【GP9thより産地直送】野菜ネイチャーミッツァイル解説【所属ライター:みすみ】

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【GP9thより産地直送】野菜ネイチャーミッツァイル解説【所属ライター:みすみ】

みすみです!

いつもはコラム系の記事を書く私ですが、今回は久々に自信のあるデッキが出来たため、いちプレイヤーとしてこれの解説の記事を書こうと思います。

その名も『野菜ネイチャーミッツァイル』。

作成から1ヶ月以上の調整を経て、発売日翌日より使用。その後GPまでの環境推移も悪くなく、無事メタゲームへ一矢報いることが出来そうです。

養分丸(@52_Youbun)を始めとし、このデッキをこの完成度にまで引き上げてくれた幾人かに感謝しつつ、早速解説へ移りたいと思います。

目次

デッキレシピ

簡易紹介

《生命と大地と轟破の決断》から各種ワイルド・ベジーズや《侵革目パラスラプト》を出すことで、極力マナを減らさずに盤面展開を行い、最終的にこれらを《BAKUOOON・ミッツァイル》で巻き込みループフィニッシュに持っていくデッキです。

また、

  • 《バングリッドX7》の最大積載により《音奏プーンギ》《奇天烈シャッフ》といった【ネイチャー系統】のデッキが苦手とするメタカードを退けられる。
  • 盾あり・手札0・盤面0・かつ呪文が止められている状態からでもループに入れるため、ハンデスや盤面除去といった妨害の影響を受けづらい。

などから、とにかく『脆さ』が目立ちにくいコンボデッキになっています。

メタゲーム上の立ち位置

【青魔導具】や【ロマノフワンショット】のように、

「殺傷力が高い」

「盤面上のやり取りを必要としない」

といったアンフェアなデッキ性質を持ちつつ、それらよりもキルターンが1ターン早い点で、

  • 【緑青黒デッドダムド】
  • 【シータミッツァイル】
  • 【青魔道具】
  • 【青白スコーラー】
  • 【ロマノフワンショット】
  • 【ビッグマナ系統】

などの中速-鈍足デッキに広く有利が取れており、

また最大積載した《バングリッドX7》《生命と大地と轟破の決断》最下段のテキストにより、盤面を取る力もあるため、

  • 【赤白サンマックス】
  • 【ジョーカーズ系統】

といった盤面に依存したデッキにも耐性があります。

一方でこのどちらにも属さない

「このデッキよりもキル速度が早く」

「盤面に依存しにくい」

デッキは苦手としており、現環境では

  • 【赤単速攻】
  • 【赤青覇道】

がこれに該当します。

当の【赤青覇道】対面も5割弱ほどの勝率はキープ出来ており、大きな不利対面が【赤単速攻】に絞られたことから、本リストが現環境において高い優位性を持っていると感じています。

基本的な動かし方

基本は2→4→5の4キルを狙います。

5ターン目までに《バロン・ゴーヤマ》と《侵革目パラスラプト》をマナに用意できるように動き、5ターン目に《生命と大地と轟破の決断》を連打。

5~6体ほどが並ぶタイミングで《バングリッドX7》を設置し、あらかじめ《バロン・ゴーヤマ》《ダンディ・ナスオ》《ノーダンディ・ネギオ》辺りでマナに埋めておいた《BAKUOOON・ミッツァイル》を召喚します。

その後《BAKUOOON・ミッツァイル》から出てきた《マリゴルドⅢ》などから《侵革目パラスラプト》がプレイ出来ると、破壊したクリーチャーが全て起きたマナとして再利用出来るようになります。

こうして得た莫大なアドバンテージとアンタップ状態のマナから、2枚目3枚目のミッツァイルを出して徐々に盤面を整えていき、最終的に後述するループ証明へと移行するといったのが一連の流れになります。

フィニッシュループ(バングリッドドロー)

