秩序の徒としての俺が優勢なシーズン
はじめまして。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。夢を見ています。
いやあ。来ますね、デュエキングDreaM2024。私はまた「オリジン=キリコ=雑にデカブツを踏み倒す種族」と定義されてお気持ちになっています。
皆さんも私を見て、「お気持ちになること」そのものの醜さを知ることでお気持ちになるのをやめてほしい……というのが正直なところです。この世からお気持ちがなくなるなら、別に起源神の強化が来なくてもいいので。
この企画は、「前人未到のデッキを組むことを目指し、毎週一本ずつ新たなデッキを作成する」ものとなっています。
というわけで、夢のように不確かにやっていきましょう。今回のテーマは、こちら。
《寒さ知らずのムサムー》
【 クリーチャー 】
種族 ドリームメイト / 文明 光 / パワー2000 / コスト2
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■自分のコスト6以上のカードを使うコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■自分のコスト6以上のクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。
というわけで、今回のテーマは《 寒さ知らずのムサムー 》。
これまでもこれからも擦り続けていくことが確定している、6コストサポートサイクルの光文明担当ですね。
今回はこのカードを駆使して、1→2→7のムーブを広げていく夢を見ていこうと思います。
さて。「水文明担当の《 ツイン・シックス 》がいると、《 バブル・ボール 》《 爆藍月 スケルハンター 》とセットでめちゃくちゃカードが引けて強い」という話は、以前の回や格安デュエマ研究所でやったと思います。
特に後者では、「1→2→ハイパーエナジーで6か7→+αという動きは任意の二色で成立する」という仮説が立てられていました。この仮定は現状おそらく正しく、「それぞれの文明で何ができるか」をちゃんと言語化できると、より深掘りできそうですね。
では、《 寒さ知らずのムサムー 》率いる光文明のハイパーエナジー基盤があると何ができるかというと……
やっぱりめちゃくちゃカードが引けます。
そう。なんでか知らないんですが、《 喜びの夜 エルボロム・ハッピー 》のおかげで、この基盤の白青というカラーリングはもう何をどうやってもカードを引きまくれるんですよ。あとついでにブロッカーが増えたりフリーズ飛ばしたりで身も守れるので動きがさらに強固になるおまけつきです。
これだけカードが引けるならば《 超天使 ゴルドラン・ゴルギーニ 》のようなデザイナーズコンボだけでなく、大量の手札とタップシナジーを活かして《 偽りの名 iFormulaX 》での特殊勝利だってできる……
なんていうお前らの考えなんかよォ!読めてるんだよこちとらァ!
こんな誰がどう考えても思いつく、既到が決まってるようなコンセプトに用はありません。ついでに言うと、1ターン目から動く都合上多色をあまり積みたくないので《 偽りの名 iFormulaX 》はツインパクトじゃない方が優越するとは思います(そっちとエルボロム・ハッピーだと11件でした)。
では、この溢れんばかりの手札を活かすにはどうすればよかったのでしょうか。
それを知るには、むしろ相方である水文明が持つ優位点を考えるべきでした。
水文明だけ、《 爆藍月 ファンタジー 》の枠を2つ積めるのです。
最速3ターン目に軽減生物のサポートを受けつつ展開できる水の6-7コストカードが3枠もあり、カードもガンガン引いていける。それならば……
《 超奇天烈 ガチダイオー 》でさらに盤面を取りつつ攻めていけるのでは?
出てすぐバウンスを飛ばせる大型生物たる彼がいれば、白青基盤の弱点であった「盤面をタップやプリン効果でごまかすばかりで処理しきれない」という弱点を回避しつつ高い打点を作りやすくなります。
また、手札が増えるこのデッキなら「肝心な時に引けない」というパターンすら克服可能。侵略は攻撃時に起動する効果なので、《 爆藍月 ファンタジー 》《 罪無 ドロキオ垓 》の持つプリン効果を誘発させることも可能です。
そして、「大量の手札」「出しやすい高コストメカ」が揃うということは……
最強の防御手段を採用できるってことなんですよ。
というわけで、完成したデッキがこちらです。
どう考えてもガチダイオーじゃなくて《 飛翔龍 5000VT 》でいいうえ逆に《 飛翔龍 5000VT 》を出されると破滅する気配が見えますが、わりとかっちりまとまりました。
《 爆藍月 スケルハンター 》と《 聖カオスマントラ 》の速攻メタは同じ効果なので、わりと気兼ねなくチェンジして出し直していけるのはちょっとした発見でしたね。効果が途切れないんだ。
また、基盤の関係でアホほどカードが引けることから少数投入のカードを引き入れるギミックなんかも扱えるはず。
その場合は《 超奇天烈 ガチダイオー 》に頼らずとも「メカ」シナジーは結構狙う余地がありそうですね。言わずもがな、《 超天使 ゴルドラン・ゴルギーニ 》もメカですし。
まあ、この路線には【オボロティガウォック】みたいな大先輩が待ち受けているのでアレなんですが。そういえばあのデッキもメカがいるデッキでしたね。
さて。このデッキが真に「未踏」のデッキかを確認するためには、あと一工程必要です。それは。
デッキメーカーによる、先行研究チェックです。
キーパーツ数枚程度を含むデッキを検索することで、このアイデアが既出か初出があるかが見込める……ということですね。この検索結果が「1件」ならば、晴れて私は未踏の地に到達したことになります。
というわけで、《 寒さ知らずのムサムー 》《 喜びの夜 エルボロム・ハッピー 》《 超奇天烈 ガチダイオー 》での検索結果は……!
『未踏』、達成……!
……とまあこのように、基盤は同じでもゴール地点を変えるだけで意外と簡単に『未踏』には辿り着けたりするんですよ。
「そのカードである理由」にある程度の妥当性と唯一性を持たせてやるべく、理屈をつけてやりましょう。
フォーミュラは何をどうやっても既到になる(ロイヤルティーとか使うパターンも考えた)
というわけで、夢を見ていました。
この先もしばらく擦りそうな基盤なので、たぶんそのうち闇・火・自然についても「その文明ならではの何か」を語ることにはなりそうなんですが……語り尽くす(というかデッキを組んで強みを言語化する)にはちょっと商品の展開が早すぎるのは困りものですね。
とりあえず、「デュエキングDreaM2024」では変なことができそうなレア以下のカードがわんさか湧いてくることを祈るばかりです。
この記事の感想などありましたら、#未踏のデッキの夢を見てでのPostや拡散などなど心よりお待ちしております。
それでは、次の夢で。北白河でした。