はじめに
本日9/30、デュエル・マスターズ公式HPにて《 アクア・ギャクテンポインター 》のテキスト不備とお詫びが更新されました。
「ループ証明不能ループ」こと【ギャクテンポインターループ】の登場で大きな話題が入っていたこのカードに、公式のメスが入った形になりますね。
今回はこのエラッタとその影響について、取り急ぎ速報という形で迫っていこうと思います。
テキスト変更とその影響
【 クリーチャー 】
種族 リキッド・ピープル / 文明 水 / パワー5000 / コスト10
■S・トリガー
■ブロッカー
■このクリーチャーが召喚によって出た時、各プレイヤーのクリーチャーを最大1体ずつ選び、持ち主の山札の下に置く。このようにして自身のクリーチャーが選ばれたプレイヤーは、自身の山札の上から、クリーチャーが出るまで表向きにし、そのクリーチャーを出す。その後、そのプレイヤーは、自身の山札をシャッフルする。
変更点は、出た時効果が召喚時限定になったこと。
これによって、「《 アクア・ギャクテンポインター 》から《 アクア・ギャクテンポインター 》」が出た際にループすることがなくなり、これまで問題とされていた「ループ証明不可能のループ」は不可能になりました。
まあ、ジャッジとデュエマの大会運営ルールへの挑戦というべき内容の事象なのに、あまりにも簡単に決まっちゃいますからね……!
詳しくは以前の記事をどうぞ。
サイクルの美観を損ねることにはなりましたが、デザイン上の「逆転を呼ぶトリガー」としての機能はそこまで損ねない……という落としどころになったようですね。
とはいえ、トリガー獣を踏み倒す《 超哀樹 シンベロム 》デッキや、追加のガチャ手段として搭載されていた【ミステリー・キューブ】はとばっちりを受けた形になります。
エラッタってどれくらい珍しいの?
で、発売直後のパックのカードが(ナーフの方向に)エラッタされたのって記憶が正しければこれが初めてでして。
「誤植があったので、発売日前にエラッタかけときますね」とか「最近のカードと合わせた時に挙動がおかしくなるので昔のカードを修正しますね」とかのパターンはこれまでも何度かあったんですが、発売後に発見された瑕疵によりエラッタ……というのはちょっと思いつかないパターンです。
以前の《 絶望神サガ 》で「テキストエラッタとかしないから!」と声明を出した時とは逆に、今回の一件はよっぽど「ここで手を打たないとまずい案件」としてとらえられたようですね。まあサガも手を打たなかったせいでまずいことになったんだけど……。
まあ、会社として見ればエラッタなんて出したくないのも事実。「うちの商品(カード)は不良品でした!」なんて、誰も言いたくないですからね。
そんな中で、発売から9日という速度感で対処に打って出たのは個人的には好印象だったりします。
デュエマのお兄さんであるところのMTGでも強すぎたカードが発売直後に禁止されているように、社内方針として「ミスは早めに認めたうえで、手遅れになる前に手を打つ」という方面にシフトしているのかもしれませんね。
今回のまとめ
- テキストエラッタで、《アクア・ギャクテンポインター》自身の効果は微弱体化しつつループは根絶
- 公式が、問題には可能な限り早く手を打つ方針になったのかも
- これがデザインの失敗であるかは謎に包まれている
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こういう時のために、プレイテスト終了後の最終チェックでテストを経ずにテキストを書き換えられるプロセスを作ろう
全方面に喧嘩売るのやめろ