目次
はじめに
皆さんはコロナウイルスの自粛期間何をしていますか?
僕は一人で音楽鑑賞したり、YoutubeでDMの動画を見ていたりしてます。
体を動かしていないせいか体重が増えてきて焦ってもいますね...(笑)
申し遅れました...どうもガチまとめゲストライターのアーチー です。
初めましての人に説明すると私は生まれも育ちも三重県で、普段は三重や愛知のCSに参加しDMPランキングを走っています。
また、2019年度のDMPランキングでは全国順位17位で全国大会出場権利を獲得することに成功しました。
コロナウイルスの影響で休みが多くなり、考える時間が多くなってからは実感が湧いてきますね。
さて、今回2回目の投稿となりますが今回の記事は
・CSの勝ち方
ここに焦点を当てて、この2年間行ったCSへの取り組みを解説をしていきたいと思います。
CSの勝ち方とありますが、実際どのようにすれば勝率は上がるのでしょうか?
上位のランキングプレイヤーには勝率を上げる工夫に共通点はあっても全く同じという人はいないと思います。
今回は自分の勝率UPのポイントを紐解いていこうと思います。
私が意識している点は主に2つです。
- デッキ構築
- プレイング
え、それだけ?嘘だろ?
という声が聞こえてきそうですが大まかにこの2つを抑えれば確実にCSでの勝率は上がります。
「誰でもやっていること」と思いますがこれを一切の妥協無しで行うことが重要です。
では一つずつ解説していこうと思います。
〜デッキ構築編〜
はっきり言って私は1からデッキを作るタイプではありません。
なので世に出ている既存のデッキからどれを使用するかを選択することになります。
選択するデッキを決める条件は
・最大値が高い
→デッキパワーが高く、一定のカードが揃えばほぼ負けない動きがあること
・再現性が高い
→何試合重ねても、常に安定した動きができること
・知識量や練習量で差がつきやすい
この3つの事を重要視して、様々な種類のデッキを試し、時間をかけて回して考えています。
デッキの選択後はデッキのチューン(調整)です。
私はデッキのチューンを得意とし、既存の構築を調整することに自信を持っています。
そこで意識していることは
- 地域の特性を理解する
- デッキの自由枠を把握する
この2つです。
この2つを別々に掘り下げていきましょう。
【No.1】地域の特性を理解する
・愛知県のCSに出場する場合
愛知県のCSは主に
・中規模CS・・・100人規模/6回戦14人上がり
・小規模CS・・64人規模/5回戦16人上がり
が同じ日に同じ受付時間で開催される事があります。
この場合私は64人規模の小規模CSに参加する事を選びます。
愛知県の小規模CSの参加者には全国を飛び回るようなプレイヤーもおらず、愛知県ランキングでも上位の名前を見るのは2~3人だからです。
また、愛知県のプレイヤーはCSの開催数が多いからなのか多少なりとも、環境を把握しており、環境に合わせたデッキを構築するプレイヤーが多いです。
・三重県のCSに出場する場合
三重県は2週に1回のペースでCSが開催されます。
基本参加者数は50人〜60人程度で5回戦16人上がりが殆どです。
また、三重県のプレイヤーは愛知県のプレイヤーに比べ
「自分の好きなデッキを使って勝ちたい!」
というスタンスで臨んでいるプレイヤーが多く、メタよりも自分の動きを通そうとするデッキが多い傾向にあります。
皆さんもこのように自分の地域、ショップの環境を自分の頭に落とし込むことが勝利への第一歩です。
【No.2】デッキの自由枠を理解する
環境で使われているデッキには必ず固定枠というものがあります。
絶対に動かしてはならない固定枠と自由枠を理解することが大切なのです。
DMGP9thにて優勝したカリヤドネのリスト
本当に強くて準決勝で負けました泣
こちらは前環境の《青黒カリヤドネ》のテンプレ構築です。
このデッキの自由枠を理解するために何回も何回もテンプレ構築を回し、"変えてもいいカード"をひたすら探っていきます。
- 限定的な対面でしか使わないカード
- ある役割に過剰枚数使われているカード
が主に自由枠に当たります。
- 《エマージェンシー・タイフーン》の4枚目
- 《龍装鬼オブザ08号/終焉の開闢》の4枚目
- 《ストリーミング・シェイパー》
が自由枠に当たると調整仲間と話して考えをすり合わせていきます。
→ここで自分の考えだけで無く周りの信頼できる人間とすり合わせることで正解に近づいていくことが重要です。
地域差と自由枠が分かればCS用のデッキチューンは簡単です。
ここでは実際に地域毎にチューンした例を見せます。
愛知県でのデッキチューン
愛知県のプレイヤーは環境を見てくるため墓地メタを積んでいたり、その時の流行のデッキを選択しているプレイヤーが多い傾向にあります。
