はじめに
2016年5月28日。
強さ、かっこよさ、DMPの心の全てを奪った伝説に語り継がれることとなる最強のドラゴン「ドギラゴン剣」が誕生した日付であります。
しかし、環境トップクラスの早さと安定性を兼ね備えたその強さは、強いの次元を超え凶悪な存在へ。
その凶悪な強さは全DMPに知れ渡り、2019年3月1日。
ついに「殿堂入り」に認定され、このドラゴンを愛する者だけが扱う、程良く強くカッコ良い存在へと移り変わって行きました・・・。
しかし! 時は過ぎ2020年。
そのカッコ良さから人気は高いまま、DMを代表する存在。
そこで現れたのが、「ドギラゴン剣」の名を冠する「ドギラゴン閃」!
かの風貌、活躍ぶりを彷彿させるかのようなキレとカッコ良さが再び我々の元に帰ってきたのであります!
今回は、そんな人気名高い《蒼き守護神 ドギラゴン閃》と、これまた不動の人気デッキタイプ「5C」とのコラボレーション。
合格に因んで“五角“が話題に上がるこのご時世に、同じく“5”ということで、なんとなく縁起が良さそうに感じる「5C」。
大会にも良い成績を残せそうな何かを感じる原担ぎを込めて、お届けしましょう【5cノヴァ】!
着実に盤面をコントロールしながら、最後は「ドギラゴン」らしい鋭い切れ味と強襲性で決め切るDM界を代表するイケメンデッキ。とくとご覧あれ!
ふと目に止まって読み始めたら「あぁ・・・ドギラゴン組みてぇ・・・使いてぇ・・・!」となった方は、リンクからそのまま【5cノヴァ】のカードをまとめて購入することもできちゃいます。
当日の15時までにご注文頂ければ、即日発送で【5cノヴァ】のデッキパーツをお届け。気になった方はぜひに購入なすってくださいませー!
目次
【5cノヴァ】の特徴
【5cノヴァ】はそのデッキの名の通り、「5C」の安定した高いコントロール性能と、「閃」「剣」の鋭く確実なフィニッシュ性能。
その両方を兼ね備えたフィニッシュまでのルート確立が非常に安定している、というのが最大の特徴。
《天災 デドダム》を始めとする堅実なマナカーブと、《アクアン・メルカトール》たちによるアドバンテージの確保。
さらに、例え攻め入られようとも必ずや耐え切ってくれる《青寂の精霊龍 カーネル》たちシールドトリガー群。
彼らの絶妙な絡み合いによって、相手に自分の動きを押し付け、着実に、そして何より確実にフィニッシュの舞台を整えてくれます。
舞台が整ったその瞬間、打点形成の鬼、即刻ゲームエンドまで持っていく《蒼き守護神 ドギラゴン閃》《蒼き団長 ドギラゴン剣》フィニッシャーたちが突如として飛び出し盤面展開。相手を地の底へと叩きつけます。
その破壊力は全DMPの知るところ。そんな苦い思い出が再び湧き上がるような、脅威の安定感と破壊力を誇るデッキテーマと言えましょう。
何より恐ろしいのは、《蒼き団長 ドギラゴン剣》に次ぐフィニッシャーである《蒼き守護神 ドギラゴン閃》が登場したことによる守りの硬さ。
即刻ゲームエンドを狙えるのはもちろんですが、万が一止められたとしても、ブロッカーとして盤面に君臨。
シールドトリガーや盤面アドで守り切り、再び相手に脅威の連撃を浴びせられるのです。
まさしく「5C」と「ドギラゴン」の良いとこどりをしたようなデッキテーマ。
安定感と強襲性、どちらも環境に喰らいつける一級品の性能です。
サブプランの充実も図れるカスタマイズ性も堪らない要素の1つ。DMを愛するDMPの多くに刺さること間違いなし。恋せよDMP!!
