【2ブロック構築】青魔道具解説

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【2ブロック構築】青魔道具解説

目次

はじめまして

どうもー大阪でまったりデュエマやってます、ジャイロです。
ほとんどの方が初めましてだと思います。普段は自身のブログでデッキ解説だったりカバレージだったりをつらつらとまとめています。

今回は最近愛用している青魔道具について構築論を述べていきたいと思います。

青魔道具というデッキタイプ

そもそも青魔道具はどのようなデッキなのか、個人的見解を述べていきたいと思います。

・トリガーが厚い

現在の2ブロック構築戦において赤白轟轟轟対面を無視することはできないでしょう。そのためシールドトリガーを厚くとれるのはそれだけで強みになります。実際、カウンタージョーカーズの台頭はトリガーを厚くみれる強みが活きているといえますね。

・アクティブに動ける

自分の有利を押し付けるデッキを自分はアクティブに動けると呼んでいます。赤白轟轟轟や青単ムートピアはアクティブに動けるデッキの代表格でしょう。

・トリガーが厚い ・アクティブに動ける

相克の関係にあるこれらの強みを持っているデッキはそう多くはありません。つまりは殴ってくる相手には受けながら戦え、殴らない相手には有利を押し付ける二種類の戦い方ができるのが青魔道具の最大の強みと言えます。

構築解説

このリストの特筆すべき点は《卍 ギ・ルーギリン 卍》を採用していない点です。《卍 ギ・ルーギリン 卍》の枠を強力なボム系トリガー(後述)に置き換えることで環境最大母数の赤白轟轟轟への勝率を上げています。

《卍 新世壊 卍》

【 無月フィールド 】 
文明 水 / コスト2 

■自分の魔導具呪文を唱えた時、唱えた後で墓地に置くかわりに、このフィールドの下に置いてカードを1枚引いてもよい。
■自分の魔導具呪文またはドルスザク呪文を唱えられなくする能力を無視する。
■無月の門99:自分のターンの終わりに、このフィールドの下に4枚以上カードがあれば、ゲーム中で一度、水のコスト99以下の呪文を1枚、自分の手札または墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。 

出典:デュエルマスターズ

青魔道具というデッキコンセプトを支えるカードです。今回は《卍 ギ・ルーギリン 卍》を採用していないので引けなければゲームになりません。よって最大枚数投入しています。

《堕呪 ギャプドゥ》
《堕呪 ゴンパドゥ》
《堕呪 バレッドゥ》
《堕呪 ウキドゥ》

【 呪文 】 
種族 魔導具 / 文明 水 / コスト2 

■自分の山札の上から3枚を見る。その中から1枚を自分の手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。 

出典:デュエルマスターズ

2コストのサーチ系魔道具呪文です。前述の通り《卍 新世壊 卍》が引けないと戦えないため、それを引くために投入されています。青魔道具というデッキは基本ムーブが2マナサーチ系なので多くても腐ることはありません。また、《卍 ギ・ルーギリン 卍》を採用していないため、《堕呪 バレッドゥ》は控えめの採用にしています。同様の理由で《堕呪 ウキドゥ》もですね。

《堕呪 シュノドゥ》
《堕呪 カージグリ》
《堕呪 エアヴォ》

【 呪文 】 
種族 魔導具 / 文明 水 / コスト3 

■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。 

出典:デュエルマスターズ

先ほどとは違い「カードを引かない」魔道具呪文です。青魔道具というデッキは山札というリソース管理がかなりシビアになっています。つまりはLOする危険があるということです。その点、これらのカードは単体ではカードを引かなくてもいいというメリットをそなえています。単体スペックも非常に高く、《堕呪 カージグリ》《堕呪 エアヴォ》は《奇石 ミクセル》や《ポクチンちん》といったメタクリーチャーをどかすのに使い、《堕呪 シュノドゥ》は《ゴリガン砕車 ゴルドーザ》、《タイク・タイソンズ》などの攻撃を止めることが可能です。トリガーとしてはもちろん、手打ちでも使いやすい呪文です。

《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》
《テック団の波壊Go!》

【 呪文 】 
文明 火 / コスト4 

■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分の手札を1枚捨てる。相手のクリーチャーを、コストの合計がその捨てた手札のコスト以下になるように好きな数選び、破壊する。 

出典:デュエルマスターズ

冒頭で述べたボム系トリガーです。一枚トリガーするだけで盤面をひっくり返す程のパワーをそなえており、相手からしたら爆弾のような存在のため、ボム系トリガーと呼んでいます。《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》は、《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を捨てて99コスト以下になるようにクリーチャーを破壊できます。余程のことがない限り盤面は全滅します。手打ちが可能なコストなのも優秀です。《テック団の波壊Go!》は速攻系のデッキに対しては5以下バウンスを使い、《ジョット・ガン・ジョラゴン》がいる場合は破壊したりと対面によって使い分けが可能なカードです。先攻マナチャージで置くとデッキを読まれにくいのも高評価です。

