【遊戯王OCG】YCSJ TOKYO2025の振り返り【大会結果】

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【遊戯王OCG】YCSJ TOKYO2025の振り返り【大会結果】

目次

こんにちは、たけっしーです。

今回は4/12(土)に幕張メッセ国際展示場にて開催された公式大型大会『YCSJ TOKYO2025』の大会結果と環境考察の記事になります✨

参加者5000人規模の超大型大会で予選9回戦、決勝トーナメント6回戦の計15回戦とかなり長丁場なイベントとなっています。

普段の競技シーンとは違い幅広い参加層が見られ、シングル戦ということもあり様々なデッキが活躍する大会です。

また、当日は遊戯王OCGの公式YouTubeチャンネルにて決勝トーナメントからの対戦を実況付きで配信されました。

本記事では配信卓の振り返り、解説も行うので是非最後までお付き合いください✨

まずは予選9回戦を駆け抜け、ベスト64に残ったデッキの大まかな分布から見ていきましょう👇

ベスト64のデッキ分布

  • 【M∀LICE】:20.3%
  • 【天盃龍】:20.3%
  • 【ドラゴンテイル】:15.6%
  • 【ヤミー】:14.1%
  • 【K9+ドラゴンテイル】:9.4%
  • 【ドラゴンテイル+マギストス】:6.3%
  • 【K9】:3.1%
  • 【ブルーアイズ】:3.1%
  • 【海皇+水精鱗】:1.6%
  • 【ジェムナイト】:1.6%
  • 【白き森+アザミナ】:1.6%
  • 【烙印】:1.6%
  • 【烙印+ティアラメンツ】:1.6%

遊戯王OCGの公式Xにて公表されている使用デッキの傾向になります。

シェア数が多いのは【M∀LICE】【天盃龍】【ヤミー】【ドラゴンテイル】と今期の競技シーンで活躍するデッキ達が並んでいます。

特に【ドラゴンテイル】は【マギストス】【K9】といったサブギミックを組み合わせた構築は別で区分されていますが、それらを合わせるとトップシェアになります。

これらのデッキは競技シーンの主流フォーマットであるマッチ戦はもちろん、シングル戦特有での強みがそれぞれあります。

【M∀LICE】

  • メタである《アーティファクト・ロンギヌス》が被弾しにくい(シングル戦での採用率が限りなく低い)
  • 展開を通せばほぼ勝ちであり先攻の恩恵が高い
  • メタ外のデッキに対する足切り性能が高い

【天盃龍】

  • デッキがバレていない予選では先攻を押し付けられにくく、デッキの特性を活かしやすい
  • 押し付け性能が高い
  • 採用できる汎用札の質が高く、量も多い

【ヤミー】

  • 展開を通せばほぼ勝ちであり先攻の恩恵が高い
  • 展開の精度が今期トップクラス
  • 自由枠が多く、汎用札での足切り性能が高い

【ドラゴンテイル】

  • ギミックの捲り性能が高く、他のデッキよりも後攻時のパワーが高い
  • メタである《応戦するG》が被弾しない環境である
  • メタ外のデッキに対する足切り性能が高い

マッチ戦ではメタ周りやデッキの構造上、使用の選択肢になりにくかったり、デッキの課題になる部分をシングル戦であることで解消できるためこれらのデッキは活躍の幅が広いと言えます。

他にも【K9】【青眼】【海皇水精鱗】等環境で一定の活躍が見られるデッキもベスト64まで勝ち残っており、シングル戦であることで様々なデッキにワンチャンがあると言えるでしょう。

配信卓のマッチアップ

決勝トーナメント一回戦から公式のYouTubeチャンネルにて配信卓で映っていた対戦を振り返っていきます。

アーカイブもあるため実際の対戦が気になった方は是非見てみましょう。

決勝トーナメント1回戦の配信卓は【M∀LICE】VS【ドラゴンテイル】となりました。

【M∀LICE】側が先攻で順当に展開していき、《M∀LICE〈Q〉RED RANSOM》が着地。

【ドラゴンテイル】側は《朔夜しぐれ》を発動するも《召命の神弓-アポロウーサ》が着地し、《深淵の獣バルドレイク》を特殊召喚することで問題無く展開を続行します。

《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト》《M∀LICE〈C〉GWC-06》を構えてターンを返します。

