【アドバンス】オカルトアンダケインの回し方と必勝テクニック

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【アドバンス】オカルトアンダケインの回し方と必勝テクニック

目次

2021年7月の殿堂執行により、レギュレーション対応していないデッキです。

皆さん、オカルトアンダケインしてますか?

……そんな挨拶を数十回聞いたような気がするのは僕だけでしょうか。

某Youtuberの宣伝力によって最早知らないDMPはおらず、他カードゲームのインフルエンサーにまで普及した単語。

それが「オカルトアンダケイン」。

そんな今だからこそ、「実はオカルトアンダケインってどんなデッキなのか分からないけど、周りの人には聞けない」なんて方もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、今まで【オカルトアンダケイン】を全然使ってこなかった人や、最近オリジナルを中心に練習しているからアドバンスに疎遠になっている人に向けて、改めて【オカルトアンダケイン】の基本を知ることを目指します。

また、カーナベルでは【オカルトアンダケイン】のデッキパーツをまとめて購入することができます。

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【オカルトアンダケイン】とは

【オカルトアンダケイン】とは早いターンからコストの大きいクリーチャーを場に出し、そのクリーチャーを《不敵怪人アンダケイン》の持つフシギバースのコストにして、大量のアドバンテージ獲得を狙うデッキです。

コスト
フシギバースで出す
踏み倒す

そして獲得したアドバンテージを使い、《零龍》の卍誕を狙ったり、ランデス(マナ破壊)によるロックを狙ったりします。

フィニッシュは《零龍》でさっさと殴ってもよし、ランデスしてから殴ってもよしで、状況に応じて使い分けていきます。

このデッキの特徴は2つあります。

一つは《不敵怪人アンダケイン》を中心に多数の墓地利用カードを採用しているので墓地リソースを使いながら戦う点です。

手札が無くても、墓地をまるで手札かのように使って戦います。

もう一つは《零龍》、コスト踏み倒しカードを多数採用しているので、マナを使わずに多くのプレイを可能にしている点です。

コスト払わなすぎ

特に二つ目の要素がこのデッキがを”難しい”と思われている点なのかもしれません。

多くのカードや効果を適切な順番で選んで使っていくことになりますからね。

ただそこまで難しく考える必要はなく、それぞれカードの役割と個別のテクニックを知っていればOKだと自分は考えています。

この後はサンプルリストを紹介した後、採用カード解説ではそれぞれのカードの役割を、そして最後に個別のテクニックを紹介していきます。

【オカルトアンダケイン】サンプルリスト

確定枠


自分が確定枠だと考えているのが上記の通り。

デッキの核となるカード。

初動。

《不敵怪人アンダケイン》から出して強いカード。

最強カード《盗掘人形モールス》

といったラインナップです


自由枠含めたサンプルリスト


そして残りの枠を埋めたものが上記のものです。

採用カード解説

採用カードを紹介していきますが、重要なのは各カードの役割を把握することです。

これを理解することで適切なプレイングをとりやすくなるのは勿論、今の環境で何枚採用するのがベストなのかが見えてくるでしょう。

メインギミックとなるカード

・《不敵怪人アンダケイン》

【 クリーチャー 】
種族 デビルマスク / 不死樹王国 / 文明 闇 / パワー6000 / コスト6

■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
■フシギバース [闇08](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、 [闇08] からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは [闇01]より少なくならない)

墓地にあるだけで強力で、かつ、複数枚墓地にあれば動きの幅がさらに広がります。

デッキに採用されている全てのカードと相性が良く、このカードの採用枚数を減らすことはありません。


・《暗黒鎧 ダースシスK》

【 クリーチャー 】
種族 ダーク・ナイトメア / イニシャルズ / 文明 闇 / パワー5000 / コスト5

■このクリーチャーの召喚コストを支払う時、かわりに自分のクリーチャーを1体破壊し、自分の山札の上から1枚目を墓地に置き、自分の手札を1枚捨ててもよい。
■このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、このクリーチャーと同じ名前のクリーチャーをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出す。 

