【OCG】2023年 御巫デッキ 入門書【舞姫たちの煌びやかな御巫神楽!皆で盛大に舞い踊りましょう!】

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【OCG】2023年 御巫デッキ 入門書【舞姫たちの煌びやかな御巫神楽!皆で盛大に舞い踊りましょう!】

はじめに

読者の皆さま、こんにちは。かもめ先生です。

「かわいい女の子たちが活躍するテーマデッキを組んでみたい!」「装備魔法を主軸としたユニークなデッキを使ってみたい!」

今回はそんな方に向けた、装備魔法カードを主軸とするテーマ御巫】デッキの解説記事です。

この記事では、装備魔法カードを駆使して相手をコントロールする【御巫】デッキの特徴や展開例、相性の良いカードについて解説していきます。

目次

【御巫】デッキレシピ


このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼

【御巫】デッキの特徴

【御巫】デッキとは?

装備魔法カードに関連する効果を持ったレベル3の【御巫】モンスターと【御巫】儀式モンスター《オオヒメの御巫》で構成される、コントロール寄りの【ビート】デッキです。

テーマのモチーフは「日本神話」「巫女」からきているようで、それらに関連する武具や名称が数多く取り入れられています。

また果物の「みかん」ともかけているようで、テーマのイラストには柑橘類をおもわせる紋章があてはめられています。

神のみ使いである「御神子」「巫女」である女の子のみで構成された、非常に可愛らしいテーマデッキとなっています。

【御巫】デッキの特徴

テーマのモンスターはすべて攻守0のステータスとなっており、「自身が装備カードを装備している場合、このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける」という永続効果を持ち併せています。

またテーマの装備魔法カードには「装備モンスターは効果では破壊されない」耐性も付与できるため、さきほどの戦闘破壊耐性と併せることで優秀な壁モンスターとしても機能させることができます。

先述したモンスター効果からも分かるように、【御巫】デッキは相手モンスターとの戦闘で発生するダメージを相手に与えることでライフを削るという、「相手モンスターを利用する」という部分が最大の特徴となっています。

それ以外にも相手モンスターのコントロール奪取や、相手モンスターに装備してそのモンスターをバウンスしながらリクルートするなどといった動きができるという側面も、「相手モンスターを利用する」特徴と言えるでしょう。

【御巫】デッキ の戦い方

このように【御巫】デッキの戦い方の基本は、「相手モンスターを利用する」という部分にあります。

序盤は《鏡の御巫ニニ》の相手ターンコントロール奪取や《御巫の祓舞》で相手の展開を妨害し、《御巫の水舞踏》や《御巫舞踊-迷わし鳥》で除去しながら状況をコントロールしていきます。

中盤以降は、相手に中途半端にモンスターを展開させたり、《御巫の火叢舞》で相手のフィールドにモンスターを特殊召喚したりして、【御巫】モンスターの反射ダメージ効果を活用してライフを削っていきます。

《オオヒメの御巫》は自身と手札コストがあれば【御巫】の展開に繋げることができるので、中盤以降のリソース勝負でも優位に立ちやすいでしょう。

もし相手がモンスターを展開してこない場合は、【御巫】モンスターを展開してこちらもリンクモンスターなどを使って、普通にビートダウンしていきましょう。

また【御巫】の最大の特徴として、《脆刃の剣》を用いたワンキルコンボが存在します。

《脆刃の剣》を攻撃力2000以上の相手モンスターに装備して【御巫】モンスターの反射ダメージ効果を発動すれば、4000以上の反射ダメージを相手に2回与えることができるため、そのままライフ8000を削りきることができます。

非常に強力なコンボとなっているので、【御巫】カードを駆使して相手をコントロールしながらじっくりリソースを削いでいき、トドメの決定打としてこの《脆刃の剣》コンボを叩きつけるという戦い方を目指していくと良いでしょう。

