こんにちは!ばんちきです!
今回は、オリジナルフォーマットの【アナカラーDOOM】の紹介です。
《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》で一気に山札を削りつつ《一なる部隊 イワシン》で《超神星DOOM・ドラゲリオン》を手札に加え、そのまま《水上第九院 シャコガイル》で特殊勝利するデッキです。
ぜひ最後までお付き合いください!
目次
【アナカラーDOOM】デッキリスト
今回はこのリストを基に解説を進めていきます。
《天災 デドダム》や《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》といった優秀なアナカラー基盤で山札を掘り進めて、《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》からのワンショットを狙います。
上記の動きではコンボ始動が5ターン目になってしまい、後攻の際に速度負けする恐れがあるため、2→4→6のマナカーブで4ターン目にコンボ始動が可能になるように≪ナウ・オア・ネバー≫を採用しています。
現在環境で活躍している【アナカラーグラスパー】と似た構造で、初動となるマナブーストが多く採用されつつコンボに必要なパーツが少ないため、相応に安定感があるデッキです。
【アナカラーDOOM】特徴
コンボ始動が容易
《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》を場に出すコスト+闇文明1マナがあればすぐさまコンボに移れるため、手札の要求値はかなり低めです。
《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》1枚を探し出すことさえできれば良いため、《天災 デドダム》や《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》といったマナを伸ばしながらデッキを回すカードはかなり相性が良いと言えます。
手札やマナを整えるような過程もほとんど必要ないため、プレイ難度という観点でも扱いやすいデッキです。
メタを越えながらワンショット
《超神星DOOM・ドラゲリオン》が墓地進化と踏み倒しを利用するため、《若き大長老 アプル》や《異端流し オニカマス》といったメタクリーチャーが一見有効に見えます。
しかし、《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》の力を借りることにより、前者は《疾封怒闘 キューブリック》や《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》、後者は《一なる部隊 イワシン》+《水上第九院 シャコガイル》で突破可能です。
そしてこれらが特に下準備が必要ないというのがポイントで、『《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》を召喚する』というデッキ自体が目指すミッションさえクリアしてしまえば、あとは勝手にメタを突破することができます。
コンボの過程でメタを突破できるというのはコンボデッキにおいて非常に優秀な要素で、このデッキの魅力の一つと言えるでしょう。
【アナカラーDOOM】カード解説
採用カード解説
《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》
【 クリーチャー 】
種族 ドラゴン・ゾンビ / 文明 闇 / パワー7000 / コスト7
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から3枚選び、残りをすべて墓地に置き、その後、選んだ3枚を好きな順序で山札に戻す。
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
■エヴィル・ソウル
The・コンボカードといった感じのテキストです。
《超神星DOOM・ドラゲリオン》の登場によって、盤面の下準備を挟むことなく≪ナウ・オア・ネバー≫から射出して勝ちに繋がるようになったため、一気に実用性が増したような印象を受けます。
今回のリストでは、6マナ時に≪ナウ・オア・ネバー≫から出すか、8マナ時に通常召喚するというのが主な運用方法です。
《一なる部隊 イワシン》
【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれた時、カードを1枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を1枚捨てる。
このデッキで最も重要なコンボパーツです。
《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》で山札を3枚残す際に、ドローで引きたいカードを一番上にしつつこのカードを墓地に落とすことで、実質好きなカードをサーチしているのと同じ動きが可能になります。
これを利用して、手札に《超神星DOOM・ドラゲリオン》がない場合でも、《超神星DOOM・ドラゲリオン》を山札の上に固定することで、ドローで手札に加えて即座にコンボに移行できます。
そしてその後、フィニッシュ時に《超神星DOOM・ドラゲリオン》のメテオバーンで山札を削るという最後の役目まで残されている、なんとも美しい二段活用を魅せてくれるカードです。
フィニッシュに必ず2枚絡ませる必要があるため、盾落ちを極力ケアするべく、序中盤のドローで手札にきてしまった場合は、気軽にマナに置かずになるべく1枚は手札にキープしておくことをオススメします。
《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》
【 ツインパクトカード 】
種族 ドラゴンギルド / マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー8000 / コスト9
■このクリーチャーを召喚するコストは、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは0以下にならない。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのクリーチャーのパワーは、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき−1000される。
■W・ブレイカー
【呪文】
カード名:終焉の開闢
文明:闇
コスト:3マナ
■自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
対《若き大長老 アプル》用緊急脱出装置です。
