【DM歴代名作デッキ】Vol.135~トリーヴァ包囲網シャコ~【週刊:神結コラム】

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【DM歴代名作デッキ】Vol.135~トリーヴァ包囲網シャコ~【週刊:神結コラム】

 GP6thで“使うべきだった”デッキの話。

 というわけでこんにちは、神結です。

 殿堂発表まで残り約1週間ほど。そしてそれが終われば、にじさんじパックの発売があり、そして全国大会まで一気に進みます。

 全国が終われば新年度、そして意外とすぐにGPもあります。GP参加予定の方は、早めの宿の確保をオススメします。

 ランキングにしろ全国にしろGPにしろ、参加する皆さんにとって悔いの残らないことを願いたいものではあるのですが、そうはいっても上手くはいかないもの。

 私にとっても悔いという訳では無いのですのが、GPが終わった後にいいデッキが出来て「あと2週間早ければなぁ……」と思うことがありました。

 今回紹介するのは、そんなデッキ。

 

 「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

 今回は【トリーヴァ包囲網シャコ】です。

 

目次

本日の名作デッキ紹介

難攻不落の「包囲網シャコ」

 というわけで今回の名作デッキは不落の要塞デッキ、【トリーヴァ包囲網シャコ】になります。

 リストはこんな感じ。


 登場したのは【赤青バスター】に【ガンバトラージョーカーズ】が全盛期だった2018年の5月頃。ちょうど、GP6thが終わった辺りですね。

 当時の受けデッキの代表格と言えば、【アナカラーシャコガイル】、通称アナシャコと言われるデッキでした。

 《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》という一級品の受けトリガーを軸に、シノビと《テック団の波壊Go!》や《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》といったカードで攻勢凌ぎ、《ロスト・ソウル》で制圧。

 最終的には《水上第九院 シャコガイル》を投げて勝つというデッキです。

【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー13000 / コスト9

■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の墓地にあるカードをすべて山札に加え、シャッフルする。
■相手のターンのはじめに、カードを5枚引き、その後、自分の手札を3枚捨てる。
■自分の山札の最後の1枚を引く時、ゲームに負けるかわりに勝つ。

 しかしこのデッキは「受けデッキ」として広まり過ぎたために、各方面からマークされることになります。

 上で紹介した【赤青バスター】にはお馴染み単騎ラフルルという突破手段があり、横に大量展開をしながらデッキを掘り続け、《音精 ラフルル》を引いたら倒す、といった勝ち算段がありました。

 また【ガンバトラージョーカーズ】には元より不利で、《消王ケシカス》《ジョジョジョ・マキシマム》という方法によってこちらも受けを突破してきます。

 またGP6thでは前回紹介した【成長ダンテ】が登場し、更に更に殴るデッキとしては【墓地ソース】も台頭。

 【成長ダンテ】はダンテ+《ファイナル・ストップ》で、【墓地ソース】は《暴走龍 5000GT》+《「本日のラッキーナンバー!」》で受けを無効化することが出来るため、アナシャコ側としては「楽に勝ちたい筈の殴るデッキ」に不利を被ることが増えたのです。

 というわけで、当時のビマナユーザー(というか私なんですが)は悩みます。全体的に《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》への当たりが強く、少なくとも現状で勝つには向いていませんでした。

 そこで登場したのが今回のトリーヴァカラーの【トリーヴァ包囲網シャコ】というデッキになります。

 軸となっているのは《知識の包囲網》でした。

【 呪文 】
文明 水 / パワー- / コスト7

自分の手札を1枚見せる。そのカードのコストと同じ枚数のカードを引く。

 テキスト通りのカードではあるのですが、《水上第九院 シャコガイル》を見せれば9ドロー、《怒流牙 サイゾウミスト》を見せれば7ドローが実現するカードです。

 これによってシノビを大量に抱えることで、忍者枚数勝負では絶対に負けなくなります。

 そして《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》の代わりに《Dの牢閣 メメント守神宮》を用意することで、受けの方向性を転換。

(殿堂カード) 【 D2フィールド 】
文明 光 / コスト4

■S・トリガー(このD2フィールドをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ展開してもよい)
■自分のクリーチャーすべてに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手のクリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)
■Dスイッチ:いずれかのプレイヤーが自身のターンに最初のカードを引いた時、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーをすべてタップする。

 盤面にクリーチャーを維持しながらゲームを進めていくだけで、相手は何らかの手段でブロッカーの突破を強要されることになり、序中盤の楯を守ることに繋がります。

 また当然ながらシノビ系統と相性がよく、《知識の包囲網》で抱えたシノビたちが全てブロッカーとして活躍するため、《知識の包囲網》《Dの牢閣 メメント守神宮》という盤面はかなり強固なものだったのです。

 全体除去についても、アナシャコが《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》《ロスト・ソウル》で11マナ掛けてやっていたことを、6コストの《アポカリプス・デイ》で実現。

【 呪文 】
文明 光 / パワー- / コスト6

S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
バトルゾーンにクリーチャーが6体以上あれば、それをすべて破壊する。

 このデッキのアポデイ、シノビで盤面数をインチキしてくるから《音精 ラフルル》以外でケアのしようがないんですよね。

 最終的に“テンポカードとして”《水上第九院 シャコガイル》を召喚しながら、EX勝利をチラつかせつつぶん殴って倒します。

 基本的に殴ります。

 《水上第九院 シャコガイル》が3打点はおろか、《斬隠蒼頭龍バイケン》を複数体射出できるので7打点くらいのカードです。シャコで殴ったことがない人は、もっとこのカードをしゃぶりつくして欲しい。