【5cノヴァ】デッキレシピ
デッキの確定枠と自由枠
以上、『20枚』が確定枠。それらを除いた『20枚』が自由枠となります。
このデッキ最強のフィニッシャー《 蒼き団長 ドギラゴン剣 》は殿堂のためマックスの『1枚』確定。
次いでフィニッシャーになる《 蒼き守護神 ドギラゴン閃 》は、多過ぎても序盤からは繰り出せない、かつ自身の捲りに影響も出てしまうため『2枚』程度が妥当でしょう。
そして、彼らフィニッシャー群へ繋げるにあたって、最大のアドバンテージを生み出してくれる《 Mの悪魔龍 リンネビーナス 》は『4枚』がおすすめ。
フィニッシュの確実性を上げるだけでなく、《 青寂の精霊龍 カーネル 》との組み合わせによって次盤面の確保が可能となります。
その点を含めて、【5cノヴァ】であれば最大枚数入れてあげた方が、勝利への活路を増やせるかと思います。
その《 青寂の精霊龍 カーネル 》は【5cノヴァ】において最強の受け札になるため『4枚』推奨。
後述しますが、受け札としてはもちろん、様々なアクセスができるため、積んでおいて損のない1枚です。
動き出しとなるマナ加速要員《 ダーク・ライフ 》《 天災 デドダム 》は『4枚』確定。
この2種は採用候補が様々存在。特に《ダーク・ライフ》は《 悪魔妖精ベラドンナ 》と入れ替えるのも検討すべきポイント。
今回は終盤の活躍よりも、フィニッシュの確実性を重視して、枚数をより多く捲れる《ダーク・ライフ》をピックしております。
最後に《単騎連射 マグナム》。
《 Mの悪魔龍 リンネビーナス 》から出せるフィニッシュ安定化の魔法です。とりあえず入れておきましょう。
残りの枠には使用者・コンセプトによって自由にピック。
採用カードは「5C」の特性上、もはや無限に存在します。
悩んだ時は、どうやってフィニッシュまで繋げるのか。道中のプランを考えてピックしていくのが、1番の近道となってくれるでしょう。
そして、そんな【5cノヴァ】をまとめた構築がこちら!
デッキリスト
今回は《SSS級天災 デッドダムド》のサブプランも組み込んだ、安定着地・安定フィニッシュを狙ったピック。
デッキの特徴通り、「5C」らしいコントロール性能と道中プランを確保しつつ、『革命チェンジ』と『侵略』で確実なフィニッシュを決める構築となっております。
サブプランが十二分にフィニッシュまで持っていけるパワーを秘めていることから、扱いやすさの面でもおすすめできる、「5C」入門にも最適な形です。
【5cノヴァ】カード解説
ド派手に舞うぜ「フィニッシャー」
《蒼き団長 ドギラゴン剣》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 火/自然 / パワー13000 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ―火または自然のコスト5以上のドラゴン
■自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■T・ブレイカー
■ファイナル革命ーこのクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、コストが合計6以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを自分のマナゾーンまたは手札から選び、バトルゾーンに出す。
デッキ名に・・・はなってないがしかし、最強のフィニッシャー《蒼き団長 ドギラゴン剣》。
後述の《Mの悪魔龍 リンネビーナス》から革命チェンジして場に出すことで、瞬時に打点を形成し怒涛の連撃。即刻相手を地の果てに突き落とします。
この強さはもはや言わずもがな。“殿堂入り”という言葉が全てを物語っています。
《蒼き守護神 ドギラゴン閃》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 光/火 / パワー13000 / コスト8
■革命チェンジ:光または火のコスト5以上のドラゴン
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■自分のターンの終わりに、自分の多色クリーチャーをすべて、アンタップする。
■ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から進化ではない多色クリーチャーを、コストの合計が6以下になるように好きな数選び、バトルゾーンに出す。残りを好きな順序で山札の下に置く。
デッキ名にもなっているコンセプトフィニッシャー。
《蒼き団長 ドギラゴン剣》とは違い狙った通りの展開はできず、スピードアタッカー付与もできないため、即時打点という点では劣ってしまいます。
しかし、この子の何よりの強みは、ターン終了時に多色クリーチャーをアンタップできるということ。
