こんにちは、神結です。
今回は3月末に迫る全国大会についての記事になります。
ちょっと早いですが、観戦ガイドとして楽しんでいただければと思います。
なお全国大会の参加者・日程・レギュレーションについては下記のページを参照してください。

目次
全国大会2024観戦ガイド
"見どころ"が増えた全国大会2024
さて、今年の全国大会は、昨年までと比べて大きな違いがあります。
それがエリア戦の開催による「エリア代表プレイヤー」がいることです。
貴方のお住まいの地域の!壮絶な予選を勝ち抜いてきたプレイヤーが!全国大会でトップランカーやデュエチューブリーガーたちと!日本一を懸けて!対戦するんですよ!
トップランカー同士の勝負も勿論熱いんですけど、それとは別に地元のヒーローが強豪たちに挑むのもまた味があります。
去年までの全国大会だと「全国大会といっても特に応援したい選手もいなかった」という方もいたと思いますが、ぜひご自身の地域予選を勝ち上がった選手に注目していただければと思います。
また今年の全国大会の特徴としてもう1つ、「チーム戦」を勝ち上がってきた選手たちが多いということです。
前期GPから9名に超CS横浜から3名で、計12名。全体の4分の1弱くらいはいます。
こうなると「チームメンバー同士の対決」なんかも見られるかもしれません。一緒に全国大会に辿り着いたメンバー同士が全国大会で当たる、なんていうのは選手達にとって非常に感慨深いものがあるでしょう。
そして2024年度の競技シーンといえば、「デュエチューブリーグ」がありました。トッププレイヤーの集まりであるデュエチューブリーガー(と解説)からも、非常に多くのプレイヤー全国大会に参加しています。
・dotto
・Rikky
・あーくん
・Zweilance
・のすけ(解説)
・はるる
・カイザ
・おんそく
・◆ドラ焼き
・にわか
と、以上のリーガー(解説)が参戦します。
まぁこれもチーム戦の話でしましたが、やはりここでしか見られない対戦としては、普段一緒に練習しているチームメンバー同士の対決でしょう。
dottoさんに挑む魔王軍のメンバーとか、Zweiさんとおんそくさんの対決とか、やっぱり観たいなぁって思います。
という感じで、今年の全国大会は見どころが例年に比べて多めでパワーアップしています。
当日はぜひ予定を開けて、全国大会の観戦をしてみてはいかがでしょうか?
殿堂発表後の環境予想について
ではつづいて、当日の環境予想についてざっくり書いていきましょう。
アドバンス
アドバンスは《マーシャル・クイーン》殿堂の影響が大きく、環境の一角を担っていた【マーシャルデリート】が消滅。
この結果、先週末のCSでは【マーシャルデリート】によって抑制されていた【光水ヘブンズ・ゲート】が、全国各地で活躍を見せました。


またこのデッキは以前までなら不利であった【闇単ゼナーク】に対しても、《審秘の精霊ピュリファイ・ジョーカー》を獲得したことで、一定の耐性を得ることに成功しました。

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 水 / パワー5000 / コスト6
■相手の、クリーチャーの能力または呪文によって、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりに出してもよい。
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーが出た時、プレイヤーを1人選んでもよい。そのプレイヤーは、自身の墓地にあるカードをすべて山札に加えてシャッフルする。その後、自分はカードを2枚引く。
マッドネスかつ墓地洗いかつドローソースということで、まさに「これでゼナークと戦ってくれ」と言えるような新カードであり、あるとないとでは大きく戦い方が変わってくるでしょう。
この活躍や変化を考えても、全国大会におけるアドバンスはまず【光水ヘブンズ・ゲート】を軸としたメタゲームとなるのは間違いないでしょう。
この【光水ヘブンズ・ゲート】に対して有利である【ドリームメイト】や【闇単ゼナーク】などが絡んだメタゲームになるのではないでしょうか。
その他、アドバンスのゲームを劇的に変えた《頂上混成 BAKUONSOOO8th》や《夢双龍覇 モルトDREAM》といったデッキたちも活躍を続けており、こうしたカードたちが活躍していくことにあると思います。
オリジナル
オリジナルは【マーシャルループ】【ファイアーバード】【水闇COMPLEX】といった環境最上位陣たちに何かしらの変更はありましたが、約1週間を経て徐々に環境は構築されつつあります。
軸となっているのは旧環境でTier2ラインに押しとどめられていたデッキたちとなっています。
中でも現時点で環境を牽引しているデッキと言えば、【アナカラーマルル】でしょうか。


前環境でも一時はトップに立っていたくらいの実力者でもあり、その広い対応力から新環境でも中心となっていると言っていいでしょう。
また新弾で登場した委員長こと《偽りの月 インターステラ》による構築も考案されつつあり、更なる構築の発展も期待されています。