【御巫】カードの解説

【御巫】モンスターカード

《オオヒメの御巫》

《オオヒメの御巫》

【 儀式モンスター 】
星 6 / 光 / 天使族 / 攻0 / 守0

「御巫神楽」により降臨。
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
デッキから「オオヒメの御巫」以外の「御巫」カード1枚を手札に加える。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
②:このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
③:自分・相手ターンに、自分の墓地の装備魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを装備可能なフィールドのモンスター1体に装備する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

テーマの主役であり、展開の要でもある【御巫】儀式モンスターです。

①:手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
デッキから「オオヒメの御巫」以外の「御巫」カード1枚を手札に加える。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。

《オオヒメの御巫》の①の効果

最重要となるのがこの①の効果で、手札の自身を公開することでデッキから【御巫】カードを手札に加えることができます。

手札コストこそ必要ではあるものの、自身を公開するだけでテーマのカードがなんでもサーチできるので、【御巫】デッキの展開では必須のものとなっています。

この効果で《伝承の大御巫》をサーチすれば、そちらの効果で《オオヒメの御巫》を召喚条件を無視して特殊召喚できるため、そのまま次の展開へとつなげていくことが可能となっています。

②:このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。

《オオヒメの御巫》の②の効果

また《オオヒメの御巫》は他の【御巫】モンスターの共通効果である反射ダメージ効果を、永続効果として最初から内蔵しています。

そのため、いざという時は速攻魔法の《伝承の大御巫》から相手ターンに出すことで、実質的に突破不能の壁モンスターとして用いるなどの使い方も可能となっています。

③:自分・相手ターンに、自分の墓地の装備魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを装備可能なフィールドのモンスター1体に装備する。

《オオヒメの御巫》の③の効果

これら以外にフィールドで発動できる③の効果も優秀で、自分の墓地の装備魔法カードをフリーチェーンでフィールドのモンスターに装備させることができます。

【御巫】装備魔法カードを装備して展開や妨害に繋げるというだけでなく、任意のタイミングで《脆刃の剣》を相手に装備させたり、《『焔聖剣-デュランダル』》を装備して別の展開に繋げたりと、さまざまな活用方法が考えられるでしょう。

《剣の御巫ハレ》

《剣の御巫ハレ》

【 効果モンスター 】
星 3 / 炎 / 戦士族 / 攻0 / 守0

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが装備カードを装備していない場合このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になり、装備している場合、このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
②:このカードに装備カードが装備された場合に発動できる。
デッキから「御巫」装備魔法カード1枚を手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

炎属性・戦士族モンスターである、【御巫】モンスターです。

このステータスは《『焔聖剣-デュランダル』》などの効果の適用範囲となっているので、地味に優秀なものとなっています。

①:このカードが装備カードを装備していない場合このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になり、装備している場合、このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。

《剣の御巫ハレ》の①の効果

①の効果は《鏡の御巫ニニ》《珠の御巫フゥリ》と共通のものとなっており、自身が装備カードを装備している場合に戦闘破壊耐性と反射ダメージ効果を得るというものです。

この効果は壁モンスターとして強力と言うだけでなく、【御巫】デッキの重要なダメージ源でもあるため、この効果を大いに駆使して相手のライフを削っていきましょう。

②:このカードに装備カードが装備された場合に発動できる。
デッキから「御巫」装備魔法カード1枚を手札に加える。

《剣の御巫ハレ》の②の効果

②の固有効果は、自身に装備カードが装備された場合にデッキからテーマの装備魔法カードを手札に加えるというサーチ効果となっています。

序盤では展開につながる《御巫の水舞踏》や妨害が行える《御巫の祓舞》、中盤以降は相手モンスターを蘇生できる《御巫の火叢舞》など、選択肢は非常に多く考えることができます。

