このデッキはこんな人におすすめ! |
●攻撃しながら手札をジャブジャブさせたい! ●「デメリット持ち強カード」「手札誘発」という言葉に惹かれる! ●こんなにも映えないサムネの記事をクリックする探究心がある |
村民・𝗞𝗜𝗡𝗚 𝗢𝗙 𝗣𝗥𝗜𝗦𝗠 -𝒀𝒐𝒖𝒓 𝑬𝒏𝒅𝒍𝒆𝒔𝒔 𝑪𝒂𝒍𝒍- み~んなきらめけ!プリズム☆ツアーズ・まんじゅうです。産まれて初めて4週連続で同じ映画を観ることになりそうでございます。去年の映画応援しまくってよかった~!
続いてほしいコンテンツにはリソースを注ごう!というわけでこれからもご愛顧のほどよろしくお願いしますな当企画、格安デュエマ研究所。

コンテンツの応援って、基本はお金がかかってきちゃいますよね。様々な経済的苦境が叫ばれるこのご時世、自力で用意できるリソースも有限だというのに。というわけで今回は、
「一般に、正当な権利がないにもかかわらず土地(私有地・公有地を問わず)を掘削し、そこから得られた財物(埋蔵物、動植物など)を窃取する行為」をやっていこうと思います。
目次
はじめに:この企画のルール
『格安デュエマ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで、低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
具体的にどれくらいの金額を「低予算」とするかは、第一回格安デュエマ研究所にて示された「シングル価格の合計がクロニクルデッキおよびドリーム英雄譚の定価(=約5000円)以内」という基準に則っていきます。

(シングル価格は、執筆(2025/7/11)時点のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)として計算)
既に持っているカードを使ったり、カードの状態にこだわらなければ、さらに安く構築することも可能です。
本企画では口を酸っぱくして語られていますが、「安いデッキは高額デッキの代用品ではない」というのはお忘れなく。あくまでも「安いけど強い・面白い」と言えるようなデッキを模索してまいります。
醸し出される「ホントか?」臭:デッキをピシッと締めるには

【 NEOクリーチャー 】
種族 ヘドリアン / 文明 火 / パワー9000 / コスト1
■自分の他の手札1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1多くする。
■NEO進化:闇、火、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーの各ブレイクの前に、カードを1枚引いてもよい。
《魔誕盗掘男》。1コストでありながらパワー9000&ブレイク時ドローという超常的なメリット能力と、手札を補充すればするだけプレイしにくくなるデメリット能力のマリアージュが美しいクリーチャーです。こういう素人がやんややんや言ってても出せなそうなデザインを見せられると、まだまだデュエル・マスターズに付いて行きたくなっちゃいますね。
……それはそれとして、デメリット能力なんてのは踏み倒してなんぼのもんじゃいという気持ちも確かにあるわけで。《蓄炎呪文「メラピッカ・チャージャー」》から《魔誕盗掘男》を射出すると、NEO進化せずとも3ターン目から2ブレイク+2ドローという爆アドを獲得できるじゃありませんか。このアイデアは是非とも軸に据えたいところ。
相手のシールドと同時に自分のデッキもガンガン掘り進められそうなので、革命チェンジギミックとの相性も良好そうですね。防御面は手札誘発な逆転撃にお願いすると気分が良さそうです。不法行為万歳。


ここまでの文脈に沿ったカードをポンポン入れていくと、こんな感じになりそうなんですが。単体で2打点を出せるカードが他に存在しない点、命を削らないドローエンジンがコイツに存在しない点から、《魔誕盗掘男》の早期射出ができなかった時の厳しさは想像に難くなく。
なんというかこう……デッキに" 締まり"がないんですよ。「コイツらがいるなら色々あっても最終的に殴り切れそうだな~」という安心感を与えてくれる存在が、今求められているのです。
・単体で2打点以上を叩き出せて
・速攻~ビート戦略にマッチする軽さで
・手札をグルグル回したいコンセプトにも噛み合う
・格安のカード
今回そうした願いを叶えてくれたのは、
こちらの2枚でした。
デッキレシピ:赤白ピカピカ盗掘男


