『にじさんじコラボ・マスターズ 異次元の超獣使い』発売!
ここからデュエマを始めるにもぴったりのパックですが、レアカードを集めるのはちょっと大変。
そこで、光るカードを1枚も使わずに遊んじゃおう!というのが当企画。
そのまま同じデッキを組むもよし、入手できたレアカードで強化するもよし、デュエマデビューの足掛かりとなれば幸いです。
後編となる本記事では、女性ライバーさん5名のデッキをご紹介。ぜひお楽しみください!
目次
企画説明
本記事は、『にじさんじコラボ・マスターズ 異次元の超獣使い』における10名のライバーさんを題材に、お手軽デッキを紹介する企画です。
「お手軽」の基準は悩ましいところですが、シンプルに「FOIL(キラキラ加工)カードを使わない」と定めました。
この企画の楽しみ方
本記事では、上位レアのカードを使わないことに加え「各ライバーさんの基本的な戦略を学べる」ことをテーマにデッキを紹介していきます。
そのまま大会に持ち込んで勝てる……とはいきませんが、次のように役立ててみてください。
①ライバーさんごとの戦略を体験する
序盤から積極的に攻める・逆に最初は動かず、じっくりとカードを溜め込む……と、ライバーさんごとに得意とする戦略は異なります。
また、2種類の戦略が共存するライバーさんも存在しています。
こうした各々の戦略を、お手軽デッキで遊びながら学んでみてください!
②レアカードで強化!
記事内のお手軽デッキをベースに、手に入ったレアカードを追加してみましょう!
高レアリティのカードには、1枚で戦況をひっくり返せるものも多く、頼れる切り札になってくれるはずですよ!
③カード選びのヒントに!
各デッキ紹介には、採用カードについての解説を添えました。
同じカードが揃わない場合でも、似た効果のものを探して、自分なりのデッキにカスタマイズしてみましょう!
カードが揃わないときは?
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要望欄にコメントすれば、デュエマの専門家であるスタッフからのメッセージが貰えることも……!?
デッキ① 月ノ美兎委員長の水闇コントロール
それではまず、月ノ美兎委員長のデッキから紹介してまいります!
委員長の戦略!
委員長の得意とする戦略は、「超次元ゾーンの利用」。
特殊な領域である「超次元ゾーン」にカードを送り込むという、ひときわ変わった戦術が持ち味です。
これまでのデュエマにはほとんど存在しなかった未知の戦略であり、10のライバーさんの中でも特に研究しがいのあるテーマといえるでしょう。
一方で、超次元ゾーンに置いたカードを活かすには、上位のレアカードが必須。本記事の縛りだと、本来の戦略を使うのは困難です。
今回は、どうにか光るカード抜きで超次元を活用する形を模索。委員長の戦略を疑似的に体験できるよう構築してみました。
今回のキーカード
委員長のレアカードに代わって超次元の戦略を支えるのは、《蒼狼の次元院 アマテラス》!

【 クリーチャー 】
種族 ナイト / サムライ / オリジン / 文明 水 / パワー5000 / コスト6
■このクリーチャーが出た時、次のうちいずれか1つを選んでもよい。
►コスト4以下のエレメントを1枚、自分の超次元ゾーンから出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
►コスト4以下の呪文を1枚、自分の超次元ゾーンからコストを支払わずに唱える。
唱えられる呪文はコスト4以下に限定されるものの、そのぶん本人(?)も6コスト。マナ加速の苦手な水闇のデッキでは、1コスト軽いだけでもグッと召喚しやすいはずです。
この《蒼狼の次元院 アマテラス》で《有象夢造》などの呪文を使用。妨害に優れた小型クリーチャーを並べて、ゲームを優位に進めます。

【 呪文 】
種族 チーム零 / 文明 水/闇 / コスト4
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■カードを2枚引き、自分の手札を2枚捨てる。
■コスト2以下のクリーチャーを2体まで、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
デッキリスト&ポイント
完成したデッキの全体像は、こんな感じになりました。


《有象夢造》で墓地から呼び出す、コスト2のクリーチャーを多めに採用。手札を捨てさせるなど、相手の動きを序盤から妨害できる構成としました。
特に、《特攻人形ジェニー》は効果を使うと墓地に行くため、何度もバトルゾーンに戻して再利用できます。
非力なクリーチャーが多いのを補うべく、全軍強化として往年の名カード《スネークアタック》も採用。