【ドラゴンテイル】側は動き出そうとするも《召命の神弓-アポロウーサ》と《霊王の波動》で初動が通らず、そのまま【M∀LICE】側の勝利となりました。

【M∀LICE】は展開を通してしまえばそのまま勝ちになりやすく、メタである《アーティファクト・ロンギヌス》が飛んでこない環境であれば展開を止めきられにくいため、シングル戦特有の強みを発揮した試合内容でした。

決勝トーナメント2回戦の配信卓は【天盃龍】VS【M∀LICE】となりました。

【M∀LICE】が先攻で展開していき、《増殖するG》を発動されるも《墓穴の指名者》で弾き、《バックアップ@イグニスター》に《灰流うらら》を発動されるも既に盤面が広がってしまっているため焼け石に水。

《アコード・トーカー@イグニスター》《M∀LICE〈C〉GWC-06》を構えて返し、【天盃龍】側は《燦幻開門》を発動するも《霊王の波動》で通らず、そのまま【M∀LICE】側の勝利となりました。

後攻を選択する【天盃龍】に対し、【M∀LICE】の先攻のアドバンテージを存分に発揮した試合となりました。

決勝トーナメント3回戦の配信卓は【海皇水精鱗】VS【ヤミー】となりました。

先攻は【海皇水精鱗】側で、スタンバイフェイズに【ヤミー】側が《マルチャミー・フワロス》を発動するも《灰流うらら》で無効。

メインフェイズに入り、召喚されたのは《海皇子ネプトアビス》。

《海皇の竜騎隊》の効果を繰り返し使うことでカードを集めながら《深海のミンストレル》で手札を確認。

追加で手札誘発を握られていてもここで射抜くことが出来ます。

【ヤミー】側が握り締めていた《聖王の粉砕》を除外します。

これにより手札誘発が無いことが確認できたため、【海皇水精鱗】側は思う存分展開することが出来るようになりました。

最終的に

  • 《皇たる水精鱗-ネプトアビス》
  • 《氷霊山の龍祖ランセア》
  • 《飢鰐竜アーケティス》
  • 2枚のセットカード

を構えて【ヤミー】にターンが渡ります。

《深海のミンストレル》で手札を確認されているため手数が透けており、【ヤミー】側が捲るのは困難な状況です。

【ヤミー】側は《魔獣の懐柔》を握っていたものの、妨害を誘うために先に《夢幻崩界イヴリース》を召喚し、《転生炎獣アルミラージ》をリンク召喚。

《夢幻崩界イヴリース》の送り付けが通れば《氷霊山の龍祖ランセア》の効果を1回分封じれる可能性があったものの、《霊王の波動》により阻止されてしまいます。

しかし、【ヤミー】の本筋の展開とは関係ないところで《霊王の波動》を踏めたことは【ヤミー】側の視点ではラッキーでしょう。

《金満で謙虚な壺》で6枚捲るも、状況を好転させるカードは見えず…

《転生炎獣アルミラージ》が存在することで手札から《ロリポー☆ヤミー》を特殊召喚します。

それにより【海皇水精鱗】側も《氷霊山の龍祖ランセア》の効果でモンスター効果の発動に手札コストを付与する《氷結界の虎将ライホウ》を特殊召喚することで圧をかけていきます。

【ヤミー】側は続けて《クッキィ★ヤミーウェイ》をシンクロ召喚。

《皇たる水精鱗-ネプトアビス》によって《氷霊山の龍祖ランセア》は対象に取れなかったものの、《氷結界の虎将ライホウ》を裏側守備表示にして対処しにいきます。

これに対し《無限泡影》を発動されますが、《クッキィ★ヤミーウェイ》の②で回避し、《氷結界の虎将ライホウ》の効果を敢えて適用することで「ヤミー」モンスターの蘇生を無効し、盤面をがら空きの状態を作り出しながら《氷結界の虎将ライホウ》を処理しました。

