はじめに
突然ですが、今のデュエマに対して感じている、皆様の想いを当ててご覧にいれましょう。
・・・ふむふむ・・・あぁ、見えました。
皆様はこう思っているはずです。
「今の環境、決着が早すぎる!!」
ふふふ・・・そうでしょう。
分かります、その気持ち。【ドラグナー】やら【ドギラゴン閃】やら、平均『3ターン』で決めにくるってだけでも早いのに、上振れムーヴをぶちかまされると『2ターン』で決着。その速度に悔し涙を流した方も多いのではないでしょうか。
そんな悔しさを、今ここで晴らして差し上げましょう。
それが・・・。
【赤黒邪王門】だァーーー!!!
音速並みのその速さについていけないならば、ついていくのではなく“跳ね返して”やろうじゃあないですか! 飛んでくる火力を受けて跳ね返し、打点を揃えてサヨウナラ。カウンターの精神で、高々と伸ばされたお鼻をバチコン叩き折ってやりましょうぞ!
ってなわけで、どんな相手も脅威のカウンター性能で返り討ちにする【赤黒邪王門】、デッキ解説していきましょうー!
また、デッキを組みたくなった方はそのまま【赤黒邪王門】のカードをまとめて購入することもできちゃいます。
当日の15時までにご注文頂ければ、即日発送で【赤黒邪王門】のデッキパーツをお届け。気になった方はもちろん、「今すぐに奴らの鼻をへし折りたいんだ!」と言う環境に一矢報いたい方はぜひにご購入してくださいませ!
目次
【赤黒邪王門】の特徴
【ドラグナー】や【ドギラゴン閃】などの超速デッキ相手にも、『鬼エンド』で反撃し喰らい付いていく、圧倒的なカウンター能力の高さこそが【赤黒邪王門】の最大の特徴。
相手の攻撃に合わせて《百鬼の邪王門》を手札から展開し、バトル効果で相手のクリーチャーを処理。
さらに、その《百鬼の邪王門》のバトル効果に《バサラ》や《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》を絡めてプラスで打点を削ぎ落とし、ターンが返ってきたところを叩いてフィニッシュ。 相手ターンを手札で返すため、マナを必要としない。即ち、自分の描いた盤面とは別のルートで相手を対処できる上、シールドトリガーほど運要素も低い。確実性の高い、それ故、実用性の高いカウンターというわけです。
しかし、注目すべきはそのカウンター性能の確実性だけではなく、自分からも“攻めていける”と言うところ。
鬼タイム発動に継続的に貢献してくれる《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》による唐突な「Qブレイカー」。さらには、《百鬼の邪王門》は相手のクリーチャーの攻撃だけではなく“自分のクリーチャーの攻撃”にも誘発すると言うことで、攻撃宣言時に発動し更なる打点を形成。
この2点を軸に、相手からの攻撃を受けてから動くだけではなく、自分から打点を作って削り落とすことが可能。つまり、殴ってこないループ系・コントロール系のデッキ等に対しても、十分勝利を狙えると言うわけですね!
受けよし、攻めよし。そんなカウンターに重きを置きながらも攻め切ることを忘れない殺意マシマシなデッキこそ、この【赤黒邪王門】。
環境トップの相手に対してもガブリと噛み付くその牙の鋭さは、まさしく鬼の如しであります。
【赤黒邪王門】デッキレシピ
デッキの確定枠と自由枠
以上、『17枚』が確定枠。それらを除いた『23枚』が自由枠となります。
このデッキのコンセプトであるカウンターを作り上げてくれる、「鬼エンド」による除去兼打点形成の《百鬼の邪王門》は言わずもがな『4枚』確定。
また、踏み倒しで展開をする今のご時世にぶっ刺さる「侵略ZERO」で登場できる除去札《バサラ》も同じく『4枚』。
プラスで、継続的に鬼タイムへと繋いでくれる上、〆には驚異的な打点になってくれる《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》。シールド回収で手札補充と鬼タイム発動の2点で貢献しつつ、アンタップクリーチャーを除去できる《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》。この子たちも同じく『4枚』積んでおくのが良き。
最後に、相手のカウンターを封じ込める《単騎連射 マグナム》も、赤黒というデッキ色である以上入れておくのが安パイでしょう。
残りの枠には、上述のカードと組み合わせる、ないしそれ単体でカウンターになり得るカード。もしくは、鬼タイムへ繋がる効果を持つカード。これらをピックしていくのがベター。攻め札は意外にも《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》を中心に稼げているので、優先すべきはカウンター性能。相手に喰らい付くことに重きを置いてピックを考えていきましょう!