デッキの合計価格は4995円(2025/7/11時点)でした。ピタリ賞ならず。
《魔誕盗掘男》などの力で序盤からガツガツ攻めながらリソースを稼ぎ、カウンターパンチを潤沢な手札でいなしつつ早期に殴り切るのがメインプランです。
デッキリスト下部の「デッキ価格をシミュレーション」ボタンから欲しいカードを選択して「在庫チェック」ボタンを押すと、直接カーナベルでカードを購入することができます。便利ですね。
採用カード解説
メインカード
《魔誕盗掘男》

【 NEOクリーチャー 】
種族 ヘドリアン / 文明 火 / パワー9000 / コスト1
■自分の他の手札1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1多くする。
■NEO進化:闇、火、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーの各ブレイクの前に、カードを1枚引いてもよい。
130円
コンセプト。デメリット持ち低コスト高パワー界の最先端。
デッキとして狙う動きはコストを参照した踏み倒しなんですが、コスト増加込みで普通に召喚できなくもないバランスなのがミソ。
具体的には先手を取って1or2ターン目に1枚カードをプレイすれば、3ターン目に3マナを払って召喚できるくらいにはなってくれます。(初手5枚+ターン開始時ドロー2枚)-(各ターンのマナチャージ3枚+プレイするカード1枚)=3枚(《魔誕盗掘男》を含む)→《魔誕盗掘男》の召喚コストは3、という感じで。
手札を吐き出しやすいデッキではあるので、踏み倒して使うカードだという思考に囚われていると、不意のリーサルを見逃すことにも繋がりかねません。無理に手札を減らすのは得策ではありませんが、自分の手札枚数には常に気を配っておくと良いですよ。
《蓄炎呪文「メラピッカ・チャージャー」》

【 呪文 】
文明 光/火 / コスト3
■コスト2以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。このターン、そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
■チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く)
50円
コンセプト。《魔誕盗掘男》走らせマシーン。
コレを使ってまで走らせたい2コスト以下の生物、この世に全然いなかったんですけども。この度1コストでパワー9000な2ドロー付きW・ブレイカー(召喚コストUPデメリット持ち)が生誕……もとい魔誕してくれたおかげで、この呪文を使う大きな意味が生まれたんですよね。
基本は《魔誕盗掘男》を走らせる目的で使いますが、《モッチ・網・パラッチ》を射出するのも強力です。寝ている生物に自爆特攻したり《飛ぶ革命 ヴァル・ボルシャック》に革命チェンジしたりすると、メガ・ラスト・バーストで《「これが最後の輝きだッピ!」》を唱えて強引に打点を通しやすくなります。セクシー。
ニンジャ・ストライクやら逆転劇ギミックやらハイパーエナジー算やらでマナの数も色もある程度必要になるので、チャージャー部分もありがたいものでして。ターンの終わりに4マナまで到達できると、色々都合が良いのですよ。
赤いリソース
《ブレイズ・ハイパー・クロー》

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴノイド / 超化獣 / 文明 火 / パワー1000 / コスト1
■自分のタップしているクリーチャーが2体以上なければ、このクリーチャーは攻撃できない。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:6000
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の手札を1枚捨て、カードを1枚引く。
140円
シンプルに手札交換もできる1~2打点として運用しても強力ですが、コイツの旨味はハイパー化で味方をタップさせられる点。ターンのはじめにアンタップするクリーチャーを増やせるので、3ターン目に《ネオ・アルティメット・ドラゴン》を着地させやすくなるわけです。
条件付きとはいえ攻撃できるアーマードクリーチャーでもあるので、《飛ぶ革命 ヴァル・ボルシャック》に革命チェンジしていけると打点がモリモリ伸びます。コイツが攻撃している時点で、確実に横に2体寝てるクリーチャーがいるわけですからね。
《カンゴク入道》

【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼札王国 / 文明 火 / パワー2000+ / コスト2
■自分のターンの終わりに、自分のシールドを1つ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
<鬼タイム>自分と相手のシールドが合計6つ以下であれば、このクリーチャーのパワーを+3000する。
55円
手札を増やせる赤単生物、と言えばこのカード。構想段階では(別に入れなくてもたくさん引けるしいけるんちゃいます?)と高を括っていたんですが、全然そんなことなかったのでガン積み。デュエマを舐めるな。
受けが薄いこのデッキで盾を減らすのは、ちょっと怖いものがありますが。攻めるも守るも手札が大事なコンセプトに殉ずるためには、これくらいの冒険が必要になってくるんですよね。どうせ長期戦に持ち込まれた時点で敗色濃厚なので、強気にプレイしていきましょう。
《ネオ・アルティメット・ドラゴン》

