こんにちは、神結です。
先日ドリーム英雄譚「ドギラゴンの書」「ジョニーの書」が発売されました。
その中で「ドギラゴンの書」については発売前から色々な言及が多く、その中でも特にマイナスの意見は目立っていたように思います。
私個人としては、そうした意見に理解する部分もあったのですが、もちろんそうでないものもあり、何より新カードを楽しみにしていたので、発売日から1日遅れはしましたものの、購入致しました。
そしてせっかくなのでデッキをそのまま回してみたのですが、確かに難しい要素は感じつつも、楽しさや発見もあり、これは流石に評判が悪いままの商品で終わってしまっては勿体ないなと思い、今回記事を書くことにしました。
まぁ「ガチまとめがまた公式と癒着してる」みたいな意見もあるかもしれませんが、そこにはボルスズさんが真摯に対応してくれると思いますので、私はこの「ドギラゴンの書」に関する現段階での私の考えを書き記しておきたいと思います。
ちなみに、めちゃめちゃ長いです。
目次
「ドギラゴンの書」概要
まずはドギラゴンの書のデッキリストから。
新規カードは4種類。過去のクロニクルデッキなどと比べると1~2種類ほど少なく、そこはあと一歩頑張って欲しかったというのがあります。
が、革命チェンジというギミックの強さゆえ、そこは踏み込めなかった部分はあったのでしょう。
コンセプトとしては「成長ギミックを使ったコントロール + 革命0によるカウンター」デッキといった風に解釈しました。
成長バスターというと《蒼き団長 ドギラゴン剣》の初期に見られた最速3ターンキルを目指すスピードに振り切ったデッキをイメージされる方も多いでしょうが、このデッキは多色29枚という配分のため、速度に特化した動きは出来ません。
じゃあどのように成長を使うのかというと、《刀舞の3号 カツえもん》 を軸としたボードコントロールの過程で成長していくイメージです。
このデッキの「成長」ギミックはどちらかと言えば楯を殴り付けるよりも、ボードコントロールの過程で徐々に成長させていくイメージです。
また逆に《蒼き守護神 ドギラゴン閃》を《超DXブリキン将軍》にチェンジするという退化?のパターンもあったり、出して引っ込めてを繰り返してボード・マナ・手札を伸ばしていく、というのがこのデッキの特徴です。
回して思ったのですが、このデッキの軸となっているのは大きく3枚で、 《刀舞の3号 カツえもん》 と《ボルシャック・サイバーエクス》、そして《蒼き守護神 ドギラゴン閃》がそれに該当するかな、と感じました。あとはそこに《王道の革命 ドギラゴン》(略称:どうのか)も入ってくるでしょうか。
それでいうと、3コストで新規の《ゴーゴー・ジゴッチ》みたいなカードがあると嬉しかったかな。名前もなんちゃらメラッチとかにして。これで革命軍要素も拾えるし。いまファイアー・バードを出すのは危険、というのはそうなんだと思いますが……。
一方で何度も指摘されているように、多色の枚数と色配分により、3~4ターン目に何も出来ずにマナを置くだけ置いてターンを終了するパターンも当然あります。
ちなみにこれを「事故」と呼ぶかと訊かれると、別に事故っている訳では無くて「デッキ本来の動き」ではないかという見方の方が正しい気がしますが、それはさておき。
しかしその代わりのターンを取るための受け手段として、《革命の絆》と《ボルシャック・ドギラゴン》が計4枚封入されています。
特に《革命の絆》の外れとなるカードは《ボルシャック・ドギラゴン》と《次元の霊峰》しかないので成功率は高く、《ボルシャック・サイバーエクス》や《刀舞の3号 カツえもん》という捲れて嬉しいカードも採用されているため、デッキの受けとしてはまぁまぁ信頼していいでしょう。
そんなわけで、《刀舞の3号 カツえもん》と 《ボルシャック・サイバーエクス》による革命チェンジ除去コンで、早いデッキには革命ゼロトリガーからのカウンター、というのがドギラゴンの書というデッキかなぁ、というのが今日時点での私の解釈です。
回してみると当然のように多色の枚数というよりかは、色作りと受け入れ考慮など、特に序盤は難しいマナ置きを要求されます。
しかしそこを乗り越えれば、全体的なカードパワーの高さと革命チェンジというギミックの強さを体感出来るデッキにもちゃんと成立していると思います。
難しいデッキですが、決して紙束と呼ばれるような代物ではないだろう、というのが私の感想です。
というわけで個人的な各種カードの雑感について、以下に書いていこうと思います。
各種カード雑感
低コスト枠
《風波の1号 ハムカツマン》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 火/自然 / パワー4000 / コスト3
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
新カードだけど、大きな特徴があるわけではなく、特にそんなに書くこともないです。
緑が14枚なので、初動として引けていればギリギリプレイ出来るかな、といった感じ。
役割としては革命チェンジの最初の起点になること。
ただ上の革命チェンジがあったらすぐ走るという感じでもなく、後続のカツえもんが追い付いてきたときに、寝かせたクリーチャーに向かって走るという感じ。
手札に返ってきた後は、即時打点として重宝します。
《刀舞の3号 カツえもん》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 光/水/火 / パワー3500 / コスト3
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーが出た時、次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶相手のクリーチャーを1体選び、タップする。それが「ブロッカー」を持つなら、破壊する。
