目次
1.はじめに
どうもルーシーです。
今回はあるデッキを救済するために書かせていただきました。
そう、そのデッキは【マジェスペクター】です。
新規カードは来ない、エースの《マジェスペクター・ユニコーン》は牢屋から帰ってこず、ペンデュラムデッキのため次のルール改正でも強化もされないために厳しいデッキです。
そんなデッキを少しでも知っていただければ幸いです。
2.【マジェスペクター】ってこんなデッキ
まず【マジェスペクター】とはどんなデッキか。
少し紹介させていただきたいと思います。
初登場時の衝撃
彼らはとんでもない能力を引っ提げてやってきました。
『このカードはモンスターゾーンに存在する限り、相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。』
攻撃力は低いですが、この能力が全員持っている衝撃はなかなかのものでした。
またメタビート的な要素を持ち合わせたデッキでありましたが、当時は実質毎ターンノーコストのペンデュラムモンスターをリリースすれば強力な効果を発動できる専用の魔法・罠カードも多く所持していたため非常に強力なデッキとして存在しました。
さらには《マジェスペクター・ユニコーン》という出張性能も高く、最強のエースモンスターの存在もあるデッキでした。
10期の彼ら――
10期の彼らは非常に苦境に立たされたものでした。
新マスタールールが施行によってエクストラデッキからの特殊召喚の仕様の変更、さらにペンデュラムゾーンが魔法&罠ゾーンの両端と統合されメタビートの要素を含むデッキであるために魔法・罠カードをセット枚数の制限が非常に厳しいものです。
一時期《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》によって救済された部分もありますが、それも今は制限カードのために厳しい状況は続いております。
デッキメーカーで【マジェスペクター】を検索しても20個くらいしかないのはさすがに悲しかったです…。
3.私なりの【マジェスペクター】デッキ
【マジェスペクター】の対応策
まずは【マジェスペクター】の現在の欠点や厳しいところをあげていきましょう。
①10期以降のルール変更によるペンデュラム召喚の無限リソースの困窮
②ペンデュラム召喚による魔法・罠カードのセット枚数の減少
③エースモンスターの不在
少なくとも考えうる点といえばここらへんでしょうか。
同じペンデュラム召喚デッキの【魔術師】や【メタルフォーゼ】と違ってエクシーズやリンク以外が難しいのもエースモンスターの選択肢が少ないのも厳しい点でしょう。
そこで考えたのがこのデッキです。
デッキレシピ
・モンスター:19枚
- 《マジェスペクター・フロッグ》3枚
- 《マジェスペクター・キャット》2枚
- 《マジェスペクター・フォックス》3枚
- 《マジェスペクター・クロウ》3枚
- 《マジェスペクター・ラクーン》3枚
- 《竜剣士ラスターP》1枚
- 《アストログラフ・マジシャン》1枚
- 《クロノグラフ・マジシャン》1枚
- 《時読みの魔術師》1枚
- 《星読みの魔術師》1枚
・魔法:8枚
- 《マジェスペクター・ソニック》1枚
- 《マジェスペクター・サイクロン》2枚
- 《マジェスティックP》2枚
- 《ペンデュラム・ホルト》2枚
- 《死者蘇生》1枚
・罠:13枚
- 《マジェスペクター・ガスト》2枚
- 《マジェスペクター・スーパーセル》1枚
- 《マジェスペクター・テンペスト》3枚
- 《マジェスペクター・トルネード》2枚
- 《ペンデュラム・スイッチ》2枚
- 《苦紋様の土像》3枚
・エクストラ:15枚
- 《爆竜剣士イグニスターP》1枚
- 《幻影騎士団ブレイクソード》1枚
- 《No.39 希望皇ホープ》1枚
- 《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》1枚
- 《昇竜剣士マジェスターP》1枚
- 《電光千鳥》1枚
- 《I:Pマスカレーナ》1枚
- 《グレートフライ》1枚
- 《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》1枚
- 《蒼翠の風霊使いウィン》2枚
- 《トロイメア・ユニコーン》1枚
- 《神聖魔皇后セレーネ》1枚
- 《ヴァレルソード・ドラゴン》1枚
- 《召命の神弓-アポロウーサ》1枚
デッキコンセプト&動き
今回は③よりの②デッキですね。
今回は比較的順当な【マジェスペクター】に弱点克服目的で作りましたのでこのような形となっております。
まず欠点①の無限リソースの困窮の改善ですが、こちらは《マジェスペクター・ガスト》と《ペンデュラム・スイッチ》を採用。
ペンデュラム召喚後に発動できればモンスターゾーンに+1の動きが確定します。
また《ペンデュラム・スイッチ》であれば自分と相手のターンにそれぞれ一回ずつ発動すれば+2になります。
次に②ですが、こちらも《マジェスペクター・ガスト》と《ペンデュラム・スイッチ》を活用します。
通常ペンデュラム召喚をする場合魔法・罠ゾーンを圧迫しますが、こちらも自然と空けることができるので相性が良いです。
とくに《マジェスペクター・フロッグ》は空いた場合にそのままセットできますので相性良いですね。
③は順当にリンクモンスターを増やしました。
