ご挨拶
どうも、みるえめです。

この連載では毎週クイズ+解説という形式でルールや裁定の解説を行っています。
今週のテーマ
今回のテーマは"バトルゾーンのカードの下"です。
直近の環境では《DARK MATERIAL COMPLEX》や《禁断英雄 モモキングダムX》など下のカードを増やしていくギミックカード、《邪眼左神エンドレス》や《六番龍 シックスフォール Par滝》といったバトルゾーンのカード同士を重ねるもの、さらには「超魂X」と「超魂レイド」など下に敷くことをコンセプトとしたカード群など、色々なところで意識するものになっています。
意外とルール的に複雑な部分を持った要素なので、ぜひこの記事を通して学んでいってください!
ルールクイズ本編
各問題には完全に主観で難易度[入門/初級/中級/上級+応用]を付けてあります。(応用は特殊な問題に付けます。)
構成的には
Q.問題
(問題に出てくるカードの画像)
A.回答
で書いてあるので、ゆっくり考えたい方はスクロールを止めて答えを出してから下に進むようにして読んでください。
【注意】
細心の注意を払って確認をしていますが、100%間違いがないとは限りません。
また、記事公開後に裁定変更が行われる可能性もあります。CSなどに参加するときは必ずその大会のジャッジの判断に従ってください。
第1問[入門]
Q.《創世竜 Drache der'Zen》の下に《ヴァルハラの天宝》があります。この状態で山札がなくなった場合、ゲームに敗北しますか?
A.負けます。
バトルゾーンのカードの下に置かれたカードは特性、つまりパワー、文明、コスト、能力などをはじめとしたカード固有の情報が全て無視されることになります。
ちなみに冒頭で紹介した超魂Xはカードの下にある時もゲームに影響を及ぼしますが、これはルール上で"例外"として明記されているためです。なお超魂Xを持つカードもそれ以外の能力や情報は無視されます。
超魂Xのようにテキストで指定されていない限りは情報を持たないものとして扱われえると覚えておいてください。
第2問[初級]
Q.下に《ジャスミンの地版》1枚があるコスト6以上の進化クリーチャーがいます。《テック団の波壊Go!》を唱えてコスト5以上のカードを手札に戻す効果を選び、《ジャスミンの地版》を戻すことはできますか?
A.手札に戻ります。
第1問で解説した通りカードの下にあるカードは特性が無視されますが、いわゆる"カード指定除去"のようにカードを指定する場合は特性を参照するルールがあります。
環境的には離れない《一音の妖精》の下のカードのみを《超英雄タイム》で墓地へ送って突破する場面などがよく見られますね。あまり意識せずとも使用している方も多いと思いますが、ルール的に見るとこういった理屈で成立しています。
第3問[中級]
Q.《華謡の精霊 カンツォーネ》の「超魂レイド」で《TAKASUGI-死合乱闘3000》を下に入れました。「進化元になる時」の効果は使用できますか?
A.使用できません。
どのゾーンで働くのかがテキストで指定されていないクリーチャーの能力は、原則としてバトルゾーンのみで使用できます。
この場合はあくまでバトルゾーンにある状態で進化元になる時に誘発するものなので、山札からカードの下に置く「超魂レイド」では何も起こりません。マナ進化や墓地進化などでも同様です。
逆にバトルゾーンに元々あった《TAKASUGI-死合乱闘3000》が何らかの効果でバトルゾーンの他の進化クリーチャー(あるいはneoクリーチャー)の下に置かれる時などは効果を使用できる裁定が出ています。併せて覚えておきましょう。
ちなみに「シンカパワー」は銀トレジャーで《王来英雄 モモキングRX》が再録された際にテキストが変更されて、旧テキストのカードはエラッタにより全て新テキストに変更され、《TAKASUGI-死合死闘3000》などと同様の挙動になりました。
【創世竜ループ】ではこの裁定を利用してループを行っていたので知っている方も多いかもしれませんね。
第4問[中級]
Q.相手が前のターンに出した《一音の妖精》と《ソウルサンライト コハク》の2体がいます。《邪眼左神エンドレス》で《ソウルサンライト コハク》を《一音の妖精》の下に置きました。
《ソウルサンライト コハク》に付与されていた「次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは離れない」は《一音の妖精》に引き継がれますか?
A.引き継がれません。
バトルゾーンのクリーチャーが他のクリーチャーの下に置かれることは「進化」とは少し別の扱いになります。進化したクリーチャーは進化元が受けていた効果を引き継ぎますが、《邪眼左神エンドレス》などの効果で下に置かれる時は受けていた効果などを失います。
ちなみにタップ/アンタップの状態なども関係がありません。あくまでただのカードとして下に置かれます。
(なのに「進化元になる時」の効果は誘発するんですよね。ちょっとわかりづらすぎる気はしますが、まあそういうものとしか言えません...)
第5問[上級]
Q.相手の《とこしえの超人》、《カレイコの黒像》、《Q.Q.QX.》がバトルゾーンにいます。自分が《DARK MATERIAL COMPLEX》の効果を使用した場合、下に入れようとしているカードはどうなりますか?
A.裏向きのまま下に入れます。
まず《とこしえの超人》や《カレイコの黒像》について。カードの下に他のゾーンからカードを置くのは"バトルゾーンにカードを置く/出す"ことにはなりません。そのためこれらの置換効果を受けずに関係なくそのまま下に置かれます。
次に《Q.Q.QX.》についてですが、こちらは少し複雑です。
例えば「超魂レイド」のように表向きにしたカードの中からカードを移動させるような効果は、《Q.Q.QX.》がいて山札を見れない状況では何もすることができません。
しかし設問のように単に表向きにして移動させる効果は、表向きに出来ないだけで移動はできるという裁定が出ています。そのため裏向きのまま《DARK MATERIAL COMPLEX》の下に入れることになるわけです。
ちなみにこの裏向きのカードは裏向きで置いたままにして、他のゾーンに移動するまではそのままになります。《愛銀河マーズ・シンギュラリティ》の下のカードをイメージするとわかりやすいかもしれませんね。
今日のまとめ
クイズはここまで!
解説したルールのポイントをまとめておきます。
1.カードの下のカードは特性が無視される
能力、コスト、パワー、カードタイプ、種族などなど...すべての情報が無視されます。
2.カード指定除去
カード指定で情報を参照する時だけは、そのステータスを参照します。
3.「進化元になる時」
バトルゾーン以外からカードの下に置かれた時は使用できません。バトルゾーンからバトルゾーンのカードの下へ移動した時は使用できます。
4.カードの下に置かれたカードの効果
効果で他のカードの下に置かれるバトルゾーンのカードが何らかの効果を受けていた場合、入れられた側に効果は引き継がれません。
5.「カードの下に置く」の扱い
バトルゾーンにカードを置く扱いにはなりません。なお効果の組み合わせ次第で裏向きのままカードの下に置かれることもあります。
おわりに
普段から念のため色々と調べて再確認をしながらこの記事を書いているのですが、今回は「多分あってるはずだけど...よかった。あってる。あってるけど...なんか感覚的には変な裁定だな...」みたいな機会が沢山ありました。
効果の相互作用によってややこしいことが起こりやすい部分になるので、もちろんルールや裁定を把握する努力をするに越したことはないですが、変なことが起きそうならすぐにジャッジに確認する意識を持つことが大切だと思います。
今回はここまで。来週以降もまた読みに来てください!!
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