これにより《魔獣の懐柔》を通すことに成功したため「ヤミー」モンスターが3体特殊され、反撃が可能になりました。

【ヤミー】側の手札は全て割れており、《無限泡影》を発動しなかった場合、《クッキィ★ヤミーウェイ》で自爆特攻して《魔獣の懐柔》を発動するしかなかったため、

反射ダメージを貰ったことで制限時間後のエキストラターンでのライフ差での決着で敗北確定だったため、【海皇水精鱗】側は《無限泡影》を発動してしまったことで逆にワンチャンスを与える状況となっています。

《ヤミー★スナッチー》の成功時の①の効果に《無限泡影》を発動されるも、②によって回避。

《カプシー★ヤミーウェイ》に繋げながら《ヤミーズメント☆ミニヨン》を置くことに成功し、打点と頭数を確保します。

【海皇水精鱗】の妨害をすり抜けて展開していきますがここで制限時間となり、2ターンのエキストラターンに突入します。

【ヤミー】側は《ヤミー★スナッチー》で100ライフ払っており、返しの相手ターンにライフを支払うことを考えると、このターンでライフ差を200以上で返さないと敗北が確定するためライフカットが強いられます。

更に《金満で謙虚な壺》の制約でダメージは半分かつ、《氷霊山の龍祖ランセア》はバウンスで処理する必要がありますが《皇たる水精鱗-ネプトアビス》によって対象に取れないため、厳しい状況です。

ここで【ヤミー】側は《ヤミー☆サプライズ》のバウンス効果を発動し、場の「ヤミー」モンスター2体と《皇たる水精鱗-ネプトアビス》と裏側守備表示の《氷結界の虎将ライホウ》を対象。

チェーンして《ヤミー★スナッチー》のシンクロ召喚を行う効果で《ヤミー☆サプライズ》で対象に取っていた「ヤミー」モンスター2体で《ロリポー★ヤミーウェイ》をシンクロ召喚することで回避し、【海皇水精鱗】側のモンスターを一方的にバウンスします。

これで壁を消せたため、並べた「ヤミー」モンスターで殴りにかかればライフを取れたかに見えましたが…

《氷霊山の龍祖ランセア》の②は1ターンに2回発動できるため、《ヤミー☆サプライズ》によってバウンスされた《氷結界の虎将ライホウ》が再び場に舞い戻ります。

更に追加効果で【ヤミー】側のモンスターを守備にすることで戦闘を行えるモンスターを減らされてしまいました。

これによりライフカットする上で邪魔な壁が増えた上に再び《氷結界の虎将ライホウ》でモンスター効果を封じられてしまい、【ヤミー】側はこれを結果的に捌き切れず、エキストラターンのライフ差での決着により【海皇水精鱗】側の勝利となりました。

この場面での【ヤミー】側の最適解としては、

「ヤミー」モンスターを並べてバトルフェイズで《皇たる水精鱗-ネプトアビス》を戦闘で処理し、攻撃が終了した「ヤミー」モンスターを対象に、《ヤミー☆サプライズ》で《氷霊山の龍祖ランセア》とモンスター1体をバウンスして他のモンスターで攻撃を続行すれば綺麗に捌きつつライフカットできたかと思われます。