▶カードを1枚引く。
このデッキの最強カードの1枚です。
初動として出して2ドローはまぁまぁ妥協の使い方で、基本的にはタップドローやタップタップを使い、横に並ぶクリーチャーの革命チェンジの走り先を作る感じです。
あとは何より、問答無用の2面ブロッカー破壊が本当に強い。いきつよ天門とかに対して、相手の《スターゲイズ・ゲート》の裏でキープしておいて《闘門の精霊ウェルキウス》を割るという役割を担ってくれます。
一度場に出したあとも《ボルシャック・サイバーエクス》の革命チェンジ元となって手札に戻り、何度も使い回すことで徐々に盤面全体を成長させていきましょう。
《Disノメノン》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・インセクト / ディスタス / 文明 水/火/自然 / パワー5000 / コスト3
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない)
■このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の山札の上から1枚目を見て、手札に加えるかマナゾーンに置く。
かつての【シータノヴァ】の相棒枠。
このデッキの弱点であり、かつ最近流行している《異端流し オニカマス》などの処理に使えます。
初動として使えた時は本当にリターンが大きいんですけど、基本的には青のカードは貴重なため、マナに置くことになる筈。
チェンジ元にならないので使い回すようなことはないんですが、しかしゲームの最終盤ではジャストダイバー+スピードアタッカーが真価を発揮。
序盤にマナで色出しに貢献した後、最終的には《蒼き団長 ドギラゴン剣》から呼び出されてトリガーケアの1枚として使いますね。
中コスト枠
《“龍装”チュリス》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / ビートジョッキー / 文明 火 / パワー5000 / コスト5
■B・A・D2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
バスター・ノヴァの二代を支えた相棒。夢を与えるドルガンバスター。アグロも黙るドルガンノヴァ。
が、まぁ今回のデッキはどちらかと言えば盤面を捌いて伸ばし切ってから叩くことも多いため、貴重過ぎる単色マナとして3・5マナ圏で重宝します。
《王道の革命 ドギラゴン》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / 文明 光/火/自然 / パワー5000+ / コスト5
■ブロッカー
■スピードアタッカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置く。その後、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから手札に戻す。
■革命2:自分のシールドが2つ以下なら、自分のシールドゾーンから手札に加えるこのクリーチャーに「S・トリガー」を与える。
■革命0:自分のシールドが1つもなければ、バトル中、このクリーチャーのパワーを+10000し、このクリーチャーがバトルに勝った時、アンタップする。
流石に表紙を飾るカードなだけあって、主役級の1枚です。
主に色都合で埋めたカードを回収したり、逆にマナの色を整えたり、或いはハンデスなどに対してマナに逃がしておいた革命チェンジ先を回収したり、1枚プレイ出来るとマナ関連のストレスが大きく緩和されます。
1回プレイすると革命チェンジを挟んで2回目のプレイが出来るようになるのも嬉しいポイントです。
シンプルに強いため、逆にあんまり書くことがないタイプの1枚。
《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》
【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド・ドラゴン / 文明 闇/火 / パワー4000 / コスト5
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■スピードアタッカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。
その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
【デアリバスター】【赤黒バスター】【5cバスター】と、初期のバスターを《勝利のアパッチ・ウララー》と共に支えた相棒。
そしてこのデッキの貴重な黒マナ。
デッキの都合上1枚目は普通に埋めますが、黒自体がマナに欲しい色ではないため、埋めるタイミングだけはご注意を。
中終盤以降は手からプレイ出来るケースも増えるので、《光牙忍ハヤブサマル》や《革命の絆》などの使い回しに貢献してくれます。
《漢気の2号 ボスカツ》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 光/闇/火 / パワー4000 / コスト5
■スピードアタッカー
■このクリーチャーが出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。その捨てた手札と同じ文明を持つ、コスト8以下の多色クリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
