【赤黒ジャオウガ】赤黒鬼エンドの回し方、相性がいいカードが分かるデッキ解説記事!【鬼札王国/オリジナル】

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【赤黒ジャオウガ】赤黒鬼エンドの回し方、相性がいいカードが分かるデッキ解説記事!【鬼札王国/オリジナル】

目次

はじめに

2020年の十王篇が始まったばかりの頃、超天篇に比べるとやや見劣りするカードパワーに肩を落とすプレイヤーが何人かいました。

実は自分もその中の一人です。

とはいっても、新しいカードやギミックが大好きな僕はギャラクシールド、キリフダッシュ、フシギバースといった新しいギミックを搭載したデッキを組んで楽しんでいました。

しかし、鬼札王国(鬼タイム)はカードの方向性が様々で、上手くデッキを組めないままでした……

アグロが組めそう
ミッドレンジも組めそう
コントロール系の墓地利用デッキ…?

そんな鬼札王国でしたが、徐々に広がるカードプールと共に構築の方向性が見えてきます。

十王篇3弾の時点でアグロデッキである【赤黒邪王門】がCSで入賞しています。

やっぱりアグロが組みやすかった

そして、十王篇4弾『 百王×邪王 鬼レヴォリューション!!! 』によって遂にキングマスターである「ジャオウガ」を軸にしたデッキが完成します。

今回紹介するデッキはアグロではなく、重量級の鬼クリーチャー達のパワーで相手を粉砕する【赤黒鬼エンド】です。

実は今回紹介するデッキは延期になってしまった「日本一決定戦2019」で使用予定でした。

元々は「2ブロック構築」用に作っていたデッキレシピを、「オリジナル構築」に合わせてチューニングしたものを紹介します。

残念ながら全国大会でお披露目することは出来ませんでしたが、その分この記事を通して【赤黒鬼エンド】の魅力を皆さんに紹介したいと考えて執筆しています。

是非最後までお付き合いください。

【赤黒鬼エンド】のデッキパーツを、カーナベルではまとめて購入することもできます。

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【赤黒鬼エンド】特徴

【赤黒鬼エンド】の主役は《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》です。

今回自分はこのカードを軸にデッキを組んでいます。

条件を整えるのが面倒なカードですが、その能力は出るだけでお手軽エクストラターン。

これには《無双竜機ボルバルザーク》もびっくり。

エクストラターンの終了時に自分のクリーチャーを全破壊してしまうというデメリットもありますが、そもそもエクストラターンを得ていれば大抵はゲームに勝てますし、《無双竜機ボルバルザーク》程ヤバいデメリットでもありません。

デメリットよりも鬼エンドの条件を揃える方が問題になります。それをサポートしてくれるのが《鬼ヶ大王 ジャオウガ》+「手札から使える防御カード」のパッケージ。

《 鬼ヶ大王 ジャオウガ 》で《 鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ 》の準備をし、シールドが0枚という危機的な状況は防御カードでしのぎます。

鬼エンドの準備
防御カード1
防御カード2

さてどんなデッキか見えてきたでしょうか。次は具体的なサンプルレシピと各採用カードの解説をしていきます。

【赤黒鬼エンド】サンプルレシピ


採用カード解説

確定枠

確定枠は以下の通り


・《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》

【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼札王国 / 文明 闇/火 / パワー17000 / コスト12

■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■鬼タイム: 自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、このクリーチャーの召喚コストを6少なくする。
■鬼エンド:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、追加ターン中でなければ、このターンの後もう一度自分のターンを行ってもよい。そうしたら、そのターンの終わりに自分のクリーチャーをすべて破壊する。

12コストと重いですが自身の効果で鬼タイム時に6マナで召喚出来ます。《鬼寄せの術》を使い、かつ、鬼タイム時ならば4マナです。

3ターン目にマナブースト、4ターン目に《鬼ヶ大王 ジャオウガ》で鬼エンドの条件を揃え、5ターン目に《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》を召喚する、というのがこのデッキの黄金パターンになります。

因みに自分のクリーチャーをすべて破壊するのは、このカードで得た追加ターンの終了時です。

《ボルシャック・ドギラゴン》等で《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》が相手のターン中に場に出た場合、その直後のターンがエクストラターンとなります。

1回目の自分のターンの終わりに自分のクリーチャーをすべて破壊し、その後2ターン目を行う、という流れになります。

(※サンプルレシピでは相手のターン中に《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》を能動的に出す手段はありません)


・《鬼ヶ大王 ジャオウガ》、《デビル・ドレーン》

《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》の鬼エンドを達成するために、自分のシールドを0枚にするカードです。