特に《不敵怪人アンダケイン》との相性が良いカード。《不敵怪人アンダケイン》、《零龍》というこのデッキの2大切り札を生かすのがこのカードの役割です。

2ターン目に《戦略のD・Hアツト》などを召喚し、それをコストに《暗黒鎧 ダースシスK》を使うことで、3ターン目に《不敵怪人アンダケイン》をフシギバース出来ます。

このデッキの黄金ムーブ

また《零龍》とも相性が良く、各種儀の達成を整える際に有用です。

  • 《手札の儀》:マナを使わずに手札を2枚消費出来るため、手札を能動的に0にしやすくなる。
  • 《墓地の儀》:1枚で墓地を3枚増やせるため、早期の達成も楽になる。
  • 《破壊の儀》《墓地の儀》と絡めて、1枚で自分のクリーチャーを1体、相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体で合計2カウント分破壊を進めることが出来る。
  • 《復活の儀》:墓地から同名カードを蘇生出来るので、《不敵怪人アンダケイン》に頼らずに儀を達成可能になる。

・《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド・ドラゴン / 文明 闇 / パワー9000 / コスト8

自分のクリーチャーを3体破壊して、コストを支払わずにこのクリーチャーを召喚してもよい。
このクリーチャーが攻撃する時、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
W・ブレイカー

1枚で《零龍》の《破壊の儀》を達成出来るカードであり、また、《不敵怪人アンダケイン》のフシギバースコストとしても有用なカードです。

やや《暗黒鎧 ダースシスK》と役割が似ていますね。

ただし、《暗黒鎧 ダースシスK》と比べて引きたいターンがそこまで早くないです。

あちらが2~4ターン目に引きたいのに対し、こちらは4ターン目以降に必要になるカードです。

《不敵怪人アンダケイン》を既に1度使い、ある程ドローを進めている状態において必要になります。

なので3枚でも問題はありません。

《追憶人形ラビリピト》の全ハンデスを起動するという役割も存在しますが、今回のリストでは《龍装鬼 オブザ08号》でその役割をこなすことが出来ます。

2枚では足りないし、出来れば4枚積みたい。だけども、そのための枠が無く、かつ、他のカードで役割を代替出来るから今は3枚積み、といったところですね。


・《零龍》

【 零龍の儀 】
種族 マスター・ドラゴンZ / 文明 闇 / パワー0 / コスト00

【零龍の儀】
■ゲーム開始時、このカードと、異なる4種類の零龍星雲を、リンクせずにバトルゾーンに置く。
■ゲーム開始時、相手はもう1枚カードを引く。
■零龍カードはバトルゾーンを離れない。
■零龍卍誕:自分の4枚目の零龍星雲をこのカードとリンクした時、5枚全部を裏返して、1体のリンクしたクリーチャーにする。

【手札の儀】■自分のターンの終わりに、手札が1枚もないプレイヤーがいれば、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、GR召喚する。

【墓地の儀】■カードを自分の墓地に置いた時、自分の墓地にカードが8枚以上あれば、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000 する。

【破壊の儀】■クリーチャーが破壊された時、このターン中、他に2体以上破壊されていたら、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、闇のカードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。

【復活の儀】■カードを自分の墓地からバトルゾーンに出した時、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。

【零龍】
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーが零龍卍誕した時、そのターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを0にする。
■このクリーチャーは、パワーが0以下の間バトルゾーンを離れることはできず、すべてのバトルに勝つ。
■このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。

