このデッキはこんな人におすすめ! |
●安くて楽しいデッキが欲しい! ●大型クリーチャーをモリモリ踏み倒したい! ●全体除去で盤面を制圧したい! ● ぴょんこ姫推し! !(?) |
デュエル・マスターズの2024年は、下半期も激動のままに幕を下ろした。
夏にはモフモフしたウサギだの鳥だのが大暴れして、
さらにはジョー編のキャラクターが再フィーチャー。
年末には、パック名の通りに強大なデーモン・コマンドが復活。5色クリーチャーとなり、ラスボスとして登場した。
――昨年をまとめるなら、そう、
モフモフしたウサギにジョー編のキャラ、
強大なデーモン・コマンド、そして5色クリーチャー……
NEO進化だね!!!
目次
格安デュエマ研究所とは?
『格安デュエマ研究所』は、デュエル・マスターズの安くて楽しいデッキを構築・紹介していく企画だ。
「格安」の定義として、「シングル価格の合計がクロニクルデッキ・ドリーム英雄譚デッキの定価(=およそ5000円)以内」と設定している。
※シングル価格は、執筆時点(2025/1/16)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算
もちろん、すでに持っているカードや傷アリカードを使えば、もっと安く構築することが可能だ。
また、安いデッキは高額デッキの代用品や劣化版ではない。独自の強さや面白さを持つデッキを研究・紹介していくぞ!
デッキのコンセプト
今回の主役となるのが、NEOクリーチャーを豪快に踏み倒すコイツ。
【 NEOクリーチャー 】
種族 トリニティ・コマンド / 文明 光/水/闇/火/自然 / パワー12000 / コスト5
■NEO進化:自分のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚を見る。その中から、好きな枚数のNEOクリーチャーをバトルゾーンに出し、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
50円
山札の上から3枚をめくって、NEOクリーチャーならばコストも文明も問わず踏み倒し。うまく「進化元+進化後」の形で繋がればウハウハだ。
同名カードも踏み倒し範囲に含まれるため、《 ギガントウサギロボ・フューチャーX 》から《 ギガントウサギロボ・フューチャーX 》をめくる、なんてパターンもあり得るぞ。
さらに、マナ加速とマナゾーンの染色を一度に行える相棒がコイツ。
【 NEOクリーチャー 】
種族 ドリームメイト / ヒューマノイド / ハンター / 文明 闇/自然 / パワー2000+ / コスト2
■NEO進化:多色クリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚、マナゾーンに置いてもよい。
■自分のマナゾーンにあるカードを、すべての文明のカードとして扱う。
■これがNEO進化クリーチャーなら、このクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与え、バトルゾーンにある自分の文明1つにつき、このクリーチャーのパワーを+2000する。
75円
なんだかウサギ団のファンデッキみたいになってきたぞ……
そう、関連キャラクターということでデザイナーズシナジーなんだろうけど、《 ギガントウサギロボ・フューチャーX 》とよく噛み合ったNEOクリーチャーだ。
あとは踏み倒すNEOクリーチャーなのだけれど……イチオシなのが《 「邪」の化神ペインティ・モッフモフ 》。
【 NEOクリーチャー 】
種族 デスパペット / ファンキー・ナイトメア / スペシャルズ / 文明 闇 / パワー13000 / コスト9
■NEO進化:自分の闇のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン、他のクリーチャーすべてのパワーを –10000する。
■ブレイク・ボーナス(このクリーチャーの攻撃が終わった時、その攻撃中にブレイクしたシールド1枚につき、次のb能力を1回使ってもよい) b相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
65円
多くのNEOクリーチャーが持つ「自身がNEO進化していればメリット」形式のテキストを持たず、単独で踏み倒しても仕事をできるのがGOOD。
おあつらえ向きに、闇のクリーチャーを進化元とするため《そのウサギ、クセ者につき》からのNEO進化も可能だ。
さあ、デッキの形が見えてきたぞ。
ちなみに、雑多なNEOクリーチャーが飛び出してくることから、当初は【カオスNEO進化】というデッキ名を想定していた。書き始めたら真っ先に『顔スネ夫神か』と変換されたので考え直したぞ。
デッキレシピ
というわけで完成したデッキがこちら!
