はじめに
こんにちは。
しおじです。
今回は【自然零ゼニス】を紹介&解説していきます。
キャラプレミアムデッキ誓いの水晶発売から時間がたった今再度注目されている【ゼニス】。
環境デッキにどのようなアプローチをしているのでしょうか。
それでは早速、解説にいきましょう。
目次
【自然零ゼニス】特徴
裏向きマナを複数つくってマナを伸ばして高速で大型ゼニス・セレスの召喚を狙うのが新しい【ゼニス】デッキです。
マナを伸ばして大型ゼニスの召喚を狙うのはこれまでの【ゼニス】と変わりませんが裏向きマナと水晶ソウル3により、より早く召喚が可能です。
このデッキの強みは大きく3つあります。
一つ目はメタカードの積みやすさ
自然文明と零文明で構成されているため自然文明の低コストメタクリーチャーや《DG-パルテノン〜龍の創り出される地〜》を無理なく採用出来ます。
メタカードの枠を環境によって入れ替えることで様々な環境で戦うことが出来ます。
二つ目は最速4ターンゼニス
2ターン目に《「この私のために華を咲かすのだ!」》でマナを伸ばしながら裏向きのマナをつくるとこで、3ターン目に《シャングリラ・クリスタル》からの4ターン《「戦鬼」の頂天ベートーベン》を決めることが出来ます。
【光闇火ファイアー・バード】のような攻撃してくるデッキで大型を除去できない場合は《「戦鬼」の頂天ベートーベン》1枚で完封。
エターナル・Kによる除去耐性もあるので容易に除去することは出来ません。
《「戦鬼」の頂天ベートーベン》が無くても、《黙示録の水晶》を唱えることは出来るので、相手の盤面を一掃しながら、手札を補充することが出来ます。
三つめはロック能力
《偽りの名ワスプメリサ》によるクリーチャーの登場時能力ロック、《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》による呪文ロックにより相手の逆転の芽を潰します。
《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》は《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》攻撃時の革命チェンジが主な登場方法なので一気にシールドを割り切りリーサルを狙うことが出来ます。
【自然零ゼニス】サンプルリスト
今回は実際にCSで入賞していたリストを参考にしたものを基に解説していきます。
採用カード解説
コンセプトカード
《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》
【 クリーチャー 】
種族 ゼニス・セレス / 文明 ゼロ / パワー57975 / コスト15
■革命チェンジ :ゼニス(自分のゼニスが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■ワールド・ブレイカー (このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身の手札をすべて裏向きでマナゾーンに置く。
■相手は、自分のマナゾーンにある裏向きのカードの枚数よりコストが小さい呪文を唱えられない。
■エターナル・Κ (このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)
革命チェンジによって登場する超大型ゼニス。
登場時にお互いの手札を全て裏向きでマナに送る擬似全ハンデス能力と裏向きマナの枚数以下の呪文をロックします。
ワールド・ブレイカーなので横に攻撃できるクリーチャーが一体でもいればリーサルを狙うことが可能。
《「戦鬼」の頂天ベートーベン》
【 クリーチャー 】
種族 ゼニス・セレス / 文明 自然 / パワー19000 / コスト13
■水晶ソウル3(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は3になる)
■マッハファイター
■Q・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から3枚を見る。その中から、好きな数のクリーチャーを相手に見せ、手札に加えてもよい。残りを裏向きにして、マナゾーンに置く。
■このクリーチャーがタップしていれば、相手のクリーチャーは自分を攻撃できない。
■エターナル・Κ(このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)
水晶ソウル持ちのベートーベン。
《「戦慄」の頂ベートーベン》に似たマナブースト能力とタップされているときの攻撃誘導能力をもっています。
本家よりパワーが高く19000あるのでほとんどのクリーチャーはバトルに勝つことができません。
【ファイアー・バード】のようなデッキでは突破するのは困難でしょう。
また、エターナル・Kを持っているので2回以上の除去を要求されます。
しかし、《深淵の逆転撃》のようなマイナス系の除去なら一発で解体できるので覚えておきましょう。
《シャングリラ・クリスタル》
【 呪文 】
文明 ゼロ / コスト3
■G・ストライク(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、タップしてマナゾーンに置く。(マナゾーンにある裏向きのカードは、マナの数字が1の無色カードとして扱う。その持ち主はそれをいつでも見てもよい)
■水晶武装2:自分のマナゾーンに裏向きのカードが2枚以上あれば、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままマナゾーンに置く。
