ご挨拶
どうも、みるえめです。

この連載では毎週クイズ+解説という形式でルールや裁定の解説を行っています。
今週のテーマ
今回扱うのは"進化元の再構築"とよばれるルールです。
デュエマでは非常に珍しく、ルール整備の過程で一度以前と全く異なる処理を行うように変更された過去があり、ルール自体の複雑さと相まってあまり詳細を理解していないというプレイヤーも多いのではないかと思います。
ルール変更前に【アナカラーデッドダムド】で効果的なテクニックとして活用されていたことがあったり、10年近く前から今に至るまで【落城退化】でデッキのメインギミックとして使われていたり、最近では「スター進化」によって頻出するようになったりと登場機会はかなり多いです。ここでしっかりとおさらいしておきましょう。
余談ですが「やっぱり"進化元の再構築"といえば《SSS級天災 デッドダムド》と《禁断機関 VV-8》だよね!」的なことを言うと大抵「…(何をいってるんだ?)」みたいな反応が返ってきて悲しいです。共感してくれる人を募集しています。
ルールクイズ本編
各問題には完全に主観で難易度[入門/初級/中級/上級+応用]を付けてあります。(応用は特殊な問題に付けます。)
構成的には
Q.問題
(問題に出てくるカードの画像)
A.回答
で書いてあるので、ゆっくり考えたい方はスクロールを止めて答えを出してから下に進むようにして読んでください。
【注意】
細心の注意を払って確認をしていますが、100%間違いがないとは限りません。
また、記事公開後に裁定変更が行われる可能性もあります。CSなどに参加するときは必ずその大会のジャッジの判断に従ってください。
第1問[入門]
Q.《竜魔神王バルカディア・NEX》1枚が下にある《死神術士 デスマーチ》がバトルゾーンにいます。《龍脈術 落城の計》で《死神術士 デスマーチ》のみを手札に戻した場合、《竜魔神王バルカディア・NEX》はバトルゾーンに残りますか?
A.残ります。
いわゆる"退化"のギミックですね。進化エレメントの一番上のカードが離れた場合、残されたカードが単独でバトルゾーンに存在できる場合はそれがそのまま残ります。これが"再構築"です。
この場合《死神術士デスマーチ》のみが離れたことで再構築が発生し、《竜魔神王バルカディア・NEX》がクリーチャー(=単体でバトルゾーンに存在できるカードタイプ)であるのでそのままバトルゾーンに残ります。
第2問[初級]
Q.《邪眼左神エンドレス》の効果で《AQvibrato》の下に《AQvibrato》を入れました。相手の《有毒類罠顎目 ドクゲーター》によって上のみがマナゾーンに送られた場合、下にあった《AQvibrato》はバトルゾーンに残りますか?
A.残りません。墓地に送られます。
再構築は進化エレメントの上のカードが離れる時にのみ発生します。進化ではないクリーチャーやフィールドなどの下にカードがある状態で上のみが離れた場合は、下にあったカードがなんであれ、上が移動したゾーンに関係なく墓地に送られます。
ちなみにneoクリーチャーはカードタイプに「進化」とついていませんが、1番上が離れた時には問題なく再構築が行われます。これはneoクリーチャーに「下にカードがある間、"neo進化クリーチャー"として扱われる」というルールがあるためです。
第3問[老人会]
Q.《天災 デドダム》の上に《SSS級天災 デッドダムド》が2枚重なっています。別の自然コマンドの攻撃時に「SSS級侵略[天災]」を使用し、一番上の《SSS級天災 デッドダムド》のみが移動しました。再構築の際、残すクリーチャーとして《天災 デドダム》を指定することで、上から2枚目にあった《SSS級天災 デッドダムド》を墓地へ送ることはできますか?
