こんにちは、神結です。
皆さん、メクレイドしてますか?
まぁたぶん、まだそんなにはしてないと思います。まだ出て数日ですからね。
しかし今シーズンのデュエマのテーマがメクレイドであることは、おおよそ間違いないでしょう。
となれば、早め早めに攻略したいもの。
そんなわけで今回はメクレイドに関しての現状や簡単なデッキレシピ、個人的に好みのカードが多そうなマジック・メクレイドのデッキなどについて色々書いていこうと思います。
それでは、どうぞ。
目次
メクレイドについて
というわけで、新弾のギミックである「メクレイド」について、私個人の現状の所感を述べていこうと思います。
ひとまず、例として《覇炎竜 ボルシャック・ライダー》を見ていきましょう。
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー9000 / コスト7
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■自分のファイアー・バードすべてに「セイバー:ドラゴン」を与える。(自分のドラゴンが破壊される時、「セイバー:ドラゴン」を持つクリーチャーを1体、かわりに破壊してもよい。)
■このクリーチャーの各ブレイクの前に、アーマード・メクレイド5する。(アーマード・メクレイド5:自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト5以下のアーマードを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)
〇〇・メクレイドn(nは任意の数字)は、「自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コストn以下の〇〇を1枚、コストを支払わずに使ってもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く 」という能力になります。
ちなみにボルシャック・ライダーさんの話をすると、横のファイアー・バードに自身を守って貰える上、そのファイアー・バードを自分のメクレイドで生み出せるという自己完結型のカードであるため、メクレイド界の中でもかなり強い部類ではないかと思っています。
現状だと、このメクレイドは5文明それぞれに1つずつ配られています。 アーマード、メカ、アビス、ジャイアント、そしてマジックの5種です。
そして既にメクレイドを触ってみよう、デッキを作ってみようとデッキメーカーを弄ってみた人なら、こう感じた人も多いんじゃないでしょうか?
「メクレイド、デッキ作るのムズくね……?」
例えばアーマード・メクレイドのデッキを作ろうとしたとき、アーマード以外のカードは何種くらいまでなら許容されるのか、メクレイド5したいときに5以下のカードは何枚くらい欲しいか、そもそもメクレイドしたときにどういったゲーム展開になるのか……検討がつかないことが多い筈です。
それもその筈で、メクレイドってこれまでのデュエマではあまりやったことのないギミックです。
《ミステリー・キューブ》系のデッキなんかは確かにデッキを捲りますが、あれは結構上と下のカードがハッキリ分かれていますし、「捲りにいくかいかないか」を考えるところはあっても、捲りにいった先で考えることはそんなに多くはないんですよ。
しかしメクレイドは「捲りにいくかいかないか」のプレイの選択はもとより、更にその先で「捲ったうちから何を使うか」の選択が存在するわけです。しかも3択、ツインパクトまで考慮すると、最大で6択発生するわけです。
現状の見えてるカードから何が捲れるかの期待値を探るのも勿論ですが、更に厄介なことにメクレイドは残ったカードを好きな順序にデッキ下に送ります。
私はまだ回してはいないのですが、友人曰くジャイアント・メクレイドのデッキは「デッキ一周するのは全然ある」らしく、つまり何かというと下に送ったカードの順序とかまで覚えておく必要があるんですよ。
……いや、考えること多くないですか? メクレイド、難しくないですか?
恐らく歴代で一番近しいギミックは「GR召喚」でしょうか。そもそもランダム性とランダムから発生する事象の把握、プレイの分岐とか、そういった点はかなり似ているかと思われます。
言うならば、メクレイドは「オリジナルで使える外部ゾーン」みたいなものだと思っています。
オリジナルは外部ゾーンが使えないことでお馴染みですが、デュエマは長いこと外部ゾーンのカードをリソースとしてゲームをするデッキが増えていました。
しかし、オリジナルの登場によって、デッキ内の40枚でゲームを完結する必要がありました。しかし、それだけではリソースが足りません。
そこでマナや墓地といったゾーンを手札のように扱えるようなデッキが強くなったわけですが、今度はそれが更に進んでいった結果、《若き大長老 アプル》のようなメタカードで相手を締め上げる、というゲーム観になりました。
そんなわけで環境はメタカードを軸に相手の行動を咎めるアナカラー系のデッキの他、外部なんか使わずに初手のリソースをオールインして相手を倒す【赤単我我我】、オリジナルで唯一“外部ゾーン”のようなリソースとなる《卍 新世壊 卍》を持つ【青魔導具】、単体カードパワーの差で倒す【4c邪王門】といったデッキが強い、というのが半年ほど経過しております。
恐らくオリジナルというレギュレーションを作った時点で開発側もこの傾向に行きつくということは、ある程度把握していた筈。
そしてこれを打破するための手段として、「オリジナルでも使える外部ゾーン」を用意するわけです。
しかしマナや墓地も縛られて……となると、残る外部ゾーンはもう1つしかありません。それが山札、ということになるわけですね。
つまり……メクレイドは、これまでのオリジナルというゲームを打破するために作られた新能力なのではないでしょうか。
いままでは面白ギミックを多様なメタカードに止められてしまっていましたが、今後のオリジナルは結構派手なことも出来るよ、っていう風に変わっていくのかもしれません。デュエマって革命なんだ!