【 呪文 】
文明 闇 / パワー- / コスト4
■このターン、自分のクリーチャーすべてに「W・ブレイカー」を与える。
■自分のシールドを1つ墓地に置く。
どんなに貧弱なクリーチャーもW・ブレイカーに変えてくれる、ここ一番の切り札になってくれます。
あらかじめ超次元ゾーンに送っておき、クリーチャーが揃ったら《蒼狼の次元院 アマテラス》で唱えて一斉攻撃を仕掛けましょう!
改造するなら
委員長のカードには、デスパペット種族が複数存在しています。
いっそ超次元関連のギミックをカットして、種族テーマのデッキを組んでみても良いかもしれません。
デスパペットをまとめるカードの一つが《傀儡のイザナイ メイプルシロップ》。

【 進化クリーチャー 】
種族 オラクル / デスパペット / 文明 闇 / パワー6000 / コスト5
■進化‐自分のデスパペット1体の上に置く。
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
■墓地光臨―自分のターンの終わりに、このクリーチャーがタップされていれば、コスト5以下のデスパペットを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
ただし《メイプルシロップ》は墓地を利用するカードです。カードを超次元ゾーンに送ってしまう効果とは噛み合わないため、デッキ全体の構成は大きく見直す必要があるでしょう。
種族テーマにこだわらないのであれば、高コストの切り札を出しやすくする《ツイン・シックス》なんかの採用もオススメです。

【 クリーチャー 】
種族 スプラッシュ・クイーン / 文明 水 / パワー2000 / コスト2
■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない)
■自分のコスト6以上のカードを使うコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■自分のコスト6以上のクリーチャーが出た時、カードを1枚引いてもよい。
コラボするなら!?
他のライバーさんのカードを採用するなら、イチオシは社築さんの《伝達妖精セージ/コンタクト・メッセージ》。

【 ツインパクトカード 】
種族 スノーフェアリー / 文明 水 / パワー2000 / コスト2
■相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出た時、そのクリーチャーを持ち主の手札に戻してもよい。
────────────呪文────────────
カード名:コンタクト・メッセージ
文明:水
コスト:4
■S・トリガー
■次の自分のターンのはじめまで、相手は各ターン2度までしかクリーチャーで攻撃できない。
特殊な手段で登場したクリーチャーを退場させる、これまた妨害に優れたカードです。こうした、特定の戦略を対策するクリーチャーを俗に「メタクリ」と呼びます。
コストの軽いメタクリで、相手の動きを鈍らせることはデュエマの基本戦略の一つ。ぜひ使いこなしたいですね!
デッキ② 壱百満天原サロメ様の火自然速攻
続いてはガラッと色を変え、火と自然の壱百満天原サロメ様デッキをご紹介しましょう!
サロメ様の戦略!
サロメ様のカードが得意とするのは、1ターン目からクリーチャーを出していく超速攻戦略!
クリーチャーを出せば、そのぶん手札は減ってしまいます。その隙を、手札が少ないと強くなる「G・G・G」能力で逆に利用する……というのが基本のプランです。
今回のキーカード
新たに採用したカードは、《刀の3号 カツえもん》!

【 クリーチャー 】
種族 メガ・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 火/自然 / パワー5000 / コスト3
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ―火または自然のクリーチャー(自分の火または自然のクリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。
パワーが飛び抜けて高いわけでも、W・ブレイカーやT・ブレイカーといったシールドを余分に壊せる能力を持っているわけではありません。
しかしながら、「タダで出せて」「ブロッカーをどかせる」という、速攻デッキを支える非っ常~に嬉しい効果を持っています。
「革命チェンジ」でクリーチャーを出すのは、ブロック宣言より前のタイミング。ブロックされる前に《カツえもん》で除去できちゃいますよ。
デッキリスト&ポイント
完成したデッキの全体像は、こんな感じになりました。


