こんにちは。北白河と申します。皆様はいかがお過ごしでしょうか。きたしーはモンエナ片手に命の洗濯をしています。ライティングは精神に優しい。
この企画「今日の一枚」では「今バズっているカード」「今高騰しているカード」「今話題のカード」「往年の名カード」「今北白河の中でアツいカード」「クソほど溜まってるリクエスト消化」など、独断と偏見で北白河が選んだカードを不定期更新で1枚取り上げて語っていきます。
というわけで、今日もやっていきましょう。それでは、今日のカードはこちら。
《「勝利の栄光」》
【クリーチャー】
【種族】メタリカ/エンジェル・コマンド/チーム銀河
【文明】光
【コスト】8
【パワー】13500
■ギャラクシールド6(光)
■自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして召喚する。
■このクリーチャーがバトルゾーンまたは表向きで自分のシールドゾーンにあれば、自分のクリーチャーはすべてのバトルに勝つ。
■T・ブレイカー
《「凄惨なる牙」》(タスク・プロデュース)
というわけで、最新セット『Wチームドッキングパック チーム銀河&チームボンバー』 収録の新規SRです。パックの看板にもなってますね。名前のルビは「グローリー・オブ・チャンピオン」です。かっこいいですね(澄んだ目で)。
そのスペックは、ギャラクシールドに加えて端的に言えば「全てのバトルに勝つ」をばらまくというもの。ほとんどの火力圏外のパワーを持つことから、一度出てしまえばその制圧力はなかなかのものです。チーム銀河に存在するタップ効果やブロッカー等の価値を跳ね上げることができますね。
一方、バトルに強く出られるギャラクシールド持ちのカードとして見ると《緑知銀 ダッカル》から出てくる《凄惨なる牙 パラノーマル》という強すぎるライバルが居るのが気がかりです。あいつは漢字にカタカナのルビを持つ名誉チーム銀河構成員であるため、このカードが勝利の栄光を手に入れる上での目の上のたんこぶです。この理屈で行くと全てのアウトレイジがそうなりますが、他の奴らは《ニトベラス・スパーク》に出てくる扉を開けられなかったのでダメです。
名前に「グローリー」と付くだけあり、元ネタはバトル勝利能力を持つ《無敵城 シルヴァー・グローリー》と思われます。他にも《FENIXXX・グローリ》などバトル勝利能力持ちには「グローリー」という名前がつくことが多く……と言おうとして念の為調べたら《♪奏でよグローリー》みたいな無関係カードが腐るほど出てきて調べてよかったなーと感じました。なんだよ《グローリー・マッスル》って!
《かっこいい読み仮名》(スタイリッシュ・ルビー)
さて。チーム銀河といえば「日本語にカタカナのルビ」というたいへんおしゃれなカード名です。誰もがティーンの頃に一度は憧れるスタイルですね。新章世界においてはこの手のネーミングは《九番目の旧王》など闇文明の呪文を除いて長いこと消えてたのですが、 ここで満を持して復活したと言ったところでしょうか。
今までもひらがな部分をカタカナに変えたり「†」「♪」を付けてみたりといろいろやってたキラくんがまた変な趣味に目覚めたのかと思いきや、《光輪の精霊 ピカリエ》のフレーバーで「このネーミングはチーム銀河のキングマスターである《「正 義 帝」》の与えた称号である」という事実が明かされました。趣味をキングにアウトソーシングするな!
デュエマにおいてこのスタイルのカード名は第一弾のビーストフォークやスターライト・ツリー、フィッシュ等から連綿と受け継がれており、先程もチラッと触れたアウトレイジの冠詞もこの流れを汲んでいます。ビーストフォークは「インディアンなどの部族的ネーミング」として、スターライト・ツリーやフィッシュは「野生動植物の和名と一般名の組み合わせ」として名付けられたことが想像できますね。アウトレイジは……なんなんだろう……?
なんか眼が青い感じの白い龍とかが出てくる他社のTCGでもこの手のネーミングはそれなりに使用されており、思った以上に使いやすく、かつ訴求性のあるネーミング手法なのかもしれません。
……でもさすがにこの手のネーミングだと《黒目龍竜》を「ダークアイドラゴン」と読ませるのにはスペシャルズとはいえ自由すぎてビビりましたね。《黒目龍》だと寂しいからもう一文字漢字足したかったんだろうなあ、というのが伝わってきて微笑ましい気分になります。ちょっとかぶれてる人間なら「闇眼龍」とかにしたいところをあえて平易な漢字にしたあたりも高得点です。ドラゴンなのであんまり語りたくないんですが、とっても好きなネーミングですよ。
ちなみに振り仮名のことを「ルビ」と呼ぶのは「昔振り仮名によく使われたサイズの活字の名前が「ruby」だったから」です。一つ賢くなりましたね。今日の一枚は勉強になるたいへん有用なコンテンツです。親御さん方もご安心ください。
というわけで、 《「勝利の栄光」》 でした。チーム銀河は十王篇第二弾でのプッシュが確定しているので、今のうちに集めとくのも手だと思われます。どんなカードも欲しいと思うちょっと前が買い時ですよ。それでは、次の記事で。
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今回のカードのおさらい
《「勝利の栄光」》
【クリーチャー】
【種族】メタリカ/エンジェル・コマンド/チーム銀河
【文明】光
【コスト】8
【パワー】13500
■ギャラクシールド6(光)
■自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして召喚する。
■このクリーチャーがバトルゾーンまたは表向きで自分のシールドゾーンにあれば、自分のクリーチャーはすべてのバトルに勝つ。
■T・ブレイカー