合計金額はぴったり3,000円(2025/1/16時点)。
今回は2000円台に収まる自信があった……のだけれど、思ったより値段のついているカードが1種類あったことでギリッギリ達成できなかった。
果たしてどのカードがデッキ内最高額なのか、せっかくなので予想しながら読み進めてみてほしい。
なお、欲しいカードがあれば、デッキリストの「デッキ価格をシミュレーション」→必要なカードを選んでから「在庫チェック」を押せば、購入画面までサックリ移動できちゃうぞ。
個別カード解説
それでは、ここからは個別のカードを解説していこう。
個別カード解説【ウサギ団】
まずはこのデッキの主役!ウサギ団の関連カード達だ。
《ギガントウサギロボ・フューチャーX》4枚
【 NEOクリーチャー 】
種族 トリニティ・コマンド / 文明 光/水/闇/火/自然 / パワー12000 / コスト5
■NEO進化:自分のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚を見る。その中から、好きな枚数のNEOクリーチャーをバトルゾーンに出し、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
50円
そんなわけで、コンセプトカード。
コイツのアタックトリガーを使うのが戦略の軸でありつつ、よりパワフルなNEOクリーチャーが出せるなら進化元としても活用可能だ。
特に、《死神明王 XENIA》を踏み倒す時には「あっコイツ闇でもあるんで……」とタネに使うことはよくあるぞ。
残念ながらマナゾーンでは0マナなので、《 フェアリー・ライフ 》でめくれてしまうとちょっと悲しい。お前も今から《悪魔世界ワルドバロム》にならないか?
《そのウサギ、クセ者につき》4枚
【 NEOクリーチャー 】
種族 ドリームメイト / ヒューマノイド / ハンター / 文明 闇/自然 / パワー2000+ / コスト2
■NEO進化:多色クリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚、マナゾーンに置いてもよい。
■自分のマナゾーンにあるカードを、すべての文明のカードとして扱う。
■これがNEO進化クリーチャーなら、このクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与え、バトルゾーンにある自分の文明1つにつき、このクリーチャーのパワーを+2000する。
75円
先ほども述べたように、《 ギガントウサギロボ・フューチャーX 》を強烈にサポートする優秀なカード。
NEOクリーチャーであることから、《ウサギロボ》でのアタリを減らさないのが本当にありがたい。もちろん、マナ加速と染色で《ウサギロボ》の召喚を手助けしてくれるのも頼りになるぞ。
さらに、NEO進化していれば最低でもW・ブレイカー、5文明が揃っていれば(≒《ウサギロボ》が隣にいれば)T・ブレイカーと、サブアタッカーにもなってくれる。
初動もアタッカーもこなせる、このデッキを支えるカードだ。ついでに闇文明であることから《死神明王 XENIA》でも死なないぞ。
《レアカードハンター ウサギ団/ラビットハンド》2枚
【 ツインパクトカード 】
種族 ドリームメイト / ヒューマノイド / ハンター / 文明 闇/自然 / パワー6000 / コスト4
■G・ゼロ:自分のマナゾーンにすべての文明が揃っていれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■NEO進化:多色クリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■W・ブレイカー
────────────呪文────────────
カード名:ラビットハンド
文明:闇
コスト:3マナ
■相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。それがクリーチャーなら、自分はカードを1枚引く。
260円
デッキ内最高額カード。お前かよ。
《そのウサギ、クセ者につき》がいればG・ゼロで出せるクリーチャー。
特に《 ギガントウサギロボ・フューチャーX 》の進化元として、タダで出しておけるのは便利だぞ。
ただ、手札がカツカツになることも多いデッキなので、考え無しに召喚しない方が良い場面も。「出すメリットがあるか?」をよく考えて使いたいところだ。
それこそ「クリーチャーとしてタダで出すより、呪文側で手札を入れ替えた方が良いのでは?」みたいな場面もあるしね。
《フェアリー・ライフ》3枚
【 呪文 】
文明 自然 / コスト2
■S(シールド)・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加えるとき、コストを支払わずにすぐ唱えてよい)
■自分の山札の上から1枚目を、自分のマナゾーンに置く。
50円
ウサギ団関連カードです!!!!!!!!