《剣の御巫ハレ》のこの効果は【御巫】で戦う上で非常に重要なものとなっているので、できる限り多くの回数発動できるようにプレイングを意識しておくと良いでしょう。

《鏡の御巫ニニ》

《鏡の御巫ニニ》

【 効果モンスター 】
星 3 / 水 / 魔法使い族 / 攻0 / 守0

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが装備カードを装備していない場合このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になり、装備している場合、このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
②:このカードが装備カードを装備している場合、相手ターンに、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る

出典:遊戯王OCGカードデータベース

水属性・魔法使い族である、【御巫】モンスターです。

魔法使い族であるため、《神聖魔皇后セレーネ》のリンク素材としても活用することができます。

②:このカードが装備カードを装備している場合、相手ターンに、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。

《鏡の御巫ニニ》の②の効果

《鏡の御巫ニニ》の固有効果は、装備状態である場合に相手ターンに発動できるコントロール奪取効果です。

【御巫】デッキにおける貴重な相手ターンの妨害カードとなっているため、とくに序盤は優先的に呼び出したいモンスターとなっています。

とくに《I:Pマスカレーナ》と相性が良く、コントロールを奪った相手モンスターを素材にしながら相手ターン中にリンク召喚を行うことでアドバンテージを稼ぐことができます。

《珠の御巫フゥリ》

《珠の御巫フゥリ》

【 効果モンスター 】
星 3 / 風 / サイキック族 / 攻0 / 守0

このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが装備カードを装備していない場合、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になり、装備している場合、このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
②:自分フィールドに装備カードが存在する限り、自分フィールドの「御巫」カードは相手の効果の対象にならない
③:このカードに装備カードが装備された場合に発動できる。
デッキから「御巫」罠カード1枚を手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

風属性・サイキック族である、【御巫】モンスターです。

レベル3のサイキック族モンスターであるため、《緊急テレポート》に対応しているというのが強みでもあります。

③:このカードに装備カードが装備された場合に発動できる。
デッキから「御巫」罠カード1枚を手札に加える。

《珠の御巫フゥリ》の③の効果

《珠の御巫フゥリ》の固有効果は、自身に装備カードが装備された際にテーマの罠カードをサーチできるというものです。

とくにデッキから【御巫】モンスターを特殊召喚しながら墓地から装備させることができる《御巫の契り》は、状況を選ばず使いやすいので優先的にサーチすると良いでしょう。

②:自分フィールドに装備カードが存在する限り、自分フィールドの「御巫」カードは相手の効果の対象にならない。

《珠の御巫フゥリ》の②の効果

また《珠の御巫フゥリ》にはもう一つ固有効果、自身を含む自分フィールドの【御巫】カードを相手の効果の対象にできなくする永続効果を持っています。

これまで《サイクロン》をはじめとした魔法・罠カードの除去が【御巫】デッキの弱点でしたが、それを解消できる効果となっているのでこちらもできるだけ優先的にフィールドに出すようにしたいところですね。

【御巫】装備魔法カード

《御巫の水舞踏》

《御巫の水舞踏》

【 装備魔法 】

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:装備モンスターは効果では破壊されない
②:自分メインフェイズに発動できる。
装備モンスターとは元々のカード名が異なる「御巫」モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚し、このカードをそのモンスターに装備する
その後、このカードを装備していたモンスターを持ち主の手札に戻す。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

「アラベスク」のルビが振られている、【御巫】装備魔法カードです。

①:装備モンスターは効果では破壊されない。

《御巫の水舞踏》の①の効果

①の効果は【御巫】装備魔法カードの共通効果となっており、装備モンスターが効果では破壊されなくすることができます。

【御巫】モンスターは自身の効果で戦闘破壊耐性も得ることができるため、実質的な戦闘・効果破壊耐性持ちのモンスターとして機能させることが可能となっています。

②:自分メインフェイズに発動できる。
装備モンスターとは元々のカード名が異なる「御巫」モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚し、このカードをそのモンスターに装備する。
その後、このカードを装備していたモンスターを持ち主の手札に戻す。

