【デッキビルドの極意】その1:カードに詳しくあるべし

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【デッキビルドの極意】その1:カードに詳しくあるべし

はじめまして。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。

なんか突然ヌルっと始まりましたこの不定期コラムは、『いわゆるデッキビルダーと呼ばれるたいへんめんどくさい少数派の人種が、どうすれば最低限自分自身を満足させるに足るデッキを組めるようになるのか』についての方法論や心構えについてだらだら語っていくものとなります。

要するに、更新がない日の穴埋めコラムです。

いやその、そもそも「デッキビルダー」っていう人種自体、現状だいぶ絶滅危惧種でして。

ちょちょいと検索すれば現行のtier1デッキに辿り着けるこの世の中、わざわざ自力でゼロからデッキを組もうとすることはかなり酔狂の領域。

それでもなおなんかやろうとする人、誰にもやり方を教われないのでおおむね「自己流でやるしかない」んですよ。

しかも全員が一人一派でやっていくことになる以上、誰かに相談しても見てる世界が違って話が永遠にすれ違うんですよね。

この場合、たいがいなんらかの「説明されなきゃわからないのに説明されていない、個人的なこだわり」、あるいは「それぞれの主観による『面白さ』概念」が引っかかって不毛なことになります。

……というわけで、今回の記事はそういった不毛な争いに終止符を打つべく、「各自が自助努力でやっていける手段」を周知しようという算段です。

あまりにも画像がないので、「独力」の象徴を貼っておきます

つまり、これを見ている(わざわざ自分でデッキを組まない)ガチまとめユーザーの大半に対して「お前のために書いとるんちゃうぞ」と声を荒げるところからスタートすることになるんですが……。それでも、メディアサイトを名乗っている以上はこういうニッチな記事ってあってしかるべきだと思うんですよ。

意外と知られてない事実なんですが、「あなたのためのコンテンツ」っていうのは「お前のためにやってるわけではない何か」が無数に重なってできているんですね。

そのうえで、読む前にでも後にでも「俺のための記事だったのかも……」と思った方がいれば、書いた価値もあるというものです。それが本当にそうであったとしても、思い込みであったとしても。

当コラムでは「デッキビルダーたる者、かくあるべし」というテーマを毎回立ててそれについて深掘りするという形で、デッキビルド論……というより、デッキビルドの際の心構えを語っていく予定です。

ちなみに、具体的なデッキの組み方についてはたぶんやりません。組もうとしているデッキの数だけ答えが分岐するのは明確ですし、どちらかというとそこに自力で辿り着くための情報をまとめることになると思います。

また、本当にゼロからの説明になることも加味して「当たり前の話」もやっていく予定です。何百回も言われてることは、何百+1回言ってもいいんですよ。

というわけで、今回のテーマは。

デッキビルダーたる者、カードに詳しくあるべし。

OK、さっそく具体性がないですね。やっていきましょう。

目次

「なぜ」カードに詳しくあるべきなのか

これについては、さすがにわかってもらえるでしょう。

「自分の知らないカードをデッキに入れることはできないから」です。

仮に今組んでいるデッキに完璧に噛み合うカードがあったとして、そのカードに辿り着けなきゃ意味がないんですよ。カードの採用を検討する以前に、まずそのカードについて知る必要がありますね。

特にデュエマは(原則)スタン落ちもなく膨大なカードプールをフルに使えるのが売りのゲーム。これを活用しないのは言葉を選ばずに言うとまあデッキビルダーとしては怠慢ですし、言葉を選んで言えば非常にもったいない状態です。

最低限欲しいカードに手を届かせるために、可能な限り(当然、理想は全カードの把握です)多くのカードのことを知っているべきというわけですね。

もっとも直接的に「カードを知らないことが不利益になる」例

「どうすれば」カードに詳しくなれるのか

ここまで書くと「じゃあ10000種以上あるデュエマのカードを丸覚えしろってことかよ!」と思われるかもしれませんが、別にそんなことやらなくていいです。なんなら、あなた自身はなんにも覚えなくてもいい。俺はベルカード業務のためにほぼ丸覚えしたけど……

そう、カード検索機能を使えばいいんですね。

当たり前と言えば当たり前ですが、「今どんなカードを求めているか」が分かっている限りは公式カード検索デッキメーカーのカード検索機能から必要なカードには辿り着けるんですよ。検索時点ではそのカードの存在を知らなくてもです。

カード検索の手間を惜しまず適切に使用できているなら、あなたは実質的に全てのカードの知識を手にしているも同然。要領を得ない文章でベルカード要望欄に「こんなカードありませんか」と書く必要すらありません。

ついでに言えば、さらに出てきたカード名をDMwikiに放り込むなりして検索すれば芋づる式に「関連カード」「相性のいいカード」などのより深い情報に辿り着けます。

さらにさらに、ここで眺めたカードっていうのは頭の中に知識が残るので、以降同じようなカードが必要になった時に検索なしで脳内から直接引っ張り出せるようになるんですよ。

ついでに言うと「見るだけ見てボツにしたカード」すら頭の中にある程度こびりつくので、別のデッキを組んでる際に思わぬタイミングで繋がったりしますね。

ここらへんの関係で、デッキビルドは「組めば組むほどやりやすくなる」のです。

インターネットがなくカードリストすら公開されてなかったTCG黎明期ならともかく、せっかく文明の利器があるんだからそりゃ使わないと損ですよね。

このサイトでは「AI」とか「インターネット」のイメージとして登場しがち

……さて。私は今あえてしれっと流しましたが、ここまでの文章には一つ重大な前提が含まれています。

「自分が今どんなカードを求めているか」が分かっている限り。

「自分自身が要求するカードの要素」を分かって要素化・言語化できていないと、検索ツールはおおむね宝の持ち腐れ。こうして、「面白いカード教えてください!」という何の情報もないベルカード要望が届いて俺がキレるんですよね。お前の主観だろそりゃ。

この「要求」は、「特定の能力を持つカード」「特定の種族を持つカード」のような具体的なものから「デッキの動きを実現する機能を持つカード」「相手のカードを除去できるカード」のように抽象的なものまで無数に存在します。

特に抽象度の高いものについては、検索一発でアクセスするのはかなり困難。膨大な時間と手間に尻込みして、諦めたくなることもあるかもしれません。

しかし、要求の解像度を高めたうえで一つずつ検索していけば、最終的には求めているものに最も近いカード(あるいは、求めているカードがそもそも存在しないという事実)にはきっと辿り着けるんですよ。

仮に「面白いカードが欲しい」みたいな極限まで抽象的な要求だったとしても、「じゃあ自分はこれまでどういうカードに面白さを感じてきたんだ?」というように掘り下げ続ければ具体的なカードの形に近付いてくるはず。

要するに、「あなた自身がどんなカードを必要としているか」を理解して掘り下げることが、カードに詳しくなること……ひいてはデッキビルドの第一歩なのです。まず己を知れ、というやつですね。

なんか綺麗にまとまったので、本文はこのへんにしておきますか。

「面白い」は常にお前の主観

結局「何」が言いたいのか

デッキビルダーたる者、常に「何が必要か」を考えたうえで、検索ツールを活用すべし。

まあ、最終的には理想論です。できる範囲でやっていきましょう。

実際、私自身もできてない時もあります。この先もどんどんこの手の「自分自身ができてないこと」を偉そうに言う必要が出てくると考えると、暗澹とした気分になりますね。

というわけで、次回があれば(具体的に言うと最低限の反響があれば)「言語化をすべし」でまたお会いしましょう。北白河でした。


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