【銀河創造記】vol1. 人は皆、銀河を創造したい。

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【銀河創造記】vol1. 人は皆、銀河を創造したい。
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目次

1.神

神に、神になりたい。

冒頭の一文から既にタイトルと目指している所が違うじゃねえかと言うツッコミがネットを介して聞こえてきそうだが、暴徒化する前に少し落ち着いて欲しい。

銀河、ひいては宇宙とは何か。

おそらく、我々人類が観測できる上で最大単位の物だろう。たぶん。

我々には、宇宙も銀河も創造する事は出来ない。

しかし私は銀河を、目の前にムゲンダイナ宇宙を創造したいのだ。

かくなる上はどうすれば良いか。

この世(?)で唯一銀河創造を許された存在、それになるしかない。

即ちになるしかない。

(ちなみに宗教的な話をしたい訳では無いので安心して読み進めて欲しい)

しかし、神になるのは良いとして、ここで一つの問題が挙がる。

それは、興味のない神になってもしょうがないという事だ。

神と一口には言っても、一枚岩ではない。芸術の神、運動の神、戦いの神に美の神と、神も多種多様なのである。

今まさに芸術を追い求めようとしているのに、血湧き肉躍る戦の本能に目覚めても意味が無いのだ。

え?じゃあ全能の神になれば良いって?

それはまあその通りだが、いきなり「私無敵になります」と言って「はいどうぞ」と許しが貰えるほど世の中甘くはない。全能の神はいささか敷居が高い。

え?銀河創造するなら全能の神じゃなきゃダメなんじゃないかって?

うるさい!

という訳で、私は神に、デッキビルドの神になりたいのである。

これは、神を目指した一人の男とその旅路、またその物語の悲しき結末を記した物語なのである。

2.銀河

さて早速銀河の創造に取り掛かるのだが、幸いにもデュエルマスターズと言うゲームには銀河を冠するカードが既に存在しており、私のようなビッグバンビギナーにも優しい。

そう、今回扱う銀河はコイツ

ではなくコイツだ。

いやそこは究極銀河宇宙さんを使えよと思った諸兄。よく考えて欲しい。

究極銀河宇宙と名だけは壮大な彼だが、彼が着地=ビッグバンを起こしてからおそらく3秒後くらいには宇宙は終焉を迎えている。享年3秒の銀河はさすがに似非銀河と言う他ない。

私が求めているのは無限の可能性、その拡がりを体現した大宇宙の創造であって、刹那的銀河ではない。よって今回は爆熱王に軍配が上がった。

そして、赤いドラグハートと言えば彼の存在を抜きに語ることは出来ない。

そう、《超戦龍覇 モルトNEXT》である。

これまでも、《闘将銀河城 ハートバーン》との組み合わせで対戦相手をことごとく灰塵へと帰してきた彼ではあるが、それも火と龍の両マナ武装を達成してようやく届く、一筋の銀河の煌めきであった。

それが、とりあえず火のマナ武装さえ達成してしまえば、運の要素は絡むが面での展開を容易くし、また相手の攻撃を制限し受けへと回ることの出来る素晴らしい選択肢を得た。それが《爆銀王剣 バトガイ刃斗》である。

非常に入手困難だった《爆銀王剣 バトガイ刃斗》が安価で手に入るようになり、人気カードだった《超戦龍覇 モルトNEXT》は改めて息を吹き返した。一太刀の元に対戦相手を切り伏せる様を、またゲームで拝める日が来たのだ。行け、《超戦龍覇 モルトNEXT》!君の銀河を見せてくれ!

3.本当か?

本当か?も何もない。なんならサムネのカードが出てきてねえだろと言うお話だ。ここでお話は終了ではないのだ。

《爆熱王DX バトガイ銀河》を見ていて一つ、思うことがある。

コイツ銀河足りなくねえか?

いや、いやまあ、ウェポンとしてドラゴンを上から叩きつけ、挙句自分で3点を叩き込みながら更に後続を用意するあたり、確かに銀河を冠するに値する働きをしているとは言える。

しかし、しかしだ。コイツは「なんならドローするだけで手札からドラゴンを出さなくてもいい」「場にいるだけで置物として普通に強い」等、そこかしこからクレバーさを感じてしまうのだ。

言ってしまえば、頭が悪くな銀河が足りない。

もっと、もっとだ。もっと銀河をくれ。無限に拡がりゆく可能性の海へ身を投じたいのだ。

と、なれば…

やはりコイツしかいない。

もはや銀河を冠してすらいないが、能力は銀河そのもの。自分の(火の)ドラゴン全てに上からドラゴンを叩きつける能力を付与し、無限へのダイブを可能にしてくれる。

しかしながら、銀河を創造するだけならまだしも、銀河×銀河の組み合わせをデュエルマスターズは許してくれない。この《爆熱天守 バトライ閣》と《超戦龍覇 モルトNEXT》は互いに銀河を極めすぎた結果、同時に一つの宇宙(デッキ)へと共存することを許されない存在となってしまったのだ。

《爆熱天守 バトライ閣》を使うことを前提とするならば、《超戦龍覇 モルトNEXT》を諦めざるを得ない。高いから買わずに済んで良かった苦渋の決断と言わざるを得ない。

《超戦龍覇 モルトNEXT》に代わる《爆熱天守 バトライ閣》の化身を探さなければならないが、そこは安心だ。《超戦龍覇 モルトNEXT》は、言わばモルトの最終進化系。つまりは前任のモルトにその襷を託せば良い。

《龍覇 グレンモルト「爆」》

彼もまた、銀河を夢見る少年の一人だ。

《爆熱天守 バトライ閣》に書いてある「ドラゴンまたはヒューマノイド」の文字は、決してインクのシミではない。銀河を夢見た少年の、その心意気に応えた結果なのだ。

《王・龍覇 グレンモルト「刃」》も忘れてはいけない。

一見すると「爆」と大差ないように感じるが、彼は特訓の果てにドラグハートを扱いこなし、また龍たる力を手に入れている。

モルト達による、めくるめくドラグハート(閣)が生み出す銀河。これが12モルトだ!


モルト1人家出してんか???

これにはちゃんとした理由があって、ショップに行った時モルト王をうっかり買い忘れた《二刀龍覇 グレンモルト「王」》はウェポンを二刀流できるが、残念ながら《爆熱天守 バトライ閣》を建設できないのだ。二刀流で生きて行くことを決めた結果、どうやら土方の魂を売ってしまったらしい。

しかもあれだけ「頭が良いから嫌」「銀河が足りない」と宣ったくせに、デッキの50%くらいはクレバーの塊のようなベターなカードで構成されている。銀河とは一体。

しかしそれだけに、【モルトNEXT】とは一味違った味わいがある。《爆熱天守 バトライ閣》の存在と、【モルトNEXT】では相容れない火文明を含まないパワフルなドラゴンの存在は、明確に差別化できる点だ。

一度《爆熱天守 バトライ閣》の建造さえ間に合ってしまえば、あとは銀河の呼び声に身を委ねるだけ。病みつきになる閣のパワーに身を委ねてはいかがだろうか。

これからも不定期的に、銀河を追い求め(たり色々し)たいと思う。十王達の到着も近い。次回も(あれば)気合いを入れていきたい。

「バーンメアからGR2回、ゼンノーとカンちゃん。カンちゃんトルネードでバーンメアGR2回、ガンマスとJショッカー。ショッカートルネードガンマスで5」

神「は?」

終わり


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