赤白覇道、徹底解説

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赤白覇道、徹底解説

目次

はじめに

@Matsuと申します。本来は全く違う別の記事を投稿する予定でしたがカーナベルさんからダメ出しをくらい、GP直後から制作していた赤白覇道について解説記事を出すことになりました。本来ならCSで使用後有料記事として発表しようと考えていたのですが、一緒にレシピを考えていた人と自分がどちらもCSに出れないという状況になったので、トレカライターコロシアムの方で解説させていただくことにしました。では早速レシピ紹介に移りたいと思います。

レシピ


4 x勝利龍装 クラッシュ”覇道”
4 x ”必駆”蛮触礼亞
4 x “乱振”舞神 G・W・D
3 x 勇愛の天秤
1 x ”轟轟轟”ブランド
4 x ゴリガン砕車 ゴルドーザ/ダイナマウス・スクラッパー
4 x 一番隊 クリスタ
4 x 正義の煌き オーリリア
4 x 音奏 プーンギ
4 x 奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ
2 x 閃光の守護者ホーリー
2 x ♪仰ぎ見よ閃光の奇跡

GRゾーン
2 x グッドルッキン・ブラボー
2 x ドドド・ドーピードープ
2 x 鋼ド級 ダテンクウェールB
2 x ポクタマたま
2 x ソニーソニック
2 x ギラミリオン・ギラクシー

経緯

先日GP9thが開催され、上位に新型の様々なデッキタイプが現れDM界を賑わせました。その新デッキタイプのいくつかに共通していたのが5コスト以下の呪文主体という点です。緑単ループや赤緑ドッカンデイヤーなら《生命と大地と轟破の決断》からスタートしますし、カリアドネループはほぼ呪文でデッキが構成されています。そこで注目したのが《正義の煌き オーリリア》です。

【 クリーチャー 】
【種族】 メタリカ
【文明】 光
【パワー】4500
【コスト】4

■このクリーチャーをアンタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーまたは自分のタップしているクリーチャーに変更してもよい。
■ラビリンス:自分のシールドの数が相手より多ければ、相手はコスト5以下の呪文を唱えられない。

出典:デュエル・マスターズ

盾を1枚削るだけでプランがほぼ崩壊するデッキタイプが環境にかなり多く、ある程度処理されにくい性能があったので、このカードを主軸にしたデッキを考え始めました。初めはメタリカであることを利用しメタリカサザンを考えたのですが、《DROROOON・バックラスター》によって盤面を一掃された場合に何もできないので没になり、結果的には爆発力のある《勝利龍装 クラッシュ"覇道"》《"必駆"蛮触礼亞》のギミックが中心になりました。

各カード紹介

4 x 《勝利龍装 クラッシュ”覇道”》

4 x 《”必駆”蛮触礼亞》

おなじみフレア覇道のギミック。容易にエクストラターンを獲得し、メタカードを絡めてトリガーを安全にケアしながら攻めることが可能です。このデッキでは赤青覇道のように最速3ターン目の最強ムーブを目指すのではなく、ある程度盤面を固めてからのフィニッシャーという役割が大きいです。

4 x《“乱振”舞神 G・W・D》3 x 《勇愛の天秤》

ドロソ兼ウィニー除去。通常の赤青覇道とは違いリソースが簡単に枯渇してしまうので、かなりドローソースは多めに採用しています。《ジョリー・ザ・ジョルネード》を採用したジョラゴンジョーカーズが流行っているのもあり、以前からメタカードとして使われている《“乱振”舞神 G・W・D》は特に多めに採用しています。

【 クリーチャー 】
【種族】 ビートジョッキー
【文明】 火
【パワー】5000
【コスト】6

■B・A・D2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)
■スピードアタッカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■このクリーチャーは、可能なら毎ターン、相手プレイヤーを攻撃する。
■自分のクリーチャーがバトルに勝った時、カードを1枚引く。

出典:デュエル・マスターズ

4 x 《ゴリガン砕車 ゴルドーザ/ダイナマウス・スクラッパー》

赤青覇道なら《MANGANO-CASTLE!》が優先的に採用されていますが、このデッキだとメタカードを並べて安全にフィニッシュすることも多いので、盤面に残る《ゴリガン砕車 ゴルドーザ/ダイナマウス・スクラッパー》を優先的に採用しています。環境に呪文メタが増えてきているのも考慮していますが、環境が変われば《MANGANO-CASTLE!》の採用も検討すべきだと思います。