そして今回の【赤黒邪王門】をまとめた構築がこちら!
デッキリスト
今回は皆様お馴染みの最強受け札《終末の時計 ザ・クロック》を軸にカードをピック。
《終末の時計 ザ・クロック》を複数のルートから展開させ、確実に自分のターンへと繋いでいく。【赤黒邪王門】らしいカウンター性能に、さらなる耐久をプラスした恐ろしい硬さを見せてくれる構築になっています。
しかし、【赤黒邪王門】の注目すべき打点形成も捨てることはなし。攻めも受けもばっちこいな、“最安定”を思わせる形でございます。
【赤黒邪王門】カード解説
このデッキの要「カウンター」
《百鬼の邪王門》
【 呪文 】
種族 鬼札王国 / 文明 闇/火 / コスト6
■鬼エンド:クリーチャーが攻撃する時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、この呪文を自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
■自分の山札の上から4枚を墓地に置く。その中から、闇または火のコスト6以下の進化ではないクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出す。その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。
このカードがあるから、この【赤黒邪王門】が成り立つと言っても過言ではないキーカード。
いずれかのシールドがない状況下に持っていくことで、墓地に送った闇または火のクリーチャーを場に出しバトルさせることで、相手の打点を削ぎ落とします。
名前は違えど、気持ちとしては《ボルシャック・ドギラゴン》や《ミラクル・ミラダンテ》と同じく「革命0トリガー」。それがデッキトップ4枚も見て選べるのです。その安心感たるや、語らずとも、と言ったところでしょう。
おまけに、いずれかのシールドがない状況下であれば、クリーチャーの攻撃に誘発できるのが怖いところ。
つまりは自身の攻撃でも誘発するんですねぇ!
これで打点を揃えて一斉射撃! 相手の盤面を薙ぎ払うもよし、そのまま殴り切るもよし。受けだけでなく攻めにも転じる、さすがはキーカード。
《バサラ》
【 クリーチャー 】
文明 闇/火 / パワー9000 / コスト6
■侵略ZERO:相手のターンの終わりに、そのターン相手がコストを支払わずにクリーチャーをバトルゾーンに出していたら、このクリーチャーを自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■革命0:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドが0枚なら、相手の一番パワーが大きいクリーチャーをすべて破壊する。こうして破壊された相手のクリーチャー1体につき、相手は自身のシールドを1つ選んで墓地に置く。
バッスバス踏み倒して、バッサバサ敵を薙ぎ倒す今のこの環境にピッタリハマるのが、この「侵略ZERO」で場に繰り出すことができる《バサラ》。
相手が安易に踏み倒しでクリーチャーを出そうものなら、相手ターンの終わりにドドンと降臨。そのまま「革命0」で盤面を焼き払っていきます。
《百鬼の邪王門》から出せる『コスト6』というのも魅力的で、至る所から相手の打点を削る捲って嬉しい、持ってて嬉しいクリーチャーなのです。
《終末の時計 ザ・クロック》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 水 / パワー3000 / コスト3
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、ターンの残りをとばす。(次のプレイヤーのターンをすぐに始める)
「え? こいつ知らない人なんているの?」でお馴染み、最強にして超絶有名な受け札くん。その名の通り、ターンすっ飛ばして、時止めます。
ただし、今回の【赤黒邪王門】の構築に関してだけは、ただのシールドトリガーという枠ではその活躍は収まりきりません。その驚愕の活躍は、また後ほど。
カウンターに組み合わさる「展開」
《凶鬼03号 ガシャゴズラ》
【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー3000 / コスト6
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト3以下の進化ではないクリーチャーを3体まで、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
自分のクリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える。
《百鬼の邪王門》から捲ると最高にハイになれる1枚。
自分のクリーチャー全てに「スレイヤー」を付与できるため、《百鬼の邪王門》のバトル効果でパワーの大小に関わらず、確実に打点を削ぎ落とすことができます。
しかし、この《凶鬼03号 ガシャゴズラ》の真価は上のテキスト、「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト3以下の進化ではないクリーチャーを3体まで、自分の墓地からバトルゾーンに出す。」というところ。 純粋に打点に繋がるのも嬉しいですが、コスト3以下・・・3以下・・・。
そう! ここから《終末の時計 ザ・クロック》が出せるんですねぇ!
