【王道篇完結】特別企画・よくわかる超獣世界の滅び方

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【王道篇完結】特別企画・よくわかる超獣世界の滅び方

悪魔世界ワルドバロム》の魔誕。

《ワルドバロム》は魂が押し出される形で去ったものの、超獣世界の住人たちはこの未曽有の悪魔神を撃破することはできず、世界は滅亡の危機を迎えました。

デュエル・マスターズの歴史において、こうした「世界滅亡の危機」「勇者たちの敗北」は幾度となく訪れています。

そこで今回は、過去に超獣世界を襲った滅亡の危機や大敗のうち、代表的なものをいくつかピックアップしてご紹介していきましょう。

目次

世界滅亡 終末魔導大戦

超神龍の復活や五大王の激突など、多くの危機を繰り返してきた超獣世界。

しかしながら、世界を作り変えるほどの危機が初めて訪れたのは『終末魔導大戦』でしょう。

シリーズで言えば転生編の末期、いったい何が起こったのでしょうか。

滅亡への道

古代遺跡から発見されたクロスギアを用い、文明間での戦争が繰り広げられた時代。

「魔導具」ないし「魔道具」と呼ばれたクロスギア、そして強大な転生クリーチャーや進化ドラゴンにより、戦局は泥沼化の一途を辿っていました。

……これも一つの『悪魔神、復活』ですね……

ともあれ、激化する戦いの中で「最終魔道具」と呼ばれる進化クロスギアが起動してしまいます。

天変地異を引き起こす最終魔道具は互いに引き寄せ合い、激突。その莫大なエネルギーは空間を歪め、次元の裂け目を作り出し、世界を崩壊させながら吸い込みます

最終魔道具の恐ろしさは使うまで誰も分からなかった。全ての生き物がただ呆然と立ちつくすしかなかった。

光剣の使徒アウス・ルーク》フレーバーテキスト

最終魔道具そのものも含め、世界は次元の裂け目へと飲み込まれていきました。

その後

1万年の時が流れ、次元の裂け目は活動を弱めていきました。

裂け目の外では新たな世界が形作られ、文明の垣根を越えた新たな種族が跋扈します。

魔導具によって崩壊した世界にはもう文明の意味など無かった。ただ、力のみが頼りだったのだ。

アクア・ホーリー》フレーバーテキスト

そう、不死鳥編の始まりです。

今も一線で活躍する、ドリームメイトがデビューしたのもこのシリーズからですね。

このあたり、もう少し詳しいストーリーは別記事にてまとめておりますので、ぜひそちらもご参照ください。


世界崩壊 戦国武闘会

不死鳥編、そして極神編の戦いが終わり、世界には一時の平穏が訪れます。

そこで開催されるようになったのが、バトル大会「戦国武闘会」!

サムライ・ナイト・そしてシノビといった勢力が入り乱れ、覇を競い合う熱き戦いの幕明けです!

戦争で国力を決する野蛮な時代は過ぎ去り、エンターテイメントで勝負を決める熱き時代が到来した!

ライジン・ドラグーン》フレーバーテキスト

この戦国武闘会だったり、ドラゴン・サーガの武闘レース「デュエル・マスターズ」だったり、世界の危機とは関係ない、ただ前向きに競い合う感じ、わくわくしますね。

……そう、世界の危機とは関係なかったはずなのですが……?