このデッキが柔軟に対応出来る所以です。

相手にメタカードなどを出された困った状況では取り敢えず卍誕を目指せばなんとかなります。

《手札の儀》から出てくるGRについて

GRの構成は自分は守りを重視した構成にしています。

この構成の強みは殴ってくる相手に対して、零龍卍誕することが勝ちに繋がりやすくなる点にあります。

《防護の意志 ランジェス》は、プレイヤーを攻撃出来ないため優先度が他より落ちます。

また、ミラーにおいて、相手が《手札の儀》を使う=自分も《手札の儀》を使える可能性が高い、ということになります。

そういう状況で不利を覆す手段として墓地メタ二種も採用しています。

他にも《サザン・エー》《ロッキーロック》あたりが候補になります。

こちらの方がパワーカードなので、ビートダウンが少ないと考える環境ではこちらを優先します。

《手札の儀》達成のために使った手札を回復。
1体で2体分のクリーチャーで様々なコストとして優秀。GRの試行回数を増やせるのも強力。

・《一なる部隊 イワシン》

【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー1000 / コスト2

■このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれた時、カードを1枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を1枚捨てる。

墓地の枚数に関係するカード全てのカードパワーを底上げしてくれているカードで、かつ、全てのカードを引く確率を上げてくれるカードです。

入れない理由はなく、減らすことも考えられません。

効果は任意効果なので、相手の《龍素記号 Xf クローチェ・フオーコ》を警戒する場合は敢えて使わないこともあります。


《不敵怪人アンダケイン》から出すカード

・《フォール・クロウラー》、《腐敗勇騎ドルマークス》

【 クリーチャー 】
種族 アース・イーター / 文明 水 / パワー2000 / コスト4

このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻す。その後、相手もカードを1枚、自分自身のマナゾーンから手札に戻す。
O・ドライブ 闇x2 (このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンで闇のカードをさらに2枚タップしてもよい。そうした場合、次の能力を得る)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、文明をひとつ選ぶ。その後、相手の手札を見て、その中から選んだ文明のカードを1枚選び、捨てさせる。

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ゴースト / ヒューマノイド / 文明 闇/火 / パワー4000 / コスト4

マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体と、自分のマナゾーンからカードを1枚選び、自分の墓地に置く。その後、相手はバトルゾーンにある自分自身のクリーチャー1体と、自分自身のマナゾーンからカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。

ランデスカードです。それぞれ使い方がやや異なり、それぞれに役割があるので自分は両方採用するのが好きです。

それぞれの特徴を比較しましょう。

《フォール・クロウラー》の特徴

  • 水文明である。(デッキの色配分の調整が出来る。手札からも出せる。)
  • 自分のマナのカードを手札に加えられる。
  • 自分の闇文明1マナにつき相手のマナを1枚手札に戻させるループがある。

《腐敗勇騎ドルマークス》の特徴

  • 闇を含む多色である。(手札からは出せない)
  • 相手の盤面に干渉出来、相手にランデスの方法が墓地送りなので《フォール・クロウラー》よりも状況を選ばずに使える。
  • 自分の闇含む2マナにつき、効果を1度使うループがある。

それぞれのループについても見ていきましょう。

闇マナ1枚につき《フォール・クロウラー》の効果を1度使うループ。

【初期盤面】

バトルゾーン:《零龍》《不敵怪人アンダケイン》《フォール・クロウラー》

手札:《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》

  1. 自分の場の《零龍》、《不敵怪人アンダケイン》《フォール・クロウラー》をコストに《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》を召喚する。この時、《零龍》は場を離れない。
  2. 《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》をコストに《不敵怪人アンダケイン》をフシギバースする。
  3. 《不敵怪人アンダケイン》の効果で《フォール・クロウラー》を蘇生する。
  4. 《フォール・クロウラー》の効果でマナから《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》を手札に加える。(→1に戻る)

また、このループは上の手順の2番目をスタート地点とすることも出来ます。

その時は場に《零龍》、《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》。

墓地に《不敵怪人アンダケイン》《フォール・クロウラー》が初期盤面となります。

さらにこのループをした際に自分の場に《追憶人形ラビリピト》が居ると、相手の手札に加わったカードをハンデスしながらランデスを行えます。(手順1で《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》が出るため)