これで強制ターンすっ飛ばしで、自分のターンをゲットだぜ!
《戯具 ヴァイモデル》
【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / チーム零 / 文明 闇 / パワー3000 / コスト5
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
トリガーも持ってる墓地肥やし要員。
・・・ですが、再びこのテキスト「コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。」。
はい、せーの!
《終末の時計 ザ・クロック》!!!
《終末の時計 ザ・クロック》本体×4に加え、《凶鬼03号 ガシャゴズラ》×3、《戯具 ヴァイモデル》×4の実質《終末の時計 ザ・クロック》『11枚』体制。脅威のターンすっ飛ばしです。実質エクストラターン連打、《無双竜機ボルバルザーク》もびっくりの怒涛の俺のターンであります。
鬼エンド発動への「潤滑油」
《花美師ハナコ》《斬斬人形コダマンマ》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 火 / パワー2000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドを1つ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
【 クリーチャー 】
種族 デスパペット / エイリアン / 文明 火 / パワー2000 / コスト2
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のシールドをひとつ手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
このデッキの初動となる方々。
登場時に自身のシールドを1枚回収。鬼タイム・鬼エンド発動への第一歩を踏み込んでいきます。
普段ならばシールドが減るのはなんとも言えぬ辛みがありますが、【赤黒邪王門】はシールドなしの状態からのカウンターが持ち味。むしろ手札増えるくらいに前向きな心持ちで出してやりましょう。
《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》
【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼札王国 / 文明 闇 / パワー2000+ / コスト3
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドを1つ手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。その後、相手のアンタップしているクリーチャーを1体破壊する。
■鬼タイム :自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、このクリーチャーのパワーを +4000し、「W・ブレイカー」を与える。
同じく登場時にシールドを回収する潤滑油。おまけに鬼タイム効果で、終盤には「Wブレイカー」の打点としても貢献してくれる、序盤・終盤といつのタイミングにも活躍してくれる可愛いやつです。
さらに嬉しいのが、登場時にアンタップクリーチャーを除去できるという点。《百鬼の邪王門》《凶鬼03号 ガシャゴズラ》《戯具 ヴァイモデル》からニョキッと生えてきて、追加で相手の打点を削ぎ落としてくれます。マジに愛くるしいやつです、ペットとして飼いたい。
《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》
【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼札王国 / 文明 闇/火 / パワー21000 / コスト3
■Q・ブレイカー
■このクリーチャーは攻撃できない。
■鬼タイム :自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、真上の▪️能力を無視する。
■自分のターンのはじめに、自分のシールドを1つ手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
【赤黒邪王門】の影の主役はこの《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》。
自分のターンのはじめにシールドを手札に加える、という継続的な鬼タイム・鬼エンドへの貢献。さらには脅威の「Qブレイカー」という打点の高さ。この子がいるから【赤黒邪王門】が攻めでも強く出れる、フィニッシュも確実にこなす、という素晴らしい〆の能力を生み出してくれているのです。顔は怖いですが、いいやつなんですよ、こいつ。
【赤黒邪王門】デッキの回し方
①シールドを削りつつ“後の”打点生成
まずは鬼タイム・鬼エンドの発動に向けて、シールドをゴリゴリと削っていきましょう。 《花美師ハナコ》《斬斬人形コダマンマ》《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》・・・この辺りを場に繰り出し、シールドをバリンバリン割り砕く。《百鬼の邪王門》の鬼エンドを中心にシールドの少ないタイミングこそが攻めも反撃もできる状態。故にこそ、シールドはもはやおやつ感覚で削り、むしろ手札のリソースを増やすことに注いでいきましょう!
また、この時立てた《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》は“後の”打点になっていきます。特に鬼タイム発動時には、「Wブレイカー」「Qブレイカー」が乱立する恐怖の世界。ここは臆せず展開していくのがベターです。
この打点たちは、基本的にはあくまで“後の”打点です。出して即時殴ってシールドを削る・・・というのは、相手のリソースを増やしてしまうことから、避けておくのがベターでしょう。
ただし、そうは言っても、殴る場面も存在します。自分を削らず、相手のシールド枚数を減らして鬼エンド・鬼タイムを発動させる、という意味合い。
つまりは、相手が殴ってこないループ系・コントロール系であるならば、殴っておいた方が良い、ということです。
これは相手を見て、殴っても良い相手なのか否か。速攻系を使う心持ちになって、冷静に見極めていくように!
