「デュエキング」概念、今思えば何?
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
いやあ。来ましたね、デュエキングMAX2023。
なんだかんだ言いつつ、メインデッキに入る新規SRがことごとく大会で結果を残しつつあるこのパック。
VRの《 頂上連結 サックーヴ・ヴァッサークァ7th 》すら結果を残したのは驚き……と言いかけて、使い手を見て納得したりもしましたね。
低レアでも《パンドラの記憶》が《超次元の王家》と組んで定番ドローソースとなる気配を見せるなど、思ってたより影響が多くて面白いですね。
ただ、一般的に面白いパックがクソデッキビルダーにとってどうかといわれると……はい。ベスト3記事で書いた面々くらいしか今回は仕入れていないので、今月は食費に余裕があります。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《命の集う聖域 フィオナの森》
【 ヒストリック・フィールド 】
文明 自然 / コスト4
■自分のクリーチャーが出た時、カードを1枚引いてもよい。
■自分のターンの終わりに、自分の手札をすべてマナゾーンに置く。
というわけで、「デュエキングMAX2023」で登場したヒストリック・フィールドです。何べんも燃えてる例の森ですね。
これについてはなんか……以前やった気がしますね。
効果としては「生物が出るたび1ドロー」という破格のエンジンと引き換えに、毎ターン手札が全部マナに行くというハイリスクハイリターンな構成に仕上がっています。
定期的に出る、「デッキビルダーへの挑戦」的なカードですね。
ちなみに、このカードの元ネタとなるのがMTGの《リサイクル》というカード。
あちらでは、「何でもいいからカードを使うと1ドロー」「ただし、ターンはじめのドローがなくなるのに加えてターン終了時に手札が2枚になるまで捨てなければならない」とさらにハイリスクハイリターンです。
実際には「出したターンにコンボパーツとして運用し、デメリットを無視する」という運用がなされていましたが、デュエマではそこまでのことはなかなかできないように調整が入ってるのが心憎いですね。
……というわけでこの《 命の集う聖域 フィオナの森 》というカード、ちゃんと活かすのがめちゃくちゃ難しいんですよね。
自分も実際にデッキを組もうとしてみたんですが、これがまあ困難の嵐で。
(トップデッキに全てを賭けてなんかいられないので)マナから動く手段をある程度用意したうえで、このカードを使うに値する勝ち手段まで用意する必要がある……というのはまあ相当な難易度です。
勝ち手段はカードを引けるのを活かしてとりあえず《 水上第九院 シャコガイル 》でいいとしても、それ以外の枠を考えると「生物はマナから動けるかとにかく軽いこと」「非生物は積まないか、そこでターンが終わってもいいくらいのリターンがあること」が条件になってきますね。
こうなってくると、生物枠の第一候補になるのはシャコガイルをマナから掘り出せる《 最強虫 ナゾまる 》。これに加えて、各種2マナ域のマナ召喚獣をある程度積めば形になりそうです。
で、非生物枠で白羽の矢が立ったのが《 神々の逆流 》。
性質上フィオナの森さえ着地すればマナはどんどん伸びるので、トップして使った時の威力を重視した形です。何より、手札に戻ったカードを即座にマナに戻せるので一方的なランデスになるのが気に入りました。
……ここまでは。ここまでは順調だったんです。
入るカードを選びすぎるデッキ構成の都合上、デッキの下限である40枚まで到達するために不純物を混ぜる必要があるという事実に気付くまでは。
止まってしまえばそこまでのチェーンコンボは、通常デッキ以上に濁りを拒否してくるもの。数枠でも余計なカードが混じると、途端に動きが鈍るというのは周知の事実です。
ここをどうするかについて、実はカードが発表されてからずっと悩んでたんですよ。
でも、ある時気付いたんです。
極限まで濁らない不純物(矛盾)をいっぱい入れれば40枚を埋められるのでは?
「フィオナの森が出ていれば、0マナ獣は完全無料の手札交換になる」ということは、「フィオナの森が出た瞬間、このデッキの山札は28枚まで減少する」と同義!これで晴れてデッキの形に……
……なってなさそうですね。ゴミの所になんか適当にブースト入れたほうがマシな気もしてきました。
おそらく、ちゃんとやるならば手札がなくても動ける《 勝利の頂上ヴォルグ・イソレイト6th 》や《 Volzeos-Balamord 》などを勝ち手段にするのが丸い気がします。
あとは、マナ召喚を駆使して盤面を稼ぐならば《 煌銀河最終形態 ギラングレイル 》のシンパシーを稼ぎつつ、GRのアド+12ドローを狙うのも悪くないかもしれません。もちろんこれらを複合してもいいですね。
……というのが、現状の研究成果です。えーと。かなり難しいカードです(ふりだしに戻る)。
どうせ捨てるならきれいなゴミを捨てよう
というわけで、《 命の集う聖域 フィオナの森 》でした。
お察しの通り、このデッキは昨日公開された格安デュエマ研究所の記事の副産物なんですよ。
途中までは実際にフィオナの森併用を狙ってたんですが、まあ自然文明がノイズ過ぎて無理でしたね……。
日頃の研究からは、こういうどうしようもない産業廃棄物が出てくるというのもぜひ知っておいてもらいたいですね。
まだまだ私がゾンビから脱する日は遠いようです。
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それでは、次の記事で。北白河でした。