闇含む2マナにつき《腐敗勇騎ドルマークス》の効果を1度使うループ

【初期盤面】

バトルゾーン:《不敵怪人アンダケイン》

墓地:《不敵怪人アンダケイン》《腐敗勇騎ドルマークス》

  1. 場の《不敵怪人アンダケイン》をコストに《不敵怪人アンダケイン》をフシギバース。
  2. 《不敵怪人アンダケイン》の効果で《腐敗勇騎ドルマークス》を蘇生。
  3. 《腐敗勇騎ドルマークス》の効果で自身の場の《腐敗勇騎ドルマークス》、マナの《不敵怪人アンダケイン》を墓地へ送る。(→1へ戻る)

場に《零龍》を必要とせず、《追憶人形ラビリピト》が居なくても心配せずランデスを行える点が《フォール・クロウラー》のループにはない強みです。


・《追憶人形ラビリピト》

【 クリーチャー 】
種族 デスパペット / 文明 闇 / パワー2000 / コスト4

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■自分のターン中に、コスト8以上のクリーチャーを召喚した時またはコスト8以上の呪文を唱えた時、相手は自身の手札をすべて捨てる。

全ハンデスをするためのトリガーとなるのは《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》と、《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》の2種類です。

特に現在の構築では《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》の枚数を厚く採っているため、手札に《追憶人形ラビリピト》と《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》をキープして戦うというプランが取りやすくなっています。

このプランは、《不敵怪人アンダケイン》のフシギバースを使わないため、墓地メタ以外の相手のメタカードに対して強いプランです。

そういう意味では、他の「アンダケインから出して強いカード群」よりも手札にキープする価値が高いカードと言えるでしょう。


・《天災 デドダム》

【 クリーチャー 】
種族 トリニティ・コマンド / 侵略者 / 文明 水/闇/自然 / パワー3000 / コスト3

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚を自分の手札に加え、1枚をマナゾーンに置き、残りの1枚を墓地に置く。

《フォール・クロウラー》のランデス、《追憶人形ラビリピト》の1枚ハンデスはそれぞれ強力な効果ですが使うタイミングを選びます。

どちらもいつ使っても強い効果ではありません。

《腐敗勇騎ドルマークス》は場にも干渉出来るため比較的いつでも強い効果と言えるでしょう。

そしてそれらに比べて究極にいつ出しても強いのが《天災 デドダム》です。

最近は《フェアリー・ミラクル》軸のビッグマナも増えてきていて安易な《フォール・クロウラー》が許されにくい環境でもあるので、今までの環境の中でも特に出番が多いと感じます。

後攻3ターン目だと《フォール・クロウラー》のランデスよりも《天災 デドダム》の方が強い。

ただし、多色であること、手札からは滅多に出せないこと、を加味して採用を検討するべきカードではあります。


動きの補助をするカード

・《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》

【 ツインパクトカード 】
種族 ドラゴンギルド / マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー8000 / コスト9

■このクリーチャーを召喚するコストは、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは0以下にならない。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのクリーチャーのパワーは、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき−1000される。
■W・ブレイカー

【呪文】
カード名:終焉の開闢
文明:闇
コスト:3マナ

■自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。

王来篇開始と同時に環境に現れた《とこしえの超人》の集団に立ち向かうためのカード・・・・・

右見ても左見てもとこしえ・・・

ではあるものの、その実このカードのカードパワーは《とこしえの超人》が登場する前から注目されていました。

墓地が増えやすいこと、《追憶人形ラビリピト》と相性が良いこと、水マナを必要としない初動になること、欲しくなりがちな除去効果をもっていること、等々このデッキとの相性がかなりいいカードです。

《とこしえの超人》の登場によって、昔は1~3枚の採用が適正だったものが、3~4枚採用したくなった、という感じでしょう。


・《暗黒鎧 ザロスト》

【 クリーチャー 】
種族 ダーク・ナイトメア / 革命軍 / 文明 闇 / パワー3000 / コスト4

■ブロッカー
■このクリーチャーは攻撃できない。
■自分のターンのはじめに、このクリーチャーが自分の墓地にあれば、自分のシールドをひとつ墓地に置いてもよい。
そうした場合、このクリーチャーをバトルゾーンに出す。

