はじめに
今回は、最近のCL(チャンピオンズリーグ)福岡や各地のシティリーグで圧倒的なアベレージを叩き出し、素晴らしい成績を収めている大注目デッキ、【ピッピオーガポン】(ピッピポン)について徹底解説していきます!


「攻撃に移るまでの速さ」「環境上位に刺さるアタッカーの選択肢」そして「グッズに頼らないドロー力」を兼ね備えたこのデッキ。シンプルで初心者にも扱いやすい上に、上級者が使えばカスタマイズ次第でどんな対面とも渡り合える無限の可能性を秘めています!
「最近勝てないな…」「安定して回るデッキが使いたい!」と思っている方には読んでほしい内容になっていますので、ぜひ最後までお付き合いください!
目次
デッキレシピとデッキの概要
まずは、このデッキが一体どんなデッキなのか、その全貌に迫っていきましょう!

【ピッピオーガポン】は、その名の通り《リーリエのピッピex》と《オーガポンみどりのめんex》の2大アタッカーを主軸に据えたデッキです。


デッキの基盤が非常に安定しており、「手札事故で何もできずに負けた…」という試合が劇的に少ないのが最大の特徴と言えます!
ドローによる抜群の安定感
現環境は手札補充に苦労するデッキが多い中、このデッキはドローソースの塊です。
《メガガルーラex》の特性「おつかいダッシュ」でバトル場にいながら2枚ドロー。ベンチには《オーガポンみどりのめんex》の「みどりのまい」でエネ加速しつつ1枚ドロー。


さらに《キチキギスex》の「さかてにとる」が絡めば、「おつかいダッシュ」→「さかてにとる」→「みどりのまい」と連鎖的にドローが進み、ポケモンだけで一気に6枚以上の手札を補充できるという驚異のエンジンを搭載しています。

この豊富なドローのおかげで、現環境で猛威を振るっている《アンフェアスタンプ》や《スペシャルレッドカード》といった強烈な手札干渉を受けても、他のデッキに比べて圧倒的に復帰しやすいのです!「一度アンフェアを乗り越えれば、次は使われないから安心!」というメンタルで戦えるのは本当に心強いですね。


先攻・後攻でのアグロプランと盤面制圧プラン
デッキの動かし方としては、「どれだけ早く攻撃を開始できるか」が鍵になります。
たねポケモン中心で構成されているため、準備の手間が少なく、先攻2ターン目にはほぼ確実に攻撃ができますし、上手く回れば後攻1ターン目からでも相手のバトルポケモンを沈めるパワーを持っています。
このことから、先攻後攻の選択については、プレイヤー間で意見が分かれる面白い部分にもなってきす。
- 先攻を取るメリット:
先攻1ターン目からガルーラをバトル場に出して「おつかいダッシュ」で手札を潤沢にし、先攻2ターン目からアグロムーブを狙える。

- 後攻を取るメリット:
後攻1ターン目からサポート《シアノ》を使って必要なポケモンを盤面に一気に並べ、一気に盤面を作り上げられる。

先攻後攻どちらも強力ですが、共通して重要になってくるのは「序盤から毎ターンエネルギーを欠かさずにつけること」です!エネ加速手段が豊富とはいえ、アタッカーが途切れないように後続を用意し続けることが求められます。
ピッピポンの環境での立ち位置と相性有利不利
【ピッピポン】はニンジャスピナー環境のトップメタに対して非常に有利に戦える立ち位置にいます!
このデッキは、相手の弱点を的確に突いてサイドレースを先行する戦い方を得意としています。具体的には「超タイプ弱点」と「草タイプ弱点」の相手には、五分以上の勝率を見込めます。
有利な対面(弱点を突ける相手)
- 対 超弱点(ドラパルト、メガルカリオ、タケルライコなど)
《リーリエのピッピex》の特性「フェアリーゾーン」により、ドラゴンタイプにも弱点を突けるのが最高に偉い!環境の覇者である《ドラパルトex》や《タケルライコex》、そして《メガルカリオex》を2エネという軽さで粉砕できます。