サロメ様のカードに加えて、《スナイプ・モスキート》《冒険妖精ポレコ》と、自然の1コストクリーチャーを採用しています。
攻撃時にマナを手札に戻す《スナイプ・モスキート》、攻撃後に手札に帰ってくる《冒険妖精ポレコ》ともに、手札が減りにくくなる効果とも言い換えられ、「G・G・G」との相性はちょっと疑問符の残るところ。
ただ、上位レア抜きだとそもそも「G・G・G」持ちカードがほとんどいないため、今回は採用に至りました。
また、隠し味となるポイントが《薫風妖精Re:コートニー》の採用です。

【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー2000 / コスト2
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■自分のマナゾーンにあるカードを、すべての文明のカードとして扱う。
その効果は「マナゾーンをすべての文明(=色)として扱う」。
火・自然の混合デッキである以上、どうしてもマナゾーンの色が噛み合わないケースが発生します。
(※マナゾーンが「火・火・自然」の3枚である場合、自然のカードを2枚使うことはできません。デュエプレから始めた方は特にご注意を!)
そんな”色事故”を防ぐため、《コートニー》の力を借りてみました。
ただ、2体以上を並べる意味は薄いことから、採用は3枚にとどめています。
改造するなら
軽量クリーチャーによる速攻……という観点だと、実は『いきなりつよいデッキ 攻めの王道』収録カードの大半が流用できます。
本来は高レアリティのカードが光らない廉価仕様で収録されており、本企画のコンセプトにもぴったり。(今回は抜け道すぎるので不採用でした)
ただし、『いきなりつよいデッキ』はその名の通り完成度が高く、下手にサロメ様の戦略と混ぜない方が強いかも……?という点には注意が必要です。
むしろ『いきつよ』に数枚だけサロメ様を出張させる方がいいかも。
他の採用候補だと、地味にオススメしたいのが《楽球の妖精》。

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー2000 / コスト2
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚、マナゾーンに置いてもよい。
■このクリーチャーが離れた時、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に加えてもよい。
「出た時に手札をマナに置く」効果は、マナを増やすだけでなく手札を減らし、「G・G・G」の補助になってくれます。
置いたマナで手札の1コストカードをすぐに出してしまえば、さらに手札を減らせますね。
手札を減らすばかりでなく、「離れた時」効果で回収できるのもポイント。
一度は手札を減らし、後から取り戻す、無駄のない動きを実現してくれるでしょう。
この回収効果は「離れた時」にはたらくので、《 刀の3号 カツえもん 》に革命チェンジすることで狙って使うことができますよ。
コラボするなら!?
他のライバーさんのカードを採用するなら、花畑チャイカさんの《若き大長老 アプル》は有力な候補です。

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー3000 / コスト2
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■相手のカードは、墓地またはマナゾーンを離れない。
■相手は、墓地またはマナゾーンから呪文を唱えられない。
2コストでパワー3000というコストパフォーマンスの良さに加え、墓地利用・マナ利用の2戦略を封殺することができます。
「G・ストライク」能力で、防御力の底上げになるのも嬉しいですね。
どうでもいいけどこの《アプル》、一瞬「えっ11人目のライバーさん!?……ああチャイカさんか……」って脳がバグりますね……
デッキ③ フレンさんの光自然
女性陣編も折り返し。続いてはフレン・E・ルスタリオさんのデッキを紹介してまいります!
フレンさんの戦略!
フレンさんの戦略は、クリーチャーの展開!
相手を足止めし、自分を有利にする2~3コストのクリーチャーを並べ、最後は《聖霊龍王 メルヴェイユ》!
強化を得た全軍で相手を押しつぶす、パワフルな戦略となっています。
味方のサポートにせよ相手の妨害にせよ、小型クリーチャーの多くが採用候補となり得ます、他のライバーさんのカードとコラボの選択肢も広そうですね。
今回のキーカード
キラキラ仕様のカードに代わる、今回の切り札カードがこちらです!