滅亡への道

舞台となるのは、過去最大規模とされる第100回戦国武闘会。

城すら持ち出す未曽有の戦いを勝ち上がり、ついに決勝戦を迎えます。激突するのは《超聖竜シデン・ギャラクシー》《暗黒皇グレイテスト・シーザー》

最終決戦に向け、彼らは世界すら滅ぼすとされる最強の武器を準備しました。

戦いの最中、《グレイテスト・シーザー》はナイト最強の武器《超銀河弾 HELL》を乱射。世界は荒廃と絶望に包まれます。

対する《シデン・ギャラクシー》も、シノビたちの後押しにより《超銀河剣 THE FINAL》で対抗。

超銀河弾を前にしてさえも、世界を滅ぼす力の超銀河剣を使うことを戸惑うシデン・ギャラクシー。だがドルゲユキムラは世界を守ると約束し、その力を使うよう告げた。

怒流牙 佐助の超人》フレーバーテキスト

二つの究極の武器が激突し、世界に裂け目が生じます。平和の象徴だったはずの戦国武闘会は、エスカレートの末、新たな危機を招いてしまったのでした。

結末とその後

次元の裂け目からはオリジンが出現、新たな脅威として超獣世界を脅かします。

ここから神化編の激闘、あの《NEX》らの登場と活躍にも繋がるんですね。

ところで、世界を滅亡させるはずの二大武器の激突ですが、結果として時空の裂け目を出現させるに留まりました。

これは、被害を小規模に抑えるため《怒流牙》のシノビたちがその身を犠牲にしたから――そう伝えられています。

超銀河弾と超銀河剣がぶつかっても世界が崩壊しなかったのは、怒流牙十勇士たちがその身を犠牲に守ったから。きっと、ユキムラ様と十勇士の勇姿は後世まで語り継がれるヨ! ― 霞み妖精ジャスミン

霞み妖精ジャスミン》フレーバーテキスト

勇者の敗北 ライジング・ホープ

勝太編に突入し、大きな区切りを迎えたエピソード1シリーズ。ただし、ストーリーは覚醒編と地続きとなっており、超次元を巡る戦いが描かれます。

本シリーズの幕明けは、侵略者エイリアンと、それに対抗するハンターの戦い。

しかし、この戦いはアンノウンと呼ばれる勢力によって仕組まれたものでした……

ハンターとエイリアンは、エイリアン王家の姫・《プリンプリン》のもと団結。アンノウンとの戦いに挑みます。

しかし、その戦いの末路は――

敗北への道

《偽りの名 13》により、エイリアンたちの故郷=パンドラ・スペースは壊滅。《プリンプリン》の両親たる、王と女王も命を落とします。

この暴虐に対し、《ガイアール》《リュウセイ》《プリンプリン》はV覚醒リンク。《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》となり、アンノウンとの決戦に臨みます。

しかし、突如として《 偽りの名 シャーロック 》が襲来。リンクを断ち切り、リーダー格であった《 ガイアール・カイザー 》を一撃で葬ります

窮地に陥ったハンター・エイリアン連合は、王家の血を引く「希望の双子」と、その護衛である《希望の守り手》を逃がし、彼らが成長するまで身を潜めることとなります。

「双子達が成長し、アンノウンを討つまで、我々が命がけで守り続ける!」ペッパー達はクリーチャー世界に身を潜め、小さき希望を育む決心をした。

希望の守り手ペッパー》フレーバーテキスト

――そう、エピソードシリーズの1年目は、実質的な敗北エンドによる幕引きでした。

結末とその後

――と、ここまでがエピソード1似て語られたお話。

しかしながら、「希望の双子」が成長したエピソード2世界に、《偽りの名 シャーロック》の姿はありません。

実は《希望の守り手》達が双子を逃がしたのち、アンノウンたちはその矛先をもう一人の王族――《プリンプリン》に向けました。そこに立ちはだかったのが《リュウセイ》です。

守り手たちが希望の双子を逃がす中、アンノウンたちが狙ったのは、パンドラ王家の姫であるプリンプリンだった。姫を守るべく、戦うリュウセイ。その時、奇跡が起きた。別世界すべてのリュウセイの可能性が特異点であるパンドラ・スペースに集まり、リュウセイ・ザ・ファイナルとなったのだ。 — エピソード1 ファイナルウォーズ その3

フェアリー・ライフ》『覚醒流星譚』版フレーバーテキスト

辛うじて《偽りの名 シャーロック》を撃破した《真羅万龍リュウセイ・ザ・ファイナル》ですが、《シャーロック》の最後の一撃により《ガロウズ》が犠牲に。

英雄、リュウセイ・カイザーのすべての可能性が詰まったリュウセイ・ザ・ファイナルの一撃はシャーロックを貫く。だが、アンノウンは一人では死なない。シャーロックも相打ちで魂を別次元に飛ばす一撃を放っていた。しかし、それはリュウセイに届かなかった。リュウセイとプリンプリンの未来の可能性にかけたガロウズがその身を犠牲に二人を護ったのだった。 — エピソード1 ファイナルウォーズ その4

