こんにちは。北白河と申します。早いものでもうバレンタインデーですね。好きな娘の好きな人がわかる日です。
この企画「今日の一枚」では「今バズっているカード」「今高騰しているカード」「今話題のカード」「往年の名カード」「今北白河の中でアツいカード」など、独断と偏見で北白河が選んだカードを不定期(週三回くらい更新できたらいいな)で毎日1枚取り上げて語っていきます。
というわけで、チョコがなくてもやっていきましょう。それでは、今日のカードはこちら。
《洗脳センノー》
【クリーチャー】
【種族】ジョーカーズ
【文明】ゼロ
【コスト】3
【パワー】4000
■相手は、自身のターン中、召喚以外の方法でクリーチャーをバトルゾーンに出せない。
メタクリーチャー三銃士を連れてきたよ。
DMRP-01。主人公が切り札ジョーに交代し、世界やカード枠などあらゆるものが大幅に変更した「新章デュエルマスターズ」の記念すべき第一弾。そこには、過去のメタクリーチャーを過去にする非常に強力な軽量メタクリーチャーが三枚収録されていました。
ひとつ、《異端流し オニカマス》。メタ能力は「相手ターン中の召喚以外で出たクリーチャーのバウンス」とやや有情ですが、アンタッチャブルを持っており尋常じゃなく場持ちがいいのがウリのアタッカーにもなる軽量メタクリです。多くのデッキがこれを除去できずに怨嗟の声とともに散っていきました。
ふたつ、《デスマッチ・ビートル》。メタ能力は「相手のターン中のコスト踏み倒しに対してパワー13000でのバトルを行う」。 攻撃こそできないもののそのパワーからこちらも場持ちがよく、グランセクトのキーワード「パワー12000以上」にも対応しており、ガードマンとかいうインクの染みで相手を惑わす同じく軽量メタクリです。
そして最後のみっつめが本日の主役《洗脳センノー》です。メタ能力は「相手ターン中、召喚以外の方法でクリーチャーを場に出せない」という《異端流し オニカマス》のほぼ上位能力。その分コストが1高く、アンタッチャブルもありませんがゼロ文明でどんなデッキにも運用可能です。
栄枯盛衰、そして
これら同期の軽量メタクリ三銃士ですが、その評価は環境によって乱高下しています。中でも《ポクチンちん》という超強力なライバルの登場やウィニーに厳しい環境の到来など、最も冬の時期が長かったのが《洗脳センノー》です。
しかしつい最近、ある現象により他の2体を差し置いて、彼が環境最強のメタカードとして名乗りを上げることになりました。マナドライブによるGRループの台頭です。本来GR召喚は「メタクリーチャーが効かない」というのがウリであり既存のメタクリの立ち位置はそもそもとても低かったのですが、《マリゴルドⅢ》や《ヨミジ 丁-二式》が行う踏み倒しが「召喚ではない」という一点により、三銃士の中で唯一無限ループへの突入を止められるカードとなったのです。 また、ゼロ文明であらゆるデッキに入れられることから、関係ないデッキの自由枠として積んでも効果を発揮するという隠れたメリットも追い風です。
こうなると強いのが、《洗脳センノー》を無理なく運用できるジョーカーズ絡みのデッキです。【ガンバトラー】のような既存のデッキから、【シータバーンメア】のようなGRを活用するデッキまでが「《洗脳センノー》が積めるから」というだけで環境的に優位を取れるという状況に至っています。
こうなると「メタのメタとしてセンノーを除去できるカードを入れる」「そこでメインのムーブが薄くなったスキを突く」など、メタゲームの読み合いが発生してきて環境が無限に回っていくのですが、それは上手い人たちに任せましょう。
というわけで《洗脳センノー》でした。そういえば自然絡みのデッキでⅡターン目に必ず出てきた《デスマッチ・ビートル》もほとんど見なくなりましたね。メタの流れは無情です。それでは、次の記事で。
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