しかし、このような普段よりも緊張感がある舞台で制限時間を考えながら常に最適解を出すのは難しい場面だったでしょう。

【海皇水精鱗】側もワンチャンスを与えてしまった場面はあったものの、先攻展開を通せたアドバンテージで勝利する結果となりました。

決勝トーナメント4回戦の配信卓は【ドラゴンテイル】VS【天盃龍】となりました。

先攻はなんと【天盃龍】側からのスタートです。

恐らくデッキがバレていたことで【ドラゴンテイル】側が後攻を選択したのでしょう。

《天盃龍パイドラ》を召喚し、《燦幻開門》をサーチし、カードを4枚伏せてメインフェイズを終了します。

メインフェイズ終了に合わせて【ドラゴンテイル】側は《星辰砲手ファイメナ》の効果を発動。

まともに通れば融合素材次第では盤面を干渉しながら「ドラゴンテイル」のギミックを回していくことになるのでゲームエンドです。

しかし、

【天盃龍】側が《ディメンション・アトラクター》をチェーンして発動したことで【ドラゴンテイル】側の目論見は崩れます。

融合素材を除外しながら《星辰法宮グラメル》が着地。

そのまま【ドラゴンテイル】側にターンが渡りますが、《ディメンション・アトラクター》の効果が適用されたままではまともに返せません。

《星辰法宮グラメル》の効果を起動させて盤面を減らすことで少しでも抗おうとするも、4枚の伏せカードからは《無限泡影》や《霊王の波動》。

攻め手を全てカットされ、そのまま【天盃龍】側にターンを返してしまいます。

【天盃龍】側には攻め手として《燦幻開門》が確定しており、

2ターン目には1ターン目に発動した《ディメンション・アトラクター》の効果が切れているため、《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》を絡めたシンクロ召喚の連撃が可能な状態です。

そのまま怒涛の攻撃宣言でライフを取りきり、【天盃龍】側の勝利となりました。

【天盃龍】側が先攻を押し付けられたもののメタカードで耐え凌ぎ、攻めに転じることが出来た試合となりました。

決勝トーナメント準決勝の配信卓は【天盃龍】VS【ドラゴンテイル】となりました。

先攻は【天盃龍】側のスタートで、カードを3枚伏せてターンを返します。

決勝トーナメント4回戦の配信卓同様、デッキがバレていることから【ドラゴンテイル】側が後攻を選択しています。

やはり決勝トーナメントまで勝ち残ると使用デッキがバレ始めるため、【天盃龍】は先攻を渡されるリスクが付きまといます。

後攻を選択した【ドラゴンテイル】側が一手目に繰り出したのは《星辰竜ムルル》。

召喚が通ると即座に融合効果を発動していきます。

【天盃龍】側は《増殖するG》を発動するも無慈悲にも《灰流うらら》で無効。

これに対して【天盃龍】側は《燦幻開門》を発動し、それをコストに《禁じられた一滴》で《星辰竜ムルル》を無効にしながら《幻禄の天盃龍》を特殊召喚してギミックを展開します。

【ドラゴンテイル】側が二手目に繰り出すのは《封印の魔導士スプーン》。

サーチ先は既に引いていたのか、攻撃力を半減する効果を選択し《幻禄の天盃龍》に対して使用。

続けて②を使用し、《結晶の女神ニンアルル》を《星辰竜ムルル》に装備して【天盃龍】側の残った1伏せである《霊王の波動》を剥がします。

ここで【ドラゴンテイル】側は追加の手数があるかに思われましたが、そのままエンドフェイズに渡ります。

エンドフェイズに《幻禄の天盃龍》の効果で《天盃龍ファドラ》を特殊召喚し、《幻禄の天盃龍》を蘇生してターンが渡ります。

返しの【天盃龍】側のドローフェイズに《幻禄の天盃龍》から《天盃龍パイドラ》が特殊召喚され、《燦幻開門》を確保。

メインフェイズに渡り、発動されたのは《テラ・フォーミング》

《盃満ちる燦幻荘》を手札に加え、耐性付与で詰めにいきます。

ここで【ドラゴンテイル】側は《星辰竜ムルル》の効果を発動し、手札のモンスター3枚と《星辰竜ムルル》を素材に《星辰爪竜アルザリオン》を融合召喚。

融合素材の中には《天賦の魔導士クロウリー》《絶火の大賢者ゾロア》が含まれており、《封印の魔導士スプーン》でサーチ効果を選択しなかったのも、やはりサーチ先を全て引き込んでしまったからでしょう。

《星辰爪竜アルザリオン》の効果で墓地の《灰流うらら》《天賦の魔導士クロウリー》、【天盃龍】側の《天盃龍パイドラ》を手札に戻し、《星辰竜ムルル》で《天盃龍ファドラ》の効果を無効。

更に《天賦の魔導士クロウリー》が墓地から加わったことで特殊召喚し、成功時の効果で《竜王絶火ゾロア》を融合召喚することで抵抗を見せます。

しかし《盃満ちる燦幻荘》の強力な耐性付与により【ドラゴンテイル】側は干渉出来ず、

そのまま《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》からバトルフェイズで《燦幻超龍トランセンド・ドラギオン》と繋げて怒涛の攻撃宣言。

