築していくよう心掛けておきましょう。

【ジェネクス】デッキをカスタムするおすすめカード

【ホルス】関連カード

《ホルスの栄光-イムセティ》

《ホルスの栄光-イムセティ》

【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / 魔法使い族 / 攻3000 / 守1800

このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「王の棺」が存在する場合、このカードは墓地から特殊召喚できる
②:このカードを含む手札を2枚墓地へ送って発動できる。
デッキから「王の棺」1枚を手札に加える。
その後、自分は1枚ドローできる。
③:このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
フィールドのカード1枚を墓地へ送る。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《王の棺》

《王の棺》

【 永続魔法 】

このカード名の②の効果は1ターンに4度まで使用できる。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの「ホルス」モンスターは、自身を対象としないカードの効果では破壊されない。
②:手札を1枚墓地へ送って発動できる
デッキから「ホルス」モンスター1体を墓地へ送る
③:1ターンに1度、自分の「ホルス」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
その相手モンスターを墓地へ送る。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【ホルス】は《王の棺》を主軸として展開する、レベル8の【ホルス】モンスターで構成されたテーマデッキです。

【ジェネクス】ではレベル5以上のモンスターを展開するにはSモンスターに頼らなくてはなりませんが、【ホルス】を混ぜることでEXデッキを使わずに上級モンスターを用意することができます。

また【ホルス】自体でもしっかり戦うことができるので、手札事故を起こしてしまったり相手の妨害を受けたりしても、いくらか戦うことができるのも強みとなっています。

【セリオンズ】関連カード

《セリオンズ“キング”レギュラス》

《セリオンズ“キング”レギュラス》

【 効果モンスター 】
星 8 / 地 / 機械族 / 攻2800 / 守1600

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地の、「セリオンズ」モンスターまたは機械族モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
②:相手がカードの効果を発動した時、自分の手札・フィールドから「セリオンズ」モンスターカード1枚を墓地へ送って発動できる。
その効果を無効にする
③:このカードを装備した「セリオンズ」モンスターは、攻撃力が700アップし、このカード名の②の効果を得る。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《円盤闘技場セリオンズ・リング》

《円盤闘技場セリオンズ・リング》

【 フィールド魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「セリオンズ」モンスター1体を手札に加える事ができる。
②:1ターンに1度、自分のモンスターが戦闘で破壊される場合、代わりにデッキから「セリオンズ」カードまたは「無尽機関アルギロ・システム」1枚を墓地へ送る事ができる。
③:1ターンに1度、自分または相手のモンスターが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地の「セリオンズ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【セリオンズ】はレベル7・8のモンスターを中心に構成された、メインデッキのモンスターを主体に戦うテーマデッキです。

こちらも【ジェネクス】デッキにできない上級モンスターの展開を行ってくれるため、高レベルSモンスターの展開が容易となります。

また展開で機械族モンスターを使うことが多いことから、無効効果を持つ《セリオンズ“キング”レギュラス》を出しやすいのもシナジーとなっています。

《霞の谷の神風》

《霞の谷の神風》

【 フィールド魔法 】

自分フィールド上に表側表示で存在する風属性モンスターが手札に戻った場合、自分のデッキからレベル4以下の風属性モンスター1体を特殊召喚する事ができる。この効果は1ターンに1度しか使用できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《霞の谷の神風》は自分の風属性モンスターがバウンスされた際に、デッキから風属性モンスターを展開する効果を持ったフィールド魔法です。

《A・ジェネクス・バードマン》の存在からセルフバウンスを得意とする【ジェネクス】であればこの効果を容易に発動することができ、かつては【神風ジェネクス】というアーキタイプが存在するほどでした。

オリジナルデッキとしては今でも非常に面白いギミックなので、一風変わった構築をしてみたい方は是非とも試してみましょう。

おわりに

いかがだったでしょうか。

長い時を経た強化によって、爆発的な展開力を獲得した【ジェネクス】デッキは、現代遊戯王においても通用する大量展開デッキへと進化しました。

S召喚を主軸とするため展開ルートこそ少し複雑なものの、使いこなせば非常に高いデッキパワーを活かして相手を圧倒できる、非常に強力なデッキに仕上がっています。

興味を持っていただけたなら是非とも実際にカードを手に取ってプレイしてみていただければ幸いです。

ここまでのご精読、ありがとうございました!


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