【白緑ファイブスター】回し方、対策方法が分かる解説記事!

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【白緑ファイブスター】回し方、対策方法が分かる解説記事!

はじめに

《生命と大地と轟破の決断》

このカードは、間違いなくデュエルマスターズの歴史を変えた1枚だといえます。

これまでロマンに過ぎなかった数多のコンボギミックを非常にレベルの高い実戦級のものに昇華させました。

「残れば強い」システムクリーチャー、「揃えば強い」コンボギミックを、呼び出すと同時に活用する。

手札破壊に弱い傾向のあるコンボギミックを比較的安全なマナゾーンから呼び出せるようになったというのも大きなポイントです。

今回紹介する【白緑ファイブスター】も、《生命と大地と轟破の決断》によって『揃えば強い』を『確実に揃える』に飛躍させたデッキです。

安定した4ターンキルを実現する環境屈指のコンボデッキ【白緑ファイブスター】について詳しく解説していきます!

目次

【白緑ファイブスター】とは

【白緑ファイブスター】は《生命と大地と轟破の決断》によって《幸運の精霊ファイブスター》《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》を同時に揃えるコンボデッキです。この2枚が揃うと、シールドを追加したことによりGR召喚→パワーの末尾が500のGRクリーチャーが出たことにより2枚シールド追加→シールド追加によりGR召喚の動きを繰り返し、全てのGRクリーチャーを出し切ると同時に1枚の厚いシールドを作ることができます。

重なったシールドは《バルバルバルチュー》の効果で回収し、《エメスレス・ルミナリエ》から《鬼の轟き参角》を踏み倒し、《聖霊王アルファディオス》《サファイア・ウィズダム》を展開して相手の行動力を奪ったところで一斉攻撃をしかけフィニッシュします。

3ターン目までに1度マナブーストを撃つだけで4ターンキルが可能な強力デッキです。

【ドッカンデイヤー】【ヨミジループ】など、自分より平均キルターンの遅いコンボデッキに対しては高い勝率を誇ります。

一方、呪文メタやマナ破壊にはめっぽう弱く、キルターンが大幅に遅れることがあります。

《生命と大地と轟破の決断》を使用したデッキ全般に言えますが、《奇天烈シャッフ》など呪文メタカードの流行度合いによって活躍できるか否かが多いに左右されるデッキです。

【白緑ファイブスター】のサンプルデッキレシピ


【白緑ファイブスター】で使用するカード効果・画像まとめ

幸運の精霊ファイブスター

【 クリーチャー 】

【種族】 エンジェル・コマンド
【文明】 光
【パワー】5500
【コスト】5

W・シールド・プラス−自分の他の、パワーの最後の三桁が「500」のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から2枚まで、裏向きのまま、自分のシールドいずれか1枚の下に置いてもよい。(こうして重ねたカードの束を1枚のシールドとみなす)

音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」

【 ツインパクトカード 】

【種族】 メタリカ / ワンダフォース
【文明】 光/水
【パワー】4000
【コスト】5

■ブロッカー

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置く。

■自分のシールドゾーンにカードが置かれた時、GR召喚する。

────────────呪文────────────

カード名:音奏曲第3番「幻惑」

【文明】:水

【コスト】:3マナ

■カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のシールドゾーンから墓地に置く。

このデッキのコンセプトになる2枚です。2枚揃った時点でほぼ間違いなく勝利が決まります。

12回のGR召喚と最大22枚のシールドプラスで勝利に必要なパーツをかき集めましょう。

《 音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》を1枚マナに置くと、2枚目を呪文面で撃つことができます。ほとんど使うことはありませんが、速攻デッキ相手などに《スローリー・チェーン》を仕込んで時間稼ぎをする場合があります。

【 呪文 】

【文明】 自然
【コスト】5

■この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。

■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)  

→自分の山札の上から1枚目を、タップしてマナゾーンに置く。  

→コスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。  

→このターン、自分のクリーチャー1体はパワーを+3000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。

あらゆるコンボデッキの力を底上げした1枚。

『揃えば強い』2枚のカードも、1枚ずつ出したのでは簡単に倒されてしまい、又キルターンの遅れにもつながります。このカードを使って、5マナたまった瞬間に勝負を決めてしまいましょう。

このカードと2枚のコンボパーツをマナゾーンに揃えることがゲームの目的となります。

バルバルバルチュー

【 GRクリーチャー 】

【種族】 ビートジョッキー / ワンダフォース
【文明】 火
【パワー】2000
【コスト】2

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドを1つ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。 (ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)