1 x 《”轟轟轟”ブランド》

説明不要の最強カード。入れ忘れないように。

4 x 《正義の煌き オーリリア》

先程説明した通りデッキの核です。除去されないようなプレイを心がけましょう。

4 x 《音奏 プーンギ》4 x 《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》

お馴染みメタリカの2コストメタカード。デッキタイプによって刺さるかが大きく変化するので、キャストするタイミングはしっかり考えましょう。《正義の煌き オーリリア》で止まらない呪文はツインパクトの下で止められるので忘れずに。

4 x 《一番隊 クリスタ》

3種類のメタクリーチャーをいち早くキャストするためのカード。カードパワーは他のカードに見劣りする部分もありますが、最速で《正義の煌き オーリリア》を着地させることが大切な対面もあるので結構大切なカードです。リソース管理が難しいですが、複数体並べば並ぶほど化け物みたいな動きになります。

2 x 《閃光の守護者ホーリー》2 x 《♪仰ぎ見よ閃光の奇跡》

赤単ブランドなどに対して盤面にクリーチャーが残る受け札を選びました。2枚ずつに分けているのは環境に蔓延っている《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》をケアするためです。

GR召喚をするカードが《音奏 プーンギ》と《♪仰ぎ見よ閃光の奇跡》しかないため、GRゾーンはお好みで大丈夫です。

各対面の大まかなプレイ

カリアドネループ

盾が1枚減った状態でオーリリアが着地すれば勝ちと言って問題はないでしょう。《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》の妨害がありますが、《音奏 プーンギ》や《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》の下で遅延したり、場合によってはフレア覇道で駆け抜けることもあったりします。

《生命と大地と轟破の決断》を主軸とするデッキ

【 呪文 】
【文明】 自然
【コスト】5

■この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)  →自分の山札の上から1枚目を、タップしてマナゾーンに置く。  →コスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。  →このターン、自分のクリーチャー1体はパワーを+3000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。

出典:デュエル・マスターズ

オーリリアを立てることを目標にプレイしましょう。しかしカリアドネループと違い、クリーチャーでの除去があったり《BAKUOOON・ミッツァイル》などのサブプランがあったりするので、油断せずに他のメタカードと絡めて早期決着を目指しましょう。場合によってはフレア覇道での見切り発車もありだと思います。

シータミッツァイル

《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》を盤面に残しながら早期決着を目指しましょう。

呪文メタもある程度は刺さりますが、《DROROOON・バックラスター》で一掃されてしまう可能性も考慮し、ドロソを回しながらフレア覇道で締めましょう。時間をかければかけるほど相手のペースになってしまうので、相手が自由に動けないうちにフィニッシュまでのプラン立てを序盤から行うことをおすすめします。

ジョラゴンジョーカーズ

メタカードの通りが悪いので、《“乱振”舞神 G・W・D》でアドバンテージを取りながら優位にゲームを進めましょう。《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》は《ジョリー・ザ・ジョルネード》に対して有効なメタカードとなるので立てておくことを意識しましょう。《ジョット・ガン・ジョラゴン》で走られたとしても《閃光の守護者ホーリー》1枚で必ずターンが帰ってくるので、《キング・ザ・スロットン7/7777777》をケアしながら攻めましょう。クリーチャートリガーはケア出来ない構築なので、攻めるときは過剰打点を作ることをおすすめします。

赤単ブランド

《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》を立てればかなりゆっくり出来るので、ゆっくり打点を並べて殴りきりましょう。引けなかったとしても赤単ブランドはノートリの構築が主流なので、トリガーお祈り→フレア覇道でフィニッシュするプランも取れたりします。

ロマノフワンショット

《正義の煌き オーリリア》の動きをするとほとんどのカードが使えなくなるので、できるだけ早い着地を目指しましょう。

《正義の煌き オーリリア》1枚で《エマージェンシー・タイフーン》《サイバー・チューン》《蝕王の晩餐》、《法と契約の秤》、《インフェルノ・サイン》、《「本日のラッキーナンバー!」》、《ホーガン・ブラスター》《フォース・アゲイン》が使えなくなり、ほぼゲームが壊滅します。SSTの《戒王の封》ケアは忘れずに。

さいごに

環境に合わせて作られたメタデッキ、赤白覇道はいかがでしょうか。このようなデッキは環境が変わると強さが激変するためすぐ環境から消えることも多いですが、このようなデッキタイプがあると頭の片隅に置いておくと対戦した時にプレイがかなり変わると思います。興味を持たれた方はぜひ作ってみてください。

それでは、良きトレカライフを。

共同製作者 ジブリん(@jibrin1118)


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