このデッキには他にもループルートが存在しますが(ミッツァイル1枚ループ等)、とりあえず今回は一番使う&視認性の高さに優れたループを紹介します。

通称バングリッドドロー。とりあえずこれさえ覚えとけば9.5割は大丈夫です。

初期盤面

手札(画像右下):バングリッドA

バトルゾーン:ミッツァイルA、パラスラプトA、ネギオ、マリゴルドAB、バクシュAB、シャギーAB、メカーネン

マナ:ミッツァイルB、パラスラプトB、バングリッドB、任意の緑のクリーチャーAB(今回は便宜上ジャスミン)、マリゴルドのマナドライブ6を満たすために充分なマナ数

ループ手順

① 4コストバングリッドA召喚、効果でマナから1コストミッツァイルB召喚、場を全て破壊。

② シャギー効果ABで任意の緑のクリーチャーABを回収、バクシュABでこれを捨てる。

③ マリゴルドA効果でパラスラプトBを出し、即座にパラスラプト効果解決。

④ マリゴルドB効果でネギオを出し、バングリッドBを山札の上に置き、ミッツァイルAをマナへ。

⑤ メカーネンで山札の上のバングリッドBをドローして初期盤面に戻る。

以下、①~⑤の繰り返しです。これがメインループになります。

  • 視認性が高く証明が楽
  • 《逆転のオーロラ》を介する必要が無い
  • 呪文を介さないために《奇天烈シャッフ》や《ジャミング・チャフ》下でもループすることが出来る

などの点から、現状発見されている中では最も優れたループルートです。

各カード解説

次に本リストの採用カードについて書いていきます。

リスト共有している各人と1~2枚の微差がありますが、今回は自分の使っているリストを元に解説したいと思います。

《生命と大地と轟破の決断》

出典:デュエル・マスターズ

本リストのオピニオンリーダー。多用するのは中段テキストですが、マナにパーツを集めるためや〈マナドライブ6〉を満たすために上段、盤面の処理に下段と、3つ全てを相応の頻度で使用します。

下記の《カラフル・ナスオ》《バロン・ゴーヤマ》《侵革目 パラスラプト》と同様、ソリティアの基盤になるカードであり、1ゲームに2回以上のプレイが望まれるため、最大積載しています。

《カラフル・ナスオ》

出典:デュエル・マスターズ

墓地を肥やす要因。基本的には《バロン・ゴーヤマ》から出しますが、2→4でプレイして、5ターン目の《生命と大地と轟破の決断》のパフォーマンスを安定させる仕事もあります。

《バロン・ゴーヤマ》

出典:デュエル・マスターズ

《カラフル・ナスオ》と併せて5枚墓地を肥やせることで、《侵革目 パラスラプト》と同時に出すと5マナを浮かすことが出来ます。この5マナで次のネイチャーをプレイする、という感覚ですね。

山札から特定カードをマナに置けるため、次の動きを予測して必要なパーツをマナに起きましょう。

《侵革目 パラスラプト》

出典:デュエル・マスターズ

墓地肥やしとの併用だけでなく、《BAKUOOON・ミッツァイル》で巻き込んだカードを起きたマナに変換することも出来ます。《マリゴルドⅢ》から出てきたらお祭り。

《逆転のオーロラ》後は、もう一つのテキストもアクティベートすることを忘れないようにしましょう。

《バングリッドX7》

出典:デュエル・マスターズ

《音奏プーンギ》《異端流しオニカマス》《奇天烈シャッフ》辺りを消しつつ、自身もソリティアやループのパーツになるというスーパーマン。

GRゾーンのジョーカーズ占有率がそこそこあるため、《BAKUOOON・ミッツァイル》後はマナから自身をプレイ出来ることもあります。

【緑青黒デッドダムド】【赤白サンマックス】【ジョーカーズ系統】【赤単速攻】【赤青覇道】対面を中心に、ゲーム中1枚目を引けるかどうかで勝敗が傾くことの多いカードであり、ソリティア中にも役割を持つため最大積載しています。

《ラ・ズーネヨマ・パンツァー/逆転のオーロラ》

出典:デュエル・マスターズ

ループパーツの盾落ちケア&ソリティアの成功率を高めるイージーウィン製造機。

このデッキは盾がある状態でもループが可能であり、勝利条件に必須という訳ではないですが、「撃てると勝てる」というところまで可能性が広がるカードです。

また、4t《ラ・ズーネヨマ・パンツァー》→5t《逆転のオーロラ》は、このデッキにおける最強ムーブの一画であり、この点でも最大積載に魅力があります。

《カワモリデン/リーフストーム・トラップ》

出典:デュエル・マスターズ

主に《リーフストーム・トラップ》として使用。

  • 軽量除去
  • S・トリガー
  • クリーチャーの使い回し

の3点において役割があるスーパーマンです。

メインプランを支えるカードではなく、あくまで外堀を埋めるカードであるため、採用枚数は落ちていますが、その機能量の多さから4枚目も考えられる枠になっています。

《霞み妖精ジャスミン》《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》

出典:デュエル・マスターズ

初動枠。《侵革目 パラスラプト》と《トレジャー・マップ》の参照になることから、《フェアリー・ライフ》でなくこれらを採用しています。《トレジャー・マップ》の機能量を見込んだ上で、デッキの最大値を高めるため合計7本に採用枚数を落としています。