メクレイドデッキの現状
さて、そんなメクレイドですが、現状の結論は「まだメクレイドデッキで勝つのは難しい」と感じています。
これは理由が明快で、カードが足りてないからです。第1弾しか出ていないので当然ですね。
そもそも、メクレイド出来るカードが全体で18枚しか存在していない筈なんですよ(公式の「特殊能力」でソートすると16枚しか出てきませんが、「メクレイド」でテキスト検索するとちゃんと18枚出てきます。たぶん、スタートデッキのカードの紐付けがされていないだけだと思います)。
逆に今の時点から環境でも強いメクレイドデッキとか出てこられても、半年後にはどうなってるの……? という話になります。
ですので、現状だと「既存の種族デッキに対してメクレイド要素を追加することで、全体を強化する」という風に使うのが無難かなぁ……と思っています。
特にメクレイドの総数自体が多いアーマードと、そもそも単体でカードが強いジャイアントは、既に一定レベルのデッキになっている、という印象ですね。
ボルシャック(アーマード)について言えば、2種のチャージャーによって3→5基盤が取れること、《レーホウ・衛・デカッチ》の下が優秀なこと、そして《ボルシャック・アークゼオス》とかいうメクレイド5のカードでメクレイド5のカードが出せるという点が優秀で、「メクレイドデッキ」としては、他の文明の数歩先を行っていると思います。
【 ツインパクトカード 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / アーマード・アーツ / 文明 火 / パワー4000 / コスト3
種族:アーマード・ファイアー・バード
■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーが破壊された時、自分のドラゴンをすべてアンタップする。
【呪文】
カード名:「暴竜爵様のお出ましだッチ!」
文明:火
コスト:2マナ
■自分の山札の上から4枚を見る。その中から、ドラゴンまたはファイアー・バードを1枚、相手に見せてから手札に加えてもよい。残りを好きな順序で山札の上か下に置く。
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー5000+ / コスト5
■パワード・ブレイカー
■自分のファイアー・バード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+3000する。
■このクリーチャーが出た時、アーマード・メクレイド5する。(アーマード・メクレイド5:自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト5以下のアーマードを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)
■各ターンに一度、自分のファイアー・バードが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その後、選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
一方ジャイアントについては《とこしえの超人》を始めとしたメタクリーチャーの選択肢が幾つか存在することに加えて、《雲の超人》と《チアースカーレット アカネ》が優秀なこと。
《首領竜 ゴルファンタジスタ》だけでなく《十番龍 オービーメイカー Par100》という既存のサブフィニッシャーがいることなど、こちらも結構安定したデッキ基盤を持っていると言えます。
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー7000 / コスト5
■W・ブレイカー
■マッハファイター
■自分のターン中、ジャイアントを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の他のジャイアントを1つ、マナゾーンに置いてもよい。そうしたら、ジャイアント・メクレイド8する。(ジャイアント・メクレイド8:自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト8以下のジャイアントを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)
アビスについて言えば別に現状のよくあるリストでもCS優勝などの結果も残していますし、そこに《ド:ノラテップ》という軽減クリーチャーも獲得しています。
わかっている強いデッキです。
【 クリーチャー 】
種族 ノワールアビス / 文明 闇 / パワー1000 / コスト2
■スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)
■各ターンに一度、自分のアビスを使うコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
問題は……。
いや、なんていうんですかね。
マジックはマジック・〇〇(○○にはマーフォークのような既存の種族が入る)の種族が最近になって登場したお陰で今後の拡張には期待が持てるんですけど、現状だと明らかにカードが足りてないんですよ。
……というわけで、一応、マジック・メクレイドのことについてはここ数日考えていたので、現状の「マジック・メクレイドを使うデッキ」の話を書いておこうかと思います。
メカはちょっと、うん、別な方に託します。
頑張れ! マジック・メクレイド
まずマジック・メクレイド8については、今のところ使う必要がないと思っています。
というのも、マジック・メクレイド8って(いまのところ)手札を2枚捨てないと使えないんですけど、マジックの8コストのカードがとにかく足りてないからです。
いまのところ実戦で使いたいのって《♪必殺で つわものどもが 夢の跡》くらいなんですが、コイツに関しては役割が決まり切ってるじゃないですか。
ゲーム終盤に《龍素記号wD サイクルペディア》と合わせて“手撃ち”すると無限追加ターンだったりするカードなのですが、それ以前に山札を掘らないといけないし、これを狙う場合ってメクレイド8から唱えても意味ないし、色々散々です。
少なくとも、手札2枚捨ててやりたいことかと言われると微妙です。《♪五本まで 集めて林 森ジャングル》もそうですが、現状だとリスクに見合ってないですね。
となるとメクレイド5の方に、となるわけですが、こっちはこっちで《コーボー・マジカルショッカー》しかカードがありません。
【 クリーチャー 】
種族 マジック・マーフォーク / 文明 水 / パワー4000 / コスト4
■ジャストダイバー