【アナカラージャオウガ】に対して、ゲームが長引いて《若き大長老 アプル》を2体出されてしまった際などに、このカードを1マナで召喚して無理矢理突破します。
手札に《超神星DOOM・ドラゲリオン》が既にある場合は、《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》+《一なる部隊 イワシン》のコンボで好きなカードをサーチできるため、1枚採用のカードでも拾いやすいという仕組みです。
やや厄介な《流星のガイアッシュ・カイザー》あたりのサイズのメタクリーチャーまで届くという広い除去範囲と、コストがかなり軽い点が魅力です。
採用候補カード解説
《斬隠蒼頭龍バイケン》
【 クリーチャー 】
種族 ポセイディア・ドラゴン / シノビ / 文明 水 / パワー6000 / コスト6
W・ブレイカー
相手のターン中にこのクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。そうした場合、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
自分のシノビの「ニンジャ・ストライク」能力を使った時、カードを1枚引いてもよい。
【赤緑アポロ】へのメタカードです。
《超神星DOOM・ドラゲリオン》を召喚するための闇1マナさえ用意できればいいデッキなので、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》のマナ破壊を受けても全く問題がないという点を活かしています。
相手のワールドブレイクに対して≪ナウ・オア・ネバー≫を踏ませて《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》を出した後、《一なる部隊 イワシン》を活用してこのカードを捨てることで、ダイレクトアタックを防ぐことができます。
今回は《疾封怒闘 キューブリック》を採用しているため、水文明のカードをマナに3枚揃えてしまえば同様の受けが効くので不採用としていますが、先攻3ターン目のコンボに対して耐性を付けたい場合に採用候補に挙げられるカードです。
【アナカラーDOOM】回し方
基本の回し方
序盤は優秀なアナカラー基盤に頼りつつ、《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》を探しながらマナを伸ばしていきます。
闇文明の1マナを余らせた状態で、《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》を場に出してコンボスタートです。
《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》を場に出した時点で要求されるコンボパーツは基本的に次の通りです。
コンボパーツ:《一なる部隊 イワシン》が山札に2枚or山札と手札に1枚ずつ,山札もしくは手札に《水上第九院 シャコガイル》1枚,山札もしくは手札に《超神星DOOM・ドラゲリオン》1枚
手札に《超神星DOOM・ドラゲリオン》がない場合は、山札の上に《超神星DOOM・ドラゲリオン》を固定しながら《一なる部隊 イワシン》を墓地に送ることで手札に加えることができます。
《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》を場に出す際、《一なる部隊 イワシン》を最低でも1枚は墓地に落とし、なおかつ必ず《水上第九院 シャコガイル》を墓地に落とすように注意してください。
結果的に墓地にあれば問題ないので、《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》によって墓地に送られた《一なる部隊 イワシン》の捨てる効果で墓地に落とすという手順でも大丈夫です。
《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》を場に出した時点で山札に《一なる部隊 イワシン》が2枚以上残っていた場合は、残りの山札が1枚になるようにドローして枚数を調整します。
《一なる部隊 イワシン》が山札に1枚しか残っていなかった場合は、墓地に送られた《一なる部隊 イワシン》の効果で手札の《一なる部隊 イワシン》を捨てて、山札を1枚にしていきます。
この下準備が終わり次第、フィニッシュに移行します。
フィニッシュ
まずは、《水上第九院 シャコガイル》を墓地に残したまま、《一なる部隊 イワシン》を進化元に含めつつ《超神星DOOM・ドラゲリオン》を召喚します。
次に、《超神星DOOM・ドラゲリオン》の攻撃時に進化元の《一なる部隊 イワシン》をメテオバーンで墓地に送り、《水上第九院 シャコガイル》を蘇生します。
この時点で山札が残り1枚であれば、《水上第九院 シャコガイル》の登場時効果を解決する前に《一なる部隊 イワシン》のドロー効果を解決することで、そのまま《水上第九院 シャコガイル》によって特殊勝利することが可能です。
残りの山札が2枚の場合でも、メテオバーンで墓地に送った《一なる部隊 イワシン》から手札の《一なる部隊 イワシン》を捨ててもう一枚ドローを増やすことで、ぴったり山札が0枚になります。
要は《水上第九院 シャコガイル》の解決前に《一なる部隊 イワシン》で山札を引き切るという単純なフィニッシュなので、《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》召喚後の条件さえクリアしていれば特に難しいことはないかと思います。
相手に出された《異端流し オニカマス》などのメタクリーチャーの効果解決前に《水上第九院 シャコガイル》の特殊勝利が解決するため、踏み倒しメタにかなり強く出れるフィニッシュコンボです。
おわりに
いかがだったでしょうか?
個人的には、『トリガーの質を若干落とした代わりにメタを越えやすい【アナカラーグラスパー】』のような印象で、デッキとしては悪くない立ち位置につけていると思っています。
《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》1枚から勝てるというのがなによりの魅力で、フィニッシュ時に手札に必要なパーツが少ないため、マナブースト+サーチに寄せ切って4キルを目指す構築なんかもアリだと思います。
《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》+《一なる部隊 イワシン》のドローによるサーチを活かした銀の弾丸的要素で個性を出すこともできるので、コンボデッキがお好きな方はぜひ一度触ってみてはいかがでしょうか。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。それではまた次回の記事でお会いしましょう!