目次
はじめに
初めまして、サードアイと申します。
早速ですが、皆さんは【不死鳥NEXT】というデッキをご存知でしょうか?最近の《超戦龍覇モルトNEXT》を使ったデッキの中では最もメジャーなデッキと言っても過言ではないです。
皆さんも一度は「圧倒的なパワーのデッキで相手を蹂躙して勝ちたい」と思った事があるでしょう。しかし、実際にデッキを組もうと考えた際にこうも思うはずです。「大抵の場合、こういったデッキは値段が高すぎて組めない」と。
この記事では、比較的安価で強い【不死鳥NEXT】デッキを紹介、解説していこうと思いますので、是非最後まで見ていただければ幸いです。
【不死鳥NEXT】とは何か
まずは、【不死鳥NEXT】の基本的な説明をしていきます。デッキ名にある〈不死鳥〉という言葉は、《爆流忍法 不死鳥の術》というカードが由来です。このカードの効果で《禁断〜封印されしX〜/伝説の禁断ドキンダムX》の封印を墓地に送り、その中にある《超戦龍覇モルトNEXT》や《龍世界ドラゴ大王》を早い段階で場に出すというデッキ、それが【不死鳥NEXT】です。
【呪文】
【文明】火
【コスト】5
◾︎バトルゾーンにある自分のカードを2枚選び、墓地に置く。その後、その中から火の進化ではないクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出す。
一般的なデッキリスト
次に、よく使われているデッキリストを見ていきましょう。
元々、【モルトNEXT】デッキは《超戦龍覇モルトNEXT》を代表に高額カードが多いのですが、こちらの【不死鳥NEXT】には《龍世界ドラゴ大王》や《偽りの王ヴィルヘルム》といった中々手を出せない高額カードが複数枚入っており、組みたいと思っても躊躇してしまいがちです。実際、諦めた方も多いのではないでしょうか。
そのカード、本当に必要ですか?
「《龍世界ドラゴ大王》や《偽りの王ヴィルヘルム》なんて高いカード見せびらかしたいだけでしょ?実際必要ないんじゃない?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそんな事はありません。そもそもお飾り程度ならあんなに高額ではありません。
【クリーチャー】
【種族】レッド・コマンド・ドラゴン
【文明】火
【コスト】10
【パワー】13000
◾︎T・ブレイカー
◾︎このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャーを1体、選んでも良い。その2体をバトルさせる。
◾︎ドラゴンではないクリーチャーがバトルゾーンに出る時、バトルゾーンに出るかわりに持ち主の墓地に置かれる。
《龍世界ドラゴ大王》には「ドラゴン以外がバトルゾーンに出る時、出るかわりに持ち主の墓地に置かれる」という効果があります。つまり、大半のGRクリーチャーが出ません。現環境は【シータバーンメア】などのGRクリーチャーを主軸にしたデッキが流行っているため、このカードの効果は「出せば勝ち」です。最強ですね!
【クリーチャー】
【種族】キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン
【文明】火/闇/自然
【コスト】9
【パワー】12000
◾︎このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを1体破壊する。その後、カードを1枚相手のマナゾーンから選び、持ち主の墓地に置く。
◾︎相手のカードがどこからでも墓地へ置かれた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。
◾︎T・ブレイカー
《偽りの王ヴィルヘルム》は、場に出た時に相手クリーチャー1体を破壊しながら相手のマナを1枚墓地に送ります。さらに、相手のカードが墓地に置かれた時にマナを1枚増やせます。つまり、相手の妨害をしながら自分はマナを増やせるので、自分は次のドラゴンを出しやすくなります。また、《ボルシャック・ドギラゴン》の革命0トリガーの効果でめくれば、《ボルシャック・ドギラゴン》がバトルで勝てないクリーチャーを破壊出来るため、受け札としても優秀なカードです。
代わりになるカードを探せ
先程言ったように、《龍世界ドラゴ大王》も《偽りの王ヴィルヘルム》も【不死鳥NEXT】には欠かせない優秀なカード達です。むしろ【不死鳥NEXT】を組む理由のカードでもあります。「諦めるしかないか…」と思った方もいるでしょう。安心してください。デュエルマスターズのカードは沢山あります。代わりのカードくらい見つかります。
まず、《偽りの王ヴィルヘルム》の代わりを担ってくれるカードはこちら。
【クリーチャー】
【種族】メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団
【文明】火/自然
【コスト】8
【パワー】14000
◾︎革命チェンジ:火または自然のコスト5以上のドラゴン