数々のバスターのデッキを支えた相棒……である《勝利のアパッチ・ウララー》がなんか転生した姿。たぶん。
なんか色々言われているカードではあるんですが、このデッキで手からプレイすることは稀。持ってるコイツはさっさと埋めて、上から引く他の黒の受け入れとしましょう。
基本的には《蒼き守護神 ドギラゴン閃》で捲れたときにSAを2体作れるカードとして考えておくといいです。
逆にコイツが捲れたけど手札になんの多色もない……なんてケースも稀だから。
《メガ・マナロック・ドラゴン》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 文明 火 / パワー7000 / コスト6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手のマナゾーンから光、水、闇、火、自然のカードをそれぞれ1枚ずつ選び、タップする。
次の相手のターンのはじめに、それらのカードはアンタップしない。
お馴染み殿堂カード。同型では引いてプレイ出来たやつが勝つ……というわけではないが、相当有利になるのは間違いない。
このデッキでは更に、カツえもんのタップによって殴り先を作れるので、召喚→カツえもんと合わせて的に攻撃時に革命チェンジ→再度召喚 のように、使い回す動きが理想。
ただし貴重な単色であるため、何かのプレイを優先するときは惜しみなく埋めよう。
革命チェンジ
《ボルシャック・サイバーエクス》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / サイバー・コマンド / 文明 水/火 / パワー7000 / コスト6
■革命チェンジ:水または火のコスト3以上のドラゴン(自分の水または火のコスト3以上のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶︎相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーを1体選び、破壊する。
▶︎相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
このデッキの軸の1枚。
何度書いている通り、このデッキは革命チェンジを使い回すコントロールデッキ的な要素が強いと考えているため、コイツの除去は当然あらゆる状況で有効となる。
またフィニッシュ時も、コイツと《龍装者 バルチュリス》を抱えておくと色んなトリガーをケア出来るのでオススメ。
最初リスト見た時は「なんでサイバーエクスなんだよ!」って思っていたけど、革命チェンジの中継地点になれて《蒼き守護神 ドギラゴン閃》から出せてスピードアタッカーで除去も出来るんだから、コイツしかいなかったわ、逆に。
《超DXブリキン将軍》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 火/自然 / パワー6000 / コスト6
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ―火または自然のドラゴン(自分の火または自然のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から4枚を見る。
その中から多色クリーチャーを1体、相手に見せてから手札に加えてもよい。
残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
まさかの再録。
コイツも最初めちゃめちゃめちゃめちゃバカにしてたし、なんなら《蒼き王道 ドギラゴン超》のプロキシー枠かと本気で考察していたんですけど、回してみると上記のサイバーエクスと同じ理由で、既存のカードだと《超DXブリキン将軍》しかなかった。
使って見るとまぁまぁ強いです、実際。
でもスピードアタッカーじゃないのは本当にやる気を感じない。いや、本人は必死なのかもしれないけど。
ここな、ここの枠は新規の革命チェンジカード欲しかったんだけどな。
4種しかないし、最初実はここは新カード案があったんじゃないかと思うんですけどね。
やっぱり革命チェンジの新規は怖かったんですかねぇ……。
《蒼き守護神 ドギラゴン閃》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 光/火 / パワー13000 / コスト8
■革命チェンジ:光または火のコスト5以上のドラゴン
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■自分のターンの終わりに、自分の多色クリーチャーをすべて、アンタップする。
■ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から進化ではない多色クリーチャーを、コストの合計が6以下になるように好きな数選び、バトルゾーンに出す。残りを好きな順序で山札の下に置く。
このデッキ最強の1枚です。
正直、めちゃめちゃ感心しました。このデッキは、《蒼き守護神 ドギラゴン閃》のためのデッキです。草葉の陰で魔王も喜んでいることでしょう。
ぶっちゃけ、多くの状況で剣より強いです。剣より閃を強く使うならこうなるか、と感心しました。
何度も言うようにボードを広げつつコントロールをするこのデッキでは、多色のアンタップとブロッカーは最強の能力です。
加えて剣と違って山札からクリーチャーを踏み倒すというのも、このデッキと合っています。
当然ながらマナの枚数・色を維持しつつ、また革命チェンジを連打したい都合上、手札のチェンジ元となったカードはキープして別の場面で使いたいことが多く、そのため無からリソースを伸ばせる閃の方が重宝するのです。