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー7000 / コスト5
■このターンアンタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがタップした時、自分の手札をすべて捨ててもよい。そうしたら、カードを3枚引く。
55円
自己軽減持ち即時打点でありながら手札入れ替えまでできる、ハイスペックな1枚。相手のシールドを削りつつ枯れたリソースを補充できるので、グッと勝ちに近付くんですよね。
どんな相手に対しても、基本は《魔誕盗掘男》かコイツの早期プレイを目指して動いていきます。ハイパー化やハイパーエナジーを利用すると3ターン目にはプレイできるので、2ターン目に盤面を処理されなさそうなら積極的に自軍をタップしておくと良いですよ。
白い防御
《正義の逆転撃》

【 呪文 】
文明 光 / コスト3
■逆転撃[光(3)]:クリーチャーが自分を攻撃する時、その攻撃中にまだ「逆転撃」を使っていなければ、この呪文を自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、次の自分のターンのはじめに[光(3)]を支払う。支払えなければ、自分はゲームに負ける。
■カードを1枚引き、その後、光のコスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーに「ブロッカー」を与える。
70円
守りの要。《モッチ・網・パラッチ》か《金天使 クローネ・ゴルギーニ》を相手の意識外から射出して、敵軍の妨害と自軍の射線通しをまとめて行ってしまいましょう。
性質上手札に抱えておきたくなるカードですが、使いにくい序盤に引いてしまったらちゃっちゃかマナに埋めてしまってOKです。顔面を殴られているような状況なら、大抵手札は潤沢なはずですからね。
逆転撃の宣言は、「クリーチャーが自分を攻撃した時」しかできない点にご注意を。自ターンの動きを弱くしてでも自軍をタップさせずにキープして、シールドに攻撃するよう誘う……というのも状況次第ではアリな戦法です。
《モッチ・網・パラッチ/「これが最後の輝きだッピ!」》

【 ツインパクトカード 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / アーマード・アーツ / 文明 光 / パワー1000 / コスト2
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)
────────────呪文────────────
カード名:「これが最後の輝きだッピ!」
文明:光
コスト:3マナ
種族:アーマード・アーツ
■相手のクリーチャーを3体まで選び、タップする。
50円
攻守渾然一体な1枚。《正義の逆転撃》から射出できる単色生物としてはトップクラスに強力です。
《飛ぶ革命 ヴァル・ボルシャック》と併せて採用したおかげで、ピーキーなカードである《蓄炎呪文「メラピッカ・チャージャー」》を入れるプレッシャーが低減されたんですよね。革命チェンジと同時に相手を3体タップできるアーマードにSAまで付いていたら、多少ブロッカーを展開されようが関係のないフィニッシュブローを叩き込むことができますよ。
《金天使 クローネ・ゴルギーニ》

【 クリーチャー 】
種族 メカ・エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー3500 / コスト3
■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。
50円
《正義の逆転撃》から射出するクリーチャー枠の5~8枚目。量より質なタップを仕掛けてくれます。
特筆すべきはハイパーエナジー持ちである点。1コストで自軍をタップしながら展開できる3コストの生物なので、上手く扱えば《魔誕盗掘男》・《ネオ・アルティメット・ドラゴン》・《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》のいずれのプレイしやすさにも繋がってくれるんですよ。
《光牙忍ハヤブサマル》

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ガーディアン / シノビ / 文明 光 / パワー3000 / コスト3
■ニンジャ・ストライク4(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードが4枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなかった場合、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを自分の山札の一番下に置く)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、次の自分のターンのはじめまで、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体は「ブロッカー」を得る。
55円
セクシー殿堂カード枠。「早期に展開した盤面をどれだけ維持できるか」に勝敗が左右されがちなデッキなので、シールドよりもクリーチャーを守る目的で使っていく方が良さそうだなぁと感じます。
ギアが入れば山をドンドン掘り進められるので、目にする機会はそこそこ多いはずです。《蓄炎呪文「メラピッカ・チャージャー」》がマナゾーンのカード枚数を確実に4枚にしてくれるので、引いたは良いものの使う前に殴られて抱え落ち……なんてことにはなりにくいですよ。
打点増強装置
《飛ぶ革命 ヴァル・ボルシャック》

