はじめに
どうも◆ドラ焼きです。
10月にはついにGP2022が控えており、久しぶりにアドバンスの大型大会が開催されます。
アドバンスの大会がオリジナルに比べると少なかったこともあり、どういったデッキが強いのかということも明確でないことが多いように思います。
そこで、GP2022に向けてアドバンスのデッキ解説を中心に行っていきたいと思います。今回紹介するのは【火闇ドルマゲドン】です。
【火闇ドルマゲドン】は登場当初から人気のデッキタイプの一つです
。ですが、先日発売されたクロニクルデッキによって強化され、今までにはなかったデッキパワーを得ています。
環境の変わり目に強い、なんて言われていた頃の面影は無く、CSでも入賞を連発するようの環境トップの一角となった、【火闇ドルマゲドン】を紹介していきます。
昔からこのデッキタイプが好きな方や、アドバンスをもっと知りたいという方は是非最後までお付き合いください。
目次
【火闇ドルマゲドン】特徴
【火闇ドルマゲドン】とは、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》をフィニッシャーに据えたビートダウンデッキです。
【 最終禁断フィールド 】
文明 闇/火 / パワー999999 / コスト999
FFL1(真ん中)■この最終禁断フィールドは、ゲーム開始時、四隅に封印を1つずつ付けてリンクしたフィールドとしてバトルゾーンに置く。(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く)■バトルゾーンにある自分の封印は、各ターンに1つだけ、闇または火のコスト5以上のコマンドを召喚または「侵略ZERO」を使ってバトルゾーンに出すことによってのみ、外すことができる。(外した封印は墓地に置く)■自分は、コマンド、イニシャルズ、あるいは名前に《禁断》とあるクリーチャーでしか攻撃できない。■この最終禁断フィールドはバトルゾーンを離れない。 FFL2(左下)■このカードから封印が外された時、そのターン、自分のクリーチャー1体に「パワーアタッカー+2222」を与える。 FFL3(左上)■このカードから封印が外された時、相手のパワー1111以下のクリーチャーを1体、破壊する。 FFL4(右上)■このカードから封印が外された時、そのターン、自分のクリーチャー1体に「スレイヤー」を与える。 FFL5(右下)■禁断爆発:このカードから封印が外された時、この最終禁断フィールドに封印が1つもなければ、裏返し、1体のクリーチャーとして合体させる。
【禁断爆発後】
カード名:終焉の禁断 ドルマゲドンX
カードの種類:最終禁断クリーチャー
文明:闇/火
パワー:999999
コスト:999マナ
マナ:-
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが禁断爆発した時、相手は自身のクリーチャーすべてに封印を1つ付ける。(クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する)
■相手は自身のクリーチャーに付いている封印を墓地に置けない。
■このクリーチャーに封印を付けることはできない。
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにこのクリーチャーの禁断コアを2枚、このカードの下に置いてもよい。
そうしたら、自分のシールドを1つ墓地に置く。
■このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、クリーチャーをすべて破壊し、自分はゲームに負ける。
5コスト以上の火か闇のコマンドを召喚すると、毎ターン1枚ずつ封印が剥がれていきます。
《終焉の禁断 ドルマゲドンX》は2回まで除去への耐性があり、禁断爆発した際には実質の全体除去も持ち合わせているため、それをちらつかせながら打点を押し込んでいくデッキとなっています。
昔は3ターン目にチャージャーでマナ加速をし、4ターン目から封印を剥がしていく形の【火闇ドルマゲドン】が環境で活躍していました。
しかし令和の【火闇ドルマゲドン】はチャージャーは使いません。
《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》と《鬼寄せの術》による3ターン目からコスト5のコマンドを召喚することが出来るほか、クロニクルデッキで登場した《D2V3 終断のレッドトロン/フォビドゥン・ハンド》も3ターン目から召喚出来るコマンドです。
これらにより3ターン目から封印を剥がしていくことが出来る、つまりは以前よりも1ターン早く動いていくことが可能になりました。
さらに、【火闇ドルマゲドン】の攻撃の要であった侵略にも強化が来ました。以前までは打点不足を解消するための侵略カードを採用していたところを、P侵略である《時空の禁断 レッドゾーンX/終焉の覚醒者 レッドゾーンBSR》で補えるようになりました。
【 進化サイキック・クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者 / イニシャルズX / 文明 闇 / パワー11000 / コスト8
■進化:闇のクリーチャー1体の上に置く。
■P侵略:自分の闇の、コスト5以上の、サイキックではないコマンドが攻撃する時、自分の超次元ゾーンにあるこのクリーチャーをその上に置いてもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーを、進化ではないクリーチャーの上に置いた時、自分の手札を1枚捨てる。その後、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-9000する。