周囲を殴り返しから守り、さらに自身はブロッカーとなることで攻撃そのものを吸収。次ターン以降にフィニッシュプランを持ち越すことができます。
残念ながらお相手氏の敗北は揺るぎないのです。
《Mの悪魔龍 リンネビーナス》
【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド・ドラゴン / イニシャルズ / 文明 闇/火 / パワー6000 / コスト6
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■スレイヤー
■W・ブレイカー
■マナ武装4:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンに多色カードが4枚以上あれば、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
その後、このターン、自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
直接的なフィニッシャーではありませんが、上述の2体への中継地点になるのがこの子。
《奇天烈 シャッフ》や《単騎連射 マグナム》を場に引きずり出しスピードアタッカー付与、打点を揃えつつ相手をロック。
そのまま革命チェンジで本来のフィニッシャーに繋げ、確実なる死を相手にプレゼントしてあげましょう。
メインの能力が使われ過ぎて忘れがちですが、この子、一応スレイヤー持ちです。ここでも相手の殴り返しを阻止することができるので、覚えておくのが吉。
フィニッシュへ繋ぐ「中核」
《ダーク・ライフ》《天災 デドダム》
【 呪文 】
文明 闇/自然 / コスト2
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに、もう1枚を墓地に置く。
【 クリーチャー 】
種族 トリニティ・コマンド / 侵略者 / 文明 水/闇/自然 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚を自分の手札に加え、1枚をマナゾーンに置き、残りの1枚を墓地に置く。
そろそろ再録が恋しい《天災 デドダム》くんと、お友達として同じくマナ加速の《ダーク・ライフ》ちゃん。
この2種は、マナ加速の面も当然ありますが、この【5cノヴァ】においては墓地肥やしという最大のメリットがあります。
このデッキにおいての最終的なフィニッシュプランは、『《Mの悪魔龍 リンネビーナス》→《奇天烈 シャッフ》or《単騎連射 マグナム》蘇生+ロック→《蒼き守護神 ドギラゴン閃》or《蒼き団長 ドギラゴン剣》に革命チェンジ』。
また、サブプランとして『《天災 デドダム》or《奇天烈 シャッフ》→《SSS級天災 デッドダムド》にSSS級侵略[天災]』というルートも確保。
つまり、2つのルートで墓地を活用することができるわけです。
そこで、序盤に後のプランを広げるために、墓地を肥やしておこう! ということで、初手からマナ加速と同時に、墓地も肥やせるこの2種が選ばれているのです。
《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》《アクアン・メルカトール》
【 ツインパクトカード 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー1000 / コスト3
■スマッシュ・バースト(このクリーチャーが攻撃する時、このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい)
【呪文】
カード名:クリスタル・メモリー
文明:水
コスト:4マナ
■S・トリガー
■自分の山札を見る。その中から1枚選び、手札に加える。その後、山札をシャッフルする。
【 クリーチャー 】
種族 サイバーロード / 文明 水 / パワー2000 / コスト4
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から4枚を表向きにしてもよい。その中から光、闇、火、自然のカードをそれぞれ1枚ずつ選んで手札に加える。その後、残りを墓地に置く。
手札にフィニッシャーを連れてくる、ザ・繋ぎの方々。
フィニッシュプランを組み上げるために道中で出せるのが理想。墓地に落ちていれば、《Mの悪魔龍 リンネビーナス》で蘇生して無理やりフィニッシュを狙う流れに持っていくことも可能。
ここを狙えば、より「ドギラゴン」らしい強襲性を出していけるはずです。突如飛んでくるフィニッシャー、覆らぬ敗北。ぜひ味合わせてやりましょう。
《青寂の精霊龍 カーネル》