というわけで、ウサギ団が描かれているという理由で採用。
ただ実際、「サブの初動カード」「気兼ねなく埋められる単色カード」と、このデッキに必要な条件をクリアしている。あとウサギ団バージョンのイラストがちゃんと格安圏内だった。
初動カードにしては半端な採用枚数なのは、NEOクリーチャーでもある《そのウサギ、クセ者につき》を優先したため。
個別カード解説【NEOクリーチャー】
続いては、ウサギ団関連カード以外のNEOクリーチャーをまとめて紹介していこう。
《「邪」の化神ペインティ・モッフモフ》4枚
【 NEOクリーチャー 】
種族 デスパペット / ファンキー・ナイトメア / スペシャルズ / 文明 闇 / パワー13000 / コスト9
■NEO進化:自分の闇のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン、他のクリーチャーすべてのパワーを –10000する。
■ブレイク・ボーナス(このクリーチャーの攻撃が終わった時、その攻撃中にブレイクしたシールド1枚につき、次のb能力を1回使ってもよい) b相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
65円
NEOクリーチャーの中でも強烈な性能を誇る、イカしたスペシャルズ。
パワー-10000は味方も巻き込むものの、《 ギガントウサギロボ・フューチャーX 》は生き残れるあたりも噛み合いを見せている。
ブレイク・ボーナスももちろん強力。「割った楯は相手の手札になる」というデュエマの基本をひっくり返してくれるぞ。
総じて優れた効果を取り揃えながらも、デスパペットやナイトのサポートとは組ませづらかったこのカード。NEOクリーチャーシナジーに注目したこのデッキは、ベストな居場所ではないだろうか。
あとスペシャルズの中でも、「デザイナーの好きなものを表現しました」感があってめっちゃ良いカードだよね。
「ヘンテコ」「おもしろ」に振ったカードが多いスペシャルズの中でも、ひときわ魅力的なデザインだと思っている。
モガーモガー(そういう話はデュべり部でやれ)
《死神明王 XENIA》4枚
【 NEOクリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー12000 / コスト8
■NEO進化:自分の闇のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、それがNEO進化クリーチャーなら、闇ではないクリーチャーをすべて破壊する。
■このクリーチャーが攻撃する時、闇のクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。
90円
こちらも闇の大型NEOクリーチャー。
ただし、進化として出したときしか除去が働かない。どうしても盤面を処理したい場合は、勿体なくても《 ギガントウサギロボ・フューチャーX 》に重ねる場合もあるだろう。
アタックトリガーはリアニメイト(蘇生)。
能動的に墓地を肥やすデッキではないので、基本的には相手に倒されたカードがあったら使う・くらいの運用になるだろう。
《マキャベリ・シュバルツ》2枚
【 NEOクリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー7000 / コスト6
NEO進化:自分の闇のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
W・ブレイカー
自分のNEOクリーチャーが攻撃する時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
このクリーチャーまたは自分の進化クリーチャーが破壊される時、かわりに自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。
50円
もひとつ闇のNEOクリーチャー。こちらは素出しも可能なコストなのがポイント。
NEOクリーチャーへのハンデス付与は地味に鬱陶しく、このデッキではほぼ全てのクリーチャーが《 卵胞虫ゼリー・ワーム 》になる。いやこの言い方だとあんまり強そうに聞こえないな。
何より、自軍への疑似セイバー付与が便利。NEO進化している味方の中でも、特に守りたいクリーチャーをかばえるぞ。
ここで味方を疑似セイバーで破壊すると、《死神明王 XENIA》のリアニメイトが活きるというシナジーもあったりする。
《叡智の聖騎士 スクアーロ/エナジー・ライト》4枚
【 ツインパクトカード 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー5000 / コスト4
■NEO進化:自分の水のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、「ブロッカー」を持つクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。
────────────呪文────────────
カード名:エナジー・ライト
文明:水
コスト:3マナ
■カードを2枚引く。
50円
役割としては「NEOクリーチャーとしてカウントできるドローソース」。
基本的に、手札に来たら《 エナジー・ライト 》として運用することになる。クリーチャーとして使うのは、主に《 ギガントウサギロボ・フューチャーX 》でめくれたときだ。
なお、登場時のブロッカー全体バウンスはNEO進化じゃなくても有効。
別に「味方を戻して~」系のコンボやシナジーが隠れているわけではないので率先して使う機会もないけれど、一応覚えておくと便利だ。
《崇高なる智略 オクトーパ》3枚
【 NEOクリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー3000 / コスト5
■S・トリガー
■NEO進化:自分の水のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。
そのクリーチャーは、次の自分のターンのはじめまで攻撃もブロックもできない。
50円
貴重なS・トリガー。NEOクリーチャー、こういう足止めトリガーくらいはもう少し配っといてほしかったね……
もう、役割としては見たまんま。「NEOクリーチャーの数を維持したまま採用できる受け札」。
あとまぁ、気兼ねなく置ける水マナなので《 エナジー・ライト 》を唱えるときにはお世話になりがちだ。
個別カード解説【その他の初動など】
最後に、NEOクリーチャーでもウサギ団でもないカード群をまとめて解説。
《フェアリー・ミラクル》4枚
【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト3
自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
自分のマナゾーンにすべての文明が揃っていれば、さらにもう1枚、自分の山札の上からカードをマナゾーンに置く。
70円
マナが5色になるならもちろんコレ!