 そしてこのシリーズでもお馴染み?《最終龍理 Q.E.D.+》は除去されないブロックされない最高のフィニッシャーです。

【 ドラグハート・フォートレス 】
文明 水 / コスト4

■自分のターンのはじめに、カードを1枚引いてもよい。
■龍解:自分がカードを引いた時、それがそのターンに引く5枚目のカードであれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーンを離れた場合、そこに戻す)

────────────龍解後────────────
カード名:最終龍理 Q.E.D.+
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:水
種族:クリスタル・コマンド・ドラゴン
パワー:11000
コスト:7マナ
マナ:-
■自分のターンのはじめに、自分の山札の上から5枚を見る。そのうちの1枚を山札の上に戻し、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。 その後、カードを1枚引いてもよい。
■自分の水のドラゴンはブロックされない。
■W・ブレイカー
■龍回避―このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりに、フォートレス側に裏返す。 

 さて、これまで苦戦していた対【墓地ソ】は、《Dの牢閣 メメント守神宮》で時間を作りつつ《水上第九院 シャコガイル》《斬隠蒼頭龍バイケン》《斬隠蒼頭龍バイケン》みたいな盤面を作ると当然屈服します。

 対【成長ダンテ】もスピードアタッカーがないデッキであるので、《Dの牢閣 メメント守神宮》が強く、これで凌ぎながら《龍覇 M・A・S》を着地させると相手が投了します。

 元々環境上位だった【赤青バスター】については《怒流牙 佐助の超人》《斬隠蒼頭龍バイケン》で第一陣さえ凌げば《異端流し オニカマス》で封殺出来ます。タイミングを見て《アポカリプス・デイ》で盤面を流してゲームセットです。

 また対【ガンバトラージョーカーズ】についても《ジョジョジョ・マキシマム》が乗っかった攻撃を《怒流牙 佐助の超人》《斬隠蒼頭龍バイケン》でなく“ブロッカー”で凌ぐことが出来るようになったため、《消王ケシカス》による無効化を超えることが出来るようになりました。

 こちらは中々手強いですが、その後《アポカリプス・デイ》で流しつつ

 といった感じでこれまで【アナシャコ】で勝てなかったデッキに対して明確に勝ちが付くようになりました。

 ちなみにこのデッキが完成したのはGPの2週間後。

 もう少し早く気付いていればなぁ……と思うことはあるのですが、まぁGPで負けたからこそ気付いたという側面はあったのでしょうね……。

 

 ……ところでこのデッキも勿論不利対面があります。

 いや、【ゲイル・ヴェスパー】とか【ムカデループ】とかそういうのは勿論勝てないんですが。

 でもこういったデッキたちは【赤青バスター】【ガンバトラージョーカーズ】にとっては餌であることが多かったので、まぁ別にいいんですよ。時たま相性を乗り越えてくるタイプの虫取り少年にはキレてましたけど。

 ただデッキリストを見た時点で気付いたかもしれませんが、あのね、【アナシャコ】にはぜっっっっっったい勝てないんですよね。

 なんかこう昔から、同系統のデッキに不利を被るデッキを作るのが得意というかなんというか……。他のトリーヴァ使ってる時も、最大の懸念は「白刃鬼に微塵も勝てないこと」だったりするし……。

 あと【黒単デスザーク】には《龍覇 M・A・S》さえ通れば《追憶人形ラビリピト》着地されても普通に勝てるんですけど、唯一タイプの厳しいタイプリストがあって、それが西で流行ってた《大邪眼B・ロマノフ》入りのリストでして……。

【 進化クリーチャー(墓地進化GV) 】
種族 ダークロード / ドラゴン・ゾンビ / ナイト / 文明 闇 / パワー12000 / コスト7

墓地進化GV - 闇のクリーチャーを3体自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
メテオバーン - このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを好きな数選び墓地に置いてもよい。こうして墓地に置いたカード1枚につき、相手の手札から1枚見ないで選ぶ。その後、相手はそれを見せて、持ち主の山札の一番下に置く。
T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)

 なんかこう、ままならないものを感じました。

 

おわりに

 「DM歴代名作デッキ」、第135回は私の大好きな【トリーヴァ包囲網シャコ】でした。

 このデッキ好きなんですよね。環境にピッタリはまったデッキに仕上がった自信があったので。前回【成長ダンテ】を紹介したので、書くならここしかないかと思って紹介させていただきました。

 ちなみにこのデッキを使う意義があったのは、GP6thから双極篇第2弾「逆襲のギャラクシー卍・獄・殺」が出る6月末くらいまでなので、めっちゃ短いです。

 シンプルに《卍月 ガ・リュザーク 卍》が辛いという側面がありましたし、《“轟轟轟”ブランド》はやべーし、以降はだいたい《龍装艦 チェンジザ / 六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~》を使えばいいし。

 まぁ【チェンジザダンテ】の開発にはもう少し時間が掛かりましたが、 ギャラクシー卍・獄・殺というパックが凄すぎて環境が激変しています。

 ただちょっとした隙間環境に合わせて活躍できるデッキというのはあると思うので、意欲的な方は色々デッキを考えてみて欲しいなと思います。このシリーズが皆様のデュエマライフにお役に立てるのではあれば、これ以上のことはありません。

 

 というわけで、今回はここまで。

 「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

 それではまた来週会いましょう。

 

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