加えて、その踏み倒しの期待値も高い。
これまでの閃のデッキって、正直踏み倒しはオマケとして使う感じでした。多色の枚数を大きく確保している訳でも無いので、むしろ1枚捲れたらラッキーくらいに捉えてプレイしていた人も多いはずです。
ですが、この閃は全然話が別。
踏み倒しが軒並み強く、更に選択肢があることもしばしば。こんなこと、出来ていいんだ。
古今東西あらゆるデッキに使われた閃の中では、まさしく最強の《蒼き守護神 ドギラゴン閃》であることは間違いないでしょう。
《蒼き団長 ドギラゴン剣》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 火/自然 / パワー13000 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ―火または自然のコスト5以上のドラゴン
■自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■T・ブレイカー
■ファイナル革命ーこのクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、コストが合計6以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを自分のマナゾーンまたは手札から選び、バトルゾーンに出す。
上記で剣を軽くディスったように聞こえた人もいるかもしれませんが、剣は剣で大きな仕事が2つあります。
1つは、ゲーム序盤の上振れ要素としての剣。最速で繰り出して、短期決戦で大暴れする時の剣です。
そしてもう1つは、最後のフィニッシュ時の剣です。
ゲーム最終盤で、盤面を広げきったあとに手札にコイツと《龍装者 バルチュリス》を温存しつつ、2点+3点みたいな攻撃で攻めていきます。
仮に下3点でブロッカートリガーや全体タップ呪文を踏んでしまっても、《龍装者 バルチュリス》を繰り出し、そのまま《蒼き団長 ドギラゴン剣》にチェンジしつつマナから《Disノメノン》+《刀舞の3号 カツえもん》……といった形で、トリガーをケアすることが出来るのです。
やはり現代でも、そのフィニッシュ性能はピカイチ。ぜひ、その力を味わってみてください。
《龍の極限 ドギラゴールデン》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 火/自然 / パワー14000 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ:火または自然のコスト5以上のドラゴン
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。その後、相手の禁断クリーチャーを1体破壊する。
■極限ファイナル革命:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このゲーム中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、次のターン、相手のパワー1000000以下のクリーチャーは、自分を攻撃できない。
確定除去。
このデッキで『このゲーム中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ』なんて条件を達成している状況は稀なので、下の長いテキストを使う事はあんまりないです。
受け・革命ゼロトリガー
《光牙忍ハヤブサマル》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ガーディアン / シノビ / 文明 光 / パワー3000 / コスト3
■ニンジャ・ストライク4(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードが4枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなかった場合、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを自分の山札の一番下に置く)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、次の自分のターンのはじめまで、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体は「ブロッカー」を得る。
革命ゼロトリガーの補助として。
特に特別な使い方があるわけではないですが、【デアリバスター】などでは《紅蓮の怒 鬼流院 刃》とセットで防御の要だったりしました。
《ボルシャック・ドギラゴン》
【 進化クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / 文明 火 / パワー12000 / コスト7
■革命0トリガーークリーチャーが自分を攻撃する時、自分のシールドが1枚もなければ、このクリーチャーを手札から見せてもよい。
そうしたら、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。
そのカードが火の進化ではないクリーチャーなら、バトルゾーンに出し、このクリーチャーをその上に置く。
■進化ー自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。
その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
単色の革命ゼロトリガー。
除去持ちでコスト7と王道から繋がるので、手からプレイするパターンがあります。