■メテオバーン覚醒:自分のターンのはじめに、このクリーチャーの下にあるカードをすべて墓地に置き、その後、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。
【覚醒後】
カード名:終焉の覚醒者 レッドゾーンBSR
カードの種類:サイキック・クリーチャー
文明:闇
種族:ソニック・コマンド/侵略者/イニシャルズX
パワー:15000
コスト:12マナ
マナ:-
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶相手は自身の手札を2枚選んで捨てる。
▶相手のクリーチャーを1体選び、相手はそれに封印を1つ付ける。
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く)
侵略を引かなくても超次元から侵略し、除去をしながら押していけるようになったことで単純にデッキの再現性が向上しています。
また、従来までの【火闇ドルマゲドン】の特徴の一つでもあった受けの強さも健在です。
クロニクルデッキで様々な新規S・Tが追加されたほか、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》による禁断爆発カウンターもあるため、殴り合いでは中々負けないビートダウンデッキとなっています。
ここまでの【火闇ドルマゲドン】の特徴をまとめると
- 3ターン目から封印を剥がし、最後は《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を押しつけるビートダウンデッキ。
- P侵略を使って常に除去を使いながらの攻撃が可能。従来よりもその動きの再現性も向上。
- トリガーが多めに採用されており、かつ、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》のカウンターもあるため受けが強い。
それでは、サンプルリストの方を見ていきたいと思います。
【火闇ドルマゲドン】サンプルリスト
今回のサンプルリストでは連続で封印を剥がしていけるシンプルな構成を目指しました。
そのためのカードとして墓地から召喚出来る《終断δ ドルハカバ》や《凶鬼09号 ギャリベータ》を多めに採用しています。
使いやすさを意識して構築したので、この形から試していってくださると幸いです。
採用カード解説
初動
《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》
【 禁断フィールド 】
文明 闇/火 / コスト2
■このフィールドが出た時、封印を4つ付ける。■自分の闇のコマンド、火のコマンド、名前に《禁断》とあるクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。■禁断爆発:このフィールドから封印がすべて外された時、山札に加えてシャッフルする。その後、カードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。コマンドが出た時、その持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ自身のカードから封印を1つ、墓地に置く)
このデッキの最強の初動枠です。このカードを引けなくてもゲームメイクは出来ますが、このカードを引いたときは別次元の動きが可能になります。
《鬼寄せの術》は1回きりの軽減ですが、こちらは常にコマンドのコストを軽減し続けるため3ターン目に多色のコマンドを出すことも出来ますし、3,4ターン目と連続で封印を剥がすことも簡単です。
2枚貼ることが出来た際には常に4軽減がついている状態で戦うことが出来るため、7マナ帯のコマンドも出せますし、5コストのコマンドを複数並べる事も簡単です。
また、このカードの他の役割として、禁断爆発のタイミングをずらすことが出来る事、《とこしえの超人》のメタという役割があります。
1つ目の禁断爆発のタイミングをずらすというのは、このカードを貼っておけば、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》の封印を剥がすのでは無く、《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》の封印を剥がすという選択を取れるようになります。
相手との駆け引きの中で、まだここは禁断爆発をしたくないな、という時は《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》の封印を剥がし、次のターン以降に禁断爆発を温存することが可能です。
2つ目の《とこしえの超人》へのメタというのは、相手の場に《とこしえの超人》が居る状況で《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》をプレイした場合、付くはずだった4枚の封印が全てマナにいった上で《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》が場に残ります。
つまり、相手は《とこしえの超人》を出すことに常にリスクを背負い続けなければなりません。
【火闇ドルマゲドン】にはP侵略、墓地からの召喚、ドラグハートといった《とこしえの超人》が刺さる要素が多く存在しますが、《とこしえの超人》が最速で出てくる展開は殆どないと言って良いでしょう。
《終断γ ドルブロ/ボーンおどり・チャージャー》
【 ツインパクトカード 】
種族 ソニック・コマンド / イニシャルズX / 文明 闇 / パワー3000 / コスト5
■S・トリガー
■ブロッカー
■このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーを破壊する。
【呪文】
カード名:ボーンおどり・チャージャー
文明:闇
コスト:3マナ
■自分の山札の上から2枚を墓地に置く。
■チャージャー
トリガーであり、初動でもある使いやすいカードです。闇文明単色なので入れることにストレスがありません。
《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》に比べると初動としての強さは劣りますが、このデッキの安定感を上げてくれている1枚です。
《鬼寄せの術》
【 呪文 】
種族 鬼札王国 / 文明 闇/火 / コスト2
■自分のシールドを1つ選び、手札に戻す。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
■このターン、次に召喚する自分の闇または火のクリーチャーの召喚コストを最大4少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。
《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》が無かった時に実質の初動となる他、《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》を引いた際には3ターン目に7マナのコマンドを出せるという上振れ要素を持ち合わせているカードです。
このカードから軽減して強力なクリーチャーとして、《凶鬼09号 ギャリベータ》と《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》は両方4枚ずつ採用しています。
コマンド
《凶鬼09号 ギャリベータ》、《終断δ ドルハカバ》
このデッキの墓地から出てくるコマンド枠です。ここをしっかり採用することで息切れせずにコマンドを展開していくことが出来ます。
特に《時空の禁断 レッドゾーンX》をP侵略させる度に自分の手札が減っていくため、こういったカードを手札から捨て、実質的な手札消費を帳消しにするテクニックは重要になってきます。
《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》
【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド・ドラゴン / 文明 闇/火 / パワー4000 / コスト5
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■スピードアタッカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。
その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
手札を減らさずに場にコマンドを並べることが出来るので、墓地から召喚出来るコマンド達と同じくプレイするだけでアドバンテージを稼げるコマンドです。
また、このカードの最大の利点は《蒼き覚醒 ドギラゴンX》にP革命チェンジが可能なことです。これにより、3打点が少なめなこのデッキの打点不足が解消されます。
勿論《時空の禁断 レッドゾーンX》にもP侵略が可能なので取り回しがし易い優秀な5コストコマンドです。
《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》
【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / デーモン・コマンド / アーク・セラフィム / 文明 闇 / パワー6000 / コスト5
■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■自分のターンの終わりに、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。
単色なので《鬼寄せの術》の恩恵を受けて3ターン目に出せることと、毎ターン1ハンデスという早めに出せば出すほど強い能力との噛み合いが良いカードです。
EXライフによって相手に除去されにくいこと、シールドを増やす能力もS・Tの多いこのデッキと相性も良く、見た目以上に強力な1枚です。
《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》から3,4ターン目に連続で《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》を出すような展開は、3ターン目に《悪魔龍 ダークマスターズ》を出すことに匹敵するくらいの上振れ要素となっています。
《悪魔龍 ダークマスターズ》、《メガ・マナロック・ドラゴン》
今回採用した重めのコマンド枠たちです。どちらも出すだけで1ターン稼ぐことが出来る性能、及び詰めに使いやすい性能となっています。
1ターン稼ぐという行為はこのデッキにとっては《終焉の禁断 ドルマゲドンX》の封印を進めることが出来るということなので、他のデッキ以上にこれらのカードは強く使えると言えます。
《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》と《鬼寄せの術》が揃えば最速3ターン目に出すことが出来るのも魅力の一つです。
《最終龍覇 ボロフ》、《D2V3 終断のレッドトロン/フォビドゥン・ハンド》、《終断X ベガスランチャー》
今回の受け寄りのコマンド枠たちです。どれも受けとして優秀な性能をもっています。
《最終龍覇 ボロフ》は超次元ゾーンのドラグハートを使って受けれる他、あるいは普通に手札から出しても強力なカードです。