【 クリーチャー 】
種族 ツリーフォーク / チームウェイブ / 文明 自然 / パワー4000+ / コスト5
■バズレンダ [cc04](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で[cc04]を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、その[OL]能力を1回と、追加で[cc04]支払った回数、使う)
[OL]このターン、自分のクリーチャーすべてのパワーを+6000し、「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
なんだこれ……?
珍妙な名前とアートのカードですが、効果の噛み合わせは抜群。
ざっくり言えば、「コイツが出たターンは味方全員がパワー上昇&追加ブレイク」です。
ちょっと分かりにくいテキストですが、追加コストを払わなくても1回はこの効果がはたらきます。無理に追加コストを狙う必要はないでしょう。
デッキリスト&ポイント
完成したデッキの全体像は、こんな感じになりました。


主な採用カードは、《忍式の聖沌 y4kk0》(書きにくい)ら1コストクリーチャーとハイパーエナジー持ちのクリーチャーたち。
「ハイパーエナジー」は、味方をタップするとコストが軽くなる効果です。
タップした味方はそのターン攻撃できませんが、全軍強化までは攻撃せず待機するこのデッキなら問題ありません。
もう一つ特徴的な採用カードが、《革命のD ビッグバン・フェスライブ》。

【 D2フィールド 】
文明 光/自然 / コスト5
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■自分のクリーチャーすべてのパワーを+5000する。
■呪文の効果によって相手がクリーチャーを選ぶ時、自分のクリーチャーは選べない。(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)
■Dスイッチ:相手のターンのはじめに、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。
そうしたら、そのターン相手のクリーチャーが攻撃する時、可能であればクリーチャーを攻撃する。
「D2フィールド」という特殊なカードタイプで、設置したあとは残って効力を発揮し続けます。
その恩恵は自軍へのパワー強化と「呪文で選ばれない」効果。S・トリガーなどが効きにくくなり、一斉攻撃の成功率が高まりますよ!
改造するなら
この戦略に合致するカードは……とにかく多いんですよね。特に、妨害に優れた小型クリーチャー、いわゆるメタクリは多くが採用候補です。
クリーチャーを並べる以上、味方が多いと力を発揮するキーワード……「ハイパーエナジー」や「シンパシー」を持つカードも好相性です。

【 ツインパクトカード 】
種族 メタリカ / 文明 光/自然 / パワー6500 / コスト7
■シンパシー:クリーチャー(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただしコストは0以下にならない)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の他のクリーチャーを2体、タップしてもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーはすべてのバトルに勝つ。
────────────呪文────────────
カード名:マッハ・ナックル
文明:自然
コスト:1マナ
■このターン中、次に自分のクリーチャーを召喚する時、その召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。このターン、そのクリーチャーに「マッハファイター」を与える。(「マッハファイター」を持つクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
味方が並ぶと強化される効果はレアカードに多いため、入手しやすいレアカードををちょい足しするのも良いですね。

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 文明 光 / パワー7000 / コスト7
■ブロッカー
■シンパシー:光のコスト3以下のクリーチャー(このクリーチャーの召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分の光のコスト3以下のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の光のコスト3以下のクリーチャー1体につき、カードを1枚引いてもよい。
■W・ブレイカー
コラボするなら!?
他のライバーさんのカードを採用するなら、フレン様の《とこしえの超人》がオススメです。

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント / 文明 自然 / パワー4000 / コスト1
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■相手が自身の手札以外からカードを出す時、かわりにマナゾーンに置く。
攻撃に参加できないのが残念なところですが、1ターン目から登場して相手の妨害と「ハイパーエナジー」の補助をこなしてくれます。
デッキ④ 夜見れなさんの光闇
続いては、ご本人の髪色通り(?)光と闇のツートンカラー・夜見れなさんのデッキをご紹介します。
夜見れなさんの戦略!
夜見さんのカードは、光のエンジェル・コマンドと闇のデーモン・コマンド、2つの花形種族を活かす構成です。
デュエマの黎明期から存在するスター種族を自在に操る、華やかなデッキとなってくれます。高レアリティのカード抜きでも、それを実現していきましょう。
今回のキーカード
光らないデーモン・コマンドの切り札として採用したのが、《 魔刻の斬将オルゼキア 》《 狂骨の邪将クエイクス 》!

