はじめに
こんにちは。
しおじです。
今回は【自然単スノーフェアリー】を紹介&解説していきます。
ファンタジーBESTで大幅強化された5種族。
その中でスプラッシュクイーン、ドリームメイト、ファイアーバード、デスパペットが環境入りを果たして大活躍をしていましたが、スノーフェアリーだけは環境で見ることがなくなっていました。
そんなスノーフェアリーがようやくCSで優勝を果たしたということで今回は【自然単スノーフェアリー】を紹介することと相成りました。
それでは早速ですが、解説にいきましょう。
【自然単スノーフェアリー】特徴
目次
このデッキは盤面を展開して、《十番龍オービーメイカーPar100》出して制圧するデッキです。
このデッキの強みは大きく3つあります。
一つ目は《十番龍オービーメイカーPar100》
最近、環境で見かけなくなっていた《十番龍 オービーメイカーPar100》。
相手ターン中だけですが、クリーチャーの登場時能力を止められるのはやはり強力。
シビルカウント5による能力なので面を維持しなければなりません。
しかし、一度《十番龍 オービーメイカーPar100》が出てしまえば、この手の横並びデッキが苦手とする《飛翔龍 5000VT》が効かないので滅多に越えられることはないでしょう。
二つ目は尽きにくいリソース
まず始めにスノーフェアリーが出る度にドローが出来る《恋愛妖精アジサイ》。
破壊された時にマナゾーンに行く能力もあるのでタダでは破壊されず、次の展開の為のマナになってくれます。
次にG・ゼロで場に出る《武家類武士目 ステージュラ》によるスノーフェアリー回収により、場にクリーチャーを出す為に使ったリソースを簡単に補充出来ます。
三つ目は特殊勝利も可能
大量に並べたスノーフェアリーを活かして、《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》からの特殊勝利を狙うことが出来ます。
《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》により、盾落ちケア&光文明マナの生成も簡単。
《十番龍 オービーメイカーPar100》のシビルカウントが達成されれば、何ターンかはもらうことが出来るので特殊勝利を狙うことも容易いです。
【自然単スノーフェアリー】サンプルリスト
今回は実際にCSで入賞していたリストを参考に解説していきます。
1枚採用のカードが多く、幅広い対面を意識していることが分かります。
《十番龍 オービーメイカーPar100》や《トレジャー・マップ》のようなカードは4枚にしてみてもいいかもしれませんね。
採用カード解説
コンセプトカード
《十番龍 オービーメイカーPar100》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / 文明 自然 / パワー19000 / コスト10
■このターン出した自分の自然のクリーチャー1体または自然のタマシード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■マッハファイター
■Q・ブレイカー
■シビルカウント5:自分の自然のクリーチャーまたは自然のタマシードが合計5つ以上あれば、相手のターン中、相手のクリーチャーまたはタマシードが出てその能力がトリガーする時、かわりにその能力はトリガーしない。(例えば、相手は「このクリーチャーが出た時」で始まる能力を使えない)
シビルカウント5を達成すると、(相手のターン中のみですが)登場時能力を止めるクリーチャー。
スノーフェアリーの強みである展開と相性が良く、シビルカウント5の達成は容易です。
Qブレイカーのクリーチャーでもあるので横に並んだクリーチャーと共に攻撃してゲームを決める事も可能。
《完璧妖精サエポヨX》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 超化獣 / 文明 自然 / パワー2000 / コスト2
■各ターンに一度、自分のスノーフェアリーを使うコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:5000
■各ターンに一度、自分のマナゾーンからクリーチャーを1体、召喚してもよい。
ターンに1回、スノーフェアリーのコスト軽減が可能で《恋愛妖精アジサイ》の早出しや盤面展開を補助してくれます。
展開する為の手札が尽きてしまっても、ハイパーモードにしておけば、ターンに1回マナからクリーチャーを召喚できるので困ることはないでしょう。
【スノーフェアリー】において、スノーフェアリーのコストを軽減する能力は一番の強化といえるでしょう。
《恋愛妖精アジサイ》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー3000 / コスト4
■自分のスノーフェアリーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引いてもよい。
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く。
スノーフェアリーが出るたびにドローできる置きドローソース。
このクリーチャーがいれば手札の消費0でスノーフェアリーを展開していくことが可能。
このクリーチャーが破壊されるときに代わりにマナゾーンにいくのでタダでは破壊されず、最低限の仕事はしてくれます。
《卓球の妖精/回転する開眼》
【 ツインパクトカード 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / ジャイアント・スキル / 文明 自然 / パワー11000 / コスト2
■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手のクリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい。)
■このクリーチャーは攻撃できない。
────────────呪文────────────
カード名:回転する開眼
文明:自然
コスト:1マナ
種族:ジャイアント・スキル
