通常業務は常に据え置き
はじめまして。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。夢を見ています。
いやあ。来ますね、年度末。
弊社においても、本年度の諸々の歪みを取り戻すべく様々な調整が行われています。
具体的には、歪みを取り戻すために動いた結果手が回らなくなったバックヤードとかの整理作業に駆り出されることになりました。毎日二時間ちょっと。
そんな中で記事を書いているとどうなるか分かりますね。俺の人間性か記事の完成度のどちらかが削れていきます。どうなってしまうんでしょうか。どうなってしまうんでしょうね。
この企画は、「前人未到のデッキを組むことを目指し、毎週一本ずつ新たなデッキを作成する」ものとなっています。
というわけで、夢のように不確かにやっていきましょう。今回のテーマは、こちら。
《ホワイトアウト》

【 呪文 】
文明 光 / コスト10
■バトルゾーンにある光でも進化でもないクリーチャーをすべて、新しいシールドとして裏向きにして置く。
その後、このようにしてシールドゾーンに置いたクリーチャー1体につき、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置く。
というわけで、今回のテーマは《 ホワイトアウト 》。
白凰の必殺技にして、《 オールデリート 》の対になるにしてはなんかちょっとしょんぼりな一枚ですね。
今回はこのカードを駆使して、完全決闘の夢を見ていこうと思います。
さて。10コストとクソほど重いうえに「負けない」という方向性に振りすぎて決定力もないこの呪文を使うなら、せめて早い段階で使う手段を考える必要がありますね。
で、この手のカードの友と言えば。
やっぱりこちらの《 聖竜ボルシャック・ウルフェウス 》。進化元を用意して出すだけで、あっという間に盤面一掃の準備は整いますね。とりあえず今回はこのコンビを起点にデッキを考えていきましょう。
こうなると、まずはこのカード自身を踏み倒す手段を考えたいところ。なんかないかなと思って調べていると出てきたのが……
こちらの《 ボルシャック・ヴォルジャアク 》くん。
ちょっと後ろ向きながら、革命チェンジで調達したうえで別途進化元を用意して自爆特攻などで破壊してやれば 《 聖竜ボルシャック・ウルフェウス 》 を踏み倒せますね。《 ボルシャック・サイン 》あたり絡めればもっと手っ取り早いです。
さらに《 聖竜ボルシャック・ウルフェウス 》からチェンジで展開することもできるうえ、終極宣言まで生き残れば《 ホワイトアウト 》で大量に増えたこちらのシールドを一気にブレイクして勝ちに行けちゃいます。やや歪ながら、なかなか噛み合った組み合わせですね。
ついでに言うとこのカード、コスト5以上のアーマードからの革命チェンジで出せますよね?
そのチェンジ元を光文明ではないトリガーにしておけば、防御を高めつつ終極宣言後の打点を稼げるんですよ。
要するに、こいつらは《 ホワイトアウト 》に巻き込んでも損しないんですよ。なんなら、相手の半端な攻撃から出てきてチェンジ元にすればいいわけですしね。
なんでか3枠もある彼らを活かせば、ビッグムーブは目前ですね!
というわけで、完成したデッキがこちらです。


やっぱり《 ボルシャック英雄譚 》とか使ったほうがよかったかもわからんな……。
とりあえずボルシャック&アーマードということで、《 竜皇神 ボルシャック・バクテラス 》とその進化元トリガーとして《 ボルシャック・大河・ルピア 》を投入。それに伴って初動に《 決闘者・チャージャー 》が使えるようになりました。性質上ホワイトなバード(《 ピース・盾・ルピア 》とか)は採用できませんでしたが。
《 ホワイトアウト 》を素引きしない限り《 聖竜ボルシャック・ウルフェウス 》はほぼバニラ進化獣になるんですが、そんなの些細な問題です。こういう点でもチャージャーで拾える 《 ボルシャック英雄譚 》 が優越してるんだけど……。
一定の攻撃性を確保しつつ《 ホワイトアウト 》 後の単純かつ無体な防御力を得られると考えれば、かなり「 《 ホワイトアウト 》 で勝つ」というコンセプトは叶ってるんじゃないでしょうか。 こういう点でも使ったらすぐ勝つ《 ボルシャック英雄譚 》 が優越してるんだけど……。
あ、そうそう。このデッキ、おそらく「異次元の超獣使い」の光/火のドラゴン戦略プッシュで強化される気配がしてます。
特に《 ボルメテウス・レインボー・ドラゴン 》はチェンジの流れを活かしつつトリガーを暴発していけるのでかなりやり手なんじゃないですかね。さらにカウンター性能の上がる《 熱血の絆 》とかでもいいですよ。
さて。このデッキが真に「未踏」のデッキかを確認するためには、あと一工程必要です。それは。
デッキメーカーによる、先行研究チェックです。
キーパーツ数枚程度を含むデッキを検索することで、このアイデアが既出か初出があるかが見込める……ということですね。この検索結果が「1件」ならば、晴れて私は未踏の地に到達したことになります。
というわけで、オリジナルでの《 ホワイトアウト 》《 聖竜ボルシャック・ウルフェウス 》《 ボルシャック・ヴォルジャアク 》での検索結果は……!

『未踏』、達成……!
例によって素直に【光火アーマード】組んだ方がよくなっちゃったんですが、この企画でそんなの気にしてたらなんもできませんからね。巨人の肩に乗る気持ちで、既存デッキの肩に乗っていきましょう。
恒例の類似研究コーナーですが、今回はそれっぽいデッキが全然なかったことをお伝えしておきます。そりゃまあ、 《 聖竜ボルシャック・ウルフェウス 》 で踏み倒すならいくらでも選択肢があるからな……。
夢の叶え方を教えて
というわけで、夢を見ていました。
こういうタイプの「確かに起きる事象は派手だけどそこまでしてやる意味は……」みたいなカードは、探せばもっとあるはずです。
そういうカードに出会ったときのために、引き出しは可能な限り多く持っておきたいものですね。
この記事の感想などありましたら、#未踏のデッキの夢を見てでのPostや拡散などなど心よりお待ちしております。
それでは、次の夢で。北白河でした。