墓地にあるだけで強いカードで、採用枚数を増やすことでこのデッキのデッキパワーを底上げすることが出来ます。

《とこしえの超人》が居たとしても、墓地の枚数を変えずにマナを1マナ増やせるカードなので完全に腐るわけでもありません。

ただし、クリーチャーを出す回数を制限するタイプのメタカードに対しては弱いです。限られた召喚回数を《暗黒鎧 ザロスト》に充てるのが勿体ないためですね。

環境にもよりますが、今回は《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》に枠を譲って2枚の採用に抑えました。

環境次第で《百万超邪 クロスファイア》や《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》の枠を減らして枚数を増やしたいカードです。


・《盗掘人形モールス》、《百万超邪 クロスファイア》

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 デスパペット / 文明 闇 / パワー2000 / コスト5

■G・ゼロ-自分の墓地にクリーチャーが6体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、クリーチャーを1体、自分の墓地から自分の手札に戻してもよい。

【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 火 / パワー7000 / コスト7

■G・ゼロ―自分の墓地にクリーチャーが6体以上あり、自分の《百万超邪 クロスファイア》がバトルゾーンになければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 ■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない) ■パワーアタッカー+1000000 ■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)

《盗掘人形モールス》は状況を選ばずに使え、《手札の儀》達成のための手札枚数調整にも役に立つので入れない理由がありません。

《百万超邪 クロスファイア》の枚数は環境によって変化します。

例えば、一時期【赤白ヴァイカー】が流行っていた環境では《百万超邪 クロスファイア》のビートプランの通りが良かったので2枚採用したいカードでした。

ただ、今の環境は【4cヴァイカー】、【5cコントロール】といったデッキが台頭していて、ビートプランの通りはイマイチです。

3マナで切り返しを食らう
1枚のトリガーでテンポを取られる

ただ、1枚採用しておくことでどうしてもあと1打点欲しい、という盤面で《百万超邪 クロスファイア》を探しにいくことが出来るようになります。

例えば【4cヴァイカー】相手に零龍卍誕はしたものの、相手の《奇天烈 シャッフ》で0宣言された場合等です。

0か1かでデッキの使用感が変わるカードなので自分は1枚採用しています。


初動

・《戦略のD・Hアツト》等

【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド / ヒーロー / 文明 水/闇 / パワー2000 / コスト2

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを2枚引いてもよい。そうした場合、自分の手札を2枚捨てる。

初動は余った枠に可能な限り積む、というのがこのデッキのセオリーだと自分は考えています。

今回は9枚とやや少なめですが、《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》もあるため初動にはそこまで困りません。

《戦略のD・Hアツト》のみ、他2種類と違ってドローが任意効果なので採用枚数を多くします。

また、最近では《ネ申・マニフェスト》を採用している形も見られるのでそれについても触れておきましょう。

【 クリーチャー 】
種族 トリックス / レクスターズ / 文明 水 / パワー2000 / コスト3

■このクリーチャーが出た時、カードを3枚引き、その後、自分の手札を2枚捨てる。
■シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーはブロックされず、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。