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー6000 / コスト7
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手は自身のクリーチャーを2体選び、破壊する。
────────────呪文────────────
カード名:訪れる魔の時刻
文明:闇
コスト:6マナ
■好きな数のクリーチャーを、自分の墓地から手札に戻す。

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー6000 / コスト7
■このクリーチャーが出た時、自分の他の闇のクリーチャー1体につき、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■W・ブレイカー
────────────呪文────────────
カード名:クエイクス・ハンド
文明:闇文明
コスト:マナ6
■S・トリガー
■相手のアンタップしているクリーチャーを1体選び、破壊する。
■相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
どちらも、往年の名カードがリメイクされたものであり、古参のデュエマファンならニヤリとしてしまうカードでしょう。
(※《オルゼキア》は再録時にレアリティ変更が行われたため、そちらに準拠して採用しています)
デッキリスト&ポイント
完成したデッキの全体像は、こんな感じになりました。


上位レア抜きでも「手札と墓地を集めて《幻双の絆》」というコンセプトが一貫しやすく、他のライバーさんと比べても一段とまとまったデッキに仕上がったのではないでしょうか。

【 呪文 】
文明 光/闇 / コスト6
■S・トリガー
■光のコスト7以下のエンジェル・コマンドを1つ、自分の手札から出してもよい。
■闇のコスト7以下のデーモン・コマンドを1つ、自分の墓地から出してもよい。
そのほかも夜見さんのカードは扱いやすいものが多く、多くが無理なく採用できました。
どのカードも、アートがかわいい点も嬉しいですね。
エンジェル・コマンドとしては《神門の精霊エールフリート/ホーリー・スパーク壱式》を追加。

【 ツインパクトカード 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー4500 / コスト5
■ブロッカー (このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から呪文を1枚選んで手札に加え、残りを墓地に置く。
────────────呪文────────────
カード名:ホーリー・スパーク壱式
文明:光文明
コスト:1
■S・トリガー (この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップする。
これまた昔のカードのリメイクであり、期せずしてオッサンホイホイみたいなデッキになってしまいました……
《エールフリート》は「出た時に呪文を手札・他を墓地」という効果がよく噛み合っており、《幻双の絆》を手札に加えつつ、墓地から出したいデーモン・コマンドを事前に仕込むことが可能です。
改造するなら
この戦略、強化しようとすると悩ましいのが「エンジェル・コマンド、デーモン・コマンドともに多くがレアカード」という点。
「たまたまパックで当たった」「立ち寄ったお店で安かった」などなど、上位レアのエンジェル・コマンドやデーモン・コマンドが手に入れば、それらで拡張できるのですが……
一方で、光り物を使わずに改造するのはちょっとハードです。
あえて挙げるのならば、マナに置いてしまったカードを再利用できる《光翼の精霊サイフォス》あたりは候補でしょうか。

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー7000 / コスト7
ブロッカー(相手クリーチャーが攻撃するとき、このクリーチャーをタップして、その攻撃を阻止してよい。そのあと、その相手クリーチャーとバトルする)
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分のマナゾーンから呪文を1枚選び、自分の手札に戻してもよい。
W(ダブル)・ブレイカー
ただこれもとんでもなく古いカードなので、だったら光るカードを集めた方がラクかもしれません。
コラボするなら!?
他のライバーさんのカードを採用するなら、リゼ様の《審議の精霊フォースオーダー/サイレンス・チャージャー》がぶっちぎりでオススメです。

【 ツインパクトカード 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー7000 / コスト6
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をシールド化し、もう1枚を手札に加える。
────────────呪文────────────
カード名:サイレンス・チャージャー
文明:光
コスト:3
■相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。
■チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地のかわりにマナゾーンに置く)
上半分は不足気味だったエンジェル・コマンドであり、しかもシールドと手札を確保してくれる便利な効果。
下半分は「チャージャー」によって、苦手なマナ加速をこなしてくれます。
自然文明のカード抜きでマナを増やすのは難しいので、チャージャー呪文は積極的に活用したいですね。
デッキ⑤ リゼ様の光水ヘブンズ・ゲート
最後に、リゼ・ヘルエスタ様のデッキをご紹介。
リゼ様の戦略!
リゼ様の戦略は、《 ヘブンズ・ゲート 》!