《そのウサギ、クセ者につき》から繋いで、テンポ良くマナを伸ばしたいところだ。
置かれるマナは単色ならタップインなので、増えたマナで追加のアクションが取れるケースも結構あるぞ。
ところで、ミラクルだったりモッフモフだったり、そこはかとなく魔法つかいっぽいデッキだねこれ。闇の守護者の声でしゃべるかもしれない。
《薫風妖精Re:コートニー》2枚
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー2000 / コスト2
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■自分のマナゾーンにあるカードを、すべての文明のカードとして扱う。
140円
5枚目以降の《そのウサギ、クセ者につき》。
こちらはNEOクリーチャーではないし、打点も伸びないので採用枚数は控えめ。
ただ、楯の防御力があまりに低いデッキなので、G・ストライク持ちを入れておくことでささやかな底上げを狙ってたりはする。
……《 フェアリー・ライフ 》を《Re:ライフ》にしろ、という指摘はもっともではある。
《レインボー・マップ》4枚
【 呪文 】
種族 不死樹王国 / 文明 自然 / コスト1
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分の山札の上から4枚を見る。その中から多色クリーチャーを1体相手に見せ、手札に加えてもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く。
50円
《 ギガントウサギロボ・フューチャーX 》に依存しきったデッキなので、引き当てる手段として採用。
マナ加速していく中で、余った1マナで唱えられることも多く、デッキの潤滑油として機能してくれるぞ。
また、余分なカードまで引いてこないのも嬉しいところ。NEOクリーチャー達は山札に残っていた方が踏み倒せる……というか手札に来ても持て余すからだ。
なお、《 レアカードハンター ウサギ団 》はクリーチャーだし多色カードだが多色クリーチャーではないため持ってこられない。悲しいね。
デッキの回し方
このデッキの基本戦略は、「マナを5色に染めつつマナ加速」→「《 ギガントウサギロボ・フューチャーX 》を召喚」。
展開における各段階での注意点を、もう少し具体的に見ていこう。
①マナを染めろ!手札を捌け!
とにかく最優先で出したいのは、《そのウサギ、クセ者につき》。
《 レインボー・マップ 》で引き当て、2ターン目の着地を目指そう。
ちょっと気をつけたいのが、《クセ者》を最優先で出すためのマナチャージ。
《クセ者》さえ引けているなら(あるいは引ける算段があるなら)
- 水のカードは1~2ターン目に埋めない
- 他の初動カードも気にせず埋める
という2点に気をつけて動こう。
マナを5色化したら、もちろん次は《 フェアリー・ミラクル 》だ。
一般的な5色デッキと違い、このデッキの多色カードは少ない。
そのため、《 フェアリー・ミラクル 》で伸びたマナで追加のアクションを起こせるケースも結構あるぞ!
②何が何でもウサギロボを引け!
5マナ溜まったら《 ギガントウサギロボ・フューチャーX 》の出撃だ!基本的には、バトルゾーンにある一番弱いクリーチャーを進化させよう。
とはいえ、そこは4枚しか入っていないカード。安定して引ける保証はない。
《 レインボー・マップ 》はもちろん、《 エナジー・ライト 》も使って、とにかく引き当てることを目指そう!
ちなみに、もし《ウサギロボ》がマナに落ちまくったり、「あっこれシールドにあるな……?」みたいな状況に陥ったら、その時は予定を変更して大型クリーチャーを素出しして殴ろう。
③つなげて重ねろ!NEO進化
無事に《 ギガントウサギロボ・フューチャーX 》が着地したら、攻撃開始!