《D2V3 終断のレッドトロン/フォビドゥン・ハンド》の呪文面は最終禁断フィールドのおかげで常に2体除去として使えます。
クリーチャー面は3マナで出せるコマンドと言うことで、初動としても使えますし、横にクリーチャーを広げながら圧をかける展開でも優秀になってきます。
《終断X ベガスランチャー》は3000以下除去はそこまで強くないものの、ニンジャストライクで禁断爆発カウンターをすることが出来ます。
《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》や《最終龍覇 ボロフ》といった墓地回収カードで《終断X ベガスランチャー》を墓地から拾い、詰めていくという終盤での動きが可能になるよう2枚だけ採用しています。
超次元ゾーン
P侵略、P革命チェンジを合計で3枚。《最終龍覇 ボロフ》から装備する用のドラグハートを5枚採用しています。
個人的にはドラグハートの使用頻度以上にP侵略の使用頻度がかなり多く、ミラー戦で相手に封印されて使い回せなくなるような状況を考えると《時空の禁断 レッドゾーンX/終焉の覚醒者 レッドゾーンBSR》は3枚に増やしてもいいかもしれません。
回し方・このデッキの弱点
このデッキの大まかな回し方と、このデッキの弱点を紹介していきます。
これからアドバンスのCSに出ようと思っているけど、どんなデッキを使えば良いか分からないという方は是非参考にしてみてください。
コマンドとドルマゲドンでとにかく押す
このデッキは《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》や《悪魔龍 ダークマスターズ》といったハンデスも出来るデッキですが、それと同時に次から次へと打点を作っていきながら殴り続けることも出来るデッキです。
早めに《終断δ ドルハカバ》や《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》といったSAのコマンドとP侵略を押しつけ、相手のシールドを割っていくことも重要です。
よくある展開として、2t(ターン)目《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》、3t目《凶鬼09号 ギャリベータ》、4t目《終断δ ドルハカバ》から殴り始める。
3t目《ボーンおどり・チャージャー》、4t目《終断δ ドルハカバ》から殴り始める。
のような展開があります。
早めから殴ることで相手のシールドを減らし、あとは《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を禁断爆発させるだけで勝ち、という状況を作るのがこのデッキの理想となります。
禁断爆発カウンターを生かす
《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を禁断爆発させるための封印を最後の1枚の封印として残しておき、S・Tやニンジャストライクで相手のターン中に禁断爆発を狙う、という禁断爆発カウンターを狙いましょう。
《凶鬼09号 ギャリベータ》などのカードで自然と自分の墓地は増えていくはずです。なので、終盤には《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》や《最終龍覇 ボロフ》などで《終断X ベガスランチャー》を回収し、禁断爆発に備えることが可能です。
弱点1.ループデッキ
ここからはこのデッキの弱点を紹介していきます。GPやアドバンスのCSに向けての対策になればと思います。
まず最初の弱点はループデッキです。
【火闇ドルマゲドン】の受けの強さや、盤面除去能力を生かすことが難しいため苦戦することになります。
《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》や《悪魔龍 ダークマスターズ》のハンデスが刺さる相手であればまだ戦いようがありますが、それらが刺さらないループデッキは厳しい相手になります。
例えば《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》を使ったループデッキは全くハンデスが刺さらないため天敵となるでしょう。
弱点2.受けを貫通してくるギミック
2つ目の弱点はこちらの受けが機能しないギミックをもつデッキです。
例えばオリジナルで活躍している【アポロヌス】系統のデッキが挙げられます。
こちらが禁断爆発による受けを作るよりも早く攻撃してきますし、トリガーによる受けにも期待しづらいため戦いにくい相手となります。
逆に言うと【火単我我我】のようなデッキはこちらの受けや除去が刺さるため楽に勝てる相手と言えます。
弱点3.トリガー封殺系
最後の弱点は2つ目の弱点と関連していますが、受けを封殺しながら攻撃してくるデッキです。
例えば《時の法皇 ミラダンテXⅡ》などの召喚を封じるカードが天敵となります。
ただし、《単騎連射 マグナム》といった場に出ることを置換する能力のカードは召喚を封じることは出来ません。そのため、禁断爆発カウンターを狙われる点には注意が必要です。
おわりに
令和の【火闇ドルマゲドン】、いかがだったでしょうか。
平成の【火闇ドルマゲドン】をよく知っている人程、現代の強化具合に驚くと思います。チャージャーが4枚しか入らないなんて、数年前の自分は想像もしていませんでした。
それほどまでにデッキの根幹が変わっているので、確かな強さのあるデッキとして環境でも戦っていく事が出来ます。
クロニクルデッキにて収録されているカードも多く、比較的集めやすいデッキだと思うので、是非試していただければと思います。
また、10月のGPに向けてアドバンスの記事もどんどん書いていこうと思うので、今後もチェックしていただけると幸いです。