こんにちは!ばんちきです!
今回は、アドバンスフォーマットの【リースヴァリヴァリRX】の紹介です。
《王来英雄 モモキングRX》や《雷龍 ヴァリヴァリウス》を駆使して《アルカディアス・モモキング》を早期に着地させ、相手の盤面と呪文を制限しつつ強力なドラゴンで押し切るデッキです。
僕自身、アドバンスのCSで使用して優勝経験があるデッキで、デッキパワーは間違いないと思います。
ぜひ最後までお付き合いください!
目次
【リースヴァリヴァリRX】デッキリスト
今回はこのリストを基に解説を進めていきます。
とにかく《アルカディアス・モモキング》が軸となっているデッキなので、それを支える《王来英雄 モモキングRX》と《雷龍 ヴァリヴァリウス》という2種類の発射台を用意しています。
《アルカディアス・モモキング》の行動制限で自分の盤面を支えつつ、《最終龍覇 ロージア》や《インフェル星樹》といった強力なドラゴンを横に並べて、物量で詰めていくのが主な狙いです。
5コスト帯で強いカードがかなり多いため、【ガイアッシュ覇道】などと比べて2ターン目の《メンデルスゾーン》からの上振れ値が高いのもこのデッキの魅力です。
【リースヴァリヴァリRX】特徴
兎に角《アルカディアス・モモキング》
発射台となる《王来英雄 モモキングRX》と《雷龍 ヴァリヴァリウス》
《アルカディアス・モモキング》を探せる《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》と《インフェル星樹》
《邪帝斧 ボアロアックス》によって上記の動きを支える《最終龍覇 ロージア》
このように、いかに《アルカディアス・モモキング》を着地させるかという点に着目してデッキが構築されています。
それ故に、《アルカディアス・モモキング》が刺さる環境でめっぽう強いデッキです。
《アルカディアス・モモキング》によってタップ状態で出てきた相手のクリーチャーを起点に、《雷龍 ヴァリヴァリウス》のマジボンバーでさらに盤面を広げていくことができます。
《インフェル星樹》で溜める動き
《インフェル星樹》で一度リソースを溜め込むことで、5→8のマナカーブから《雷龍 ヴァリヴァリウス》に繋げて一気に盤面を作り上げる動きが可能です。
主に【5cモルト】や【ガイアッシュ覇道】などに対しては、《アルカディアス・モモキング》の最速着地よりもこの動きを優先することが多いです。
《雷龍 ヴァリヴァリウス》に革命チェンジとマジボンバーを絡めて一気に詰め切るプランや、
マジボンバーから《最終龍覇 ロージア》+《邪帝斧 ボアロアックス》+《王来英雄 モモキングRX》のように展開して《邪帝遺跡 ボアロパゴス》を設置することで後続を用意するプランなど、動きのバリエーションが豊富です。
《王来英雄 モモキングRX》と《雷龍 ヴァリヴァリウス》はどちらも手札の質が重要なので、それらを支えることができる《インフェル星樹》はかなり好相性なカードです。
【リースヴァリヴァリRX】カード解説
採用カード解説
《雷龍 ヴァリヴァリウス》
【 クリーチャー 】
種族 ニトロ・ドラゴン / チームボンバー / 文明 光/火 / パワー11000 / コスト8
■バトルゾーンに自分のクリーチャーがなければ、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■マジボンバー 7(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を見る。その後、コスト7以下のクリーチャーを1体、自分の手札または山札の上から、バトルゾーンに出してもよい)
■このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに置いてもよい。
各種革命チェンジや《アルカディアス・モモキング》と相性が良い発射台です。
《爆熱天守 バトライ閣》のプレミアム殿堂入りによって失われた火力をスピードと展開力で補うのが狙いのカードです。
自身の軽減で早期着地させるもよし、《インフェル星樹》から繋いで一気に盤面を作るもよしと、どのタイミングでも強く使えます。
5マナで召喚できるにも関わらず、8コストという重さのおかげで、相手に出された《時の法皇 ミラダンテXII》の召喚ロックを容易く乗り越えることができるのも魅力です。
受け札として《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》が蔓延っている環境なので、革命チェンジにこだわらず、Wブレイカーという点を活かして安全に盾を刻んで、次のターンも攻撃に参加させるというプランも重要です。
《インフェル星樹》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / レクスターズ / 文明 自然 / パワー6000 / コスト5
■G・ストライク
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、バトルゾーンにある、クリーチャーではないカードを2枚まで選ぶ。それらを持ち主のマナゾーンにタップして置く。
■バトルゾーンから自分のマナゾーンにカードが置かれた時、カードを1枚引く。
《雷龍 ヴァリヴァリウス》や《王来英雄 モモキングRX》のコンボを支えるパーツです。
【ガイアッシュ覇道】対面では早期の踏み倒しにかなりのリスクを付けられているため、このカードを軸にリソースを伸ばして一気に詰め切るプランを狙います。
ただし、このカードのプレイをもってしても【ガイアッシュ覇道】に有利は付きづらいのが現実です。
ある程度トリガーのケアを諦めて、《インフェル星樹》+《雷龍 ヴァリヴァリウス》+《最終龍覇 ロージア》+《銀河大剣 ガイハート》の形で攻め込むパターンも覚えておきましょう。
