君は裁定を知っているか？

どうも、ギュウジン丸のことに関してはクレイジーな自信がある弁天です。

今回は「こんなこと思いついたんだけどできるかどうかわからない！！」「大会でこんなことされたんだけどどういう理屈かわからない！！」という方々のための記事である。

まず、あなたは裁定というものを知っているだろうか？

裁定。カードゲーマーなら結構な確率でぶち当たるそれは、ゲームを進行する際にどのように処理するのかを示す道しるべであり、ゲームの命運を左右したり今後の環境を激変させる可能性を秘めている。

めっちゃ重要じゃん裁定。

では、そんな重要な裁定を我々はどこで知ればよいのだろう。

それは、タカラトミーカードゲームダイヤルである。（下リンク）

https://faq.takaratomy.co.jp/detail.aspx?id=14844&a=102&isCrawler=1

どうやって利用するの？～実体験とともに～

タカラトミーカードゲームダイヤル。

それは、営業時間中であればいつでもデュエマのことに関して教えてくれる電話番号だ。使い方は簡単、電話して質問して回答を聞くだけ。ハイ終わり。

……というのも記事として味気ないので、ここでは実例を示しつつその流れを紹介しよう。

・質問が思い浮かぶ

私は悩んでいた。トレカライターコロシアム、何の記事を書こう？どうせならめいっぱい楽しい記事がいいよなぁ。

そうだ、ギャラクシー・ブレイカーのことについて書こう（この時はそういう予定だった）。

ギャラクシー・ブレイカー。デュエマ界でも屈指のぶっ飛び能力で、相手のシールドはおろか自分のシールドも吹き飛ばす最強の枚数ブレイク能力。これだ！

これを使えば《Ｓ級宇宙　アダムスキー》は相手の山札を総数の半分（シールド5枚×自分と相手×2枚）削り、《煌龍 サッヴァーク》は10枚のシールドを増やし……と、ここまで思考してから気が付いた。

「ギャラクシー・ブレイカーは自分のシールドすべてをブレイクする能力。ドラゴンブレイカーはブレイクする前にブレイクするシールドの枚数をチェックしその分シールドを追加する……

ブレイクするシールド、変動してない？これどこまでシールドが増えてどこまでシールド割られるの？」

仮にも専属ライター！！（早すぎる）ここでテキトーなこと言ってしまったらカーナベルさんにも迷惑が掛かってしまう！！前にあんだけヨイショしたのが水の泡！！どうする！？そうだ、タカラトミーカードゲームダイヤルに聞こう！！

・電話し、疑問をぶつける

今回聞いてみたのは以下の3点。

①「《煌龍　サッヴァーク》に何かしらの効果でギャラクシー・ブレイカーを付与した場合どうなるのか？」

②「同じように、《Ｓ級宇宙　アダムスキー》にギャラクシー・ブレイカーを付与した場合どうなるのか？」（確認のためね）

3つ目に関しては回答を聞いた後に気になって出た質問なので後述する。

「もしもし、タカタトミーカードゲームダイヤルです」

ヤ○ザみたいな人が出てくるかと思いきや、意外とさわやかな声の人が出てくる。質問をしてみたところ、

「なるほどですね、少々お待ちくださいね」と言って保留音が鳴る。質問ごとに保留するので、毎回きちんと調べてくださっている……？神対応か？

こうして教えてくださった回答がこちら。

①「この時点で《煌龍　サッヴァーク》は『ドラゴン・ダブル・ブレイカー』と『ギャラクシー・ブレイカー』の二つのブレイク能力を別々に有していることになります。なので、《煌龍　サッヴァーク》が攻撃する際にどちらかを選択してブレイクに入らなければならないことになります」（2019年6月7日事務局正式回答）

つまりは、ダブル・ブレイカーとトリプル・ブレイカーを同時に保有してもシールドを5枚ブレイクすることにはならず2枚ブレイクか3枚ブレイクか選ばなければならないのと同じってことになる。ためになるなぁ。

②「こちらの場合は《Ｓ級宇宙　アダムスキー》はギャラクシー・ブレイカーのシールドブレイク能力を相手山札の墓地送りに置換してますのでシールドの枚数×2枚分山札を墓地に送ることができます」（2019年6月7日事務局正式回答）

こちらは問題なくできるらしい。やったぜ！！これから毎日相手の山札を削ろうぜ！！

ここまで聞いてふと頭をよぎったのがあのアニメの一場面。ついでに聞いてみることに。

③「《ジョリー・ザ・ジョニー》に《破界秘伝ナッシング・ゼロ》を使用した時にはクリーチャーを破壊する数って増えてませんでしたっけ？それはどういう理屈？」

こんな思いつきの質問でも丁寧に調べて回答してくださる神。

③「あれは《ジョリー・ザ・ジョニー》のブレイクする枚数を《破界秘伝ナッシング・ゼロ》で増加させているのでマスター・ダブル・ブレイカーのブレイク数が変動し、結果破壊するクリーチャーも増加しているわけです」（2019年6月7日事務局正式回答）

なるほど。アニメの描写が間違ってなくて（勝手に）一安心。

終わりに

ここまでのステップで、何も難しい手順を踏むことなく満足した回答を得られることができた。かがくのちからってすげぇー！！

しかし、注意してほしいことが一つ。

裁定というものは、その時その場所回答してくれたスタッフの方によって大きく変わることもある。わざわざ前述の回答に日付を書いたのも、この回答が記事を書いているこの瞬間にガラリと変わる可能性を考慮したものだ。それは人が関わっている限り起こりうるものだ。想定していない質問を投げかけられて戸惑い、とりあえずの回答をすることだって大いにある。

だからこそ、疑問が浮かんだ時にはこの番号に電話してほしい。大会のプレイ中とかで電話できないときにはジャッジの方に頼んで欲しい。（たぶん電話してくれる。断られたら仕方ないからジャッジの判断に従ってね）

ネットではこう書いてあったもん！！とかは意外とよく聞くトラブルの一つだ。楽しいデュエマライフのために、ぜひ活用して欲しい。