《鬼ヶ大王 ジャオウガ》はSAを持っているため、手札に《百鬼の邪王門》がある場合はそのまま攻撃し、展開することも可能です。

《デビル・ドレーン》は《鬼ヶ大王 ジャオウガ》と違い手札に加えるシールドの枚数を自分で決める事が出来ます。

既に手札に《鬼寄せの術》がある場合はシールドを1枚残して、残り全てを手札に加える、といったように小回りが利きます。

3ターン目に《デビル・ドレーン》を撃ち、手札に《鬼寄せの術》と《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》があれば、4ターン目に鬼エンドを達成した《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》を登場させることも出来ます。


・《一王二命三眼槍》、《百鬼の邪王門》

《鬼ヶ大王 ジャオウガ》で自分のシールドを0にした場合、当然次のターンをどうしのぐのかが問題になります。

これら2枚は1回攻撃されるだけで負けてしまうような危険なシチュエーションをしのぐためのカードです。

また、どちらのカードも防御だけでなく攻撃でも役に立つカードなのでその点を解説していきます。

《百鬼の邪王門》は《鬼ヶ大王 ジャオウガ》を召喚したターンに発動の条件が揃います。

《鬼ヶ大王 ジャオウガ》の攻撃時に使用して、相手のバトルゾーンを除去したり、《「非道」の鬼 ゴウケン齋》を出して相手の後続をシャットアウトしたりします。

《一王二命三眼槍》は《百鬼の邪王門》から踏み倒すカードとして優秀なカードです。

《百鬼の邪王門》を鬼エンドで発動しているような場面では当然《一王二命三眼槍》の鬼エンドも達成されているので、この2枚の相性はかなり良いです。

《一王二命三眼槍》は登場時に鬼エンドで山札の下からクリーチャーを踏み倒せます。

《一王二命三眼槍》、《アンヤク夜叉》のような自ら山札下にいくカードを上手く使って、《百鬼の邪王門》→《一王二命三眼槍》→《一王二命三眼槍》→《アンヤク夜叉》、のように連鎖的にクリーチャーを展開させることも可能です。

自由枠

・《「非道」の鬼 ゴウケン齋》

【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼札王国 / 文明 闇 / パワー6000 / コスト5

■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに自分の手札を1枚捨ててもよい。
■鬼タイム :自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、相手のクリーチャーはタップしてバトルゾーンに出る。

このデッキの黄金パターンは4ターン目の《鬼ヶ大王 ジャオウガ》、と解説しましたが、当然毎回《鬼ヶ大王 ジャオウガ》を引けるとは限りません。そういった場合には《「非道」の鬼 ゴウケン齋》を使います。

特筆すべきは場持ちの良さです。

1度場に出てしまえばマイナス効果による除去以外は殆ど場に残ります。

また、《 鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ 》のエクストラターン終了後に自分の盤面が全破壊されますが、《 「非道」の鬼 ゴウケン齋 》は手札コストを払うことで場に残ります。

このカードを4ターン目に場に出し、次のターンに《百鬼の邪王門》で《鬼ヶ大王 ジャオウガ》を探しに行く、というプランはこのデッキが事故を起こした際によく取るプランの1つです。

このプランを取った場合には、こちらのシールドが0だったとしても《「非道」の鬼 ゴウケン齋》のタップイン効果があるため、相手はトドメの攻撃を通しにくい状況になります。

また、対ビートダウンデッキにおいては《鬼ヶ大王 ジャオウガ》以上に頼りになるカードでもあります。

《 鬼寄せの術 》を使えば3ターン目に召喚することも可能で、これは殆どビートダウンデッキが沈黙する動きです。

3ターン目に「鬼寄せ+ゴウケン齋」、4ターン目に「自分のシールドを1枚回収するカードをプレイ。その後にゴウケン齋でWブレイク」

これで4ターン目に鬼タイムが達成され、相手のクリーチャーは全てタップインとなります。

残りシールド9
残りシールド8。Wブレイクすると鬼タイム

・《アンヤク夜叉》、《百鬼の天邪閣》

《一王二命三眼槍》、《百鬼の邪王門》と同じく自分のシールドが0枚という危ないターンをしのぐためのカードです。

《アンヤク夜叉》は他の防御カードと違い、自分のシールドが0枚でなくても使える点が優秀です。しかし、オリジナル環境ではパワー3000以下のクリーチャーが早い段階で攻撃してくるような場面が少なく、そこまで優先度は高くありません。

《百鬼の天邪閣》の役割は小型クリーチャーの一掃というよりも、《百鬼の邪王門》の破壊効果をより底上げするという点にあります。

小型クリーチャーが攻撃するような状況は上で説明した通りそこまで多くありませんので。

《 百鬼の天邪閣 》を《 百鬼の邪王門 》と同時に宣言し、《 百鬼の天邪閣 》から解決することで《 百鬼の邪王門 》で破壊出来るクリーチャーのパワーラインを上げることが出来ます。