分厚く重なったシールドを回収するための1枚。

このデッキにとって必要不可欠な存在ですが、1度目のGR召喚で現れた場合にはコンボが不成立となってしまいます。

2枚目以降に埋まってくれるよう祈りましょう。

【 呪文 】

【文明】 光
【コスト】7

■コストを支払うかわりに、自分の光のクリーチャーを4体タップして、この呪文を唱えてもよい。

■コスト8以下のメタリカを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。その後、それをタップしてもよい。

鬼の轟き 参角

【 クリーチャー 】

【種族】 メタリカ
【文明】 光
【パワー】12000
【コスト】8

■T・ブレイカー

■自分のターンの終わりに、次のうちいずれか1つを選ぶ。

 ▶︎カードを1枚引く。

 ▶︎自分の手札の枚数以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。

■ラビリンス:相手のクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドの数が相手より多ければ、自分のクリーチャーを1体アンタップしてもよい。そうしたら、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更する。

《エメスレム・ルミナリエ》は光のクリーチャー4体をタップすることでメタリカを踏み倒せるカードです。大量に並んだ光のGRクリーチャーをタップし、《鬼の轟き 参角》を呼び出しましょう。

ターン終了時に《鬼の轟き 参角》の踏み倒し効果を選択することでフィニッシャー《聖霊王アルファディオス》《サファイア・ウィズダム》を着地させることができます。

聖霊王アルファディオス

【 進化クリーチャー 】

【種族】 エンジェル・コマンド 【文明】 光
【パワー】15500
【コスト】10

進化-自分のエンジェル・コマンド1体の上に置く。

誰も、光以外のクリーチャーを召喚したり、光以外の呪文を唱えることはできない。

T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)

サファイア・ウィズダム

【 進化クリーチャー 】

【種族】 エンジェル・コマンド / スターノイド
【文明】 光/水
【パワー】15000
【コスト】9

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。

■進化:自分のエンジェル・コマンド1体の上に置く。

■T・ブレイカー

■相手がクリーチャーを召喚した時または呪文を唱えた時、カードを2枚引く。

■相手は、自分の手札の枚数以下のコストを持つクリーチャーを召喚できない。

■相手は、自分の手札の枚数以下のコストを持つ呪文を唱えることができない。 

このデッキの最終目的がこの2枚のうちいずれかを着地させることです。

《バルバルバルチュー》で回収したことで大量の手札が残っているはずなので、《サファイア・ウィズダム》が出た後は相手はまず間違いなくカードをプレイできなくなります。

《聖霊王アルファディオス》も制圧力は十分で、相手の動きの大半が停止します。

ただし、数少ない光文明の除去カード《オリオティス・ジャッジ》には注意してください。

【白緑ファイブスター】の回し方

1、コンボパーツ3種をマナに揃える

幸運の精霊ファイブスター

【 クリーチャー 】

【種族】 エンジェル・コマンド 【文明】 光
【パワー】5500
【コスト】5

W・シールド・プラス−自分の他の、パワーの最後の三桁が「500」のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から2枚まで、裏向きのまま、自分のシールドいずれか1枚の下に置いてもよい。(こうして重ねたカードの束を1枚のシールドとみなす)

音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」

【 ツインパクトカード 】

【種族】 メタリカ / ワンダフォース
【文明】 光/水
【パワー】4000
【コスト】5

■ブロッカー

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置く。

■自分のシールドゾーンにカードが置かれた時、GR召喚する。

────────────呪文────────────

カード名:音奏曲第3番「幻惑」

【文明】:水

【コスト】:3マナ

■カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のシールドゾーンから墓地に置く。

このデッキにサブプランというものは存在せず、とにかく《幸運の精霊ファイブスター》《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》を揃えることが至上命題となります。

各種サーチカード等を使って必要なパーツを揃えましょう。

必要なクリーチャーを揃えつつマナ加速を行える《神秘の宝箱》は非常に重宝します。

このデッキのメインアクションに必要なのは5マナなので、マナ加速カードを使った回数が1回でも2回でも大きな違いはありません。

3ターン目に1度マナ加速カードを使えばよいという余裕は他のデッキに対してこのデッキの持つ優れた点の1つです。

《神秘の宝箱》では《生命と大地と轟破の決断》をマナに置くことはできないので、これを探す場合には《ロジック・サークル》を使います。

《ロジック・サークル》《神秘の宝箱》などを使った際には山札の内容から逆算してシールドの中身を把握しておきましょう。

楯落ちしているカードによってマナに置いていいカード置いてはいけないカードが変わります。

また、シールドトリガーである《スローリー・チェーン》の有無も非常に重要なポイントです。確実に確認しておきましょう。

発動!!《生命と大地と轟破の決断》

生命と大地と轟破の決断

【 呪文 】

【文明】 自然
【コスト】5

■この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。

■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)  