◾︎T・ブレイカー
◾︎このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。その後、相手の禁断クリーチャーを1体破壊する。
◾︎極限ファイナル革命:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このゲーム中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、次のターン、相手のパワー1000000以下のクリーチャーは、自分を攻撃できない。
そう、《龍の極限ドギラゴールデン》。マナこそ増えませんが、《偽りの王ヴィルヘルム》で私が最も重要視していたのはバトルせずに除去出来る破壊効果です。ボルシャック・ドギラゴンの効果を強くすると同時に、運が良ければ《終焉の禁断ドルマゲドンX》を破壊してゲームに勝つ事が出来ます。また、色も赤緑と優秀です。
次は《龍世界ドラゴ大王》の代わりのカードです。
【クリーチャー】
【種族】アーマード・ドラゴン
【文明】火
【コスト】9
【パワー】12000+
◾︎スピードアタッカー
◾︎パワーアタッカー+5000
◾︎T・ブレイカー
◾︎誰もコスト4以下のクリーチャーを召喚できない。
【呪文】
【文明】火
【コスト】8
◾︎自分の山札の上から6枚を見る。その中から、〈ボルシャック〉と名前にあるドラゴンを好きな数、バトルゾーンに出してもよい。残りを好きな順序で、山札の一番下に置く。
皆さん一度は見た事があるであろう《ボルシャック・クロス・NEX /ボルシャック英雄譚》です。ドラゴン以外出せない効果はありませんが、コスト4以下が召喚出来ないという効果があるためGRクリーチャーの召喚は封じる事が出来ます。また、〈ボルシャック〉と名前にあるので《ボルシャック・ドラゴン/決闘者チャージャー》で手札に加える事が出来るため、《爆流忍法 不死鳥の術》が無くても場に出しやすいです。
デッキリスト
では、これらのカードを使って比較的安価に組んだ【不死鳥NEXT】デッキリストになります。
《龍世界ドラゴ大王》や《偽りの王ヴィルヘルム》の強さを残しながら、値段もお手頃価格になりました。相当集めやすくなったのではないでしょうか。
【不死鳥NEXT】の回し方
回し方といっても【不死鳥NEXT】自体は使うことが特別難しいデッキではありません。
序盤は《メンデルスゾーン》や《ボルシャック・ドラゴン/決闘者チャージャー》でマナを増やします。3,4ターン目に《爆流忍法 不死鳥の術》を唱えて《超戦龍覇モルトNEXT》や《勝利宣言 鬼丸「覇」》などの強力なクリーチャーを出して攻撃するという戦い方が基本です。
また、攻撃してくるデッキに対しては《ボルシャック・ドギラゴン》の革命0トリガーの効果でカウンターをする事も大切です。進化元になったクリーチャーの出た時の効果はもちろん、封印も墓地に置くことができるので一気に禁断解放をして相手のクリーチャーを全て封印する可能です。
覚えておきたい使い方の紹介
先程、《爆流忍法 不死鳥の術》は《禁断~封印されしX~/伝説の禁断ドキンダムX》の封印を利用してクリーチャーを場に出すと言いましたが、もちろん他にも使い方はあります。
それは、「封印以外を墓地に置く」ということです。
どういう事かというと、例えば《ボルシャック・ドギラゴン》の進化元や既に場にいたクリーチャーを再び場に出せます。こうする事で、封印を墓地に置きたくない時や手札にクリーチャーが無い時にも場にクリーチャーを出せるので1ターン無駄にしたということが無くなると同時に、そのまま相手に勝利するということも可能になります。
もう一つ、もしかしたらご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、
「封印されているクリーチャーに装備されているドラグハート・ウエポンは龍解できる」ということです。
相手も封印効果を使う対面ではかなり重要になってくるので知らなかった方は覚えておきましょう。
最後に
この記事では「代わりのカード」という言い方をしましたが、彼らには《龍世界ドラゴ大王》や《偽りの王ヴィルヘルム》には出来ない事が出来ます。下位互換ではありません。《龍の極限ドギラゴールデン》は革命チェンジで出せますし、先程言ったように《ボルシャック・クロス・NEX》は《ボルシャック・ドラゴン/決闘者チャージャー》で手札に加えられます。
また、今回は紹介しませんでしたが、他にも相性の良いカードは沢山あります。ぜひ探してみてください。
デッキは安いから弱い訳ではありません。勝つために大切なのは、お金をかけることよりも構築やプレイングをちゃんと出来るかだと私は考えます。皆さんもカードの個性を生かしながらデッキを組んでみてはいかがでしょうか。
長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。皆様がデッキを組む際に参考になれば幸いです。
それでは、良きDMライフを!