■このクリーチャーが出た時、カードを3枚引く。その後、自分の手札を2枚、好きな順序で山札の下に置く。
■各ターン、自分がはじめて呪文を唱えた時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、マジック・メクレイド5する。(マジック・メクレイド5:自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト5以下のマジックを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)
このカードいいところも結構多いんですが、「好きな順序で山札の下に置く」っていう、この下がね、これ一字違うだけで全然話変わったのになぁ……。
ただそうも言ってられないので、色々考えました。
メクレイドで出したいカードとなると、真っ先に挙がるのが《Drache der'Zen》でしょう。
【 タマシード/クリーチャー 】
種族 マジック・コマンド・ドラゴン / ACE / 文明 水 / パワー11000 / コスト4
■このタマシードが出た時、カードを3枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を2枚捨てる。
■自分の水のクリーチャーまたは水のタマシードが合計4つ以上なければ、バトルゾーンにあるこのタマシードはクリーチャーとして扱わない。
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶コスト5以下のタマシードを1枚、自分の墓地からコストを支払わずに使う。
▶コスト5以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱える。そうしたら、その呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに山札の下に置く。
1回出せば手札の回転が良くなりますし、性質上場持ちの良いカードなので、ゲームプランが立てやすくなります。
また、面白そうなところで言えば《超奇天烈 ギャブル》なんかも強そうです。
【 進化クリーチャー 】
種族 マジック・コマンド / 侵略者 / 文明 水 / パワー7000 / コスト5
■進化―自分の水のクリーチャー1体の上に置く。
■侵略―水のコマンド(自分の水のコマンドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の山札の上から5枚を表向きにする。
その中から呪文を1枚選び、その後相手は残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
選んだ呪文を自分がコストを支払わずに唱え、相手の墓地に置く。
残念なことにマジック・メクレイド5で使えるカードですんごい呪文はまだないのですが、《超奇天烈 ギャブル》を経由すれば相手の《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》とか《ロスト・Re:ソウル》とかをパクれる可能性があります。
あとは新弾のカードだと《炎渦双奏 タイダル&バーン》もかなり強力。
【 クリーチャー 】
種族 マジック・コマンド・ドラゴン / アーマード・ドラゴン / 文明 水/火 / パワー6000 / コスト5
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■プレイヤーが呪文を唱えた時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶カードを1枚引く。
▶相手のシールドを1つブレイクする。
加えて、新弾で「山札上」を固定するカードが幾つか増えたので、色々ガチャガチャと弄った結果、こんな感じになりました。
ビビッドローと組み合わせた感じのデッキです。
マジックの良い点として、初動の《アシスター・Mogi林檎》がジャストダイバー持ちなので、次のターンもおおよそ仕事出来ることがあります。ですので2→4ルートには結構な信頼が持てるでしょう。
2→4で 《コーボー・マジカルショッカー》 から入れば、メクレイド自体は確実に狙えるでしょう。コーボーもなんかジャストダイバー持ってますし。
また、デッキ上を固定するカードとして計10枚のカードを採用し、《「祝え!この物語の終幕を!」》からの《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》や、3ターン目に《絶対悪役 ヴィランヒヰル》で盤面を取ったり、といった運用を狙っていく感じですね。
個人的にビビッドローの弱点として横展開が苦手というものがあると思っていましたが、場持ちのいいカードとメクレイドのお陰でその辺りは幾分解消されているかな? という気がしています。
あと方向性としては《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》軸ではなく、《蒼き守護神 ドギラゴン閃》という方向性もあるかも? と思っていたりもしています。
この場合はマジックが得意な山札固定ギミックも手伝ってノヴァの効果で確定で捲る、という動きも狙えるでしょうか。
ただ現状だとマジックとノヴァを繋ぐカードが《炎渦双奏 タイダル&バーン》くらいしかないので、もう少しカードプールの拡張が必要かもしれません。
他は青単タマシード軸も考えたのですが、コーボーさんのメクレイド条件が「呪文を唱えた時」で、デッキの呪文枚数が圧倒的に足りなくてこっちは断念しました。
マジック・メクレイドの期待出来る点としては、《奇天烈 シャッフ》や《超奇天烈 ギャブル》を絡めたトリッキーなものや、《Drache der'Zen》などによる質の高い手札形成、そして山上固定というものがあると思っています。
いずれにせよ今後のプールの拡張で何かしらの新カード、新ギミックが追加されると思いますし、マジック・メクレイド8もリターンの高いカードが増えていくと思いますので、しばらくは山札固定しながらニチャニチャ遊んでみようかと思います。メクレイドって革命なんだ!
まとめ
今回は新ギミックであるメクレイドについて、だいぶ長々とお話しました。
今シーズンは山札からいっぱいカードを捲っていいということなので、構築や期待値的な話について、理解を深めていきながらカードを追加を待とうと思います。
恐らくそれなりに新しいデュエマ観が出来て、カードパワーも高くなっていくはずなので、置いていかれないよう頑張ります。
というわけで、今回はこの辺りで。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!