その為、当時流行していた赤白ミッツァイルに標準を合わせて、受け札を多く取り入れることにしました。
その結果…
予選でしっかり《正義の煌き オーリリア》に《スーパーデーモン・ハンド》をシールドトリガーで踏ませることができ、優勝まですることができました。
三重県でのデッキチューン
三重県では多くのプレイヤーが自分の好きなデッキを使用してくるため、デッキの回りの戦いになることを見越して《エマージェンシー・タイフーン》や《龍装鬼オブザ08号/終焉の開闢》などの墓地肥やしを最大枚数にしたDMGP9thで優勝したリストで臨みました。
その結果…
無事優勝することができました。
正直出来過ぎな部分もありますが、デッキタイプを間違えずにチューンを正確にする事で安定した勝利を掴めるということを分かって頂けると幸いです。
〜プレイング編〜
プレイングは主に人から考えを聞いて実践し、自分用にすり合わせていったものを2つご紹介します。
- 相手プレイヤーのレベルを把握
- 盤外戦術
【No.1】相手プレイヤーのレベルを把握
私は高校までサッカーをしていたのですが、上手い選手というのはボールを持つ立ち姿だけで上手いというのが分かります。
人と対面するカードゲームでも同じで、上手いプレイヤーや強いプレイヤーは雰囲気やオーラが違います。
現代ではSNSがあるので強いプレイヤーというのは分かりやすくなっているはずです。
それを察知して自分のプレイの方針を決めることを覚えましょう。
[例]VS.強いプレイヤーと戦う場合
自分より強いプレイヤーと駆け引き勝負をしても勝つ確率は低いです。
相手の土俵で勝負するのではなくいかに自分の土俵に持ち込めるかが勝負のポイントになります。
プレイ差が出ない運の勝負もしくは自分の最大値を常に追い求めるプレイングを意識しましょう。
[例]VS.自分よりも練習量の少ないプレイヤーと戦う場合
自分より練習量の少ないプレイヤーには駆け引き勝負に持ち込んだり、相手に広い選択肢を与え続ける事で、ミスする確率が高くなることを頭に入れて戦いましょう。
【No.2】盤外戦術
盤外戦術というのは人と人が対人で行うTCGならではの戦術です。
かといってイカサマのようなマイナスなものではありません。
人に詳しく解説したことはないので初公開になります。
1.相手の手札を透かす
マジックではありません(笑)
ここで問題です。
Q.相手の残り手札はなんでしょうか?
相手の使用デッキは【赤青覇道】
相手は3マナ目を置く時に《MANGANO-CASTLE!》をマナチャージしました。
《 “必駆”蛮触礼亞 》から《 勝利龍装 クラッシュ"覇道" 》をバトルゾーンに出してきて相手の手札は残り1枚です。
A.《MANGANO-CASTLE!》or《MANGANO-CASTLE!》以上に強力なカードとわかりますよね。
これは相手のプレイするカードで手札を透かせる方法です。
同じようにマナに置くカードや相手の表情や仕草から手札を読むことができます。
2.相手のデッキを構築する
見出しの通りに相手プレイヤーのデッキを自分の中で40枚作ります。
確定はできませんが、大まかな40枚を構築予想するとどのカードが入っているかや入っていないかを簡単に予測することが可能です。
3.相手の山札の数え方
シールド戦などでよくありがちですが、ライブラリアウト狙いでコントロールする際、相手の山札を「何枚ですか?」と言ってしまうと相手にこちらの狙いを感づかれてしまう可能性がありますので、
デッキの40枚からマナ、シールド、墓地、手札、バトルゾーンのカードを引いた枚数=相手の山札の数
なので山札以外のゾーンの枚数を計算しましょう。
4.相手の動きを誘導する
簡単に言うと相手の手札を透かすことの逆になります。
相手の動きを誘導するには自分から罠に誘う必要があります。
誘い方の例としては自分が次5マナのタイミングでわざと超次元ゾーンの中身を手で触って確認します。
そのような行動をとると相手は次に自分が超次元呪文を唱えてくる可能性が高いと考えるので意味のない《「本日のラッキーナンバー!」》5宣言や《ファイナル・ストップ》を誘導できます。
もちろん自分が刺さる時に誘導してはダメですが、自分のハンドが事故っていたり、わざと相手に有効札を使わせたいときにこの例は使えます。
簡単に説明するだけでも4つもあるので、自分で新たな戦術を開発してみましょう!
最後に
ここまでお読み頂きありがとうございました。
今回はデッキ構築とプレイングについて深くまで掘り下げて解説しました。
これを見てコロナウイルス衰退後に向けて知識を蓄えていただけたなら嬉しいです。
次に書く機会があればモチベーションやルーティーンについて書いていきたいなと思ったりしています!
ではでは!
前回の記事はコチラ