- 対 草弱点(マリィのオーロンゲ、Nのゾロアーク、シロナのガブリアスなど)
こちらは《オーガポンみどりのめんex》の独壇場です。特に《シロナのガブリアスex》対面では、相手の動き出しが遅い傾向にあるため、盤面にエネルギーをたっぷり貯め込み、相手のワザの返しに5エネついた草ポンでワンパンする動きが非常に強力です。



不利な対面
もちろん、ポケカである以上無敵のデッキではなく、以下のような相手には苦戦を強いられます。
- 弱点を突けない高耐久ポケモン(バシャーモex、メガフシギバナexなど)
弱点が突けない上に向こうからは一撃で倒されてしまうと、サイドレースで不利になってしまいます。こういったマッチアップでは、《ジャッジマン》や《アンフェアスタンプ》で相手の手札をバグらせながら戦う泥臭いプレイが要求されます。


- サイド1枚しか取れない非exデッキ
こちらのポケモンは倒されるとサイドを2〜3枚取られるのに対し、相手からは1枚ずつしか取れないため、「攻撃回数の差」でジリ貧になりがちです。こういったマッチアップは《リーリエのしんじゅ》を駆使して取られるサイドを減らしたり、《メガガルーラex》を壁にするプレイが必要になってきます。


- ポケモンexからのダメージをシャットアウト:《イワパレス》
このデッキはアタッカーがほぼ「ポケモンex」で構成されているため、exからのダメージを受けない《イワパレス》を出された瞬間、しっかり詰みます。対策として非exのアタッカー(ホウオウなど)を入れるか、当たらないことを祈って完全に割り切るかの選択になります。


ピッピポンの主要な採用カード解説
ここからは、デッキの核となる採用カードたちを1枚ずつ詳しく解説していきます!
《リーリエのピッピex》

このデッキの絶対的エースです!
特性「フェアリーゾーン」のおかげでドラゴンタイプにも弱点を突けるようになり、攻撃範囲がとてつもなく広いのが特徴。
ワザ「フルムーンロンド」は超1エネ+無色1エネで起動でき、《アカマツ》1枚や「みどりのまい+エネルギーつけかえ」から奇襲をかけることが可能です。お互いのベンチがフル展開されていれば220ダメージ。《ゼロの大空洞》が出ている状態なら、なんと最大280ダメージまで跳ね上がります!


《オーガポンみどりのめんex》

デッキの潤滑油であり、強力な草アタッカーでもあります。
特性「みどりのまい」によるエネ加速+1ドローが本当に優秀で、このカードのおかげでデッキが円滑に回ります。
ワザ「まんようしぐれ」はエネルギー要求が少し重いものの、自身の特性で補えるためそこまで苦になりません。《マリィのオーロンゲex》や《Nのゾロアークex》といった草弱点の相手には、このカードを複数並べて一気に攻め切りましょう!


《メガガルーラex》

序盤の壁役 兼 最強のドローエンジンで、特性「おつかいダッシュ」による2枚ドローがとにかく強力です!
バトル場できぜつしたアタッカーの代わりに一旦バトル場に出て、ドローを進めながら後続を育て、逃げてバトンタッチする…という動きが基本戦術になります。
倒されるとサイドを3枚取られるリスクはありますが、《リーリエのしんじゅ》でサイドプランを変えたり、後述する《パオジアン》とのコンボで負け筋を消すプレイで対応していきましょう。
《ニャースex》

毎ターン状況に応じた最適なサポートを使えるようにしてくれる、痒い所に手が届く万能ポケモンです!
序盤は面展開のために、終盤は手札干渉や《ボスの指令》を持ってくるために大活躍します。重要度が高いため、多くのプレイヤーが2〜3枚と厚めに採用しています。非常に強力なポケモンではあるのですが、元々のHPが低いことと闘弱点なので【ルカリオ】対面などで安易にベンチに置くと、ワンパンされてしまう点だけは要注意です!