《御巫の水舞踏》の②の効果

②の固有効果では、デッキから任意の【御巫】モンスターを特殊召喚しながらこのカードを装備しつつ、装備していたモンスターを手札に戻すという内容になっています。

《オオヒメの御巫》などを手札に戻してリソース回復という使い方も強いですが、やはり相手モンスターに装備して発動して除去とリクルートを同時に行うというのが非常に強力ですね。

またリクルートしたモンスターに装備する処理をそのまま行っているので、「装備カードが装備された」際の効果トリガーとしても活用することができます。

《御巫の火叢舞》

《御巫の火叢舞》

【 装備魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の手札・墓地から「御巫」モンスター1体を選んで特殊召喚し、このカードを装備する
その後、相手の墓地からモンスター1体を選んで効果を無効にして相手フィールドに特殊召喚できる。
②:装備モンスターは効果では破壊されない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

「ほむらまい」のルビが振られている、【御巫】装備魔法カードです。

①:自分の手札・墓地から「御巫」モンスター1体を選んで特殊召喚し、このカードを装備する。
その後、相手の墓地からモンスター1体を選んで効果を無効にして相手フィールドに特殊召喚できる。

《御巫の火叢舞》の①の効果

《御巫の火叢舞》の固有効果で、手札・墓地から【御巫】モンスターを特殊召喚しながら自身を装備させることができます。

序盤の上振れ展開や中盤以降の展開の中継として優秀な効果と言うだけでなく、相手フィールドにモンスターを用意する手段として戦術的にも重要なカードとなっています。

《御巫舞踊-迷わし鳥》

《御巫舞踊-迷わし鳥》

【 装備魔法 】

このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:装備モンスターは効果では破壊されない。
②:自分の「御巫」モンスターが戦闘を行ったダメージステップ終了時、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
③:このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地の「御巫」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードをそのモンスターに装備する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

装備魔法カードでありながら、墓地からも発動することができるすこし変わった【御巫】装備魔法カードです。

③:このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地の「御巫」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードをそのモンスターに装備する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。

《御巫舞踊-迷わし鳥》の③の効果

③の墓地効果で、墓地の【御巫】モンスターを特殊召喚しながら自身を墓地から装備させることができます。

装備モンスターがフィールドから離れるとそのモンスターは除外されてしまうものの、このカードは再び墓地へ送られるのでターンを経ることで何度でも蘇生効果を発動することができます。

もちろん「装備カードが装備された」効果トリガーも使うことができるので、うまく利用することでアドバンテージギミックとして活用することができます。

②:自分の「御巫」モンスターが戦闘を行ったダメージステップ終了時、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。

《御巫舞踊-迷わし鳥》の②の効果

また②の効果も強力で、自分の【御巫】モンスターが戦闘を行った際に、フィールドのカード1枚を対象に取ってバウンスすることができます。

【御巫】デッキでは、相手の魔法・罠カードにも触ることができる貴重な除去カードとなっているので、状況によっては優先的に活用すると良いでしょう。

その他の【御巫】魔法・罠カード

《伝承の大御巫》

《伝承の大御巫》

【 速攻魔法 】

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札から「御巫」モンスター1体召喚条件を無視して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは相手エンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
②:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「伝承の大御巫」以外の「御巫」カード1枚を墓地へ送る。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《オオヒメの御巫》からサーチすることができる、【御巫】速攻魔法カードです。

①:手札から「御巫」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは相手エンドフェイズに持ち主の手札に戻る。

《伝承の大御巫》の①の効果

①の効果で手札から【御巫】モンスターを特殊召喚することができるのですが、召喚条件を無視とあるため《オオヒメの御巫》も呼び出すことができます。

【御巫】デッキには《御巫神楽》という儀式魔法もあるのですが、このカードが非常に使いやすいためこちらを優先的に用いることになるでしょう。(もちろん《御巫神楽》も状況によってはとても強力ですよ)