A.できません。
かつては「進化クリーチャーの上が離れた時、進化元として適正なクリーチャーを指定してそれを残す。それが進化クリーチャーだった場合はさらにその適正な進化元を指定して残す。バトルゾーンに残せる状態になるまでこれを繰り返し、他のカードは墓地へ送る。」というなんとも難解なシステムとなっていました。
これを利用して複数重なった《SSS級天災 デッドダムド》の上が移動した際に他を墓地へ送り、《禁断機関VV-8》の封印解除に利用するというテクニックがあったのです。※これらはルール変更前の挙動です。現在のルールではありませんので注意して下さい。
現在はルール変更により第1問の解説に書いたような、より直感的にわかりやすく単純に「下のカードが存在できるなら残す」というものへと変わりました。
旧ルールでは再構築で残せなかった《竜魔神王バルカディア・NEX》が残せるようになったことで【落城退化】が環境入りし最終的に殿堂で規制を受けることになった、なんて波乱もありつつ最終的に現在の形で落ち着いています。
今のプレイヤーの大半にとっては歴史の話だと思いますが、かつてデュエマをやっていて最近復帰したというプレイヤーの方は「変更されているんだな」ということを頭に入れておくようにしましょう。
第4問[中級]
Q.上から順に《禁断英雄 モモキングX》《ヘルコプ太の心絵》《孤高の決闘》《ヘルコプ太の心絵》の順に4枚重なった状態でバトルゾーンにあります。《CRY-S-MAX ジャオウガ》の置換効果で上から2枚が墓地へ移動した場合、下の2枚はどうなりますか?
A.再構築が発生し《ヘルコプ太の心絵》のみがバトルゾーンに残ります。
進化クリーチャーの構成カードが複数同時に移動した場合でも、一番上が離れていれば再構築が発生します。
また再構築のより詳細なルールとして「下のカードが単独でバトルゾーンに存在できないカードだった場合はそれを墓地に送り、単独で存在できるカードが出てくるまで繰り返す」というものがあります。
《禁断英雄 モモキングダムX》と《ヘルコプ太の心絵》が離れたことで再構築が発生し、上から《孤高の決闘》《ヘルコプ太の心絵》の状態で残ろうとします。《孤高の決闘》は呪文であり単独で存在できないカードなので墓地へ送られ、その下の《ヘルコプ太の心絵》がバトルゾーンに残ることになります。
第5問[上級]
Q.自分のターン中にハイパー化した《料理犬のヴィヤンドゥ》から《料理猫のプワソン》に進化しました。次の相手のターン中に上の《料理猫のプワソン》のみが離れた場合、再構築によって残った《料理犬のヴィヤンドゥ》はハイパーモードを解放していますか?
A.解放しています。
進化したり再構築が行われたりしても、下のカードは受けている効果やハイパーモード解放などの情報は失われません。
《料理犬のヴィヤンドゥ》が「ハイパー化」によって次の自分のターンのはじめまでハイパーモードを解放しているという情報は、《料理猫のプワソン》に進化した時にも、上が離れて再構築が行われた時にも維持されたままです。
今日のまとめ
クイズはここまで!
解説したルールのポイントをまとめておきます。
1.再構築の基本
進化エレメントの上のカードが移動した場合、下のカードが単独でバトルゾーンに存在できるならそのカードを残します。
2.詳細なルール
呪文やセルなど、バトルゾーンに単独で存在できないカードが下にあった場合はそれを墓地へ送り、存在できるものが残るまでこれを繰り返します。
3.複数の構成カードが同時に移動する場合
一番上のカードが移動していれば、他に同時に移動した構成カードがあったとしても再構築が発生します。
4.効果や情報は引き継ぐ
進化した場合と同様に、再構築でバトルゾーンに残った場合は受けていた効果やその他の情報を引き継ぎます。
EX.再構築ルールは一度大幅に変更されている
2021年3月16日のルール改定で再構築の挙動が大きく変わっています。以前デュエマをしていたプレイヤーは注意が必要です。
おわりに
スター進化の登場以降は「進化クリーチャーの一番上が離れたら下が残る」という部分は浸透したと思いますが、細かいルールや発生条件などは意外と知られていないのではということで今回は"再構築"について扱ってきました。
また過去に大幅変更があったこともあり今回は少しルール史についても書いてみました。好評そうだったら偶にこういった話も書いていこうと思っています。
また次回以降もぜひ読みに来てください!!
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