フェアリー・ライフ》『覚醒流星譚』版フレーバーテキスト

《リュウセイ》もまた、奇跡の力を発揮した代償として、その記憶を失います。

同じころ、他のハンターたちも《偽りの名 13》と戦いますが、相打ちとなって倒れてしまいます。

総じて、多大な犠牲を払ったエピソード1最終決戦。

一方、《シャーロック》に倒され、異世界に飛ばされた《ガイアール・カイザー》の魂は、まったく別の世界で新たな冒険と戦いを迎えます。


危機一髪 超決戦バラギアラ

舞台は大きく移り変わり、階層状に積み上がった4文明を「世界をつなぐ柱」が結ぶ世界。闇文明はそれら4文明を覆うように存在します。

そして、突如として現れた第6の勢力・ジョーカーズ。

各文明には「マスター」と呼ばれる――言ってしまうと漫画やアニメの主要キャラクター、切札ジョーやキラ・ボルツらにあたる人物が存在し、彼らの意向が文明の在り方を左右しています。

そんな世界において、闇文明のマスターであるゼーロは、各文明を侵略するかのように汚染を開始したのでした……

滅亡への道

各文明に汚染を広げる闇文明。

自然文明には、汚染工場《メガロ・デストロイト》が送り込まれました。植物は枯れ、緑豊かだった文明は荒廃の一途を辿ります。

自然文明の女王は自らの命を賭して汚染を浄化しようと試みますが、女王は倒れ、汚染は止まらず自然文明は壊滅する、という、最悪の事態が訪れてしまいました。

繭から出てこの状況に直面した《ナゾまる》は覚醒。《始虹帝 ミノガミ》へと姿を変えます。

目覚めた《ミノガミ》は、大地の怒り《天地命動 バラギアラ》を呼び起こします。《バラギアラ》は、その力を暴走させ、各文明の力を取り込んでいきました。

暴走を続け、やがて《バラギアラ》は《ミノガミ》の制御を離れてしまいます。

無限の力で世界を滅ぼそうとする《バラギアラ》。そこに立ちはだかったのはジョーカーズのマスターでした。

結末

ジョーカーズのマスターは、《ミノガミ》のかつての姿――《最強虫 ナゾまる》と友情を育んでいました。

友のために、ジョーカーズのマスターと相棒の《ジョニー》は《バラギアラ》に挑みます。

新たな姿、《オラマッハ・ザ・ジョニー》となったジョニーは、必殺の《ジョラゴン・ビッグ100》で奮闘。激戦の末、ついに《バラギアラ》を撃破しました。

幾度となく滅亡に直面したデュエル・マスターズ世界ですが、少年(?)たちの友情によってその危機を切り抜けたこの時の戦いは、歴代の中でも爽やかな幕引きといえるのではないでしょうか。


お前は何なんだ 禁時王の凶来

さて、超獣世界の滅亡に関して語るうえで外せないのが、《禁時混成王 ドキンダンテXXII》。

顕現の前兆として、石柱の針が1つ進むごとに、世界滅亡レベルの災厄を巻き起こします。

モモキングたちがディスペクターとの戦いに追われているうちに、石柱の針が「I」を指す。するとフィオナの森が突如として300%焼失した。300%とは、1回燃えた後さらにもう2回燃えたという意味である。

アイアン・マーメイデン》フレーバーテキスト

石柱の針が「II」を指した。ユニバース・ゲートが出現し、ブラックホール・サナトスとビッグバン・アナスタシスとがなんの前触れもなく光となって対消滅した。各地に散ったその光によって封印されていたサバイバーが目覚め、増殖を開始した。