《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》
《凶鬼卍号 メラヴォルガル》

【 呪文 】 
種族 ドルスザク / 文明 水 / コスト99 

■ドルスザクを4体まで、自分の手札または墓地からコストを支払わずに召喚してもよい。
■このターンの後で自分のターンをもう一度行う。 

出典:デュエルマスターズ

フィニッシャー枠です。このデッキは《卍 ギ・ルーギリン 卍》を採用していないので、ドルスザクの数確保のため《凶鬼卍号 メラヴォルガル》は4枚採用しています。《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》はゲーム中に1枚でも見えるだけでいいカードなので2枚でもいいのですが、前述の《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》のバリュー(価値)を上げるために3枚採用しています。

《卍 ギ・ルーギリン 卍》を不採用にした経緯

《卍 ギ・ルーギリン 卍》

【 ツインパクトカード 】 
種族 ムートピア / ドルスザク / 文明 水 / パワー9000 / コスト8 

■虚無月の門:自分の魔導具呪文を唱えた時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から合計4枚選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。 
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■自分のクリーチャーはブロックされない。

────────────呪文────────────
カード名:卍獄ブレイン
文明:水
コスト:1マナ

■カードを1枚引く。 

出典:デュエルマスターズ

そもそも《卍 ギ・ルーギリン 卍》を採用するメリットとは何でしょうか?
主に以下の点だと考えています。

・《卍獄ブレイン》でデッキを回す
・《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》のバリューを上げる
・《卍 新世壊 卍》が引けなかった時のサブプラン
・ブロックされない効果の付与

それでは次にこれらのメリットを一つずつみながらなぜ採用に至らなかったのかみていいきましょう。

・《卍獄ブレイン》でデッキを回す

個人的に一番のメリットだと考えています。基本的に青魔道具は1マナ余るデッキです。例えば2ターン目に《卍 新世壊 卍》を展開し、3ターン目に《堕呪 ゴンパドゥ》を使ったとしたら。1ターン目でも同じことが言えそうです。この1マナ余ったという状況をリソースに変換できる《卍獄ブレイン》は確かに優秀です。

しかし、それは1マナで使えたらのお話。

《音奏 プーンギ》

【 クリーチャー 】 
種族 メタリカ / ワンダフォース / 文明 光 / パワー2500 / コスト2 

■相手の呪文を唱えるコストは1多くなる。
■自分のターン中、相手が呪文を唱えた時、GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する) 

出典:デュエルマスターズ

現環境最大母数の赤白轟轟轟に投入されている《音奏 プーンギ》が呪文のコストを1重くするため1マナ余らないことが多いのです。つまり、現環境では《卍獄ブレイン》でデッキを回すというメリットが活きにくいのです。

・《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》のバリューを上げる

ドルスザクである《卍 ギ・ルーギリン 卍》の増量はドルスザクを4体召喚できる《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》のバリューを上げることに直結します。《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を唱えた際に、登場時にシールドを2枚ブレイクできる《凶鬼卍号 メラヴォルガル》は最低でも2体召喚しないと勝ちまで持っていくのは難しいです。ですが、《凶鬼卍号 メラヴォルガル》と違い《卍 ギ・ルーギリン 卍》にはシールドをブレイクする能力はありません。つまり、《卍 ギ・ルーギリン 卍》があろうとなかろうと2体出さないと勝てないという制約はついてまわります。

・《卍 新世壊 卍》が引けなかった時のサブプラン

青魔道具は性質上《卍 新世壊 卍》を引けないとゲームになりません。《卍 ギ・ルーギリン 卍》はそれまでの時間を稼ぐカードになるでしょう。ですが、そこまで切羽詰まった状況に追い込まれるデッキは主に赤白轟轟轟ぐらいのもの。むしろそこまで追い詰められていてはたかだかブロッカー1体では到底捌ききれません。

ならば、前述のボム系トリガーで盤面を捌いたほうがより有効だと考えました。

《テック団の波壊Go!》

【 呪文 】 
文明 水/闇 / コスト7 

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから自分の手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
・バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。
・相手のコスト6以上のクリーチャーを1体、破壊する。

出典:デュエルマスタ―ズ

・ブロックされない効果の付与

《卍 ギ・ルーギリン 卍》には自軍のクリーチャー全体にブロックされない効果を付与します。確かに強力な効果ですが、現在の2ブロック環境にその能力を活かせるほどのブロッカーはいるのでしょうか?おそらく答えはノーです。

また、その能力が活きるのはあくまで《凶鬼卍号 メラヴォルガル》がシールドを割ってダイレクトアタックをする直前です。つまり《凶鬼卍号 メラヴォルガル》の効果で自身のシールドも割っている訳ですからボム系トリガーで相手のブロッカーにご退場してもらうことも可能なのです。