2:2という枚数配分での採用は、デッキ全体の色バランスを考慮しての結果です。


・《コダマダンス・チャージャー》、《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》

このデッキの初動となるチャージャー呪文2種類になります。

《コダマダンス・チャージャー》は手札を減らさずにブースト出来る点が便利です。

多色カードが多い、シールドを減らすことがデメリットではない等のこのデッキの特徴とも合っています。

《決闘者・チャージャー》も運が良ければ手札を減らさずにブースト出来ますが、それ以上に山札の下のカードを把握出来る点が重要です。

表向きにした3枚のカードの中に《「非道」の鬼 ゴウケン齋》のようなコスト5以下のカードがあればそれを一番下にしておき、《一王二命三眼槍》での踏み倒しを狙います。

《ボルシャック・ドラゴン》は滅多に場に出すことはないですが、《百鬼の邪王門》から踏み倒せるクリーチャーです。

このカードのおかげで《百鬼の邪王門》で何も出せない、なんていうアクシデントが起こる確率が下がっています。


・《鬼寄せの術》

【 呪文 】
種族 鬼札王国 / 文明 闇/火 / コスト2

■自分のシールドを1つ選び、手札に戻す。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
■このターン、次に召喚する自分の闇または火のクリーチャーの召喚コストを最大4少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。

状況によりますが、このカードも初動に数えることが出来るためこのデッキの初動はチャージャー8枚+《鬼寄せの術》3枚というような構成になっています。

このカードがあることによって相手の計算をずらすことも出来ますし、《「非道」の鬼 ゴウケン齋》との相性も良いので採用することをオススメします。

このカードを使って4マナで《鬼ヶ大王 ジャオウガ》を召喚する場合には、火マナと闇マナが2枚ずつ必要になる点には注意が必要です。


・《ツルハシ童子》

【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼札王国 / 文明 闇 / パワー1000 / コスト5

■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。
■鬼タイム :自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、このクリーチャーに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい)

《百鬼の邪王門》で耐えようしたものの相手のパワーラインが高くて耐えられない、というような場面で役に立つカードです。

スレイヤー、かつ、鬼タイムでブロッカーなため多くの攻撃をキャッチ出来ます。

さらにこのカードで墓地から《一王二命三眼槍》を回収すれば1枚で2回分相手の攻撃から自分を守ることが出来ます。

3ターン目に《鬼寄せの術》から《ツルハシ童子》を出すという動きもあります。

この動きは手札を減らさない点が強く、《鬼寄せの術》を2枚引けているときや、《デビル・ドレーン》を引けているときに使います。

《百鬼の邪王門》の威力を高めるカードとして他にもいくつか候補はありますが、単色カードという点も評価が高いポイントです。

採用候補カード

・《バサラ》

【 クリーチャー 】
文明 闇/火 / パワー9000 / コスト6

■侵略ZERO:相手のターンの終わりに、そのターン相手がコストを支払わずにクリーチャーをバトルゾーンに出していたら、このクリーチャーを自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■革命0:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドが0枚なら、相手の一番パワーが大きいクリーチャーをすべて破壊する。こうして破壊された相手のクリーチャー1体につき、相手は自身のシールドを1つ選んで墓地に置く。

《百鬼の邪王門》の効果を高めてくれるカードといえば、このカードです。

革命0は《百鬼の邪王門》の効果を、侵略0はこのデッキのカウンター性能を高めてくれます。

今回は多色の枚数を考慮して不採用としました。入れ替えるなら、《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》か、《鬼寄せの術》の枠になるでしょう。


・《極悪!獄鬼夜城》、《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》

役割は基本的に共通で、《希望のジョー星》へのメタカードです。

《一王二命三眼槍》、《百鬼の邪王門》といった防御カードの発動条件を阻害してくる《希望のジョー星》はこのデッキの天敵とも言えるため、環境的に対策が必要なら採用したいカードです。

……と言いたいですが、

自分はこれらのカードを採用するのはあまりオススメしません。

《希望のジョー星》を使う側からすれば、「確実にトドメを刺すターンに出せば良い」からです。

また、相手がトドメを刺すターン以外に《希望のジョー星》を出してきた場合には、「2枚目の《希望のジョー星》を持っている」と考えるのが妥当です。

このように折角《希望のジョー星》を除去するためのカードを採用していても相手のプレイ次第で腐ってしまうかもしれません。

そのため、《希望のジョー星》を対策しなければならないような環境では《光牙忍 ハヤブサマル》のような、《希望のジョー星》下でも使える防御カードを積むことがオススメです。

これら《極悪!獄鬼夜城》、《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》を採用するようなときは、《希望のジョー星》対策以外に役割を持てるようなときです。