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分と相手のクリーチャーを1体ずつ選ぶ。その2体をバトルさせる。
クリーチャー面はガードマン持ちの高パワークリーチャー。
《武家類武士目 スタージュラ》が盤面に出る前に自分のスノーフェアリーをバトルから守ってくれます。
そして、メインとなるのが呪文面。
1コストの呪文で自分のクリーチャーと相手のクリーチャーをバトルさせることが可能。
これによりこちらの高パワークリーチャーと相手の邪魔なクリーチャーをバトルさせて、簡単に除去することができます。
採用候補カード
《氷打の妖精/巨打設計図》
【 ツインパクトカード 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / ジャイアント・スキル / 文明 自然 / パワー9000 / コスト2
種族:ジャイアント・スノーフェアリー
■このクリーチャーは攻撃できない。
■相手のターン中、相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出た時、このクリーチャーとそのクリーチャーをバトルさせてもよい。
────────────呪文────────────
カード名:巨打設計図
文明:自然
種族:ジャイアント・スキル
コスト:3マナ
■自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から、ジャイアントとスノーフェアリーをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。
踏み倒しメタクリーチャーでありながら、サーチ呪文でもあるツインパクトスノーフェアリー。
9000とパワーは高いですが、攻撃はできません。
《卓球の妖精/回転する開眼》の呪文面のバリューが上がったりしますが、最近のメタクリーチャーはもう一つ場にいる限り発生する強い能力がないとあまり活躍できない傾向にあるのでイマイチです。
スノーフェアリーのメタクリーチャーが欲しい方は採用してみてください。
《マーチングバトンダイダイ》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー3000 / コスト2
■S・トリガー・プラス(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。それが相手のターンで、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば、このクリーチャーにP能力を与える)
P−このクリーチャーが出た時、自分のクリーチャーを2体マナゾーンに置く。その後、相手は自身のクリーチャーを2体選び、マナゾーンに置く。
■このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
マナから召喚可能なスノーフェアリークリーチャー。
マナからの召喚により、《十番龍 オービーメイカーPar100》の召喚&シビルカウント5を補助してくれます。
メインとなるのはS・トリガープラスの部分です。
その能力でお互いのクリーチャーを2体マナゾーンに送れます。
自分の盤面も減らしてしまうことがデメリットに感じてしまうかもしれませんが、相手の攻撃を耐え忍んでターンが回ってきたら、簡単に盤面を作ることができるので無問題です。
《ジャスミンの地盤》
【 タマシード 】
種族 スノーフェアリー / レクスターズ / 文明 自然 / コスト2
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。
スノーフェアリーのタマシード。
登場時にマナを伸ばすことができるので初動の傘増しになります。
クリーチャーではないので打点としてカウントすることはできませんが、タマシードである利点である場持ちの良さが《十番龍オーバーメイカーPar100》のシビルカウント5達成で活きます。
回し方
序盤は《完璧妖精サエポヨX》を出してコスト軽減をしたり、《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》や《桜風妖精ステップル》を出してマナを伸ばします。
《ハッター・ルピア》のようなマナ参照のメタクリーチャーを出してくる対面では《完璧妖精サエポヨX》よりもマナを伸ばしてくれるクリーチャーを優先して出しましょう。
中盤はドローソースとなってくれる《恋愛妖精アジサイ》を場に出すのを基本的に優先します。
次の相手の動きが強そうな時は《ベイB セガーレ》などのメタクカードを立てて牽制します。
《十番龍 オービーメイカーPar100》の着地の準備が出来てなければ、余ったマナで《トレジャー・マップ》を唱えて、準備をしましょう。
最後に整えた手札から《十番龍 オービーメイカーPar100》の着地を狙います。
出来ない場合は《武家類武士目 ステージュラ》で増やした手札から《エンドレス・フローズン・カーニバル》を唱えて、相手をロックしたり、メタカードを撒いて時間を稼ぎます。
《十番龍 オービーメイカーPar100》での制圧が完了したら、特殊勝利により安全に勝つことができる《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》での特殊勝利を狙いましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。今回の記事の内容をまとめると、
● 《恋愛妖精アジサイ》、《武家類武士目 ステージュラ》による尽きないリソース●《十番龍 オービーメイカーPar100》による制圧● 《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》による安全なフィニッシュ |
久しぶりの登場の《十番龍オービーメイカーPar100》。
実は結構好きな方も多いのではないでしょうか。
お手軽に相手をロックできる強力なクリーチャーはなかなかいませんからね。
また、導入で触れたようにファンタジーBESTで強化された5種族の中で唯一活躍するのを見ることがなくなっていたスノーフェアリーが活躍するのはとても嬉しいです。
スノーフェアリー好きの方、オービーメイカー好きの方両方、この機会に組んでみてはいかがでしょうか。