単色なので、よくマナに置かれます。
《革命の絆》
【 NEOクリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / エンジェル・コマンド・ドラゴン / ヒューマノイド / 革命軍 / 文明 光/火 / パワー8000 / コスト7
■革命0トリガー:クリーチャーが自分を攻撃する時、自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーを手札から見せてもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードが光または火の進化ではないクリーチャーなら出し、このクリーチャーをその上に置く。
■NEO進化:光または火のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンにあるクリーチャーではないカードを1枚選び、持ち主の墓地に置いてもよい。
最強の革命ゼロトリガー。
多色でカチャついて序盤に躓くデッキではあるので、普段よりもキープの優先度を高めに設定していいと思います。
《光鎧龍ホーリーグレイス》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・アポロニア・ドラゴン / 文明 光 / パワー6500 / コスト6
■S・トリガー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーをすべてタップする。
■相手のターン中に、このクリーチャーが出た時、このターンに2つ以上自分のシールドがブレイクされていなければ、このクリーチャーを破壊する。
太古の昔より、ドギラゴンのデッキを支えたトリガーの1枚。ほんとか?
《メガ・ブレード・ドラゴン》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / 文明 火 / パワー4000 / コスト8
■S・トリガー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーをすべて破壊する。
ただのマナ要員……に見えて、このカードが2枚採用されているお陰で、対天門が「ゲームを引き延ばすこと」に意義が生じています。
カツえもんを小刻みに使ってゲームを引っ張り、王道でマナを広げて、ここぞのタイミングで投下しましょう。これがないと《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》とのリソース勝負に付き合わされてゲロい。
もちろん、楯にいるなら万々歳。
たまに《料理猫のプワソン》絡みのドリームメイトの盤面を一掃することがあります。
地味に初めて光ってくれて嬉しい1枚でもあります。
その他
《次元の霊峰》
(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト2
自分の山札を見る。その中から多色クリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。
貴重すぎる緑単色。
序盤は3ターン目にマナに置かれるのが仕事みたいなところがあります。
ただ《蒼き団長 ドギラゴン剣》の回収や、革命チェンジ先がないときに《ボルシャック・サイバーエクス》を引っ張ってきてくれたりと、殿堂カードらしくやるときはちゃんと仕事してくれるカードです。
《龍装者 バルチュリス》
【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / ビートジョッキー / 文明 火 / パワー4000 / コスト5
■自分のクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーが自分の手札にあり、その攻撃がこのターン2度目のクリーチャーによる攻撃で、このターン自分の《龍装者 バルチュリス》をバトルゾーンに出していなければ、攻撃の後、このクリーチャーをバトルゾーンに出してもよい。■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
なぜ1枚採用なんだろう、思い出かな、とか考えていましたが、結構考えられて1枚になっていると思います。
とにかく最終盤で活躍する1枚で、《閃光の守護者ホーリー》のケアにはこれが必須。
2点+3点バルチュリス宣言で、最後にこれからチェンジ《蒼き団長 ドギラゴン剣》・《ボルシャック・サイバーエクス》でひと押しをするのが役割です。
ですので、状況限定カードなので1枚。
《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》とかじゃなくて、これでトリガーケアさせようとしているのが、ちょっと未来のGP戦士を生み出そうとしていて好き。
もちろん序盤は単色として大活躍。
《伝説のレジェンド ドギラゴン》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 火 / パワー14000 / コスト8
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン、このクリーチャーはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。
■このクリーチャーがバトルに勝った時、次の自分のターンのはじめまで、自分はゲームに負けず、相手はゲームに勝てない。
コイツだけはよくわからなかったけど、たまに役立つ時があった。
改、造・・・?
逆に皆さん、どう弄りました?