ザ・ストロング・ボンバー》フレーバーテキスト

石柱の針が「III」を指した。脈絡なく時空の裂け目からゼニスと呼ばれる超存在が降臨すると、空からは無数の三角錐が降り注ぎ、ワールド・ウォー・ゼニスが勃発した。

"不愛闘"倶楽部》フレーバーテキスト

石柱の針が「IV」を指した。使い手のいない超銀河弾がいきなり虚空から発射され、9000個もの次元の穴が空き、それぞれが超次元と繋がった。

ロイヤル・カーディナル》フレーバーテキスト

石柱の針が「V」を指した。地中深くに眠っていたはずの5つの進化クロスギアが暴走、ディスペクターへと力を与えつつ、すべてのクロスギアが禍々しい存在へと融合し、まるで生命を持つかのように動き出した。それは仙界一の天才ミロクにも予想外の出来事だった。

海郷 エマジェン-1》フレーバーテキスト

石柱の針が「VI」を指した。5体のバラギアラが次元の狭間から降臨したゼニスと共鳴しゼロ文明の力を取り込むと、ゼロとレインボーの矛盾によってゼニス化。バラギアラ・ゼニス、その名も「色災」の頂 カラーレス・レインボーが生み出された。ゼロとレインボー、相反する2つの力を抱えたバラギアラたちは再び暴走を始めた。

アオジシ・スパイダー》フレーバーテキスト

石柱の針が「VII」を指した。闇文明では円卓を媒介としてオリジナル・ハートが再生し、消滅したはずの七王が復活すると、新たなゴッドとしてリンクし始め、新たな闇の王が誕生しようとしていた。

ホタッテ<スケル.Star>》フレーバーテキスト

石柱の針が「VIII」を指した。オリジナル・ハートによって円卓に強大な力が流れ込んだ結果、業王 ディガロと幻王 ザインの二王が甦りさらにリンクする。だが、覇王ブラックモナークの復活とイデア・フェニックスが顕現した衝撃で一瞬にして消し飛ばされてしまった。

ザ・ストロング・ヴォイド》フレーバーテキスト

石柱の針が「IX」を指した。火文明に禁断の星が飛来し、着弾するやいなや禁断爆発。復興したアチーチ・タウンを中心に半径2万Kmを丸ごと消し飛ばし、ついでにフィオナの森が燃えた(8分ぶり4回目)。

ジャリ<デスマ.Star>》フレーバーテキスト

石柱の針が「X」を指した。水文明では世界を破滅させる12個のプログラムを同時に起動するためのスイッチが入ってしまい、水文明中のコンピューターが熱暴走してあらゆる場所でリキッド・ピープルが蒸発した。

モクロ・モンガ》フレーバーテキスト

石柱の針が「XI」を指し世界が不思議なオーロラに覆われて突然の大爆発を起こす中、ようやくモモキングが石柱の下に辿り着く。すぐさま一太刀を浴びせると、針は壊れ動きが止まった。奇跡と禁断の存在の目覚めは防げたかのように見えた……が、その時、壊れた針は奇跡の力で「XII」を指してしまう!そして石柱が開き、中から禁時混成王 ドキンダンテXXIIが姿を現したのだった!!

戯具 グリゴマ》フレーバーテキスト

……多いな!

規模の大小だったり、悪ノリじみたものだったりがあるとはいえ、10以上の災厄が短時間に訪れるのは超獣世界の歴史の中でも最悪の出来事でしょう。

何だったら他の危機がマシに見えるまであるのでは……?


おわりに

今回は超獣世界の危機のうち、代表的なものをいくつか抜粋してお届けしました。

紹介しきれなかったエピソードも多々あるのですが、どの危機にも共通して言えるのは「次のシリーズで、新たな勢力が華々しく登場する」ということ。

王道篇を終え、2025年のデュエル・マスターズにも新たな風が吹き込むのではないでしょうか。

ナッツムーンは知っている。武士道を極めた新たな軍勢があらわれることを。

剛勇幻風ナッツムーン》フレーバーテキスト

ポセイドライトは知っている。騎士道を極めた新たな軍勢があらわれることを。

魂晶海嶺ポセイドライト》フレーバーテキスト

新時代に期待を込めつつ、今回はこのあたりで!

お読みいただき、ありがとうございました。


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