②相手の攻撃を捌ききる
シールドを減らしてからが【赤黒邪王門】の本領発揮。
《百鬼の邪王門》を中心に《バサラ》《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》《終末の時計 ザ・クロック》を絡めて、相手の攻撃という攻撃を全て捌き切りましょう。
相手が単騎、もしくは少数で攻めてくるのであれば、《バサラ》《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》を使い最低限の除去枚数で切り抜ける。
逆に相手が1~2枚では対処できない、まさしく他勢に無勢で殴ってくるのであれば、《終末の時計 ザ・クロック》でターンをスキップして返り討ち。 《終末の時計 ザ・クロック》は上述の通り、《凶鬼03号 ガシャゴズラ》《戯具 ヴァイモデル》からも展開できることを忘れないように。
ここが正念場です。怒涛の攻撃は【赤黒邪王門】特有の怒涛の受けの硬さで凌ぎ切りましょう!
③並んだ打点で殴り通す
ここまで進んでいれば、自ずと自身の盤面にはクリーチャーたちが並んでいるはず。
彼らを進軍させ、並んだ打点で殴り通してゲームセット! ゲームスタートから共に歩んだクリーチャーとともに迎えるエンディング、なんとも幸せ空間でしょう。
また、当然相手にこまめに除去されて打点が足りないんだ! という場面もあることでしょう。
そんな時は、殿下の宝刀《BAKUOOON・ミッツァイル》《MEGATOON・ドッカンデイヤー》で無理矢理打点を作ってぶん殴る、この手に限ります。 耐久の札が多く、じっくり粘りながら攻めの機会を窺えるため、上記いずれかを手札に呼び込むのもそこまで難しくありません。相手に自分が危険な状況であることを見せておいて、突然の死を贈ってあげましょう。
もちろん、《百鬼の邪王門》が残っているのであれば、これを攻め札として使うのも大いにあり。
ただし、基本は受け札として使う呪文のため、あくまでこういう展開の仕方もあるぞ、というくらいで留めておくように。
【赤黒邪王門】のカスタマイズ
継続型赤黒邪王門
上述の構築とは違い、止め札を平凡な枚数に減少。代わりに「エクストラターン」や「敗北回避」、「毎ターン除去」などを採用し、よりロングゲームに強い、相手に何もさせない盤面作りを狙った構築。
また、打点生成に関しても一段階ギアを踏んでおり、即時展開・即時攻撃を仕掛けることもできるようになっています。
カウンターからは打って変わって、“王道”の【赤黒邪王門】を突き進んだ構築といえましょう。
カード解説
《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》
【 クリーチャー 】
種族 デモニオ/ 鬼札王国 / 文明 闇/火 / パワー17000 / コスト6
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■<鬼タイム>自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、このクリーチャーの召喚コストを6少なくする。
■<鬼エンド>このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、追加ターン中でなければ、このターンの後にもう一度自分のターンを行ってもよい。そうしたら、そのターンの終わりに自分のクリーチャーをすべて破壊する。
鬼エンドで「エクストラターン」を掻っ攫っていくまさしくパワーカード。この追加ターンで無理矢理フィニッシュまで持っていく、フィニッシュをより確実に決めるための1枚ですね。
ただし、鬼エンドで追加ターンの終わりに自身のクリーチャーが全て破壊されてしまうため、事前に《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》を中心にしっかり打点を確保しておく、もしくは《「貪」の鬼 バクロ法師》《「是空」の鬼 ゲドウ権現》などのスピードアタッカーで打点を確保できる。
そのいずれかの状況を作ってから、《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》を展開してフィニッシュに持っていくように!