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 光/火 / パワー5500 / コスト5
■革命チェンジ:アーマード(自分のアーマードが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■スピードアタッカー
■このクリーチャーが出た時、他のクリーチャーを2体まで選び、それをタップまたはアンタップする。
450円
軽量革命チェンジ先グランプリ打点形成部門No.1。3体揃えば無限攻撃~なんて話もありますが、そこまでしなくても十分にスペシャル強いカードです。
チェンジ元たるアーマード種族クリーチャーはそれなりに採用できているので、毎試合とはいかないまでも大抵の試合で恩恵を受けることができるはずですよ。
基本は《魔誕盗掘男》や《ネオ・アルティメット・ドラゴン》を叩き起こして、追加の攻撃&ドローを狙いたいところ。相手のクリーチャーをタップして上から踏みにいくのもアリですが、ガツガツシールドを詰めて相手の余裕を奪った方が結果として勝ちに近付く場合も多いですよ。
《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 火 / パワー7000 / コスト7
■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の他のクリーチャーを1体アンタップする。このターン、そのクリーチャーはシールドをさらに1つブレイクする。
■各ターンに一度、このクリーチャーが離れる時、代わりに自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。
280円
このデッキで一番タフな殴り人。
コストの異なるクリーチャーを並べやすい上に中盤からは増えた手札をマナに置く余裕もできるデッキなので、見た目以上にスルッとプレイできるはずです。
2体揃えればお互いをアンタップさせあう無限攻撃が可能にはなりますが、《飛ぶ革命 ヴァル・ボルシャック》同様《魔誕盗掘男》や《ネオ・アルティメット・ドラゴン》の攻撃回数増加を優先して狙った方がベターですね。
《瞬閃と疾駆と双撃の決断》

(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 火 / コスト3
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
→コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。
→このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。
→自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする。
400円
セクシー殿堂カード枠その2。《蓄炎呪文「メラピッカ・チャージャー」》の5枚目……というよりは《蓄炎呪文「メラピッカ・チャージャー」》がコレの2枚目以降という感は否めません。
「《魔誕盗掘男》を手札からSAとして踏み倒す」という役割を遂行するだけならあちらと大差はありませんが、この呪文の強みは何と言っても2回攻撃付与の部分。NEOクリーチャーである《魔誕盗掘男》を適当な赤いクリーチャーの上に乗せつつ踏み倒せば、即2×2点と2×2ドローという異常なアドバンテージを叩き出すことが可能です。是非とも狙っていきましょう。
デッキの回し方
①まずは展開!小型を並べて盗掘準備
「3ターン目に《魔誕盗掘男》か《ネオ・アルティメット・ドラゴン》で殴る」という理想ムーブを成立させるため、1~2ターン目は可能な限り小型クリーチャーをプレイしていきます。
《カンゴク入道》で《魔誕盗掘男》と《蓄炎呪文「メラピッカ・チャージャー」》のセットを探しにいったり、ハイパー化・ハイパーエナジーを駆使して《ネオ・アルティメット・ドラゴン》の自己軽減能力を発動させたりしましょう。
もちろん、初手から《魔誕盗掘男》と《蓄炎呪文「メラピッカ・チャージャー」》をセットで引けている場合はその限りではありません。3ターン目にしっかり赤白3マナを生み出せるよう、マナチャージの順番には注意してくださいね。
②盗掘開始!“ながら”で増える手札かな
《魔誕盗掘男》か《ネオ・アルティメット・ドラゴン》をプレイできたら、恐れず相手のシールドを殴っていきましょう。後のことは増えた手札がどうにかしてくれます。
9000or7000というパワー帯のコイツらがブイブイ言わせられるのは、3~4ターンまでが精々のはず。手痛い反撃を食らう前にとっとと殴って、相手が自分の動きよりも盤面の処理を優先せざるを得なくなるような状況を作りたいですね。
③足止めされたら足止め返せ!逆転こそが盗掘だ
何の妨害もなくダイレクトアタックまで漕ぎ着けられれば御の字ですが、そうは問屋が卸さないもの。敵陣に攻め入りながら磨き上げた手札から、相手の意表を突くカウンターを浴びせてあげましょう。
《正義の逆転撃》から《モッチ・網・パラッチ/「これが最後の輝きだッピ!」》を踏み倒してチャンプブロック→メガ・ラスト・バースト……という動きが一番打点をシャットアウトできるので、打点が揃った後はこの2枚のハンドキープを目指すと良いですよ。
デッキの改造案
ここからは、コンセプトはそのままにコスト(金額)制限を緩和したデッキの改造案・採用カードについてざっくり解説していきます。
《ナゾの光・リリアング》