→自分の山札の上から1枚目を、タップしてマナゾーンに置く。  

→コスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。  

→このターン、自分のクリーチャー1体はパワーを+3000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。

パーツが揃い、発動条件を満たしたら《生命と大地と轟破の決断》を使いましょう。

出すのは当然《幸運の精霊ファイブスター》《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》の2枚です。

《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》の効果でシールドを増やし、パワーの末尾が500のクリーチャーが出たことにより《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》のWシールドプラスが発動します。

越境の意志ドナート

【GRクリーチャー】
【種族 】メタリカ/ワンダフォース 【文明】光
【パワー】2500
【コスト】2

■このカードは、2枚より多く超GRに入れることができる。 (ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)

これにより再びシールドゾーンに加わったので、GRクリーチャー2体が現れます。

2体出たので4枚シールドプラス、次は8回GR召喚……とすることで最大22枚のシールドプラスとGRクリーチャーの全展開が可能です。

この時、シールドプラスで重ねるのはすべて同一のシールドにしてください。

シールド追加がすべて終わったら、分厚くなったシールドを《バルバルバルチュー》で手札に回収します。

大量に増えた手札を利用して、コンボは最終段階に進みます。

ちなみに《バルバルバルチュー》のパワーは2000なので、12回に1回はコンボが失敗してしまいます。

8.3%の確率で起きるこの事態は、【白緑ファイブスター】の弱点の1つといえます。

3、降臨!聖霊王!!

聖霊王アルファディオス

【 進化クリーチャー 】

【種族】 エンジェル・コマンド 【文明】 光
【パワー】15500
【コスト】10

進化-自分のエンジェル・コマンド1体の上に置く。

誰も、光以外のクリーチャーを召喚したり、光以外の呪文を唱えることはできない。

T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)

大量のシールド追加とあふれんばかりのクリーチャー展開。

これだけでももちろん強力と言えますが、それだけではひっくり返される可能性があるのが現在のデュエルマスターズです。

しっかり相手の動きを止めて、安全なフィニッシュを決めましょう。

目的となるのは偉大なる聖霊王《サファイア・ウィズダム》《聖霊王アルファディオス》いずれかの着地です。

エメスレム・ルミナリエ

【 呪文 】

【文明】 光
【コスト】7

■コストを支払うかわりに、自分の光のクリーチャーを4体タップして、この呪文を唱えてもよい。

■コスト8以下のメタリカを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。その後、それをタップしてもよい。

まずは場にあふれる4枚の光のクリーチャーをタップして《エメスレム・ルミナリエ》を唱えます。

この効果で《鬼の轟き参角》を場に出します。

その能力でターン終了時にクリーチャー踏み倒し効果を選択します。

エンジェルコマンドである《幸運の精霊ファイブスター》を進化元として聖霊王いずれか、あるいは両方を出せば相手の動きは完全に止まります。

かたや光以外のカードを封じる《聖霊王アルファディオス》かたや約15以下のコストの使用を禁じる《サファイア・ウィズダム》

ターンを返しても相手にカードをプレイすることはできないので、次の自分のターンで安全に殴り切りましょう。

【白緑ファイブスター】の強化方法

【白緑ファイブスター】と相性の良いカード

呪文メタを打ち破れ!《バングリッドX7》

バングリッドX7

【 クリーチャー 】

【種族】 ジョーカーズ
【文明】 自然
【パワー】4000
【コスト】4

■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)

■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置く。

■自分のターン中、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。

■バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計6枚以上あれば、このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。

《バングリッドX7》はこのデッキのコンボギミック、その動きを強めるカードではありません。

このカードを採用するのは、【白緑ファイブスター】の動きを致命的なまで弱める《奇天烈シャッフ》に対抗することが目的となります。

厄介なメタクリーチャーを破壊しながらマナも増やせる。

これだけで十分ありがたいのですが、パワーが4000というのも素晴らしいポイントです。

パワー4000ではシャッフは倒せるものの、自身も破壊されてしまいます。

しかし、それでよいのです。

《奇天烈シャッフ》の採用率、搭載枚数が最も多いのは【シータバーンメア】ですが、このデッキに対して場にクリーチャーを残すと《グレープ・ダール》のマッハファイターの的となり、相手の動きを強めてしまいます。

その点相打ちであれば、相手のクリーチャーも倒せ、自分の場にクリーチャーも残らないという理想的な状況を作り出せます。

《奇天烈シャッフ》以外のメタクリーチャーも処理できる、デッキに入れておくと安心な1枚です。

【白緑ファイブスター】デッキの対策方法

【白緑ファイブスター】デッキの対策カード

呪文を封じて完封勝利!《奇天烈シャッフ》

奇天烈シャッフ

【 クリーチャー 】

【種族】 マジック・コマンド / グレートメカオー / 侵略者
【文明】 水
【パワー】4000
【コスト】4

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、数字をひとつ言う。

次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つ呪文を唱えられず、同じ【コスト】を持つ相手のクリーチャーは攻撃もブロックも出来ない。