例えば《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》なら、【青魔導具】が環境で幅を利かせていて、かつ、ついでに《希望のジョー星》を対策したいときには採用したいカードと言えますね。

《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》で《卍 新世壊 卍》を除去しよう

・《黒神龍ブライゼナーガ》

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ドラゴン・ゾンビ / 文明 闇 / パワー9000 / コスト6

このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のシールドをすべて自分の手札に加える。(その「S・トリガー」を使ってもよい) 
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)

《鬼ヶ大王 ジャオウガ》、《デビル・ドレーン》ではシールドを0にするカードが足りないという場合に候補となるカードです。

6マナと重めですが《鬼寄せの術》を使えば4マナで召喚出来ます。

《鬼ヶ大王 ジャオウガ》と違って召喚したターンにすぐ《百鬼の邪王門》を打てないという点はデメリットですが、《ツルハシ童子》のようなシールドトリガーを発動できる点はメリットです。

ただし上述の通り《鬼寄せの術》なしではやや重いため、まずは《鬼寄せの術》を4枚積んでから入れたいカードです。

《百鬼の天邪閣》を0枚にして《鬼寄せの術》4枚目と、《黒神龍ブライゼナーガ》を採用するなどが入れ替えの候補となります。

【赤黒鬼エンド】使い方

まずは自分のシールドを0にする

自分のシールドを0枚にして、次のターンの鬼エンドの準備を整えます。そして、その間の危険な状況は手札から使える防御カードでしのぎます。

重要なのはどの防御カードが相手に有効なのかを知ることです。

例えば《異端流し オニカマス》でダイレクトアタックをしてくるデッキに対しては《一王二命三眼槍》の優先度が高く、《百鬼の邪王門》の優先度は低くなります。

選ばれないため、《百鬼の邪王門》では攻撃を防ぎにくい。

勿論ハンドキープの優先度が高いカードは初手から手放さず、低いカードは初手からマナチャージしても良いカードになります。

こういった部分を事前に詰めておかないと使いこなせないという点が、このデッキの難しいところであり、楽しいところです。

また、自分のシールドを0にして次のターンに《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》を出す方が勝ちやすい相手か、そのターン中に《百鬼の邪王門》を使って攻めた方が良い相手なのかの見極めも重要です。

これらのプランについて詳しく見ていきましょう。


プラン1.《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》で攻める

自分のシールドが0の状況において、今の自分の手札で次の相手ターンを十分しのぐことが可能なときにはこちらのプランになります。

このプランを取れるのは相手が遅いデッキである時や、自分が防御カードを沢山引けている時等です。

また、シールドを0にする前に《「非道」の鬼 ゴウケン齋》を出すことで、相手のSAをシャットすることが出来るため普段は《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》を待てない相手にも、待つことが出来る場合もあります。

基本的にはこのプランの方が確実に相手を倒すことが出来るため、能動的にこのプランを通す状況を作る事を心がけます。


プラン2.《百鬼の邪王門》で攻める

どうしてもプラン1に持ち込むことが出来なかった時に使うプランです。

つまりは、《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》を待っている余裕がない時と言えます。

そういうデッキは大抵、SAを出すことが得意なデッキである場合が多いです。

そのため狙うのは《鬼ヶ大王 ジャオウガ》召喚→攻撃時に使用した《百鬼の邪王門》で《「非道」の鬼 ゴウケン齋》を出す、という動きです。

これを狙う際、《決闘者・チャージャー》で山札の下に《「非道」の鬼 ゴウケン齋》を固定しておくと、《百鬼の邪王門》で《一王二命三眼槍》を捲ってもOKになります。

(《百鬼の邪王門》→《一王二命三眼槍》→山札の下から《「非道」の鬼 ゴウケン齋》が出る)

現環境だと、【デッドダムド】のようなデッキに対してよく使うプランになります。

おわりに

いかがだったでしょうか。

シールドが0枚、と聞くと絶体絶命のピンチのように聞こえますが、そういった状況を能動的に作るという点が他のデッキでは中々見られない面白いデッキになります。

また最初に話した通り、元々は「日本一決定戦」に向けて2ブロック用に組んでいたデッキでした。

2ブロックのデッキリストは《ツルハシ童子》の枠が、《百鬼の邪王門》から出てくるGR召喚をするカード、というような感じです。

鬼寄せデイヤーは中々爽快でした。

勿論《デビル・ドレーン》《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》は2ブロックでは使えませんから、細部が違っています。

ですが、根本的な部分は変わらず《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》による押し付けが魅力的なデッキです。

アドバンス環境ですと【オカルトアンダケイン】に逆立ちしても勝てないため活躍は見込めませんが、今後の殿堂次第では頭角を現す日が来るかもしれません。

オリジナル環境は遊ばないよ、という方もこの記事をきっかけに手に取っていただければ幸いです。

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