《一王二命三眼槍》
【 クリーチャー 】
種族 デモニオ/ 鬼札王国 / 文明 闇/火 / パワー6000 / コスト5
■自分がゲームに負ける時または相手がゲームに勝つ時、これが相手のターンで、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、かわりに自分の手札にあるこのカードを相手に見せ、山札の下に置いてもよい。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■<鬼エンド>このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、シールドが1つもないプレイヤーがいれば、自分の山札の一番下のカードを墓地に置く。それがコスト5以下のクリーチャーなら、バトルゾーンに出してもよい。
手札から見せれば敗北を回避できる、《百鬼の邪王門》のお友達的存在。火闇の多色がしっかりめにピックされているので、実質手札にあればプラス1ターンみたいなものです。
この子の良いところは、打点生成にも大きく貢献してくれるところ。
自身がスピードアタッカーWブレイカーであることはさることながら、鬼エンドで「自分の山札の一番下のカードを墓地に置く。それがコスト5以下のクリーチャーなら、バトルゾーンに出してもよい。」ということで、やや不確定ではありますが打点をもう一段階ゴリッと展開してくれます。
上述の《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》との相性も良し。エクストラターンに合わせて、打点としても活躍してあげましょう。前半は業を潜めていますが、後半は敗北回避に打点にと、下手したら過労死クラスの働き具合です。
ただし、あくまでも後半、それもゲーム終わりがけのタイミングからの本領発揮となるため、今回は控えめの『2枚』ピック。
《「是空」の鬼 ゲドウ権現》
【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼札王国 / 文明 闇/火 / パワー7000 / コスト6
■鬼タイム :自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、このクリーチャーの召喚コストを4少なくする。
■スピードアタッカー
■スレイヤー
■W・ブレイカー
■自分がゲームに負ける時または相手が勝つ時、かわりにこのクリーチャーを破壊する。
同じく「敗北回避」ができるクリーチャー。
しかし、この子は序盤からバリッバリにゲームに干渉してきます。なんと鬼タイムで『2マナ』登場。後述の《一撃奪取 ブラッドレイン》《虹彩奪取 ブラッドギア》がいれば、鬼タイムでなくとも序〜中盤から出てくることでしょう。
そして、「スピードアタッカー」「Wブレイカー」の打点にもなり、挙句「スレイヤー」ということで《百鬼の邪王門》から捲れば確定除去にまで持っていけます。
まさしく攻守一体。この【赤黒邪王門】、顔は怖いけど中身めっちゃいい人多いです。某不良揃いの学園に家が任侠の教師がやって来る学園ドラマもびっくりのいい奴らですね。
《一撃奪取 ブラッドレイン》《一撃奪取 トップギア》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 闇 / パワー1000 / コスト2
■各ターン、自分の闇のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 火 / パワー1000 / コスト2
■各ターン、自分の火のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
上の構築よりも全体的にマナコストがやや上昇している、かつ一気に並べて攻め落とすプランが強まったことから、継続的にコストを落とせるこの子たちをピック。
この子たちがいることで、《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》や《「迅雷」の鬼 ライジン天》をより早期に着地、より即時的に除去やフィニッシュプランを組み上げることができる、という算段です。
ちなみに、初動として入ってはいますが、『3マナ』として《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》が入っているため、初動は『2』だけではなく『3』から始まる可能性もあります。
ただし、『2』から始まる、つまり《一撃奪取 ブラッドレイン》《一撃奪取 トップギア》から始まると、フィニッシュがワンテンポ早くなります。そのため、比較的こちらを優先して場にプレイしてあげるのがベター。
《「迅雷」の鬼 ライジン天》
【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼札王国 / 文明 闇/火 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー
■自分のターンの終わりに、相手は自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。
■鬼タイム :相手がクリーチャーを選ぶ時、自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、相手のかわりに自分が選ぶ。
この構築を「継続型」たらしめるパーツの1つが《「迅雷」の鬼 ライジン天》。
自分のターンの終わりに、相手のクリーチャーを1枚・・・また1枚・・・と、いやらしく除去していきます。相手の打点を削ぎつつ、着実にプランを摘み取っていく。そんなやらしい子なんです、この人は。
そして、地味にやらしい効果が、鬼タイム発動時の「相手がクリーチャーを選ぶ時、相手のかわりに自分が選ぶ。 」という部分。
自身の望むクリーチャーを除去できるようになるだけでなく、相手が除去したいクリーチャーを守りきることができるわけですね! いやぁ、地味にいやらしい、やらしさの化身です。
おわりに
超絶怒涛のカウンター性能を秘めた【赤黒邪王門】。超速度でフィニッシュを奪ってくる今の環境に対しても、ガッツリ喰らい付いて打ち負かすほどのパワーを持った、数少ない貴重なデッキテーマとなっています。
カーナベルでは【赤黒邪王門】のデッキパーツや相性のいいカードを豊富に準備しています。探したいカードがすぐに見つかり、当日15時までの注文で即日発送のカーナベルはすぐにデッキを組みたいあなたにお勧めです。
気になった方はぜひぜひ、組んでみてはいかがでしょうか!