やはりレベルがばらばらでもエクストラから出せるのは便利過ぎます(笑)
4.各カード紹介
【マジェスペクター】カードのそれぞれの簡易的な説明とそれ以外でしていきたいと思います。
【マジェスペクター】モンスターカード
- 《マジェスペクター・ラクーン》…出た時に【マジェスペクター】モンスターをサーチ
- 《マジェスペクター・クロウ》…出た時に【マジェスペクター】魔法をサーチ
- 《マジェスペクター・フォックス》…出た時に【マジェスペクター】罠をサーチ
- 《マジェスペクター・キャット》…出たターンのエンドフェイズに【マジェスペクター】カードをサーチ
- 《マジェスペクター・フロッグ》…出た時に【マジェスペクター】魔法・罠をデッキから直接セット
※このカードは牢獄(禁止カード)です。
【マジェスペクター】魔法・罠カード(妨害カード編)
- 《マジェスペクター・ソニック》…速攻魔法で【マジェスペクター】モンスターを攻撃力・守備力が倍になるが戦闘ダメージは半分
- 《マジェスペクター・サイクロン》…速攻魔法でモンスターを破壊
- 《マジェスペクター・トルネード》…通常罠でモンスターを除外
- 《マジェスペクター・テンペスト》…カウンター罠で特殊召喚したモンスターもしくはモンスター効果を無効にして破壊
【マジェスペクター】魔法・罠カード(その他カード編)
- 《マジェスペクター・ガスト》…Pゾーンから【マジェスペクター】を特殊召喚
- 《マジェスペクター・スーパーセル》…自分の場の【マジェスペクター】の効果を無効かされず、墓地の【マジェスペクター】カードを5枚戻して1枚ドロー
カテゴリ外キーカード
永続罠
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを特殊召喚する。②:自分のモンスターゾーンのPモンスター1体を対象として発動できる。そのPモンスターを自分のPゾーンに置く。
《マジェスペクター・ガスト》と同じくP召喚と妨害用の魔法・罠をセットするために必要なカード。
《マジェスペクター・フロッグ》との相性が非常に良い。
永続罠
①:このカードは発動後、効果モンスター(岩石族・地・星7・攻0/守2500)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。このカードは罠カードとしても扱う。②:このカード以外のモンスター扱いの罠カードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードの効果で特殊召喚されたこのカードは相手の効果の対象にならない。③:このカードの効果で特殊召喚されたこのカードが存在し、自分の魔法&罠ゾーンのカードがモンスターゾーンに特殊召喚された場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
実は罠モンスター以外でも【ユニオン】等でも効果発動ができます。
今回は《ペンデュラム・スイッチ》とのコンボで相手モンスターを破壊できます。
妨害もできるし《蒼翠の風霊使いウィン》といったリンクモンスターの素材にもなる優秀なカード。
リンク2 / 風 / 魔法使い族 / 攻1850
風属性モンスターを含むモンスター2体
このカード名はルール上「憑依装着」カードとしても扱う。このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:相手の墓地の風属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。②:リンク召喚したこのカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。デッキから守備力1500以下の風属性モンスター1体を手札に加える。
《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》の2枚目という印象が大きいですがこちらはこちらで各種【マジェスペクター】カードのコストにもなります。
破壊されればサーチできる効果も優秀で《マジェスペクター・キャット》以外の【マジェスペクター】をサーチできます。
その他カード
《アストログラフ・マジシャン》、《クロノグラフ・マジシャン》、《時読みの魔術師》、《星読みの魔術師》…展開力のサポート。主に《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》になります。
《ペンデュラム・ホルト》…メタビ型のデッキなのでドローカードは必要。今回はエクストラデッキを溜めれるのでこちらを採用しました。
エクストラデッキ…打点不足に陥りやすいので打点上昇が可能なカードを多めで入れております。《召命の神弓-アポロウーサ》は余裕があれば強いので出しておきたいカードですね。
5.おわりに
ここまでお読み頂きありがとうございました!
今回は悲しきデッキ【マジェスペクター】デッキを紹介させていただきました。
しかし地力は高く、耐性も強いのではまれば相手は何もできずに終わらすことのできる可能性があるデッキだと思っております。
皆さんもどうぞ使ってみてくださいね!
では機会があればお次の記事でお会いしましょう!
それでは最後までお読み頂きありがとうございました!
※最後に私の動画を置いておきます。
よろしければどうぞ。