《BAKUOOON・ミッツァイル》

出典:デュエル・マスターズ

エンドカードですが、他のループフィニッシャーに比べカードパワーが段違いです。何かしらの妨害を受けてループに入れない際も、突然打点作って《ジェイ-SHOCKER》を絡めて殴ることが出来るのは、このデッキの長所の一つでもあります。

《トレジャー・マップ》

出典:デュエル・マスターズ

  • 初動を探す
  • ソリティアパーツを揃える
  • 《バングリッドX7》を探す

の3点が主な役割です。

このようなショートランのコンボデッキでは高いパフォーマンスを発揮するカードですが、生憎《侵革目 パラスラプト》との噛み合いが悪く、採用枚数は控えめです。

《ダンディ・ナスオ》

出典:デュエル・マスターズ

ソリティアパーツをピンサーチする役割を持ちながら、5枚目の《生命と大地と轟破の決断》にもなる可能性を秘めたカードです。

また5t目までにプレイし、盾を確認することで《逆転のオーロラ》周りの指針を確定させることもできます。

《バロン・ゴーヤマ》から出すことで、体数を増やしながらマナに《BAKUOOON・ミッツァイル》をセットするといった唯一無二の仕事もあり、必須級の1枚となっています。

《ノーダンディ・ネギオ》

出典:デュエル・マスターズ

主な役割はループパーツ。そのため1枚目は確定枠です。

また、《バロン・ゴーヤマ》効果でマナのタップした《BAKUOOON・ミッツァイル》を落とす→直後効果で出てきたこのカードのテキストで、墓地に落ちた《BAKUOOON・ミッツァイル》をマナに置く。といった動きで赤マナを確保する動きは重要なので覚えておきましょう。

《シャギーⅡ》《バクシュ丙-二式》

出典:デュエル・マスターズ

ループパーツ。どちらも2枚無いとループ出来ないので2枚必須です。

《マリゴルドⅢ》

出典:デュエル・マスターズ

このデッキの全てを支える根幹。ループでもソリティアでも活躍します。〈マナドライブ6〉条件をポカしないように気をつけましょう(使い始めはよくやります)

《ツタンメカーメン》

出典:デュエル・マスターズ

1枚目はループパーツですが、2枚目は単純にドロー要素が欲しかったため入れています。

《ノーダンディ・ネギオ》との噛み合いも良く、道中これらがマナ回収として機能することも頭に入れておきましょう。

《ジェイ-SHOCKER》

出典:デュエル・マスターズ

ソリティア失敗した時or明らかに入れない時に割り切って6点GOする時の保険です。

3を戻すだけでも《光牙忍ハヤブサマル》《終末の時計ザ・クロック》《超次元サプライズ・ホール》から出るブロッカー、辺りを貫通することができます。

《The ジョラゴン・ガンマスター》

出典:デュエル・マスターズ

この枠は《バツトラの父》《ポクタマたま》《パッパラパーリ騎士》等と悩んだ枠であり、最終的には《ジェイ-SHOCKER》でJトルネードした際に《スゴ腕プロジューサー》等を避けられるこれを選択しました。

上段テキストを満たせた際は、ミッツァイルを失っても攻撃を続けられる点で、やぶれかぶれパンチの時にも活躍することが出来ます。

終わりに

以上が本リストの解説となります。本記事は一旦ここで終わりますが、

機会や需要があれば、

  • 各対面における基本方針やプレイング
  • 不採用・候補カードの解説
  • 他のループルートの解説
  • 小技集

等も書きたいと思っています。

ここまで書いといて何ですが、細かい分岐まで含めると非常に難度の高いデッキになっており、実際に動かしたり対戦したりする方が、早く多くの体験が得られると感じます。

これからも多くの《生命と大地と轟破の決断》デッキは現れると思いますが、本リストも現段階ではとりあえず満足のいくものとなりました。

それもこれも最優のループルートを見つけてくれた養分丸(@52_Youbun)や、リストを高い精度まで磨き上げてくれた協力者方のおかげです。

と再度感謝を述べたところで、本記事を締めたいと思います。皆さんも良いネイチャーライフを!


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