特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに手札に戻ってしまいますが、《御巫の水舞踏》を用いてバウンスしてしまうなどすれば、そのデメリットもとくに気にすることはないでしょう。

②:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「伝承の大御巫」以外の「御巫」カード1枚を墓地へ送る。

《伝承の大御巫》の②の効果

また②の墓地効果も非常に優秀で、デッキから任意の【御巫】カードを墓地へ送ることができます。

この効果を活用できる状況は非常に多く、装備魔法カードを送って《オオヒメの御巫》に装備させたり、《御巫舞踊-迷わし鳥》を送ってそちらの蘇生効果を発動したりと、さまざまな場面で用いることとなるでしょう。

《御巫の契り》

《御巫の契り》

【 通常罠 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札・デッキから「御巫」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、そのモンスターが装備可能な装備魔法カード1枚を自分の手札・墓地から選んでそのモンスターに装備できる。
この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《珠の御巫フゥリ》からサーチすることができる、【御巫】通常罠カードです。

①:手札・デッキから「御巫」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、そのモンスターが装備可能な装備魔法カード1枚を自分の手札・墓地から選んでそのモンスターに装備できる。
この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。

《御巫の契り》の①の効果

手札・デッキから【御巫】モンスターを特殊召喚しながら、手札・墓地の装備魔法カードを装備させることができます。

墓地に装備魔法の準備こそ必要ですが、このカード1枚でリクルートから装備トリガーの誘発が可能となっているので、相手ターン展開のひとつとして活用することが可能です。

とくに《鏡の御巫ニニ》は装備状態であれば相手ターン中に発動できるコントロール奪取効果を持っているので、優先的に呼び出すようにすると良いでしょう。

【御巫】デッキと相性が良いカード

《焔聖騎士-リナルド》

《焔聖騎士-リナルド》

【 効果モンスター 】
星 1 / 炎 / 戦士族 / 攻500 / 守200

このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに戦士族・炎属性モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。この方法で特殊召喚したこのカードはチューナーとして扱う。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、「焔聖騎士-リナルド」以外の戦士族・炎属性モンスター1体または装備魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【焔聖騎士】のカテゴリに属する、炎属性・戦士族のモンスターです。

《剣の御巫ハレ》が自分フィールドに存在すれば、このカードをチューナーとして手札から特殊召喚しながら、墓地の装備魔法カード回収効果も発動させることができます。

またチューナー化することでレベル3の《剣の御巫ハレ》を素材として、儀式サポートである《虹光の宣告者》をシンクロ召喚できるのも、相性が良い点と言えるでしょう。

《聖騎士の追想 イゾルデ》

《聖騎士の追想 イゾルデ》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 光 / 戦士族 / 攻1600 /

戦士族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから戦士族モンスター1体を手札に加える。このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できず、そのモンスター効果も発動できない。②:デッキから装備魔法カードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる(同名カードは1枚まで)。墓地へ送ったカードの数と同じレベルの戦士族モンスター1体をデッキから特殊召喚する
【LINK-2:左下/右下】

出典:遊戯王OCGカードデータベース

戦士族モンスター2体を素材としてリンク召喚することができる、【戦士族】サポートの汎用リンク2モンスターです。

先述した《焔聖騎士-リナルド》や《剣の御巫ハレ》が戦士族なので活用しやすいというだけでなく、装備魔法をデッキから墓地へ送る手段としても利用することができます。

ただ【御巫】モンスターだけでこのカードをリンク召喚するのは大変なので、素直に【戦士族】のギミックを併せて採用するようにした方が良いでしょう。

《脆刃の剣》

《脆刃の剣》

【 装備魔法 】

①:「脆刃の剣」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。②:装備モンスターの攻撃力は2000アップし、装備モンスターの戦闘で発生する戦闘ダメージはお互いのプレイヤーが受ける③:自分が2000以上の戦闘ダメージを受けた場合に発動する。このカードを墓地へ送る。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