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・ドラゴン / 革命軍 / 文明 光/水 / パワー3500 / コスト5
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■S・トリガー
■ブロッカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
【5cノヴァ】最強の受け札。
何がこの子を最強と呼ばせるのか。
1つ、《 蒼き守護神 ドギラゴン閃 》《 百族の長 プチョヘンザ 》に革命チェンジが可能であるということ。
2つ、《 蒼き守護神 ドギラゴン閃 》を絡めることで怒涛の3面止め、次ターンを安全に迎えられるということ。
3つ、《 Mの悪魔龍 リンネビーナス 》から蘇生することで、ブロックを封じフィニッシュを確実なものにできるということ。
この3つのポイントにより、非常に優秀な立ち回りを見せてくれます。トリガーとしてはもちろん、様々なルートにアクセスできる、まさしく最強の受け札なのです。
〆はこちらの中から選べます「サブプラン」
《奇天烈 シャッフ》
【 クリーチャー 】
種族 マジック・コマンド / グレートメカオー / 侵略者 / 文明 水 / パワー4000 / コスト4
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、数字をひとつ言う。
次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つ呪文を唱えられず、同じコストを持つ相手のクリーチャーは攻撃もブロックも出来ない。
このデッキの名は【5cノヴァ】、またの名を【5cシャッフビート】と申します。
このカードに苦しめられているDMPは多いでしょう。
マナコストを指定することから相手のデッキを知らなければいけないという最大の欠点こそありますが、裏を返せば相手を知ったこの子は無敵です。
殴らせない、守らせない、唱えさせない、の3つの“させない”で相手に何もさせない空間を作り上げましょう。
《SSS級天災 デッドダムド》
【 進化クリーチャー 】
種族 トリニティ・コマンド / S級侵略者 / 文明 水/闇/自然 / パワー11000 / コスト8
■進化:自分の水、闇、または自然いずれかのクリーチャー1体の上に置く。
■SSS級侵略 [天災]:水、闇、または自然のコマンド(自分の水、闇、または自然のコマンドが攻撃する時、バトルゾーン、自分の手札、墓地、マナゾーンにあるこのカードをその上に重ねてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーを別のクリーチャーの上に重ねた時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地かマナゾーンに置く、または手札に戻す。
革命チェンジとは別の切り口からフィニッシュに持ち込むのがこの『SSS級侵略[天災]』。
盤面処理しつつ打点に繋いでいく、言わずと知れた危険物です。
《天災 デドダム》《奇天烈 シャッフ》に重ねて、打点処理に繋げるのはもちろんですが、『デーモン・コマンド・ドラゴン』ということで《Mの悪魔龍 リンネビーナス》からも侵略することができます。
《Mの悪魔龍 リンネビーナス》は蘇生した後、「私何したらいいですか?」とオロオロしていると思うので、革命チェンジするなりSSS級侵略するなりして、さらにもう一段上の活躍をさせてあげましょう。
《百族の長 プチョヘンザ》
【 クリーチャー 】
種族 ジュラシック・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ダママ団 / 文明 光/自然 / パワー12500 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジー光または自然のコスト5以上のドラゴン
■T・ブレイカー
■自分のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが小さい相手のクリーチャーは、バトルゾーンにタップして置く。
■ファイナル革命ーこのクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーをすべて持ち主のマナゾーンに置く。
革命チェンジといえば、《蒼き団長 ドギラゴン剣》に並んでこの名を思い出す方も多いはず。
ビッグマナ相手でもマナ送りにできるパワーの高さ。同時にスピードアタッカーを封じるタップイン能力。
除去としてもロックとしても、非常に優秀な1体ですね。
受け札の《青寂の精霊龍 カーネル》を捲った後に革命チェンジしてマナ送りするも良し、《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》のマッハファイターを使ったと思ったら突然革命チェンジして場を吹き飛ばすも良し。