《ラティアスex》

《メガガルーラex》の相棒とも言える存在です。
特性「スカイライン」によって、たねポケモンの逃げるために必要なエネルギーがすべてなくなります。これにより、「おつかいダッシュ」を使った後のガルーラをノーコストでベンチに下げることが可能になります。《テレパス超エネルギー》の恩恵でサーチもしやすく、いざという時は超タイプのアタッカーとしても最低限の打点を出してくれます。

《リーリエの決心》 / 《リーリエのしんじゅ》


このデッキのサポートの要です。
《リーリエの決心》は、手札を保持しながらドローを進められる現環境屈指のパワーカードです。
そして《リーリエのしんじゅ》は、相手のサイドプランを強制的に狂わせる凶悪などうぐです。「ピッピが倒されてもサイド1枚しか進まない」という状況を作り出すことで、相手に必要以上の攻撃回数を要求し、アグレッシブなゲームプランを取ることができるようになります。
《ゼロの大空洞》 / 《パオジアン》
火力の底上げと、負け筋回避のコンボパーツです。
《ゼロの大空洞》でベンチを広げてピッピの打点を上げるのはもちろん。ダメージを負って倒されそうになったガルーラや、ベンチで狙われているニャースexなどを展開し切った後、あえて《パオジアン》の効果等で大空洞をトラッシュし、ベンチ枠を狭めてダメージを負ったポケモンごとトラッシュに送るテクニックは覚えておきましょう。もちろん相手のスタジアムをトラッシュすることもできますが、《ゼロの大空洞》をトラッシュする可能性を加味しつつ、使いどころは気を付けましょう。
他の採用候補カード
環境の変化や自分のプレイスタイルに合わせて、カスタマイズ性が高いのもピッピポンの魅力です。ここでは採用を検討したい候補カードを紹介します!
《ホウオウ》

草デッキの増加を重く見るなら採用候補に挙がります。メタカード的な立ち位置のカードなので、環境を見て採用を検討しましょう。
《オーガポンいどのめんex》

2進化デッキの進化前(《ドロンチ》や《シロナのガバイト》など)や、システムポケモン(《ソルロック》や《ルナトーン》など)をベンチ狙撃で狩り取る役割を持てます。ワザ「げきりゅうポンプ」が非常に強力で、相手の盤面形成を序盤から崩すことができます。ピンポイントで採用すると非常に良い味を出します。
《カプ・コケコex》

CLや大型大会で《メガゲッコウガex》などの厄介なポケモンが多いと予想される場合のメタカードです。《ホウオウ》と同様に環境を読んで採用を検討しましょう。
《ミストエネルギー》

《フーディン》や、ワザの効果でダメカンを乗せてくる《ドラパルトex》の「ファントムダイブ」対策として非常に優秀です。CLのDay2など、絶対に負けられない上位卓を見据えるなら、安定感を少し削ってでも3枚ほど採用することで、多くの対面での勝率を底上げしてくれます。


《コダック》 / 《タケシのスカウト》


《コダック》は特定の対面(ボムを絡めたドラパルトなど)に対して勝率を安定させるためのメタカードとして機能します。《タケシのスカウト》は初動としても優秀なだけでなく、状況に応じたポケモン(パオジアンやコダック)をピンポイントで引っ張ってくるためのサーチ札として優秀です。
おわりに
いかがだったでしょうか!?
今回は環境を席巻している【ピッピオーガポン】デッキについて徹底解説しました!
強力なドローエンジンによる安定感、弱点を突く攻撃性能、そして相手の目論見を崩すサイドずらしのテクニック。たねポケモン主体で動かしやすいのに、知れば知るほど奥が深く、使えば使うほど手に馴染む本当に楽しいデッキです!
まだ使ったことがないという方は、ぜひ今回の記事を参考にして、カードを集めて組んでみてください!
それではまた、次回の解説記事でお会いしましょう!