装備モンスターの攻撃力を2000アップしながら、発生する戦闘ダメージをお互いに与えさせるという、まさに「諸刃の剣」な効果を持った装備魔法カード。

しかし自分の戦闘ダメージを相手に受けさせるという【御巫】デッキでは、1枚でワンキルを成立させる凶悪なカードとなっています。

相手モンスターに装備させることで攻撃力をわざと上昇させることで、このカードと【御巫】モンスターの反射ダメージ効果で一気にライフを削ることができます。

【御巫】デッキの回し方

《オオヒメの御巫》と手札コスト1枚からの展開例

【使用カード/条件】

  • 《オオヒメの御巫》
  • 手札コスト1枚

【結果】

  • 《鏡の御巫ニニ》
  • 《御巫の水舞踏》
  • 手札に《オオヒメの御巫》

【手順】

  1. 手札の《オオヒメの御巫》を見せて効果を発動、デッキから《伝承の大御巫》を手札に加え、その後手札1枚を捨てる
  2. 手札から《伝承の大御巫》を発動し、手札から《オオヒメの御巫》を特殊召喚
  3. 墓地の《伝承の大御巫》を除外して効果を発動、デッキから《御巫の水舞踏》を墓地へ送る
  4. 《オオヒメの御巫》の効果を発動、墓地の《御巫の水舞踏》を自身に装備
  5. 《御巫の水舞踏》の効果を発動、デッキから《鏡の御巫ニニ》を特殊召喚して自身を装備し、《オオヒメの御巫》を手札に戻す

【盤面の解説】

《オオヒメの御巫》と手札コスト1枚を用いた、【御巫】デッキの基本となる展開の一例です。

召喚権を使わずに展開できるので、【御巫】デッキ以外でも出張させることができるギミックとなっています。

フィールドの《鏡の御巫ニニ》は《御巫の水舞踏》を装備しているため、自身は戦闘・効果では破壊されず戦闘ダメージも相手が受ける状態となっています。

また《鏡の御巫ニニ》の効果によって、フリーチェーンで相手モンスター1体を対象に取ってエンドフェイズまでコントロールを得るという、疑似的な妨害効果も持ち併せています。

また手札に《オオヒメの御巫》が戻っているので、次のターン以降も同じように展開することが可能となっています。

《御巫の水舞踏》から呼び出すモンスターを《剣の御巫ハレ》や《珠の御巫フゥリ》にすることでそれらの装備された際の効果も発動させることができるので、状況に合わせて展開を変えるようにすると良いでしょう。

《聖騎士の追想 イゾルデ》を用いた展開の一例

【使用カード/条件】

  • 《昇華騎士-エクスパラディン》

【結果】

  • 《トポロジック・ボマー・ドラゴン》
  • 《珠の御巫フゥリ》
  • 《御巫舞踊-迷わし鳥》
  • 手札に《御巫の契り》
  • 手札に《焔聖騎士-モージ》
  • 墓地に《御巫の水舞踏》
  • 墓地に《ヴァレルコード・ドラゴン》