最近の【ゼニス】を支えている強力なマナブースト呪文。
水晶ソウル3を加味すれば3コストで実質6マナブースト。
破格のスペックであることがよくわかるでしょう。
この6マナブーストにより水晶ソウル3を持つゼニス・セレス達を早期に着地させることが可能になっています。
追加マナブーストは水晶武装2で発動するので、2ターン目に何かしら裏向きマナをつくることを心がけましょう。
《水晶設計図》
【 呪文 】
文明 ゼロ / コスト2
■自分の山札の上から4枚を見る。その中からゼニスまたは無色カードを1枚、表向きにし、手札に加えてもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、自分のマナゾーンにあるカードを1枚、裏向きにしてもよい。(マナゾーンにある裏向きのカードは、マナの数字が1の無色カードとして扱う。その持ち主はそれをいつでも見てもよい)
【ゼニス】の足回りを支えてくれるサーチ呪文。
裏向きマナを用意しながら、《シャングリラ・クリスタル》などの次の動きを持ってこられるのが強力。
《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》で墓地のこのカードを回収して、《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》の2枚目や《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》をサーチ可能。
2ブロックフォーマットではこのカードは使えないです。
なので、このカードが使えるオリジナルフォーマットなどではありがたみを感じることができます。
採用候補カード
《とこしえの超人》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント / 文明 自然 / パワー4000 / コスト1
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■相手が自身の手札以外からカードを出す時、かわりにマナゾーンに置く。
アドバンスフォーマットでおすすめの一枚。
1コストですべての外部ゾーンのカードをとめることができます。
墓地利用系のデッキが増えてきたら入れるのもありです。
《キャディ・ビートル》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・インセクト / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
■相手のターン中、相手が、自身のマナゾーンのカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを出す時、かわりにマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く。
継続的に踏み倒しを咎めてくれるメタクリーチャー。
流行りの【光水闇マーシャルループ】メタとして今注目されているクリーチャーです。
自然のメタクリーチャーを入れるなら今はこれがおすすめ。
回し方
序盤は裏向きマナを多くつくることを意識します。
最速4ターンゼニスが確定している時は《「この私のために華を咲かすのだ!」》を唱えて、それ以外は《Dの寺院タブラサ・チャンタラム》を貼りましょう。
《水晶設計図》で《シャングリラ・クリスタル》を探す動きも強力なので《シャングリラ・クリスタル》がないときはそちらを唱えましょう。
裏向きマナは相手からは確認出来ないので大型ゼニス・セレス登場までどの【ゼニス】デッキなのか気づかせないこともできます。
中盤は《黙示録の水晶》で後続を確保しながら相手の盤面を流したり、《「戦鬼」の頂点ベートーベン》を出して盤面を作りながらマナと手札を潤沢にします。
《「戦鬼」の頂点ベートーベン》の場合は《Dの寺院タブラサ・チャンタラム》を事前に貼っておくとDスイッチを使えるので更なる盤面展開が可能です。
最後に《偽りの名 ワスプメリサ》でクリーチャーの登場時をロック、《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》からの《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》で呪文を止めながらいきなりフィニッシュを目指します。
《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》からの《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》は、横にもう一体クリーチャーがいるだけでリーサルを狙えるので「ターンを返したら負けてしまう...」という時にワンチャンスを作ってくれます。
ピンチのときはばちこーんと決めてやりましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。今回の記事の内容をまとめると、
● 最速4ターンゼニス! ●環境に合わせたメタカード ● クリーチャー登場時&呪文ロック! |
基盤はほとんどキャラプレミアムデッキ誓いの水晶なのにCS環境でも優勝を狙えるこのデッキ。
《黙示録の水晶》の値段が落ち着きかなり組みやすくなりました。
エピソード2が世代だった方達やデュエプレでゼニスが楽しかった方達も是非この機会に新しいゼニスを体感してみてはどうでしょうか。