《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》《幸運の精霊ファイブスター》の2枚は、典型的な『揃えば強い』コンボです。

そんなロマンコンボが環境に台頭したのはそんな2枚を同時に出せる《生命と大地と轟破の決断》が登場したからに他なりません。

であれば、その核となる《生命と大地と轟破の決断》の使用を禁じることができれば、【白緑ファイブスター】は単なる重荷を抱えた脆いコンボデッキになり下がります。

《「本日のラッキーナンバー!」》や《ジャミング・チャフ》などと違いクリーチャーであり、攻撃時にも能力が発動するので、《奇天烈シャッフ》が場に残る限りその制限が解けることはありません。

《幸運の精霊ファイブスター》《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》などで殴り返そうにもそれらのコストは《生命と大地と轟破の決断》と同じ5なので、まとめて動きを止められてしまいます。

そのため、【白緑ファイブスター】が状況を打開するためには《幸運の精霊ファイブスター》を出した次のターンに《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》を出してコンボを無理やり開始するしかないのですが、除去耐性を持たないパワー5500のクリーチャーをゲーム中盤、終盤で守り切ることは難しく、またこれら2枚は真っ先にマナゾーンに埋められるカードであるため新たに手札に揃えづらいと、《奇天烈シャッフ》の制限を乗り越えることは困難を極めます。

マナゾーンに伸びる魔の手!《マナ・クライシス》

マナ・クライシス

【 呪文 】

【文明】 自然
【コスト】4

S(シールド)・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に戻すとき、コストを支払わずにすぐ使ってよい。)

相手のマナゾーンからカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。

《生命と大地と轟破の決断》の強みとして、比較的安全なマナゾーンにコンボパーツを集めればよいという点を挙げました。

それは確かにそうなのですが、あくまで『比較的』であって、マナゾーンは絶対に安全という訳ではありません。

マナに置かれたキーパーツを狙い撃ちすることで【白緑ファイブスター】の動きは大幅に遅れます。

【白緑ファイブスター】には墓地回収を行うカードがないので、1度墓地に行ったカードは2度と使うことができません。

1度目に選んだコンボパーツをしつこく狙い、コンボ成立を阻止しましょう。

特に狙うべきは、多色カードである《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》です。

このカードがマナにない状態からコンボを行うにはターン開始の時点で5枚のマナが必要となるので、他のカードを墓地に送った場合より相手の要求水準を上げることができます。

【白緑ファイブスター】に有利なデッキ

【シータバーンメア】

【白緑ファイブスター】に対して有利なデッキとしては、前述した《奇天烈シャッフ》を無理なく採用できる【シータバーンメア】が挙げられます。

呪文を封じられた【白緑ファイブスター】側が繰り出す苦し紛れの《幸運の精霊ファイブスター》からの展開プランも《グレープ・ダール》で咎めることができるため、【白緑ファイブスター】にとっての天敵と言える存在です。

【零龍ギャスカ】

キルターンが非常に速い【零龍ギャスカ】も【白緑ファイブスター】に有利なデッキの1つです。

【白緑ファイブスター】のフィニッシュターンは4ターンなので、2ターンキル、3ターンキルを行う【零龍ギャスカ】からすれば戦いやすい相手です。

シールドトリガーも《スローリー・チェーン》くらいしかなく、6割の確率で単純打点を揃えるだけでダイレクトアタックを行えます。

《スローリー・チェーン》を踏んだ場合でも、《フェアリー・ライフ》がトリガーしなければ《生命と大地と轟破の決断》を撃てないというケースが多いので、かなり勝ち越せるデッキだといえます。

まとめ

環境でも屈指の強力なコンボを搭載するデッキ【白緑ファイブスター】

その圧倒的な強さの裏にはメタカードに対する脆弱さがあります。

しかしその弱点は構築段階である程度は補うことができ、自分の動きの強さ、安定性とメタカードへの回答となるカードをどのような割合で搭載するのか環境読みとデッキ構築の腕が問われるデッキです。

ともすれば単純なデッキと思われがちな【白緑ファイブスター】ですが、実は非常に奥が深いです。

メタが薄れたタイミングで自分の動きを押し付けるリストを使うのか、各種メタを乗り越えるためのカードを多数搭載したレシピで戦うか。

あなただけの【白緑ファイブスター】をぜひ作ってみてくださいね!

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