【 クリーチャー 】
種族 サイバー・ムーン・コマンド / アンノウン / 文明 水/闇 / パワー9000 / コスト7
■ブロッカー
■ジャストダイバー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、水または闇の、コスト7以下の呪文を1枚、自分の手札または墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、それを唱えた後、墓地のかわりに自分の超次元ゾーンに置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、呪文を1枚、自分の超次元ゾーンからコストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、それを唱えた後、墓地のかわりに山札の下に置く。
また殿堂によって《雷炎翔鎧バルピアレスク》を失った【ファイアーバード】もリペアされて既に結果を残しています。


なんというか、うん。普通に強いです。
それ以外にも前環境から引き続き存在している【火光水ゴスペル】や【光水ヘブンズ・ゲート】、【ドリームメイト】に【自然ゼロゼニス・セレス】といったデッキたちも活躍すると考えられ、オリジナル環境はまさに「群雄割拠」と言える状況でしょう。
ここで新環境の"回答"となるようなデッキが生み出されるかどうか、注目です。
ここに注目!
やはり期待したいのは、両レギュレーションともにどのように「異次元の超獣使い」を使ったデッキが活躍するか、でしょうか。
現状を考えると既存のデッキ選択となるとアドバンス・オリジナルともに「相性じゃんけん」を強いられることになるため、やはりそれを打開する新デッキを開発したいところです。
そうなると、やはり新カードをどう使いこなすかが鍵になるのではないでしょうか。
また昨年の2023年度大会は予想外と言える【水魔導具】が躍進があり、キナリ選手が優勝を成し遂げています。
このデッキは環境トップであった【火水マジック】には不利であり、デッキ選択をするには相当の覚悟が必要でしたが、環境は【巨大ヘブンズ・ゲート】が多いと読み切ったことで見事に結果に結びつけました。
このような参加者の少ない閉じた大会では「メタ読み」の重要度が増します。それぞれのデッキ選択には相応の覚悟が込められているため、プレイヤーのデッキからその覚悟を読み解くのも面白いかもしれません。
注目プレイヤー紹介
最後に何人か、個人的な注目選手・ガチまとめに縁のあるプレイヤーをご紹介していきましょう。
あーくん
ガチまとめの鬼語り担当兼デュエチューブリーグアニメ担当。オリジナル環境考察の記事も書いています。
前期GPチーム戦でtaki・えむつーと共に準優勝となり、全国大会への出場を決めました。特に決勝はこう、色々あった。
本人としては23年後期ランキングで悔しい想いをしていただけに、喜びは大きいことでしょう。
また、デュエチューブリーグには後期からチームFTGの一員として参戦。突出した成績を残したというわけではなかったのですが、印象的なカード捌きなどを見せてくれました。最近ではTwitterを逆アニメアイコンに変えて、発信活動を強化中なので、興味のある方はぜひ。
◆ドラ焼き
(@Dora_A_ST )
多方面で活躍する皆さんお馴染みのプレイヤーで、ガチまとめでもデッキ解説を不定期ながら担当してくださっています。
デュエチューブリーグでは魔王軍のメンバーとしてフル回転。しかしチームは前後期ともに惜しくも2位。
全国大会へは後期のランキングを快走したことで権利を獲得。オリジナル・アドバンスともにポイントを積み重ねていたプレイヤーでもあり、この全国大会のルールに極めて強いと言えるでしょう。
あんだんて
Zweilanceチャンネルでもお馴染みの「アドバンスの伝道師」。しかし前期ランキングではオリジナルでも強さを発揮し、ランキングを勝ち抜いて全国大会への出場を決めました。
気さくな「いい人」で、【4cマグナ】のようにデッキに愛着を持つタイプのプレイヤーでもあるんですが、それはそれとしてデッキの評価はシビアなので、どんな選択をするかは不明です。
まぁやはり、彼にはアドバンスでの活躍に期待したいですね。
25
(Twitterの稼働はなし)
関西エリア予選を勝ち抜いた古豪プレイヤーで、会場であったときは思わず「生きてたのかお前!」。昔は公式カバレージとかも書いていました。
現代では珍しくSNSとは隔絶された世界で過ごしているようですが、その実力に衰えはなく、【火水闇プレジール】に独自のチューンを施して見事にエリア予選を優勝。
公式から上がった優勝ツイートの引用欄はDMおじたちからの祝福で埋められていたことも(一部界隈で)話題に。
どんなデッキでも上手く使う印象があるので、デッキ選択には注目したいです。
おわりに
というわけで、今回は全国大会前の観戦ガイドを書かせていただきました。
本番までもう1週間ほどで各プレイヤーたちも追い込みを掛けていることでしょう。ぜひ観戦して盛り上がっていければと思います。
それでは、また。