【手順】

  1. 手札から《昇華騎士-エクスパラディン》を召喚して効果を発動、デッキから《チューン・ナイト》を自身に装備
  2. 《チューン・ナイト》の効果を発動、自身を特殊召喚
  3. 《昇華騎士-エクスパラディン》《チューン・ナイト》を素材として《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚し、効果でデッキから《焔聖騎士-モージ》を手札に加える
  4. 《聖騎士の追想 イゾルデ》の効果をデッキから《御巫の水舞踏》を墓地へ送って発動、デッキから《焔聖騎士-リナルド》を特殊召喚
  5. 《焔聖騎士-リナルド》の効果を発動、墓地の《御巫の水舞踏》を手札に加える
  6. 手札の《御巫の水舞踏》を発動、《焔聖騎士-リナルド》に自身を装備
  7. 《御巫の水舞踏》の効果を発動、デッキから《剣の御巫ハレ》を特殊召喚して自身を装備し、《焔聖騎士-リナルド》を手札に戻す
  8. 《剣の御巫ハレ》の効果を発動し、デッキから《御巫舞踊-迷わし鳥》を手札に加える
  9. 手札の《焔聖騎士-リナルド》を、チューナー扱いとして特殊召喚
  10. 《焔聖騎士-リナルド》《剣の御巫ハレ》を素材として、《虹光の宣告者》をシンクロ召喚
  11. 《聖騎士の追想 イゾルデ》《虹光の宣告者》を素材として、《ヴァレルコード・ドラゴン》をリンク召喚
  12. 《虹光の宣告者》の効果を発動し、デッキから《オオヒメの御巫》を手札に加える
  13. 手札の《オオヒメの御巫》を見せて効果を発動、デッキから《伝承の大御巫》を手札に加え、その後《御巫舞踊-迷わし鳥》を捨てる
  14. 手札から《伝承の大御巫》を発動し、手札から《オオヒメの御巫》を特殊召喚
  15. 《ヴァレルコード・ドラゴン》《オオヒメの御巫》を素材として、《トポロジック・ボマー・ドラゴン》をリンク召喚
  16. 墓地の《伝承の大御巫》を除外して効果を発動、デッキから《珠の御巫フゥリ》を墓地へ送る
  17. 墓地の《御巫舞踊-迷わし鳥》の効果を発動、墓地の《珠の御巫フゥリ》を特殊召喚して自身を装備
  18. 《珠の御巫フゥリ》の効果を発動、デッキから《御巫の契り》を手札に加える

【盤面の解説】

《昇華騎士-エクスパラディン》1枚から《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚することで、モンスターの連続展開を行うルートの一例です。

《昇華騎士-エクスパラディン》は《増援》から持ってくることができる他、《伝承の大御巫》で出した《オオヒメの御巫》や《緊急テレポート》から呼び出した《珠の御巫フゥリ》、または相手モンスターに《『焔聖剣-デュランダル』》(《聖杯の継承》からサーチ可)を装備することでもアクセスすることができます。

《珠の御巫フゥリ》の効果でサーチした通常罠《御巫の契り》を相手ターンに発動すれば、デッキから【御巫】モンスターを特殊召喚しながら墓地の【御巫】装備魔法カード(この展開では《御巫の水舞踏》)を装備させることができます。

この際に《トポロジック・ボマー・ドラゴン》のリンク先に特殊召喚することで効果を誘発させることができ、お互いのメインモンスターゾーンのモンスターすべてを効果破壊することができます。

《珠の御巫フゥリ》や《御巫の契り》で呼び出した【御巫】モンスターは、【御巫】装備魔法カードを装備していれば効果で破壊されないため、《トポロジック・ボマー・ドラゴン》の全体除去効果を受けずにフィールドに残すことが可能です。

もちろん《珠の御巫フゥリ》の永続効果で【御巫】カードは相手の効果の対象ともならないので、相手からしても突破がかなり難しい盤面と言えるでしょう。

また手札に《焔聖騎士-モージ》を残しているので、次のターン以降の展開で《オオヒメの御巫》や《トロイメア・ユニコーン》などで手札から墓地へ送れば、《昇華騎士-エクスパラディン》や《チューン・ナイト》、《焔聖騎士-リナルド》をデッキに戻してリソース回復しながら1ドローすることができます。

これによって、また《昇華騎士-エクスパラディン》から《聖騎士の追想 イゾルデ》のリンク召喚することでモンスターの連続展開が可能となるので、そのまま大型リンクモンスターなどを出して一気に勝負を決めることも可能となっています。