そのままライフを取りきって【天盃龍】側の勝利となりました。

【天盃龍】側はまたもや先攻を押し付けられたものの、耐え凌いで勝ちに繋げたゲームとなりました。

決勝戦は【天盃龍】VS【天盃龍】となります。

それぞれ決勝トーナメント4回戦と準決勝の配信卓でフィーチャーされたミヤザワ フクスケ選手、サトウ リュウヤ選手の対決になります。

先攻はミヤザワ フクスケ選手から始まり、《天盃龍パイドラ》を召喚し《燦幻開門》を加え、続けて《金満で謙虚な壺》でコスト6枚で発動。

《灰流うらら》を加え、カードを2枚セットしてターンを返します。

後攻側は一手しかない状態でバトルフェイズに入ってしまうと《燦幻開門》から先攻側に《燦幻超龍トランセンド・ドラギオン》を成立されてしまうため、それを阻止できる札を引くか、

なるべくメインフェイズ中に先に《燦幻超龍トランセンド・ドラギオン》等、相手よりも先にシンクロ召喚ができる状態を作りたいところ。

サトウ リュウヤ選手の一手目は《ライトニング・ストーム》

魔法罠を一掃しにかかります。

これに対しミヤザワ フクスケ選手は《燦幻開門》を発動し、《幻禄の天盃龍》をサーチ。

《ライトニング・ストーム》によって《禁じられた一滴》が破壊されていきます。

処理後の《幻禄の天盃龍》の特殊召喚に対し、サトウ リュウヤ選手は《マルチャミー・フワロス》でドローするチャンスを得ます。

サトウ リュウヤ選手は続けて《天盃龍パイドラ》を召喚し効果を発動しますが、

ここには《金満で謙虚な壺》で加えられていた《灰流うらら》を発動されます。

追加の手数は無いようで、サトウ リュウヤ選手はそのままバトルフェイズで《天盃龍パイドラ》で《幻禄の天盃龍》に攻撃宣言。

ミヤザワ フクスケ選手は《幻禄の天盃龍》の効果で《天盃龍チュンドラ》を特殊召喚。

サトウ リュウヤ選手が攻撃宣言を続行したことでそのまま《天盃龍チュンドラ》の効果で《天盃龍ファドラ》が特殊召喚されます。

これにより《マルチャミー・フワロス》で2枚ドローしサトウ リュウヤ選手はワンチャンを掴みにいきます。

しかし、バトルフェイズ中の追加の手数は無くメインフェイズ2に移ります。

メインフェイズ2に入り、発動されたのは《盃満ちる燦幻荘》。

《増殖するG》を受けつつも、《幻禄の天盃龍》を加えて展開していき、《燦幻超龍トランセンド・ドラギオン》+《天盃龍ファドラ》の盤面を作って解答が無いことをお祈りでターンを返します。

ここで注目すべきなのは《ブラック・ローズ・ドラゴン》での盤面の一掃がベストに見える場面だったことですが、

恐らく《超融合》《月女神の鏃》といったエクストラを活用する捲り札が投入されていることから枠の都合で不採用になっていることがわかります。

デッキの性質上、このようなゲームが縺れることは想定されていないでしょう。

ターンが渡り、ミヤザワ フクスケ選手は発動したのは《月女神の鏃》。

《金雲獣ー馬龍》をコストに発動し、《燦幻超龍トランセンド・ドラギオン》+《天盃龍ファドラ》の布陣は呆気なく崩されてしまいます。

そのまま並んだ「天盃龍」モンスター達の連続攻撃が決まり、ミヤザワ フクスケ選手の勝利となりました。

配信卓では毎試合【天盃龍】が先攻を押し付けられているものの、上手く相手の手数を捌いて勝利する結果となっていますね。

それでは続いて入賞レシピを見ていきます。

ベスト4【ヤミー】

ベスト4はヤマグチ シュウスケ選手の【ヤミー】となりました。

特徴的なのは【K9】のギミックが投入されている点でしょう。

手札誘発の1種として採用が見られることが増えてきていますが、中でも注目すべきなのはランク5の選択肢として《K9ー0̸0̸号”Hound”》が採用されている点です。