デッキ内の7割弱がNEOクリーチャーなので、基本的に3枚中2枚くらいは踏み倒し対象になるはずだ。
ここでポイントなのが、めくれた2枚は別々に出さず、一方を進化元にもう一方を重ねること。
このあたりの見極めは盤面とも相談で、たとえば《 「邪」の化神ペインティ・モッフモフ 》+《死神明王 XENIA》がめくれた場合。
基本的には《ペインティ》を上に重ねたい。ブレイク・ボーナスで手札を与えずシールドブレイクできるからだ。
ただ、《ペインティ》で除去できない高パワーの相手クリーチャーがいる場合、《XENIA》を上にして「闇文明以外全破壊」を使うことになるだろう。
このあたり、デッキ内のカードを見渡して「NEO進化時のみ働く効果なのか?」を再確認しておきたいところだ。ここが噛み合って、キレイにつながると楽しいぞ!
もちろん、そもそも文明が合わず重ねられない場合は仕方ない。別々に横に展開させよう。特に《レアカードハンター ウサギ団》が闇のNEO進化に繋がらないのは見落としがちなので注意。
うまくつながらないときも、弱音を吐かずに進み続ける。それがきびしいメキシコの荒野を生き抜くこつだ。(?)
改造するなら
《 ギガントウサギロボ・フューチャーX 》のデッキ、実はガチまとめでも過去に紹介されている。当時の村民まんじゅうさんの解説記事は、このデッキの改造案としても面白いので是非お読みいただきたい。
当時は《そのウサギ、クセ者につき》が存在しなかったので、踏み倒しギミックによる射出を前提としているぞ。
マナ染めに頼らず《ウサギロボ》を出せるため、プレイ感は大きく異なる。こちらも面白いデッキなので、せっかくなら両方組んで、どちらが手に馴染むか試してみてほしい。
なお、どちらにせよオススメしたいカードの一つが《 月光電人オボロカゲロウ 》。
【 クリーチャー 】
種族 グレートメカオー / 文明 水 / パワー1000 / コスト2
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンにある文明ひとつにつき、カードを1枚引いてもよい。その後、引いたカードと同じ枚数の手札を、好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
280円
マナゾーンを5色に染める(あるいは《 エヴォ・ルピア 》型なら多色カードを多く搭載する)ことから、フルスペックで山札を掘り進めてくれる。
そして何より、引いてしまったカードを山札に戻せるのがポイント。
手札に来た大型NEOクリーチャーは持て余しがちなので、山札に戻す手段があると心強いぞ。
でかいNEOクリーチャー、小さいNEOクリーチャー
あともちろん、パワフルな多色NEOクリーチャーや大型NEOクリーチャーの採用は検討できる。
《 アカシック・ファイナル 》を採用すれば、マナ染めなしでも《 フェアリー・ミラクル 》の2ブーストを達成しやすくなるメリットもあるぞ。
ただ今回は、多色カードを増やしたくなかったこと・ドラゴン関連のシナジーが見込めないことから採用を見送った。《ペインティ》《XENIA》に巻き込まれるカード増やすのもイマイチだしね。
むしろ序盤の安定性を高めるため、軽量NEOクリーチャーを入れてみるプランもアリかもしれない。
候補を挙げるなら――《 走らせぬ者 カエランコ 》あたりだろうか。
《走らせぬ者 カエランコ》
【 NEOクリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー2000 / コスト2
NEO進化:自分の水のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
相手のクリーチャーが、バトルゾーンに出たターンに攻撃する時、自分はカードを2枚引いてもよい。
50円
メタクリーチャーとしての性能はやや物足りないものの、NEOクリーチャーの比率を下げないのは◎。
マッハファイターでコイツをどついたら2ドローに化ける……と考えると、ちょっと鬱陶しくはないだろうか。
ウサギ団への愛を重く
ここまで水のカードをいろいろ挙げてきたので、いっそウサギ団らしくアイツを入れてしまっても良いかもしれない。
《潜水兎 ウミラビット》
【 NEOクリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー7000 / コスト6
■NEO進化:自分のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■W・ブレイカー
■自分のNEOクリーチャーが攻撃する時、相手は自身の山札の上から1枚目を墓地に置く。それが呪文なら、自分がコストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、持ち主の墓地に置く。
50円
流石に基礎スペックにちょっと不安があるけれど、ウサギ団への愛で使いこなしてほしい。
さいごに
格安デュエマ研究所、今回はウサギ団とNEOクリーチャーのデッキをお送りしたぞ。最後まで読んでくれてありがとう。
「組んでみたよ!」「こんな改造はどう?」「キュアップ・ラパパ!」などなど、コメントがあればぜひ#格安デュエマ研究所でお寄せいただきたい。
格安デュエマ研究所は今後も定期更新!次回もお楽しみに!