恐れ多いというか、絶妙すぎるバランスで成り立っているデッキなので、どっか弄ると簡単に壊れそうで怖いです。
今回のデッキはコンセプトを残したまま既存のカードプールでデッキを改造しようとすると、めっちゃ難しいですね。
というか、《蒼き王道 ドギラゴン超》にフォーカスしたデッキということではあったんですが、ドギ超必要か?
まぁ《龍の極限 ドギラゴールデン》の1枠なら超に変えてもいいかな……。
【 ドリーム・クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 超化獣 / 文明 火/自然 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:13000
■自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■自分の多色クリーチャーが攻撃する時、その多色クリーチャーよりコストが小さいクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
■T・ブレイカー
それ以外だと多色・単色バランスを考えると新たに追加でカードを足すリスクの方が高そ~~~という感じです。
テコ入れするならやっぱり初動周りにはなるんですけど、何弄る?
《ボルシャック・栄光・ルピア》は欲しいんですけど、何抜く? みたいな。ハムカツマン、スピードアタッカーなのは流石にデッキの必須部分だしな。
《富力!ルベル&フォース》は単色だけど、チェンジ先がいないしなぁ。
このデッキ、回してみると思ったよりも強くて、味わい深くて、色んな発見もあるので一概に「パーツ取り用デッキ」と断ずるにはちょっともっとないな、とは思っています。
ただ、やっぱり暴れ馬ではありますね……。
多色との付き合い方
このデッキは如何に序盤のマナを整えるかが鍵であり、そこが一番難しいです。
原理原則のようなものはなく、都度都度「自分の手札との受け入れ」を考えてプレイする必要があります。
例えばですけど、初手に《Disノメノン》があった場合、基本的に青は少ないから埋めたいんですけど、かといって埋めると他に初動はないなら、じゃあ2ターン目に《ボルシャック・サイバーエクス》を引くパターンを考慮してそこまでは持つか、とか。
或いは初手の《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》はすぐには使えない埋めたいけど、《刀舞の3号 カツえもん》のプレイの可能性が見えていて、その時にはマナで色としては殆ど貢献しないので、じゃあ埋めるのは一旦後回しするか、とか。
その際に白単色は《光鎧龍ホーリーグレイス》と《光牙忍ハヤブサマル》の2枚あるから、じゃあ青から先に色作っておくか、とか。
当然ながら初手で完結するデッキではないので、2ターン目以降のドローを想像する必要があるんですね。
このあたりはたくさん回して慣れていくしかないと思います。王道篇に王道なし。回すしかないですね。
多色デッキというのは、こうしたリスクを抱えている反面、当然ながら1枚1枚のカードは強力なので、こうした「受け入れ」を考えた先には、きっと爽快なカードパワーの暴力があるはず。こうしたプレイも、楽しんでみてください。
たぶん、これが一番デッキの勝率を改善してくれる筈です。
まとめ
というわけで、まとめる私の感想は以下の感じ。
- 新規カードはもう1種くらいは欲しかったかも
- コンセプトはたぶん、成長コントロールカウンター
- 暴れ馬だけど、正直デッキもカードも強い
- 《超DXブリキン将軍》、ちゃんと考えられていた
- 世界一強くて楽しい《蒼き守護神 ドギラゴン閃》を体感しよう!
- 「デッキを改造することも出来る」→さすがに無茶を言うな
みたいな感じですかね。
さて、今回はかなり長い記事にはなりました。
というのも、世間で言われている「ドギラゴンの書」への言及について、私がどうしても納得もいかない部分が多く、そして実際回してみたところギャップも感じたため、今回の記事に私なりの成果をまとめさせていただきました。
昨今は(特に映画の感想など)インターネットでは誇張された意見が飛び交いがちで、インパクトの強い言葉が一人歩きすることがあります。
デュエマは自分が楽しんだもん勝ちだと思っているので、世間の値段や評判ではなく、自分が使いたいと思うカードやデッキ・商品を手にとっていただくのが一番だと思っています。
それで言えば、今回のデッキについては「《蒼き守護神 ドギラゴン閃》が好きな人は絶対に触って欲しいデッキ」になっていると思います。
それでいうと、私には合う商品でした。この記事が上がっている頃には、アー様のチャンネルよろしく、ドリーム英雄譚チャレンジを私もしているかも。
というわけで、今回はここまで。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!