あまりの唐突な荒らしにきっと相手も度肝を抜かれること間違いなしです。
【5cノヴァ】デッキの回し方
①3種のマナ加速で下拵え
このデッキはその名の通り「5C」のデッキ構築。
十分守りが厚いため、まずは焦らずゆっくり確実に《ダーク・ライフ》《天災 デドダム》《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》でマナ加速していきましょう
同時にこの時点で肥された墓地を要確認。
《Mの悪魔龍 リンネビーナス》を絡めてどんな動きを取れるのか、《SSS級天災 デッドダムド》が墓地にあって第二のフィニッシュプランを構築できるのか、はたまた墓地から繋がらず新たなルートの開拓に勤しむ必要があるのか。
フィニッシュプランの構築を墓地を見ることで進めておきましょう。
一定プランを絞った上で、「5C」らしいその場その場のコントロールをしていけば良いのです。
そのための分厚い守りと鋭い攻め。少しずつ絞り込んでいきましょう。
②「5C」らしいコントロールタイム
マナ加速が終われば、【5cノヴァ】が「5C」である所以、盤面をコントロールするお時間です。
これが実質的に最後のフィニッシュプラン構築の時間となるため、①で絞り込んだプランの決定タイミング、とも呼べる時間になります。
メインのコントロール要素は《奇天烈 シャッフ》。
これで相手の動きを大幅に制限して、《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》《アクアン・メルカトール》でフィニッシュプランに関わる必要なパーツたちを回収していきましょう。
シールドトリガーが主な役割としてピックされている《青寂の精霊龍 カーネル》たちですが、彼らは手札から繰り出しても一役買ってくれます。
手札に来ても「トリガーが・・・」としょんぼりしてマナに埋めるのではなく、このタイミングでコントロールにも使えることを考えておいてくださいませ。
ただし、この時間、場合によってはスキップも可能。
マナカーブは『2→4→5→6』『2→4→6』『3→5→6』の3パターン。
その点を考えると、そのまま《Mの悪魔龍 リンネビーナス》を絡めて③のフィニッシュまで持っていってしまうのも1つの手です。
盤面・相手から見るに余裕があるのであれば、盤面のコントロールを。
余裕がないようであれば、即時フィニッシュへ繋げる。
この②のコントロールの時間が必要か否か、見極めていきましょう。
③鋭いフィニッシュの一撃を
コントロールによって盤面・手札が整った、もしくは盤面的余裕がなく早期決着が求められる。
その状況まで進んだら、【5cノヴァ】特有の鋭い一撃を与え、ゲームセットへと向かわせましょう!
今回の構築においてのフィニッシュプランは“3パターン”。
1つ、《蒼き団長 ドギラゴン剣》へと革命チェンジし、《Mの悪魔龍 リンネビーナス》や《奇天烈 シャッフ》を絡めワンショットを狙う。
自身の手札・マナ・墓地からの展開になるため、狙った通りのフィニッシュプランを組み上げることができるパターン。言い換えれば、最も確実性の高いフィニッシュです。
2つ、《蒼き守護神 ドギラゴン閃》《百族の長 プチョヘンザ》へと革命チェンジし、盤面を固めた上で次ターンに持ち越してフィニッシュを狙う。
速度こそやや一歩劣りますが、「5C」の耐久力が活きる、“ならでは”のパターン。“堅実”という言葉に相応しい、安定感のあるフィニッシュです。
3つ、《SSS級天災 デッドダムド》を絡めて盤面を処理し、じわじわと殴っていく。
サブプランとしての採用ながら、殴り返しを徹底的に叩ける安心感のあるパターン。
ここからさらに上の2パターンに繋げることもできる他、様々なポイントへアクセスできるため、ある種コントロールの動きを見せてくれるフィニッシュです。
この“3パターン”のいずれかを選び、一撃ないし連撃を浴びせてゲームを勝ち取りましょう!
どのパターンを選ぶかは①の段階で概ね決めておくのがベター。
ただし、どのパターンも基本的に相手依存の動き方ではないため、自身の今の盤面からどの動きが取れるのか。これを見ることで判断していくと良いでしょう。
【5cノヴァ】のカスタマイズ
5C閃 -禁断-
《禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》を採用し、さらなる鋭さ、さらなる連撃を可能にした構築。
攻め口こそ先ほどより幅は少ないですが、その分確実性の高い攻め口が編成されており、よりフィニッシュまでのプランが明確になっています。
【5cノヴァ】の「閃」要素の一段階ギアを上げた、より鋭く舞う「ドギラゴン」の姿。ロマンとイケメンの融合、とくとご覧あれ!