また、【5cモルト】対面では、《雷龍 ヴァリヴァリウス》に繋げて《邪帝斧 ボアロアックス》+《王来英雄 モモキングRX》+《アルカディアス・モモキング》などで《邪帝遺跡 ボアロパゴス》を作る動きが特に強力です。
コントロールデッキに対して《邪帝遺跡 ボアロパゴス》を使うプランは【ガイアッシュ覇道】でも応用できるので、是非覚えておいてほしいパターンです。
採用候補カード解説
《斬隠蒼頭龍バイケン》
【 クリーチャー 】
種族 ポセイディア・ドラゴン / シノビ / 文明 水 / パワー6000 / コスト6
W・ブレイカー
相手のターン中にこのクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。そうした場合、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
自分のシノビの「ニンジャ・ストライク」能力を使った時、カードを1枚引いてもよい。
【アナカラーダークネス】や【火自然アポロ】に対するメタカードです。
能動的にゲームに絡むことは少ないものの、強いタイミングが点在するタイプのカードなので、採用枚数は絞った方が効率的だと考えています。
対面次第では実質マナブースト札と変わらない働きをするため、環境次第で初動1枠と入れ替えるのが無難です。
《三つ星鉄人 ミシュラ》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 火/自然 / パワー11000 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ:火または自然のコスト5以上のドラゴン(自分の火または自然のコスト5以上のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札を見る。
その中から多色ドラゴンを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。
その後、山札をシャッフルする。
《雷龍 ヴァリヴァリウス》から革命チェンジして《アルカディアス・モモキング》をサーチし、そのままマジボンバーで展開することができます。より一層《アルカディアス・モモキング》を出すことに特化できるカードです。
《アルカディアス・モモキング》の他にも、《時の法皇 ミラダンテXII》などの強力な各種革命チェンジに積極的に触ることができるため、かなりデッキと相性が良いと言えます。
単体で完結する≪音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ≫が競合相手なので、入れ替える際はその1枠がオススメです。
【リースヴァリヴァリRX】回し方
基本の回し方
《アルカディアス・モモキング》で相手の行動を制限しつつ自分の盤面を広げていきます。
タップして出てきた相手のクリーチャーを起点にして《雷龍 ヴァリヴァリウス》から盤面を広げる動きが強力で、ドラグハートや各種革命チェンジの力を借りつつ、強力な盤面を作るのが理想です。
《邪帝遺跡 ボアロパゴス》の活用
《王来英雄 モモキングRX》《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》《インフェル星樹》という3種類の射出先があるため、《邪帝遺跡 ボアロパゴス》の出力が高めなので、積極的に狙っていきます。
《邪帝遺跡 ボアロパゴス》を設置することによって、盤面処理やハンデスをすぐさまカバーすることができるので、特に【5cモルト】に対して《邪帝遺跡 ボアロパゴス》を狙う動きがそこそこ頻出します。
相手の《インフェル星樹》で割られてしまうというリスクはありますが、その動きにターンとマナを使っていると、相手側もこちらの展開を捌き切るのは難しいという仕組みです。
《インフェル星樹》+《雷龍 ヴァリヴァリウス》+《最終龍覇 ロージア》
上でも紹介しましたが、《雷龍 ヴァリヴァリウス》のコストが高いため、かなり楽に《邪帝遺跡 ボアロパゴス》を設置することができます。
ここに《王来英雄 モモキングRX》+《アルカディアス・モモキング》まで加わる動きが理想形で、決まれば形成自信ありです。
《アルカディアス・モモキング》+《最終龍覇 ロージア》+《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》+革命チェンジ
5マナで《王来英雄 モモキングRX》+《アルカディアス・モモキング》と動いた次のターンに狙えるパターンです。
《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》が相手の盤面に向かって殴りつつ8コスト獣に革命チェンジすることで、6+6+8でぴったり《邪帝斧 ボアロアックス》が龍解します。
龍解後は、作った盤面で圧をかけつつ、《インフェル星樹》でリソースを回復していく動きが強力です。
おわりに
いかがだったでしょうか?
GP前の環境で《アルカディアス・モモキング》の刺さりが良いと判断してCSで使用し、デッキパワーの後押しを受けつつ優勝することができたデッキです。
最近では【ガイアッシュ覇道】への対策として【アナカラーグラスパー】などのソリティアデッキがアドバンス環境に増えてきているようなので、それらに対して有効な《アルカディアス・モモキング》が再び輝くかもしれません。
デッキの選択肢のひとつとして考慮していただければ幸いです。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。それではまた次回の記事でお会いしましょう!