「手札を減らさない」「単色である」「3コスト」である、これらが《戦略のD・Hアツト》との差別点と言えます。

ただし、《戦略のD・Hアツト》系の枚数を減らしてまで入れるカードではなく、入れ替え候補となるのは《天災 デドダム》と言えるでしょう。

確かに《天災 デドダム》と違って手札から出せる点は強力に思えますが、《天災 デドダム》が居なくなると《不敵怪人アンダケイン》のカードパワーが大きく下がります。

自分のメインの動きを弱めて、「下回りを強くする」という考え方は環境次第ではアリだと思います。

しかし現状では、メインの動きを強める方が優先だと自分は考えています。

知っておくべきテクニック

墓地の儀カウンター

自分の場にブロッカーを用意した状態で、《墓地の儀》以外の零龍の儀を全て達成しておきます。

この時、相手のクリーチャーの攻撃をブロックし、自分のクリーチャーがバトルに負けて墓地に行き、自分の墓地が8枚以上になれば相手のターン中に達成零龍卍誕できます。

墓地の儀は自分の墓地が十分あれば、比較的いつでも達成できる儀です。

例えば《戦略のD・Hアツト》をプレイするだけで達成できます。

そのため、早く卍誕するのではなくて敢えて《墓地の儀》だけを残して相手にターンを返す方が相手が嫌がるケースも多いです。


大事な解決順について

このデッキはカードをプレイする順番も大事ですが、同時に誘発している効果を解決する手順も大事になります。

よく同時に誘発するのが、《墓地の儀》《復活の儀》《破壊の儀》、《暗黒鎧 ダースシスK》、《一なる部隊 イワシン》です。

特に《暗黒鎧 ダースシスK》の同名蘇生の効果は強制効果です。

例えば絶対に《墓地の儀》を達成したいような場面で、同名蘇生よりも先に《一なる部隊 イワシン》を解決してしまうと自分のデッキトップから《暗黒鎧 ダースシスK》を引いてしまって結果的に墓地の枚数が減ってしまうこともあり得ます。

勿論逆に《一なる部隊 イワシン》から先に解決して、同名蘇生を狙う場合もあるのでどちらが良いのかは状況次第です。

総じて、あらかじめどういうカードを《一なる部隊 イワシン》で引いた場合にどういうルートに派生するかを頭の中で描いておく必要があります。

零龍の儀に関しても同様で、まだ見えてない山札の上4枚くらいを想像しながら回すのがこのデッキのコツだと言えるでしょう。


ビートプランで先攻3キル

所謂”上振れ”の動きにはなりますが、先行で《暗黒鎧 ダースシスK》、《一なる部隊 イワシン》、《百万超邪 クロスファイア》、《戦略のD・Hアツト》系が揃うと先攻3キルが可能です。

2ターン目に《戦略のD・Hアツト》+《一なる部隊 イワシン》+《暗黒鎧 ダースシスK》をプレイすると墓地が6枚になるのでそのまま《百万超邪 クロスファイア》を召喚して、SAでWブレイク。

ターン終了時に《手札の儀》でGR召喚。

これで次のターンに相手のシールド3枚に対して4打点あるのでリーサルです。

また、《一なる部隊 イワシン》のところは2枚目の《暗黒鎧 ダースシスK》でも代用が可能です。

その場合は《復活の儀》で墓地の枚数を6にします。

おわりに

いかがだったでしょうか。

王来篇が始まって《とこしえの超人》が多い環境になって尚、このデッキは不動の環境トップだと感じています。

やってることがインチキすぎて生半可なデッキでは対応が困難なんですよね。

《とこしえの超人》をぶつければ勝てる、ではなく、《とこしえの超人》を引いて初めて試合になる、という感じです。

更に《とこしえの超人》が増えれば必然的に《とこしえの超人》が刺さらないデッキが環境に増えてきます。

そうして《とこしえの超人》の採用率が落ちると・・・・はい【オカルトアンダケイン】の独壇場です。

このデッキのかわいそうな点が一つあるとすれば、こんなに強いデッキなのに大舞台での活躍が1度もないという点でしょう。

IFの世界線ではGPや全国大会で大暴れしていたんだろうな・・・・。

ただ、緊急殿堂が来てもおかしくはないレベルのバグデッキなのに、半年以上野放しにされている理由もまた、このご時世なのかもしれませんね。

使えるのは今だけかもしれないこんなバグデッキを使わずに終わるのは勿体無いです。まだ使ったことがない人には是非使っていただきたい。

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