カード解説
《禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》
(殿堂カード) 【 禁断の鼓動 】
文明 火 / コスト99
■この鼓動は、ゲーム開始時、封印を6つ付けてバトルゾーンに置く。
■この鼓動はバトルゾーンを離れない。
■禁断解放―この鼓動の封印がすべてなくなった時、クリーチャー側に裏返す。
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。コマンドがバトルゾーンに出た時、その持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ自身のカードから封印をひとつ、墓地に置く。クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する。)
【解放後】
カード名:伝説の禁断 ドキンダムX
カードの種類:禁断クリーチャー
文明:火
種族:-
パワー:99999
コスト:99マナ
マナ:-
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが禁断解放した時、相手は自身のクリーチャーすべてに封印をひとつ付ける。
■コスト4以下の呪文によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
■このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。
展開のついでに封印を剥がし、最後には相手の全てを封印すると共に現れる懐刀的存在。サブプランでありながら、その威力は絶大です。
基本は《蒼き団長 ドギラゴン剣》たちのフィニッシャーでどうにもトドメをさせず返されてしまった時の保険の役割が強め。
ただし、少し使い方を変え、ひたすらコマンドの展開で封印を剥がしていけば、トドメの一撃にもなり得ます。
コマンドの枚数が枚数のため、そう無闇矢鱈に剥がれてはいきませんが、封印の剥がし方は慎重に見ていくべきでしょう。
また、この子を採用する最大のメリットは、コマンドを展開することで墓地が肥えていくこと。
《Mの悪魔龍 リンネビーナス》や《襲来、鬼札王国!》に絡める枚数が増えていくため、非常に相性良し。
万が一の懐刀として忍ばせておくには、少々役割がデカい日本刀です。
《神秘の石柱》
【 呪文 】
文明 自然 / コスト3
■自分の山札の上から2枚を、タップしてマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。
《天災 デドダム》同様、3マナスタートのマナ加速要員。効果としては《ダーク・ライフ》と実質的に同じですが、採用理由は“色”にあります。
【5cノヴァ】は主軸となる《Mの悪魔龍 リンネビーナス》がマナ武装を持っていることから、どうしても多色マナが多くなりがちです。
しかし、あまり多色が増えてしまうと、今度はマナ事故が頻発。フィニッシュプランを組み上げるどころの話ではなくなってしまいます。
そこで自然“単色”であるこのカードをピック。マナカーブや墓地肥やしの能力はそのままに、単色の比率を上げているというわけです。
《超次元リュウセイ・ホール》
【 呪文 】
文明 水/火/自然 / コスト5
■水、火、または自然の、コスト7以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶︎カードを1枚引く。
▶︎相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。
▶︎自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
万能呪文《超次元リュウセイ・ホール》。
手札やマナを伸ばしつつ、サイキッククリーチャーを降誕。
実質このカードの能力を2回起動させる《激浪のリュウセイ・スプラッシュ/灼熱のリュウセイ・ボルケーノ/大地のリュウセイ・ガイア/真羅万龍 リュウセイ・ザ・ファイナル》や革命チェンジ元になる《勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン 》、フィニッシャーをより確実に引きこむ《アクア・アタック
フィニッシュプランの架け橋として一役買ってくれること間違いなしな1枚です。
《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド・ドラゴン / 文明 闇/火 / パワー4000 / コスト5
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■スピードアタッカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。
その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
【5cノヴァ】もとい【5C剣】といえば、やはりこの子。
即時革命チェンジ元になるわ、封印剥がせるわ、墓地肥やしもできて手札に好きなカードを引き入れることもできる。
《禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》を採用した形ならば、まず第一にピックしたい子ですね。
全体的に怖い雰囲気を放っていますが、殿堂入りされるくらい良い子なのです。
おわりに
コントロールの最高峰、フィニッシュの最高峰。
2つが出会ってしまった脅威の安定感を誇る【5cノヴァ】。
この堅実さ、一度使えば他のデッキの守りでは満足できなくなってしまうほどの素晴らしさです。
カーナベルでは【5cノヴァ】のデッキパーツや相性のいいカードを豊富にご準備。
探したいカードがすぐに見つかり、当日15時までの注文で即日発送のカーナベルはすぐにデッキを組みたいあなた、そう貴方様にお勧めです。
気になった方はぜひぜひ、組んでみてはいかがでしょうか!