【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / スペシャルズ / 文明 光 / パワー2000 / コスト2
■キズナ(このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャー1体のP能力を使う) P光のコスト3以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。
■エスケープ(このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のシールドを1つ手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない)
390円
cipで狙った3コストの呪文を踏み倒せる、現状唯一の単色2コストクリーチャー。そんなすごい生き物が増えたら大変なことになってしまうので当分唯一無二でいてください。
本研究、元々は「コイツで《蓄炎呪文「メラピッカ・チャージャー」》を踏み倒して《魔誕盗掘男》を2ターン目に投げようぜ!!」というところから始まったんですよね。すぐに要求値の高さに絶望して諦めたんですが、決まれば超強力なコンボなのは間違いありません。ロマンを求める方は採用するのもアリ?
一応「《正義の逆転撃》で踏み倒すと、アンブロッカブルな相手にも能動的に《「これが最後の輝きだッピ!」》を浴びせられる」というテクニックも内蔵しております。↑のコンボがお好きな数寄者の皆様はこういうのもお好きだと思うので、覚えておくといつかニヤニヤできるかもしれません。
《昇カオスマントラ》

【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ステラ / シノビ / フュージョナー / 文明 光 / パワー2500 / コスト2
■エスケープ (このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のシールドを1つ手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない)
■超魂X (これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャー以下のコストのクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
680円
場持ちの良い強力な踏み倒し能力持ち。進化クリーチャーの下敷きになっていなくても超魂X能力は使えるため、このデッキでも問題なく運用できますよ。
2ターン目にコイツを召喚できれば、3ターン目の攻撃時に2コスト以下のクリーチャーを……つまり《魔誕盗掘男》を射出できるわけです。1ターン目か3ターン目に火のクリーチャーを召喚できれば、ソイツを下敷きに《魔誕盗掘男》をSAめいて突撃させられるので、是非とも狙っていきたいところ。
《カダブランプー》

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火 / パワー4000+ / コスト4
■キリフダッシュ [ff02](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを [ff02]支払って召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーを1体選び、アンタップする。そのターン、そのクリーチャーのパワーを+2000する。
520円
高級打点かさましマシーン。こういう1回再録されるだけで相当安くなりそう枠、見る度悲しくなってきます。
《魔誕盗掘男》と《ネオ・アルティメット・ドラゴン》はどちらもシールドをブレイクする前にドローしてくれるので、増えた手札から問題なくキリフダッシュを宣言できるんですよね。
サンプルリストにある他のアンタップ手段に比べて少ない下準備で、かつ不意を突いて打点を伸ばせるので、1~2枚デッキに混ぜておくと楽しくなれますよ。
おわりに
という訳で、【赤白ピカピカ盗掘男】の紹介でした。
その領域研究しすぎじゃない?と言われてしまうと渋い顔をするしかないくらい、赤かったり白かったりするビートに触れがちな弊研究所なんですけども。今回は《魔誕盗掘男》のおかげでかなり面白い手触りのデッキにできたので、一風変わった速攻戦略を求めている方には是非触れていただきたいなぁと思っています。
「デメリット持ちのカードを上手く使えている感」と「手札誘発なカードで相手を意識外から刺せる感」、上手くハマれば大変に気分が良いですよ。盗掘、サイコー!今年の夏は「一般に、正当な権利がないにもかかわらず土地(私有地・公有地を問わず)を掘削し、そこから得られた財物(埋蔵物、動植物など)を窃取する行為」泣き!
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。
次回の更新をお楽しみに!
【格安デュエマ研究所】研究成果一覧