【御巫】デッキをカスタムするおすすめカード

【壊獣】関連カード

《海亀壊獣ガメシエル》

《海亀壊獣ガメシエル》

【 効果モンスター 】
星 8 / 水 / 水族 / 攻2200 / 守3000

①:このカードは相手フィールドのモンスター1体をリリースし、手札から相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚できる。
②:相手フィールドに「壊獣」モンスターが存在する場合、このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。
③:「壊獣」モンスターは自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
④:相手が「海亀壊獣ガメシエル」以外の魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、自分・相手フィールドの壊獣カウンターを2つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし除外する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《妨げられた壊獣の眠り》

《妨げられた壊獣の眠り》

【 通常魔法 】

「妨げられた壊獣の眠り」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:フィールドのモンスターを全て破壊する。
その後、デッキからカード名が異なる「壊獣」モンスターを自分・相手のフィールドに1体ずつ攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは表示形式を変更できず、攻撃可能な場合は攻撃しなければならない。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「壊獣」モンスター1体を手札に加える。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

相手モンスターをリリースすることで手札から特殊召喚することができる、【壊獣】関連のカードです。

【御巫】デッキでは《脆刃の剣》からのワンキルが非常に強力であるため、相手フィールドに容易に用意できる2000オーバーのモンスターとして、非常に重宝されています。

もちろん相手の厄介なモンスターを除去する手段としても非常に優秀なカードなので、より攻撃的な後攻寄りの構築にしたい場合は採用を検討してみると良いでしょう。

【儀式召喚】関連カード

《宣告者の神巫》

《宣告者の神巫》

【 チューナーモンスター 】
星 2 / 光 / 天使族 / 攻500 / 守300

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキ・EXデッキから天使族モンスター1体を墓地へ送る。このカードのレベルはターン終了時まで、そのモンスターのレベル分だけ上がる。②:このカードがリリースされた場合に発動できる。手札・デッキから「宣告者の神巫」以外のレベル2以下の天使族モンスター1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《マンジュ・ゴッド》

《マンジュ・ゴッド》

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 天使族 / 攻1400 / 守1000

このカードが召喚・反転召喚された時、自分のデッキから儀式モンスターカードまたは儀式魔法カード1枚を選択して手札に加える事ができる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【儀式召喚】のサポートとしてさまざまなデッキに採用される、汎用のサポートカードたちです。

【御巫】デッキは《オオヒメの御巫》を用いた展開が主軸となるので、これらのカードでサーチできる枚数を増やすことで、より安定感の高い構築にすることができます。

これらを採用する場合は他の儀式モンスターや儀式魔法、【天使族】なども採用することで対応力を拡げることが可能なので、自分のプレイスタイルに合わせて採用を検討しましょう。

《メタルシルバー・アーマー》

《メタルシルバー・アーマー》

【 装備魔法 】

このカードを装備したモンスターをコントロールしている限り、相手は装備モンスター以外のモンスター1体を対象にする魔法・罠・効果モンスターの効果を使用できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《メタルシルバー・アーマー》は装備されているモンスター以外のモンスターを、相手がカードの効果の対象とできなくするという少し変わった装備魔法カードです。

この対象にできないという効果は、装備モンスター以外のフィールドや墓地、除外されているモンスターすらも選ぶことができないので、多くの蘇生や帰還などのカード効果を実質的に封じてしまうことができます。

《珠の御巫フゥリ》が存在する状態で【御巫】モンスターに装備しておけば、相手は装備モンスターすらも対象にできなくなってしまうため、多くのモンスターを対象に取るカード効果を封印することが可能となります。

おわりに

いかがだったでしょうか。

【御巫】デッキは見た目も非常に良いのですが、それだけでなくデッキパワーも非常に強力で、実際にプレイしていても楽しいテーマデッキです。

テーマデッキとしても完成度も高いですが、出張ギミックとしても扱いやすかったり、いろんな装備魔法を採用してユニークに構築したりと、デッキビルドとしても面白い優秀なテーマとなっています。

興味を持っていただけたなら是非とも実際にカードを手に取ってプレイしてみていただければ幸いです。

ここまでのご精読、ありがとうございました!


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