【 呪文 】
文明 光 / パワー- / コスト6
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■光の「ブロッカー」を持つ進化ではないクリーチャーを2体まで、自分の手札から出す。
古くから人気のあるテーマで、プレイヤー間では直訳で【天門】とも呼ばれます。
光の大型ブロッカーを並べる、攻防一体かつヒロイックな戦い方が魅力。
強力なクリーチャーで盤面を制圧する爽快感がありますよ。
今回のキーカード
今回のキーカードは《音感の精霊龍 エメラルーダ》。

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 文明 光 / パワー5500 / コスト5
■ブロッカー(相手クリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーをタップして、その攻撃を阻止してもよい。その後、その相手クリーチャーとバトルする)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のシールドをひとつ、手札に加えてもよい。その後、自分の手札を1枚裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加えてもよい。(こうして手札に加えたシールドの「S・トリガー」を使ってもよい)
何やらまどろっこしいことを書いてますが、特筆すべきは末尾の「S・トリガーを使ってもよい」記述。
これを活かして、《ヘブンズ・ゲート》をタダで唱えちゃいましょう!
また、《 ヘブンズ・ゲート 》を活かすためには「手札に光ブロッカー2枚」という状況を作る必要があります。
そこで、手札補充の雄・《アクアン》も採用!

【 クリーチャー 】
種族 サイバーロード / 文明 水 / パワー2000 / コスト4
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分の山札を上から5枚、表向きにしてもよい。その中の光と闇のカードをすべて自分の手札に加え、それ以外のカードを自分の墓地に置く。
その強さゆえ、長らく大会での使用を規制されていた強力な手札補充手段です。コレを使って《ヘブンズ・ゲート》の力を引き出しましょう!
デッキリスト&ポイント
完成したデッキの全体像は、こんな感じになりました。


出力先となる大型ブロッカーの選択肢が乏しかったのですが、今回は《天紅連結 シリディアン》を採用。

【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / エンジェル・コマンド / アーマード・ドラゴン / 文明 光 / パワー12000 / コスト11
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
シールドを身代わりに生き延びる「EXライフ」が優秀。死なない切り札として、相手シールドを刈り取ってくれるでしょう。
その他のカードは、手札補充を中心に採用。特に《「激情の福音」》がポイントです。

【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / チーム銀河 / レクスターズ / 文明 光/水 / パワー9000 / コスト7
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
<ギャラクシールド>[光/水(4)](このカードを使うコストの代わりに、[光/水(4)]を支払ってもよい。そうしたら、このカードを表向きにシールド化する)
■自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして召喚する。
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、カードを3枚引いてもよい。
「ギャラクシールド」はちょっとややこしいですが、要するに「タイムラグがある分、4コストで出せるよ」という効果。
登場時3ドローが生きる場面が多いうえ、W・ブレイカーで攻めにも役立つため、積極的に召喚したいカードです。
改造するなら
このデッキもサロメ様同様、『いきなりつよいデッキ』収録カードによって手軽に強化が可能です。
逆に、それ以外での強化となると上位レアのカードが必要になりがち。
光らないカードでオススメとなると――《覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン》あたりでしょうか。

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー5500 / コスト7
■ブロッカー
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのターン、自分の他のクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃することができない効果はすべて無効になる。(召喚酔いや、「このクリーチャーは攻撃することができない」または「このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない」などの効果が無効になる。ただし、この効果でクリーチャーを攻撃することはできない)
攻撃不能の小型ブロッカーも、出たばかりのクリーチャーも、すべて攻撃に回すことが可能に。奇襲性能は絶大です。
攻撃できないブロッカーといえば、《知識の精霊ロードリエス》。

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光/水 / パワー4000 / コスト5
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
自分の「ブロッカー」を持つクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引いてもよい。
古いカードゆえの力不足はあるものの、継続的な手札補充によって息切れを防ぐ名カードです。
コラボするなら!?
他のライバーさんのカードを採用するなら、夜見れなさんの《光輪の精霊 ピカリエ》がイチオシ!

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー4000 / コスト4
■ブロッカー
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引いてもよい。
シンプルな効果ながら、ゆえに取り回しが良く、《ヘブンズ・ゲート》に欠かせない手札補充を担ってくれます。
おわりに
『お手軽にじさんじ』、これにて10ライバーさん10デッキ、すべて紹介完了です!
冒頭でも述べたように、このデッキで大会に勝てる……とは言いません。
ただ、そんなデッキだからこそ、みなさんの手で試行錯誤しながらカスタマイズし、自分だけのデッキとして仕上げていただけたら嬉しいです。
本記事が、みなさまがデュエマの奥深さに踏み込む足掛かりとなることを願い、筆を置きたいと思います。
ようこそ、デュエマの世界へ!