素材となる《K9ー0̸0̸号ルプス》の耐性を合わせると「破壊されず、対象にも取れないのにひたすら攻撃力が上がり続けるバケモノ」となります。

今大会で勝ち上がってくる可能性が高い【天盃龍】に対してこのカードを壁にしてワンキルを凌ぐことが出来、【ドラゴンテイル】に対しても③でセットされた妨害を踏むことが可能で【K9】のギミックの選択肢として非常に優秀です。

他にも《三戦の号》とそのサーチ先として《ハーピィの羽根帚》《拮抗勝負》が採用されており、対応力を重視していることがわかります。

一本勝負であるYCSJに合わせた構築と言えます。

🥉3位🥉【ドラゴンテイル】

3位はヨシミズ タイキ選手の【ドラゴンテイル】となりました。

決勝トーナメントの配信卓では準決勝でフィーチャーされています。

サブギミックとして【マギストス】が採用されたタイプになります。

融合手段の追加や【マギストス】の融合モンスターが強力な他、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を盤面に追加できるのが魅力的なギミックです。

【ドラゴンテイル】はギミックのパワーが高く、トップシェアのデッキであるためここまで勝ち上がってくるのは順当と言えます。

🥈2位🥈【天盃龍】

2位はサトウ リュウヤ選手の【天盃龍】になります。

決勝トーナメントの配信卓では準決勝と決勝でフィーチャーされています。

手札誘発、捲り札をそれぞれ一定枚数投入されており、先攻を渡されたとしても有効な汎用札も多く採用されています。

中でも特徴的なのは《発禁令》の採用です。

相手のメインギミックの妨害を踏み抜く、《灰流うらら》を宣言して《燦幻開門》を安全に通していく等状況次第で負け筋を潰すことが出来、【天盃龍】のワンキルを通すことに貢献するカードです。

エクストラデッキは《超融合》《月女神の鏃》を幅広く運用するために専用のカードで枠を占めており、ほとんどの構築で標準搭載されている《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》の2枚目や、《ブラック・ローズ・ドラゴン》の不採用も特徴的です。

基本的に盤面の解決は捲り札に任せているため、ギミックでやり取りすることを想定する必要が無いことからもワンキルに最低限必要なカードに絞って採用されています。

サトウ リュウヤ選手は競技シーンにおいて多数の実績を持っており、シングル戦という運に左右されやすい舞台でも実力で決勝まで勝ち残ってきていることがわかります。

🏆優勝🏆【天盃龍】

優勝はミヤザワ フクスケ選手の【天盃龍】となりました。

決勝トーナメントの配信卓では4回戦と決勝でフィーチャーされていました。

2位のサトウ リュウヤ選手と細かい部分の差はありますが構築のベースはほぼ同じで、手札誘発と捲り札をそれぞれ一定枚数投入されています。

特徴的なのは《ディメンション・アトラクター》の採用です。

決勝トーナメント4回戦の配信卓では対【ドラゴンテイル】に先攻を渡されたものの、このカードが綺麗に刺さりそのまま試合を勝ち取ったのが印象的でした。

ミヤザワ フクスケ選手も競技シーンにおいて実績を多数持つ強豪で、今回の優勝に相応しいプレイヤーでしょう。

今回のまとめ

今回は4/12(土)に幕張メッセ国際展示場にて開催された公式大型大会『YCSJ TOKYO2025』の振り返りの記事でした。

それぞれ配信卓のマッチアップは見所も多く、競技シーンが盛り上がったイベントでした。

筆者は『YCSJ』には出たことはありませんが、知り合いが配信卓に映っていると応援したくなりますし、自分もいつか配信卓に出てみたいなと毎回思いながら見ています。

次こそ参加したい…!

それでは👋

今後もガチまとめではホットな話題を取り上げていきますので、ぜひ 公式X(旧Twitter) のフォローをよろしくお願いします!


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