以上の点から今回は《卍 ギ・ルーギリン 卍》を採用しないという結論に至りました。

環境から見る有利・不利対面

・カウンタージョーカーズ
・白零絶十
・青黒オーラ

結論から述べると有利対面になります。これらのデッキは主に守りながら戦う、受けのデッキです。つまりこちらの有利を押し付けることで優位にたてます。例えば、このデッキはクリーチャーを立てないため《ソーナンデス》を動かせさせないことができます。

《ソーナンデス》

【 クリーチャー 】 
種族 ジョーカーズ / 文明 自然 / パワー7000 / コスト6 

■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■Jチェンジ8(このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーと自分のマナゾーンにあるコスト8以下のジョーカーズ1体を入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから手札に戻す。 

出典:デュエルマスターズ

《卍 新世壊 卍》の効果で呪文を唱えられない効果を無視できるため、《ジャミング・チャフ》もそこまで致命的ではありません。盤面処理能力が強みであるオーラデッキもギリギリまでクリーチャーを出さない青魔道具相手だと強みを活かしきれませんね。

よって、これらのデッキには有利がつくといえます。

・印鑑、クローシスなど覇道系統
・赤白轟轟轟

やや有利~微不利の対面です。ここまでトリガーを厚くしても明確に赤白轟轟轟に有利がつかないのはデッキパワーを感じますね。

最近の覇道は、以前までトップメタだった赤青覇道のように自分の有利を押し付けるのではなく、黒を入れてトリガーを厚くする傾向にあります。

《撃髄医 スパイナー》

【 クリーチャー 】 
種族 マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー2000 / コスト9 

■スーパー・S・トリガー(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。その時自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーにxB能力を与える)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、次の能力を3回行う。 
 ・相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000する。
  (パワー0以下のクリーチャーは破壊される)
■xBこのクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト4以下のクリーチャーを好きな数、自分の墓地からバトルゾーンに出す。 

出典:デュエルマスターズ

その分スピードが落ちているので《卍 新世壊 卍》を準備する時間があり、かなり戦いやすくはあります。

《堕呪 カージグリ》《勝利龍装 クラッシュ"覇道"》のエクストラターン獲得を妨害したり、《堕呪 シュノドゥ》でエクストラターン中も動けなくさせたりと受けて返すがしやすいデッキです。ですが、トリガーするタイミングであったり殴られ方だったりで負けまで直結してしまうので過信は禁物です。

赤白轟轟轟対面ですが、ボム系トリガーをいかに良いタイミングでトリガーさせるかの1点だと言って良いでしょう。魔道具呪文の1体処理だと、《音奏 プーンギ》のせいで打点に変化がありません。

そもそも、《奇石 ミクセル》や《音奏 プーンギ》のようなメタクリーチャーが複数体並ぶとボム系トリガーで返す以外の勝ち筋が消えてしまいます。全力で盾にお祈りしましょう。

・青単ムートピア

青魔道具がかかえる明確な不利対面です。4,5ターン目にサイクルが始まるムートピア対面は、キルターンが5,6ターン目の青魔道具だと速度で勝つのはかなり難しいです。

速度で勝つのが難しいとなると、

・呪文メタを張る ・ハンデスをする

などの妨害をしないといけませんが、青魔道具は受けとアクティブに動くことに特化したぶん、妨害手段はかなり乏しいのが現状です。

また、《超宮城 コーラリアン》が2ブロック環境で数少ない"カード除去"ができるカードであり、おまけのように《卍 新世壊 卍》が剥がされてしまいます。

《超宮城 コーラリアン》

【 クリーチャー 】 
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー8000 / コスト8 

■G・ゼロ:このターン、自分が呪文を4枚以上唱えていれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある相手のカードを1枚選び、持ち主の手札に戻してもよい。
■相手のターン中、このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに手札に戻す。 

出典:デュエルマスターズ

《堕呪 カージグリ》《歩く賄賂 コバンザ》をバウンスして時間を稼ぐ。《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》を見せないようにプレイをして《「本日のラッキーナンバー!」》の4宣言を避ける。《卍 新世壊 卍》を2枚展開して《超宮城 コーラリアン》のカード除去を耐える。多少のプレイングでなんとかなるタイミングは存在するものの、かなりの不利対面ですのでいくらかの割りきりは大切だと思っています。

最後に

青魔道具は知り合いが好きで使っていた所を一から構築を教えて貰い、自分の考えで調整しました。しかし、同じ考えを基にデッキを組んでも構築は大きく違いました。

青魔道具は構築に色が出る

調整をしていて一番面白い瞬間だと思います。なんでアレを入れないんだよ?なんでアレを切ったんだ?青ムートピア勝てねえ!色々な意見を交えるのもデッキ構築の醍醐味ではないでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。今回は採用理由や対面ばかりでプレイングについて記せなかったので、反響があれば書いていきたいと思います。質問などございましたらコメント等で気軽に質問ください。


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